楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

オリンピック選手・関係者の「安全・安心」だけでよいのか

2021年05月22日 | 日記

聴きたい演奏会があって2ヵ月前に取っていた福岡行きの格安航空券をキャンセルした。

北海道も福岡もコロナウイルス感染拡大の緊急事態が宣言され、万が一子供の家族にウイルスを感染させたり、こちらがインド株をもらったりした時のことを考えると仕方の無いことだ。

この機会にと思っていた北九州の小旅行もいつの日かの楽しみに取っておくことにしよう。

 

ところで東京オリンピックが中止になった時、数年も前から楽しみしていた“観客”はどう感じるのだろうか。

「仕方の無いこと」と諦めるか、何としても会場で生のプレーを観たいと思うのか。自分には分からないが、心底楽しめないことは気が進まないというのが生き物の行動様式ではないか。ましてや「金銭」だけが目的のようになっているオリンピックである。

 

JOCの山口香理事が20日の共同通信との記者会見で「平和構築の基本は対話であり、それを拒否する五輪に意義はない。もう時機を逸した。やめることすら出来ない状況に追い込まれている」と述べた。

ニッチモサッチモ行かないとは将にこのことだ。政治の退化がこれからも様々な形で現れ、国民に被害を及ぼすことをこの度のオリンピックは示している。

 

百歩譲って日本国内の安全・安心が確保されたとしても「世界の人の健康と命」をさらに脅かすことになるかもしれないという不安が拭えない。最後まで開催に反対である。

ひよっとして、管首相はオリンピック関係者からさえ感染者が出なければ国内・海外の感染拡大があっても大会開催が原因との「エビデンスは無い」と逃げ切るつもりではないか。

 

ハナミズキ 2021.5.21     白くなった