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国の借金(2009年10月19日放送)

2010年05月25日 | FM放送要旨
かずさFM 83.4メガヘルツ 「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~





NO29借金の不安(要旨)



 1.国の借金
  ①2008年末の借金
    財務省は国債と借入金、政府短期証券を合計した国の債務残高(借金)が
    2008年末の時点で846兆円6,905億円になると発表しました。
  ②2009年1月1日の人口推計1億2,765万人で計算すると、
    国民一人当たりの借金は約663万円にもなります。

 
 2.借金の割合は先進国の中でも最悪
  ①2008年のGDPに対する各国の借金の割合
    アメリカ  65.8%
    イギリス  49.8%
    ドイツ 64.2%
    フランス 71.0%
    イタリア 117.1%
    日本 170.9%


 3.日本の借金は増加
  ①国は景気対策など税金で足りない支出を借金(国債の発行)でまかなっています。
  ②昭和50年ごろの借金返済は支出の5%程度でした。
   現在は25%近くが借金の返済に当てられています。


 4.平成20年度の国の家計簿(歳入歳出)
  ①歳出(支出) 83兆円 
   福祉、教育、公共事業、景気対策、借金の返済など。
  ②歳入(収入) 58兆円
   税金(所得税、法人税、消費税など)や印紙税など。
  ③借金の返済が約25兆円
  ④国の生活費を単純に私たちの生活費感覚に置き換えてみました。
   給料 58万円 
   生活費 83万円 
   借金 2,400万円(一人当たりの借金が約700万で4人家族)。


 5.国の借金が増えるとどうなる
  ①借金の返済で国の使えるお金が減ると、教育や福祉、生活関係の予算が不足します。
  ②金利の上昇による経済への悪影響が懸念されます。
  ③世代間の不公平が顕著になります。


  私たちは、何でも国や市町村に頼るのではなく、
  自分で出来ることは自分でやることが必要になってきます。