エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

「スマートグリッド革命」(シリーズ;米連邦政府機関は率先垂範してCO2削減)

2010-12-24 00:08:39 | Weblog
10年1月29日、連政府の35機関が排出するCO2を20年までに08年比で28%削減するという目標が取りまとめられました。これには、連邦政府自らがCO2排出削減の模範となり、アメリカ全体の取組みをリードしていくねらいがあります。連邦政府機関の電力・燃料費は08年に245億ドルにも達していますが、オバマ政権は、この削減目標を達成することで、石油に換算して年間2億500万バレルのエネルギーを削減し、20年にかけて80億~110億ドルのエネルギー経費が削減できると試算しています。
 これを実施するための大統領令「環境、エネルギーおよび経済パフォーマンスにおける連邦のリーダーシップ」は、各連邦政府機関に対し、排出削減目標の提出のほか、目標達成のための年次計画の策定や、物品供給者などの直接的に管理を行っていない排出源からのCO2排出削減目標についても報告するよう求めています。今後は、行政管理予算局(OMB)が各機関の年次計画の内容などを確認・評価し、進捗状況を毎年公表するとしています。

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