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高齢者の住宅(4月15日放送)

2013年10月13日 | FM放送要旨
かずさFM 83.4メガヘルツ 
「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時40分~ 再放送19時40分~
「かずさFM」はインターネットでもお聞きください。
 
毎週金曜日12時~14時の「ランチタイムガーデン」もどうぞ。
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NO204ケア付き高齢者住宅(要旨)

 1.老後は安心なのでしょうか
  ①65歳以上の人口が2010年からの10年間で、現在約2900万人から約3600万人へ激増。
   日本の人口の5人に1人が75歳以上になります。地域によっては3人に一人が高齢者。
  ②定年を迎えた時の不安
   長引く不況の中で余生を送るために十分な資金を維持できるのでしょうか。
   大きな不安は安心して暮らせる住環境を確保できるのでしょうか。
  ③独居老人や高齢者だけの世帯が増えている
   今後10年間で高齢者の単身・夫婦世帯は約1000万世帯から2割以上増加。
   体が思うように動かなくなった時、頼りになる身内が周囲にいない。
   最近増えている孤独死に危機感を持つ人も多い。

 2.老後の住宅事情
  ①郊外の一戸建てから都心のマンションや老人ホームなどに引っ越す高齢者が増えています。
   勤労世帯の居住は都市部から郊外へ、通勤は不便でも自然を求めた人も多くいました。
  ②店や病院が歩いて行ける距離にない
   閑静な住宅街から便利な都会へ住み替えざるを得ない人が増えています。
  ③誰もが終の棲家を見つけられるとは限らない
   高齢者向け住宅の供給が十分とはいえません。

 3.ケア付き高齢者向け住宅の現状
  ①日本の高齢化率23%に対してケア付き高齢者向け住宅数は1.6%。
   これは、欧米諸国の3~8%と比べてかなり低い数字です。
  ②特養の待機者
   全国で約40万人といわれています。
   入所判定委員会で要介護度が3以上でないと入居しにくいげんじつがあります。
   いつ順番が回ってくるか、見当もつかない状況の人達もいます。

 4.介護が必要な人の施設
  ①特別養護老人ホーム(特養)
   介護が必要な人建ちには手頃な予算で入居できる施設です。
  ②老人保健施設(老健)
   高齢者のリハビリサービスなどを提供する施設。
  ③介護療養型医療施設
   医療・介護サービスを提供してくれる病院などです。

 5.自立して暮らすためのサービス付き高齢者向け住宅
  ①要介護度が低い人が入居するのに向いています。
  ②安否確認、生活相談など必要最低限のサービスが付いています。
  ③最近増えている高齢者が自立して住める賃貸住宅です。
   一般的には、各部屋の床面積は18m2以上で、トイレ、洗面設備があります。
   台所、浴室、洗濯場が共用部になることがあります。
   25m2以上で台所、水洗トイレ、浴室など、必要な機能がそろっているものもあります。
  ④毎月、家賃、管理費、サービス費などの費用がかかります。
   どの施設でも必ず受けられるサービスは見守りと生活相談で、義務付けられています。
   食事サービスもほぼ全ての施設で提供されています。
   費用は毎月15~25万円くらいが多いようです。
   家事・介護サービスを受けられる施設もありますが、全体の半分程度です。
  ⑤ライフスタイルを重視する高齢者には生活の自由度が高いというメリットがあります。
   普通の賃貸物件と同じ、外出、外泊は自由です。退去して自宅へ戻ることもできます。

 大手住宅メーカーなどが、医療・介護業者と提携し、高齢者のコミュニティづくりなど、
今後は付加価値の高い高齢者向けの住宅を提供する動きもあるようです。



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