艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

アップしてません

2009年02月27日 23時29分59秒 | 個人日誌
 今日も雨でした。随分と長いこと毎日毎日雨の日が続いて、今日はとても寒かったので都心あたりでは昼前から雪になったそうです。こっちはずっと雨だったけど。冷たい雨。

 ここ何日かは普通に仕事をして、おかげさまで自転車でアクロバティックに転ぶこともなく、一人で飲んだビールの本数をテーブルの上に広げっぱなしのメモに正の字で記録することも怠りなく、髪を切り、なんだかその髪型も気に入らなかったので、翌日にまた髪を切ってもらい、服を買い、翌日その服に合わせる服を買い、朝ご飯はコーンフレークを食べてました。

 書きたいような毎日のネタはあるし、別に書くのが差し障るようなこともないし、実際書いていたんだけど、アップしてません。

 なにもアップしていないから、なにも考えてない一週間だったというわけでもないだろうし、強いて言うなら「報告するようなことは何もない」ってとこかな。
 何もないなら「何もない」って書けばいいんだろうけど。

 ふとした夜にさ、友人や気になるあの女性や、シジマに「メールでもしようか?それとも久しぶりだし、電話でもしてみようか?」なんてことを誰もが考えるじゃあないですか。
 「特に用事はなかったんだけど、どうしてるかと思って。今なにしてたの?」くらいの。お気軽にさっくり、右手を伸ばして携帯を掴んでボタンを何個か押せば繋がるくらいの。

 で、きっとこう言うんだ。
 そっか~元気ならいいんじゃあない。また近いうちに飲みに行きましょうよ。休みがとれたら。休みが合えば。最近面白いこと?うむ~、特にないな…そっちはどうさ?そうなんだ~そっか~まぁ元気ならいいんじゃあない?

 誰かと会っているときに「あなたのことをずっと考えていました」って面と向かっていう人間なんかいない。
 そう、いない…いるわけ…なくはないだろうけど、直接会っているときなんかは、そのとき目にした耳にした何かを会話にして、ここに辿り着くまでにどれだけのことがあったのかってことは口にしたりはしないし、してしまったら興冷めだ。
 ふと、言葉に詰まったときなんかは無言でもいいわけだし。一緒にいれば。

 でもメールや電話ってそうはいかないよな。メールするかしないか、電話するかしないか。
 距離感はイチかゼロで。
 そこにいてお互いが「次は何を食べようか?」「これからどうしようか?」って例えたどたどしい会話であっても、それはイチで。もしも会話がない状態であっても、それもイチ。

 えーと、なんの話だったかな。
 こうでもないし、こうでもあるしと考えて、別に結論が出るわけじゃあないけど、考えて迷って、その結果が行動として相手に伝わらなかったら、それはなにもしていないことになるんだよね~。
 ときにそれはとても都合がいいし、仕事は忙しいし夜には疲れているし、僕はもともと口がうまいほうじゃあないからいいんだ、これで。マメでもないし、いちいち話さないといけないことなんか多くないし。
 そんなふうに開き直る絶好の口実にもなったりするんだけど。

 以前ほど「あのときこう言ってればな~」とか「どうしてもう少し相手のことを考えてあげられなかったのだろう?」ってことを自己憐憫のネタにすることはなくなりました。
 過ぎたことを一人で夜飲みながら考えても仕方ないだろうってことは理解できてもやめられなかったのだけど、今も完全にやめられているわけじゃあないかもだけど。
 どれほど自分で自分が納得できるような理屈を見つけても、そのときそう思ったのならそれがきっとホントの気持ちで、今になって「あのときの自分の気持ちはどうなんだ?」ってことを考え出しても、そのときはホントで、ウソで…なんてことは、きっとその日の心の具合でどうにでも変わってくるし、意味のないことなんだろうな。

 あのとき思ったことなんてのは、あのときのまま。今思ったことは今のまま。これから何を考えてどう行動するかなんて、分析してもわからないからな~。


 (※今回のものを含め、この三回分のブログは書いていてもアップしていませんでした。特に理由はないけど、自分で読んでいてもたいして面白くなかったから。)

