エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

再生可能・分散型統合システムとウェストヴァージニア州の需要応答

2011-10-18 07:21:53 | Weblog
スマートグリットについては、特に再生可能エネルギーの導入に着目し、再生可能エネルギーとスマートグリットとをドッキングさせたシステムを開発するため、エネルギー省(DOE)は再生可能・分散型統合システム(RDSI:Renewable and Distributed Systems Integration)の実証事業を全米9地域で推進しています。RDSIは、スマートグリット、分散型発電、双方向のコミュニケーション、需要応答の4つを組合せたシステムで、15年までにピークロードを20%削減することを目的としています。
 9地域とプロジェクトの実施主体は、コロラド州フォートコリンズ(フォートコリンズ市)、イリノイ州シカゴ(イリノイ技術研究所)、ニューヨーク州ニューヨーク(統合エジソン)、ウェストヴァージニア州モーガンタウン(アレゲニー電力会社等)、ネバダ州ラスベガス(ネバダ州立大学ラスベガス校)、ハワイ州マウイ島(ハワイ州立大学)、カリフォルニア州サンディエゴ(サンディエゴ電力ガス会社)、カリフォルニア州アラメダ郡サンタリタ刑務所(シェブロン・エネルギー・ソリューションズ)、ユタ州プロモントリー(ATKスペースシステムズ)です。
このうち、最も早く取り組んだのは、ウェストヴァージニア州モーガンタウンです。ウェストヴァージニア州は25年までに電力に占める再生可能エネルギーの割合を25%に高めることを目標としており、全米で始めて州全体のスマートグリット推進計画を策定したところです。そのため、モーガンタウンにあるリサーチリッジ研究所において、アレゲニー電力会社、オーガスタシステムズ、国立エネルギー技術研究所、ウェストヴァージニア大学先端電力研究センター、ホライゾンエネルギーグループが参加して、08年2月よりスマートグリットの実証事業に取り組んでいます。

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