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平成30年「とんどさん」

2018年01月08日 | 日記
朝8時30分から、会下の田んぼで「とんどさん」が行われました。
始まりと同時に雨雪は止みました。

歳男のヨシ氏が恵方に向かって火を入れました。

戌年の繁栄、五穀豊穣、家内安全、無病息災、字の上達などを願って「とんどさん」は行われます。

門松や注連飾りによって出迎えた歳神を、それらを焼くことによって炎と共に見送る意味もあるとか。

青竹竿の先を割り鏡餅を挟み、残り火で焼きます。
が、最近、残り火まで待つ人が居ない・・・ 焦げ目がついたら、持って帰って家で食べるようです。
昔は焼けた餅を食べて酒を飲んでいたものでしたが・・・
今の時代「待っとられん」のでしょうな。何でも高速化。

始まったばかりなのに「すでに焼き終わったスルメ」と酒をよばれました。


「とんどさん」は子供の行事と考える所も多いようです。
そう思えば、習字を焼いて字の上達を願うのも納得。
筆者が子供の時は小学校の校庭でも学校行事で「とんどさん」をやっていたし。
近くの「酒津のトンドウ」は国の重要無形民俗文化財に指定され、完全に子供の行事として伝わっているし。

でも、会下の子供は「何もしない」どころか「遅刻して来る」どころか「来ない」!

青竹が燃え爆ぜる音にも子供たちのスクスク育つようにとの願いや、活気のある地域繁栄への願い、悪や厄を追い払う願いも込められているのでしょう。
それが最近は「竹が爆ぜたら危ないから、音がしないように割っておけ。」とか、「どこの火で焼いたの?」ってスルメが出て来たり・・・

神事は暗い朝イチから準備するもんだ、とか、暗いうちに火をつけるもんだ、とか習った事もある。
それが、準備は前日とか、朝イチは「暗い」し「眠たい」から遅い開始にするとか・・・


若い親子世代が運営の中心にいるのは頼もしいし、ありがたい。
でも、なんだか「安全」「高速化」の行き過ぎで、本来の目的や意味が次の世代に伝わっていないのでは??と心配。


若い世代が悪いのではない。「昔に戻せ。」って言うつもりもない。
高齢の方だって「高速化」してるし。
子供が少ないのが一番の原因なんでしょうから、今の時代にあった方式に変えていくのも「あり」でしょう。

とにかく、筆者の今年の目標「上の世代の知識を次に伝える」!
老いも若きも何事も勉強が必要って事ですな。

来年は、焼けた餅や芋やみかんを食べながら、のんびり残り火にあたって、子供が凧揚げをしているのを見たい。
↑とは言え、やはり天気には勝てないな。
今年はあんまり良い天気じゃなかったから「高速化」したってことにしておこう。

世話してくれた役員さん、お疲れ様。
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