雨の日が続くな~

2009年02月24日 21時14分14秒 | 個人日誌
 雨の日が続くな~。
 さっきテレビの天気予報で言ってたけど、冬から春にかけて続き長雨のことを…なんとか梅雨っていうらしいです。忘れた。

 ここんとこネットでも毎日天気予報をチェックしています。そりゃああんた、来週は沖縄ですから天気が気になるところですよ。
 どれどれ、来週の沖縄の天気はどーなんだべか。

 曇り、曇り、曇り時々雨…
 ちょうど僕らが沖縄に到着する日から天気悪い。逆にその日から神奈川は天気よくなるみたい。
 日頃の行いかな~、よ…いえ、僕の。

 休みばかりとっていて会社には悪いが(ホントは全然悪いなんてこれっぽっちも思っていない。礼儀かな?と考えて言ってるだけ)、がっつりと遊んできますよ~、沖縄で。
 楽しみで楽しみで。それでもやっぱり浮かれ気分でロックンロールなところを仕事に持ち込むわけにはいかないな~と思って、会社のひとには言ってません。
 一昨日までは。
 月曜の夜って、休みの前の日なんだけど21時くらいになって、上席のかたがたもみんないなくなった頃に、チームにひとたちと書類書きながらだらだらしていて、ついつい「あと何日かしたら沖縄か~」と喋ってしまいました。
 「あれ?去年も行ってませんでした?」
 「去年も行ったし、今年もいきます」
 「あれ?このまえ仙台に遊びに行ってなかった?」
 「行ってましたし、来月も行きます。たぶん」

 つーかねー、休み余っているんですよ。二ヶ月くらい休んでも屁でもないほどに。プリプリっと。まぁそれだけ休んだら、たぶん復帰できないけど。クビにはならないが、自分自身が仕事をすっかり忘れてしまう。

 今日は髪を切ってきました。このブログでも何度も書いている美容室なんだけど、初めて行ったのは7年も前のときで、その頃には辻堂にお店があったので歩いて行けたのですが、2年前から保土ヶ谷に移転し、今は戸塚にある。
 いや、正確には保土ヶ谷に今でもお店はあるのですが、担当の人が先月くらいに戸塚店に移ったらしくて。

 髪を切っていただくのに、冷たいこと言うようだけど「…ワタシ、あのひとじゃあないとダメなのっ!」なんていうことは全然なくて、どこの店で切ってもらってもそれほど変わりはないだろう、と思っています。
 ただ、見知ったひとに会うのか、全く知らないひとに会うのかってところで、わざわざ新しい店を探す手間をかけて、知らない場所で、知らない誰かに話かけられるのがイヤなだけ。
 べつにひとがキライなわけじゃあないけど、仕事中はイヤでも他人(お客さま)に話しかけなきゃあいけないのだから、休みの日にもあえて自分をそこに追い込むことはしたくない。

 そんな気分で今日も髪を切ってもらったのですが、うむ~やっぱ、このひと上手いんだな~。技術もあるし。(←なんだか上から目線ですね)
 お店が変わったのに、わざわざ来てくれてありがとうございます~ということを何度も何度も述べられて、僕もいえいえやっぱりここじゃあないと、なんてことを言う。

 先週と今週、服を買ってきました。

 服は見るのも買うのも好きでした。(好きじゃあないひとっているのかな)
 学生時代には、飲みにも行かないときのヒマなときには地下鉄を大通で降りて、街中ブラブラしていたし、休みの日でも家にいてゴロゴロするよりは、街に出て服を買わないまでも、あっちの店を眺めてこっちの店を眺めて、「このパンツに合わせるならこのカットソーかな~」と適当に考えているのは好きでした。
 勿論バイト代しか自分の自由になるお金もないから、「うわーこれいいな~」と店で見て気に入っても買えなかったり。

