TVで繰り返し繰り返し山田広報官の映像が流される。
おや、記者会見の時と何か違うぞ。
どこかで聴いたような声、話し方。ずっと考えていたら漫画家・コラムニストの辛酸なめこさんだった。
ぼそぼそとした自信なげな話し方がそっくりだ。
辛酸なめこさんはラジオで話しているのを聴いていて、珍しいペンネームなので気になっていた。この機会に調べてみた。
高校時代に自主制作した新聞のコラムで使ったもので、周りから「薄幸そうに見える」とよく言われていたことに由来するとか。
文筆業やアート作品の制作では本名の池松江美と使い分けているが最近では境界が曖昧になりつつあるらしい。
昨日(2/26)夕方の管首相のぶら下がり取材は記者の“早押し”の「帰らせないぞ!」の気迫があり、山田広報官にビシバシと仕切られる記者会見から解き放たれたようだった。
似たような声質、話し方だけれど、皮肉を込めながらも茫洋としてけれん味のない辛酸なめこさんと、ヒトをも食っていることを気付かれないように装う巧みな話法の山田広報官。
7万円の会食を辛酸なめこさんだったらどのようにトークするだろうか。「道に迷いながらも行ったけど、店構えに怖じけ付いて玄関前から帰りました」とでも言いそうだ。なめこさんスミマセン。