昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

1:1:√2

2024-07-03 08:11:24 | 日記
今日がチェコの作曲家レオシュヤナーチェクの誕生日だと偶々知った時、フラッシュバックする苦い記憶。
「シンフォエッタ」・・・そう、村上春樹氏の「1Q84」。
途中で挫折したボクに、おそらくハルキストであったのであろう彼が、事細かく内容と素晴らしさを説明してくれました。

時に他の作品やウンチクを語る彼を次第に鬱陶しく感じ、つい、その衒学的(知識のひけらかし)な所が好きじゃないんだよねと、余計な一言を。
顔色の急変した彼と、凡そ大人げない口論に発展。

「じゃ、その『衒学的じゃない』大先生のご教授をお聞かせ願えますでしょうか!」と彼。固まるボク。
今更、豊富な知識が妬ましかっただけです!なんて言える度量の持ち合わせも無く。

い、いいですよ!じゃ、例えば以前お尋ねになった「正方形の対角線を1辺とした正方形が、元の正方形の面積の2倍になる理由」。

1辺が1cmの正方形の面積は1㎝²、これ衒学的ですか?・・・「いいえ}
なら、三平方の定理から題図のように、√2×√2=2(㎝²)で2倍・・・「それ!衒学的でしょ!」・・・へ?

三平方の定理が衒学的に当たると。そこで直角二等辺三角形の90度角を中心に4枚合わせて大きな正方形を作り、説明する羽目に。
納得したかどうかわからない風で帰って行かれてから、お会いしてません。

村上春樹氏の作品が、確かに専門的な知識を持ち合わせた方が楽しめるかとは思いますが、本当に衒学的だと思ったわけではないのです。
村上氏は勿論、おそらく「彼」の知識量に嫉妬した、単なる我が身の度量の狭さ、それだけのこと。ああ、穴があったら入りたい記憶。

・・・数多ある恥の、1つに過ぎないんですけど。




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