 ところがですねー、ここ何年かあまり服に興味が沸かなくて。
 新しい服が欲しいな~って気持ちはあるのだけど、いざ見に行っても全然イメージが湧いてこない。
 靴もさ~、欲しいのだけど「でもこれ買ってもいつ履くんだろう?」って考えちゃう。

 新しい服を着て会社に行く。会社に着くと制服に着替えて、仕事が終わればまた着替えて部屋に戻るだけ。コンビニに寄るか寄らないかくらい。会社と部屋は自転車で10分だし、歩いても15分。
 だったら、そんなに見てくれを気にしなくてもいいんだよね。

 たまに飲みに行くのも、会社の人間と。それだって別にジーパンに上着が一枚あればいいんだし。

 そう、見せるために買うってことなんだよね。僕の服の買いかたって。

 大学のときには、毎日学校に行って(授業には出ない)、飲みに行って、たまにバイトして、誰か彼かには会っていたし、若いせいもあるけど見栄を張りたいっていうか、「これが俺のスタイルだ」ってのを見せびらかしていたかったんだろうね。
 いや、違うな。上の理由もあっただろうけど、ちょっと違う。

 テンションを高めるためかな。
 新しい服を着ていると、少しだけいつもの自分と違っていられるというか、気持ちがひとつ上の高みにあるような気がするというか、高揚感がある。

 そして、準備するという楽しみ。まるで誰かとデートするときに「何を着ていこうかな~。これは前も着ていったけれど、でも自分では気に入っているし。向こうはどんな格好で来るかな。べつに合わせるわけじゃあないけどさー」なんて一人で思い描く楽しみ。

 オチはないよ。

そんなことははじめからわかっていたじゃないか

2009年02月22日 00時39分50秒 | 個人日誌
 今の仕事は、まぁ、転職してないし、会社そのものは変わってないのだけど、制服で勤務しています。
 ベージュのパンツにボタンダウンの青いシャツ、会社のロゴの入ったネクタイに紺のブレザー。もち、金ボタン。
 なんだか、テレビあたりのアメリカのハイスクールに出てくるようなチンドン屋も真っ青な格好なんだけど、制服ならば汚れてもあまり気にならないし、洗濯機で洗っても皺になりにくく、汚れが落ちなくなるほどに使い込んだら新品と交換してくれるので便利そうな防火レストランです。

 今日もどうでもいい話をするけど、みなさん用意はいいですか?ダメと言われようが書くし、たぶんなんだかんだ言ってもみんな最後まで読むんだよな、きっと。
 オチはないし、話があっちこっち、とっかえひっかえですよ、いつものように。

 たまに電車に乗って遠出するときだけ、スーツを着て部屋を出ます。さすがに人目のあるところで紺ブレで金ボタンだとさー。
 これで白のソックスなんか履いていたら、石とか投げられたりしそうじゃん。誰もそんなことしないって?僕はするけど。そんなやつがそこらへん歩いていたら。

 今日は新百合ヶ丘ってところのお客さまに会いに行きました。電車に乗るからスーツ。
 で、朝から雨。天気予報で雨とはいってたけどよ~、ぐちょぐちょに濡れたスーツの気持ち悪いのなんのって、空気読めよな~天気もさ~。

 辻堂から電車に乗ろうとしたら「横浜駅での人身事故の影響で、ただいま40分遅れで運行しています」ってアナウンスがホームで流れてました。
 
 札幌だと、人身事故で電車が運行しない!なんてことはそれほどないじゃん。それほどなかったような気がするだけかもだけど。
 地下鉄は稀にあったかな。年に二、三回くらい。

 こっちだと異常に多いですよね~。そんなに誰かがホームから飛び込んだり、踏切カンカン鳴ってんのに渡ろうとするのかな~って思うけど、けっこう多いみたいです、ホームからダイブも、カンカンしてんの無視するのも。酔っ払いがホームから落っこちるのもたぶん相当あるんだろうな~って思います。
 電車を止めると、遅延のためにかかった費用とかで、ものすごいお金かかるらしいですね。電車に轢かれて自殺するって方法を選んだら、遺族はめちゃんこは賠償金をあとから請求されるとか。

