艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

お前ら煉獄の修羅が飢えから逃れ生き延びる術は他にない

2011年01月27日 23時52分05秒 | 個人日誌
 おどろおどろしいタイトルですが、今回の話とはまったく関係ないです。
 ここ何日か夜がヒマだったので、何年も前にじゅさんとやっていたプレステのゲームを懐かしみつつやっていて、そのゲームの中のセリフ。

 もう一月も残りわずかですねー。なんだかものすごく時間の流れが遅く感じられたひと月でした。
 ほんの一ヶ月前まで年末の休みのわくわくした感じで心がいっぱいだった、あの頃がホントずいぶんと前のことのように感じられます。

 木曜日はけっこう忙しい。昼くらいまで3分に一回くらい電話鳴るし、同時に鳴るし、書類やりながら電話とってるから「あれ?俺どこまでやってたっけ?」と受話器置いたあとに今やっていた仕事の流れがわからなくなってしまいます。(忘れっぽいだけ)

 電話に出ることも仕事にひとつで、お客さまや取引先からの電話ならそりゃあ、まぁきちんと受け答えしてる(つもり)だし、間違ってもいつもの僕のように「つーかさ~」とは言いませんよ。たぶん。
 そんなわけで電話もおろそかにはもちろんできないのですが、うちのコールセンターからのくだらない電話がけっこう多い。「営業さんの携帯が繋がらないので」とか「ちょっとわからないことがあるのですが…」とか。
 
 コールセンターではお客さまからの電話を受けて、内容を聞き取り、それをしかるべき担当部署に回して、案件を処理するように計らう業務が主なのですが、その中でお客さまが「営業さんに連絡をとりたい」というものも多い。
 で、コールセンターは営業の携帯に連絡をとるのですが、それが繋がらないのでこっちに回してくる。わからなくもないけど、営業の携帯を一回鳴らしてそれで出ないからってこっちに回してんじゃあねーよ!とはたまには言いますが(言うんかい)、なにここ?コールセンターのコールセンター?
 「ちょっとわからないことがあるのですが…」はひどい。「え?それわからないで客にどういう説明してるの?基本中の基本の話じゃん」とはたまに言いますが、「なんでそれをそっちのスタッフの誰かに『わからない』って尋ねてみないの?」って話さ。なんでいちいち電話で問いかけてくるのかな?そのほうが時間かかるのに。

 と、ダーキシくんも真っ青なくらいに仕事に一生懸命な僕は愚痴も文句も言ってますが、けっこう自分のペース(のんびり)で仕事をしている。
 午後は会社にいるひとも少なくなって、わりと黙々とやれるしね。

 そんな午後、隣の女のコがパソコンでどこかのホームページをみていた。何をみているのかな?と横から嘗め回すような視線でその女のコを…その画面をのぞくと、僕の(いやらしい)視線に気がついたのか、「今度ここ行ってみようかなーと思ってて」と、そのコが画面を指さして言った。

 「軽井沢?どっかのホテル?」
 「けっこういい宿らしいんですけど、高いですよね~ここ」

 その宿、むっちゃ高い。一泊4万円とか書いてるし。しかも素泊まりで。いや、すんごく豪華そうな部屋だからそれを素泊まりと呼んでいいのかわからないけど、とにかくご飯ナシで4万円。
 そんで晩御飯を食べるとそれがまた一人18,000円。料理の写真みると、もうなんかそれはフレンチなのか創作料理なのか、和の要素も取り入れたカンジなのか、芸術なのか、なんかわからんけど、たしかに女性は喜んでくれそうなおいしい料理がいっぱい。僕好みのギトギトのしょっぱいラーメンとかしゃぶしゃぶは無さそうだ。

 「いや、これよほどでしょ」
 「海外行けちゃうよね」

 このコ、海外旅行も好きなコで(以前もこのブログで書いたことあったような)、年末も「今年もドッピオさんは北海道帰るの?」と尋ねてきたので「寒いけど帰るわ~。○○ちゃんはどっか行くの?」
 「うん、ベトナム」
 「ベトナムッ!?」
  ベトナムったら首都ハノイ?ハノイったらAチームが上官の命令で銀行襲ったはずが、上官の裏切りで全員お尋ね者になって、地下に潜伏する原因となったあのベトナム戦争のベトナム?

 「軽井沢じゃあなかったら、箱根の…なんて名前だったかな~あの宿」とそのコが僕に箱根の宿をみせてくれようとパソコンを叩いてくれていたのですが、宿の名前を忘れてしまって出てこない様子。
 そのときの検索の仕方ったらすごかったよ。
 検索バーに「箱根 宿 高級」でクリック。高級入れるかフツー。

 まぁ、でもぜんぜんそんなとこ嫌味なコじゃあなくて、仕事もできるし早いし、僕が営業から事務に回ったときはこのコに仕事教えてもらった(「ドッピオさんこれやっといてー」「はい、すみません、すぐに」)から頭があがらない。
 すんごい年下だけど。モデルさんみたいにかわいいしね。

 旅行の話になると、なんかこのコが常に僕の遥か上をいくんだよね、いつも。

 おお、そうだッ!僕は3月に屋久島に行くという予定があるじゃあないか!軽井沢や箱根の高級宿なんて真っ青なすごい予定が!
 勝てるッ!(何に?)

