ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

淋しい飲み会

2009-10-07 22:49:18 | 
またひとりいなくなるんだとお酒を飲んだ帰りです。
明日は台風18号が朝に東京直撃らしいので早々に切り上げました。

皆それぞれに人生がありいろんな環境変化の度に決断を迫られる。
だから余ほどの覚悟が無い限り、
こちらもその選択に「まった!」をかけるのは無責任になります。

会社は生き物ですね。
しょせん誰かがいなくなっても誰かが代替し、
誰かが参加してなんとでもなります。
その人がいなくてもなんということもない。

もちろん、それは大事なことですが、なんか淋しい気がします。
僕だって同じ事だろうと思えばなおさらです。

だから皆さん。
会社に期待などしてはいけません。
会社は生きるための手段だと割り切ったほうがいい。意外かも知れませんが多分、
従業員ばかりか、社長でさえ本音はそうでしょうね。
チャップリンがモダンタイムスで訴えたことは、
何も過去の話ではなく、
むしろ現在そしてこれからの未来にも通ずるお話です。
自らが生み出したものが、いずれ自分達を支配するようになる。
オートメーションの機械システムばかりではありません。
企業、競争、利益、成長。
そういったソフト自体が生き物となって人を支配しています。
みな歯車です。
まだ利益という潤滑油があるうちはベールに覆われています。
が、それが剥げれば本質がむき出しになります。
仕方がないことです。
なぜなら自らが作り自らの“意思”で参加しているのですから。

いやならそのワールドから脱出すればいい。
最近、脱サラし田舎で農業する人が増えているといいます。
まだまだ少数ですしお金に余裕ができた人でしょう。
背負うものがなくなった人と言ってもいいでしょう。
僕だって何もしがらみが無いならそうしたいです。

自民党であろうが民主党であろうが、
そんな環境は何も変わりません。
せいぜい「幸せ」とはなんだろう?という問いを、
忘れることなく日々を過ごすだけです。

諦観そして小さな希望。




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8 コメント

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そうだね、、 (まりも)
2009-10-07 23:30:41
せいぜい「幸せ」とはなんだろう?という問いを、
忘れることなく日々を過ごすだけです。

そうなんだよね
会社に自分の全てを注いではいけないんです
歯車である私達は小さくてもいいから
自分の「幸せ」をどこかに見出しながら
生きていくことが正解

送別会だったんですね
仲良い仕事仲間が去っていくのは
本当、、淋しいですよね
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経済学で習った (dragon21)
2009-10-07 23:47:06
こんばんは、まりもさん。

善悪は別としてそういうものだと経済学で習いました。
歴史的にそうなんだと。
へー。

そういう現実を人間は受け入れるんだ。
それが実存主義??

異を唱えたり抜本的変革を求めることをしなくなったんだねぇ。

ソ連とか中国もそう。
そんな壮大な実験が失敗した。

もう道はこれしかないんだろうか。
多分「格差」というのはどんどん拡大していくでしょう。
僕はその基準で言えば「勝ち組」に入るのだろう。
が、「幸せ」に関してはとっても空虚です。

ああ、目の前にあるのは不条理ばかりです…

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こんばんわ☆ (まこ)
2009-10-08 01:23:59
飲み会だったのですね。
お帰りなさい。

今回の記事を拝見させて頂いて色々考えさせられました。
会社が利益や競争をするのは当然のことなのかもしれませんが、それだけで“会社”として暴走していくのはすごく悲しいです。
ましてや生きるための手段だと割り切るのは、人間として切ないです。

まこはまだまだ甘い世界で生きているのだと思います。
“働く”ということに幸せを感じているのですから。
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ドラゴンさん、おはようございます (ポテト)
2009-10-08 07:02:25
心に沁みました。

そのとおりである事を 日々 感じているからです。

職種によっては 仕事にいきがい そして 実感を得ている方たちもいるはずです。

それは たとえば教育の現場にいる方とか農業の方とかものづくりの方とか でしょうか

職場を去るという事は 思いのほか さびしいことです。明日から 自分の座るイスがなくなる 私は幼稚園の先生をやめるときに感じました。

ドラゴンさん、飛びすぎですが 
生きるという事は 時には
くぐりぬけ 知らぬふりをし わざと気づかないように 鈍感な自分を作り上げる‥‥さびしいものです。

台風18号は 東京直撃しそうですね。
気をつけてくださいね。 
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仕事って・・ (亜衣)
2009-10-08 10:29:31
大きな組織の中において
『自分は戦士のひとコマでしかない』
と 気がついた瞬間から
自社に対する考え方、または現在の生活に対する
考え方までも変わっていくかもしれませんね。

でも、その正反対もあるわけで・・・
『自分が抜けたなら、苦しい状態になる』
という・・・
ポテトさんがおっしゃるような職種や
極小企業などは、『ひとコマ』の存在がなくてはならないものとなっていることでしょう。

どちらにしても
かつて云われていた「生涯をかける」「骨を埋める覚悟」などという言葉にはカビがはえてしまったのでしょうか~?

仕事に対する美学というものを持っていたいものと
思うのは思い上がりなのでしょうか~?

・・・・・とりとめもなく、ずらずらと
まとまらないままに書いてしまいました~。
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生き甲斐 (dragon21)
2009-10-08 14:58:34
こんにちは、まこさん。

仕事は元来、生き甲斐のひとつなんだと思います。
労働をして対価に生活の糧をえる。
糧をうるための仕事に意義があり、好きだと思える。
そんな仕事に出会えたらなんて素敵でしょう。

いろんな偶然やしがらみがあり今の仕事、職場があります。
それが自分の天職と思えれば最高なんですが・・

考えることしきりです。
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利益を追求しない (dragon21)
2009-10-08 15:08:07
こんにちは、ポテトさん。

直接利益を追求しない仕事。
そういうのが自分にはあっていたかも痴れません。

昔は理科か数学の先生になろうかなんて思ってた時期がありました。

民間であれば利益を追求しない会社などありません。
それならこじんまりとした自営業もいいです。
個人事業主。
さて何を商売のネタにしょうか?

ポテトさんは幼稚園の先生だったんだ!?
体操のお兄さんというのもいいなぁ。
(dragon兄)
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恐れるもの (dragon21)
2009-10-08 15:17:19
こんにちは、亜衣さん。

気が付いたら定年で、起きている時間の大半を会社に費やし、
それをとったら自分に何も残っていない。
茫然自失・・・
それを最も恐れます。

定年後、妻に三行半。
また、ボケが始まったり。
少なくとも会社とは独立した地点で、
本来の自分を確立したい。
確立しなければという焦りが自分にあるのだと思う。
会社を去る人を見るにつけそう思ってしまいます。
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