一人で飲んでいるとさ~、音楽聴いたまま一時間くらいは平気で経っていて、「あーもう早く寝ればいいのに、俺」って思う。
一人でボケボケしている時間って、意味のないことだと思うんだけど、そのボケボケしているときに考えるのは、誰かとボケボケ過ごした時間のこと。だいたいは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/f1/00b960d01629ee057c7343d4ff7b350f.jpg)
『100万回生きたねこ』 佐野洋子 作・絵
たしか、去年の今頃に買った絵本。絵本を買うことはあまりないのだけど、病院なんかに行って待合室で呼ばれるのを待っているあいだに「子供はどんな本を読むんだ?」くらいの興味本位で読んだりはする。
この本は、ある日一人でモスバーガーに行って、モグモグ食べながらなんともなしにそこにあって手にした本。
モスでは、以前はホットチキンバーガーが大好きでした。辛くてジューシーでなんせフレッシュトマトのソースだし(それと山ぶどうスカッシュをチューチュー飲みながらダラダラするのが休みの日の定番だった)、よく通ったものだが、それがメニューから外されたのをきっかけに「俺という人間がいることを知りながら、モスも思い切ったことをしたもんだぜ。後悔するなよ」と思って以来あまり行かなくなった。
で、絵本なんだけど。最初流し読みのつもりで眺めていたのだけど、「これはッ!」。
かなり有名な絵本らしいですね。会社で「このまえですねー、すんごい面白い絵本読んだんですよ!」と言っても誰も知らなかったんだけど、本屋に行くと平積み。
あまりに衝撃的な(なにが衝撃的なのかは、たぶん読んだひとによって感想が違うと思うので、僕もあえて書きません)絵本だった。
普段は飲みながら相手の話を「ふんふん」と言って聞いているばかりの僕も、思わず「このまえ、すんごい面白い本を読んでさ~」なんて話をした。「その本知ってます」
そのとき、たまたま僕らのまえのカウンターで野菜かなにかを切っていた居酒屋の店員さんが「それってもしかして『100万回生きたねこ』じゃあないですか!?私も幼稚園のとき読みました!」と話に割り込んできた。店員の割り込みには基本的に「すっこんでろ!」と思いながらも「そうですか~」とけっこう大人の対応ができるようになった自分ですが、このときばかりは「え~!本当ですか?!あれ面白いですよね!」みたいな反応をした気がする。
よね3、必読です。斜め読みでも充分読めますw 字も少ないし。
冬はどうしてキライなのかというと、日が暮れるのが早過ぎるんだよな~。あっという間に夜じゃあないか。
やっぱ俺もホントは、普段「ふーん」とか「へー」しか返事しないけど、やっぱそれでも空気と風の心地よいポカポカした陽の中で、他に誰もいない桜の木のしたで仰向けで眠りたいと思う。(それはたしかに普通に花見です)
ベンチでフラペチーノでもゆっくり飲みながら、ただ座って、話をして、そんなんでも全然いい。
どうしてどうしてあてもなく歩くんだろうな。僕にしかできないことってなにかあるんだろうか。
『100万回生きたねこ』を読んだときにもそう考えたし、今でもそういうことを考える。たまに。
一人でボケボケしている時間って、意味のないことだと思うんだけど、そのボケボケしているときに考えるのは、誰かとボケボケ過ごした時間のこと。だいたいは。
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『100万回生きたねこ』 佐野洋子 作・絵
たしか、去年の今頃に買った絵本。絵本を買うことはあまりないのだけど、病院なんかに行って待合室で呼ばれるのを待っているあいだに「子供はどんな本を読むんだ?」くらいの興味本位で読んだりはする。
この本は、ある日一人でモスバーガーに行って、モグモグ食べながらなんともなしにそこにあって手にした本。
モスでは、以前はホットチキンバーガーが大好きでした。辛くてジューシーでなんせフレッシュトマトのソースだし(それと山ぶどうスカッシュをチューチュー飲みながらダラダラするのが休みの日の定番だった)、よく通ったものだが、それがメニューから外されたのをきっかけに「俺という人間がいることを知りながら、モスも思い切ったことをしたもんだぜ。後悔するなよ」と思って以来あまり行かなくなった。
で、絵本なんだけど。最初流し読みのつもりで眺めていたのだけど、「これはッ!」。
かなり有名な絵本らしいですね。会社で「このまえですねー、すんごい面白い絵本読んだんですよ!」と言っても誰も知らなかったんだけど、本屋に行くと平積み。
あまりに衝撃的な(なにが衝撃的なのかは、たぶん読んだひとによって感想が違うと思うので、僕もあえて書きません)絵本だった。
普段は飲みながら相手の話を「ふんふん」と言って聞いているばかりの僕も、思わず「このまえ、すんごい面白い本を読んでさ~」なんて話をした。「その本知ってます」
そのとき、たまたま僕らのまえのカウンターで野菜かなにかを切っていた居酒屋の店員さんが「それってもしかして『100万回生きたねこ』じゃあないですか!?私も幼稚園のとき読みました!」と話に割り込んできた。店員の割り込みには基本的に「すっこんでろ!」と思いながらも「そうですか~」とけっこう大人の対応ができるようになった自分ですが、このときばかりは「え~!本当ですか?!あれ面白いですよね!」みたいな反応をした気がする。
よね3、必読です。斜め読みでも充分読めますw 字も少ないし。
冬はどうしてキライなのかというと、日が暮れるのが早過ぎるんだよな~。あっという間に夜じゃあないか。
やっぱ俺もホントは、普段「ふーん」とか「へー」しか返事しないけど、やっぱそれでも空気と風の心地よいポカポカした陽の中で、他に誰もいない桜の木のしたで仰向けで眠りたいと思う。(それはたしかに普通に花見です)
ベンチでフラペチーノでもゆっくり飲みながら、ただ座って、話をして、そんなんでも全然いい。
どうしてどうしてあてもなく歩くんだろうな。僕にしかできないことってなにかあるんだろうか。
『100万回生きたねこ』を読んだときにもそう考えたし、今でもそういうことを考える。たまに。