 「やー、俺もさ~、3月に休みとれたら縄文杉みに行く予定なんだよね~」
 「えー!ホントですか?一回は行っていたいですよね~。私も行ったことないし」
 「でしょ~!いいでしょ!でも調べてみたら『オクシマ』って遠いよね」
 「オクシマ?」
 「オクシマ」
 「屋久島じゃあないですか?ヤ・ク・シ・マ」

 あ~もう僕は縄文杉になりたい。

Stranger in Tujido

2011年01月12日 22時38分22秒 | 個人日誌
 あけましておめでとうございます。2011年もどうぞご贔屓にお願いします、このブログを。あんまり更新していないけど~。ネタがなくて。だって毎日働いて働いて働いてますからね。そこそこ。
 正月の飲み会で関井くんに「長くて読む気しないんですよね~」と言われましたので、今日は短めに。

 正月のお休みはけっこう長めにいただいて、12月29日から1月5日まで。もちろんびっちり札幌に帰りました。
 札幌は雪も少なくて。妹の車を借りて、とても久しぶりに雪道を運転しましたが、車道には雪もなく、大変快適でした。

 29日は夕方の便で羽田→新千歳。
 実に9年振りにJALのチケットをとりました。いつもANAですが、今回休みの日程が決まった頃に飛行機を予約すると、ANAは満席だったので空席待ち。でもなんだかんだで二、三日前に「空席待ちの便がご用意できました」って携帯のメールにガンガンきてたけど。 けっこうキャンセル出るもんっつーか、なんとかなるもんなんだよね~、飛行機って。
 でも「待たせたオマエが悪い」と、最初に決めたJALで帰りました。どうでもいい意地で。どうでもいい意地で、おそらく人生の何分の一か損しているけど、いいんす。

 べつにJALでもANAでも帰れりゃあいいじゃんか~って思われそうですが、ちょっと待て!なんで俺がJALをこの9年も使わなかったのか?話すと長いよ~。長いと関井くんに「長くて読む気しないんですよね~」と言われるので割愛。
 まぁ、オチもないしね。
 「長いしオチないですからね~」とはさすがに関井くんも言わなかったが、心の中ではもしかしたら思っていたかもしれない。
 いや、たぶん思ってる。
 きっと思っている。
 絶対思ってるべ。

 年末と夏の二回には必ず札幌に帰る。なのでそれほど「故郷が恋しいわ~」ってカンジはない。

 と、今だから書けるけど。

 そう思えるようになったのはこの二、三年くらいで、以前までは会社に休みを申請して、上司に「ずいぶん長く休みとるんだね」なんてチクリと言われても「うるさいッ!帰るったら帰るんだいッ!」と三歳児のように言い張ってました。

 札幌に帰ると「う~む、なんか長い夢を見ていたようだ」と思います。

 神奈川での暮らしは、僕にとても良く似た別人の誰かの話で、僕はホントはずっと北海道にいたんだけどな~ってくらいの気持ちで。
 新千歳空港から、快速エアポートに乗ってゴトゴト揺られて、昔と変わらずにイエモンなんかの音楽を聴きながら外の景色を見ていると特に。

 で、この二、三年は「北海道にいるこっちのほうが僕にとても似ている誰かで、ホントは今も辻堂あたりで『今夜もコンビニ弁当かな~』って言っているほうが本物の僕なんじゃあないかな?」と思う。

 どっちも本当なんだけど。
 故郷から離れて暮らすと、そういうこと考えませんか?

 大学のときドンパでは、クメとshow先生が道外出身者だったじゃん。やー、今更ながら「18、19で、海を隔てた故郷を離れて暮らすことって、たまにすごい孤独を感じることもあったんじゃあないか」と思います。
 あ、いかんいかん。そろそろ「長くて読む気しないんですよね~」ってS井くんの声が聞こえてきそうだ。

 実家にネコがいます。唐突に話が変わるけど。
 下の妹がもらってきたネコで、あれは俺が大学一年生のときだから、もう17年。むっちゃ元気。
 ただ、僕のことは忘れてしまうのか帰省の初日は遠くから「…」(いつでも逃げれる体勢)こっちを見ている。
 二日目から気を許したのか、思い出したのか、からだを撫でても逃げずに傍で寝てるんだけどね。
 「このコも17歳か~。もうあと何回会えるのかな~」とたまに悲しいことを考えてしまいます。年に二回会うじゃん。現実的にあと何回会えるのかね~、とかそんなことを。

 うちの妹達は、上の妹はオーロラタウンで受付嬢を(たぶん)、下の妹は去年仕事で音更に行ったんだけど、それを辞めて実家暮らしです。
 下の妹が「これ面白いよ」と薦めてくれたのが、これ↓

 
 『うちの3姉妹』

 実際の三姉妹の成長の様子や日常を、母親(作者)の目線から楽しく描き、そのブログを本にまとめたもの。
 子供たちの行動や言葉に笑えて、ときにグッときます。

 今回の帰省中、実家で過ごしているときはこれを読んでいるか、寝ているか食べているか、二日酔いでした。
 とても面白い本だったので、5~6冊買いあさり、全部実家に置いてきました。また帰省したときに読も~っと。