ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

奥蓼科温泉 渋・辰野館の情景

2010-02-14 21:15:49 | 
とてもいい旅になりました。
たった1泊2日の旅でしたがよかった。





お世話になったのは武田信玄の薬湯で有名な 「渋・辰野館」 です。
創業100年を超す奥蓼科の秘湯です。
( ※ 詳しくはリンクしてあるHPをご覧ください)

なんと言っても湯がいいです。
白濁した酸性湯で温度は熱くもなく温くもなくゆったりできます。
ただし酸が強いので長湯は禁物とか。
僕はすっかり長湯してしまいましたが…



玄関を入るとラウンジはこんな感じです。
いかにも山登りしてきた人がくつろげるような山小屋風です。


そしてお風呂の風景。
浴槽は大きく3種類に分けられ「信玄の薬湯」「森の温泉」そして湧水を沸かした普通のお風呂です。






旅館から望む外の風景は雪の芸術と言ってもいいくらいの美しさです。
白樺の木、赤松の木の葉先の隅々まで、そう〝毛細血管〟の先っぽまで、奇麗に繊細に、
薄い氷で覆われていて、それが太陽の光線できらきらと虹色に輝きます。

まさに〝息を呑む〟とはこんな感じなんでしょう。

  

標高1700メートルにあるこの旅館のまわりの雪景色は絶景というほかありません。
春から秋まではこの周りに散策のコースがたくさんそろっているようです。
冬は残念ながらコース巡りは難しいのですが見ているだけで十分です。




館内に大正、昭和のこの旅館の歴史資料がたくさん展示してあります。
セピア色の古い写真がいっぱいあり、その中の1枚です。

2列目の向かって左端の女の子は「浅丘るり子」さん。
1列目の右から2番目の女の子が「由紀さおり」さんということです。
言われてみれば両人とも確かに面影がありますよね。





さて本日の朝はとっても天気がよく八ヶ岳の山々がよく望めました。

そして僕はとぼとぼ八ヶ岳(正確には〝天狗岳〟)の登山道入り口まで、
県道191号(「湯みち街道」と言われています)を歩くことになります。
雪に覆われていましたがとても気持ちの良い汗をかくことができました。







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東岳へ

2010-02-14 10:11:31 | 
旅館を出て八ヶ岳連山のひとつ、東岳へ登山。

と言っても県道を上り歩いているだけです。
周りは白樺や赤松の枝の隅々まで細かな氷細工、まるで別世界です。

道は雪氷で歩くたびにみしっみしっと音をたてます。
氷の森から望む空は真っ青です。
標高1800メートルをただ歩いています。
谷川の音、小鳥の囀り。