ナンオクダ～

開店休業状態で早めの閉店準備をしていたところ、やってる？とお客様。どうぞどうぞ。この雨じゃ終わってますからと言い訳すると、ウチは仕入れ高で、雨じゃなくても逝っちゃてるけどね・・・おお、我が友よ！

「ナンマンダ～て言ってりゃ天国？行けるんだっけ？」
じゃ、ケチ臭いこと言わずナンオクダ～って言ってやるから、この世で天国見せてもらいたいもんだね、ハイ、ナンオクダ～ナンオクダ～。だいたい、そんな簡単に良いことが手に入ると思う方が罰当りじゃないの。・・・意外と手に入るかもしれませんよ。

例えばax²+bx+c=0の解は,算数苦手なボクでも－b±√b²-４ac/2aの公式にツッコめば因数分解知らなくても「答えだけ」は得ることができますし。
ただ算数でも０で割っちゃいけないみたいなお約束があるように、ナンマンダ＝南無阿弥陀仏の南無は意訳すれば「ありがとう」、自分じゃできない、やれなかった事をしてもらえる感謝。この受動姿勢が基本かと。

法や常識に乗っ取り、権利だとか金払ってるとか義務や公の仕事だからという理由で「当然」とみなせば、感謝は不足や思い通りにならないという不平不満、批判へと一変します。常に苛立っているのとほんわかした照れ笑い、どっちが「天国」に近いでしょう。

「ワルイけど、衣食足りなきゃ（心の）栄辱はわかんないんでね」
そう、その通り！ボクら一般人は思想理想だけでは生きていけませんから。