 どのくらい請求されるのか、ちょっとシジマで試して


 ↑
 そんな話を昨日書いていて、なんだか「またシジマをオチに使うなんて芸のない」と自分で思ったり、前も書いたけどインターネットに接続できなかったりでアップしませんでした。

 今日の天気は晴れでした。花粉症のひとはすでに花粉がヤバイらしいです。
 昨日、その新百合ヶ丘のお客さんのところから、会社に戻ってきて。契約は無事にいただきました。
 どれだけの人間に出会ったかな?この仕事をするようになってから。
 単純計算してみたら、3000人近いお客さんと契約してるんだよな~。会ったお客さんだけならその三倍から四倍にもなるのだろう。
 「こんな遠いところまで、お越しいただいて…」とお客さま。
 「いえいえ、なんてことないですよ。ご契約さえいただければ」
 「今日じゃあなくてもいいんでしょう?お返事は」
 「いや。今日決めてください。決めていただけなければ僕は帰れません」

 別に変な仕事しているわけでもないし、押し売りでもないし、上に書いた会話も笑い混じりでお客さんも
 「『今日決めて』なんて。あなた、営業という仕事のなんたるかをわかってるんですね~w」「いえいえ、まだまだ未熟ですw」ってカンジなんだけど。

 もう一回言うけど、変な商売しているわけじゃあないです。うちの会社は上場企業だし、成長株だし、実際に株価も高い優良企業。不況に強いインフラ会社。お客さま第一主義で、地元密着、御用があればいつでもお気軽に連絡してください…

 いや、いいんだけど。
 なにが正しくて、なにが間違っていて、なにが善で、なにが悪なのか、どうでもいいんだ、そんなことは。
 『まっとう』かどうか。
 本当にひとに向き合っているのか。お客さんの立場でモノを考えているのか。そりゃあ、企業は利益を追求することが本質だけど、利益のために切り捨てているものは、必要のないものなのか。
 そう問われたときに、僕は「わからない」としか答えられない。
 全ての大人が、社会人が「自分はまっとうなのか?」と誰かに問われたときに、即答できないように、僕も答えられない。

 あなたは自分の子供をまっとうな人間に育てられましたか?間違いはなかったですか?
 自分の人生はどうですか?誰も傷つけず、他人を常に思い遣り…そして裏切らずに…もちろん自分自身を傷つけることもせずに。

 「他人に迷惑をかけるな」ってことを親は子供に教えるじゃん。人様に迷惑かけちゃあいけないって。
 思うのがねー、自分で自分を傷つけることも、同じくらいにやっちゃあいけないことだと思うんですよ。

 自分最高ッ!自分以外はどうでもいい!ってのは最悪だよね。
 ところが、ヒヤマラの山奥あたりで独りで暮らしていて、他人と交わることのない生活をしている場合には「自分最高ッ!」でいいと思う。自分のことしか考えなくてもいいと思う。
 迷惑かけてないから。

 さっき言ってることと矛盾してるって?
 そうかもだけど。
 「社会の中で生活するなら、自分を傷つけたり、自分のことしか考えないのはダメ」ってことです。
 『一人』と『一人じゃあない』ってことには、同じ命題でも答えも価値観そのものが逆になるってことなんだけど。

 自分に優しくできない人間が、他人に優しくできないことのように。
 一人は自分に優しいもなにもない。優しくなるのは、他人という第三者がいて初めて起こりえる感情じゃん。

 だからなんだ?って話でもないんですが。

仙台へ行こう! その5

2009年02月17日 22時18分45秒 | 個人日誌
 宿泊するホテルって、やっぱ居心地のいいものじゃあないといけないと思うんだよね。
 自分の部屋のように自由に使えて、ゆっくりと横になれてゴロゴロできて。でも少しだけ日常と離れたドキドキ感も程よくあって。
 なんといっても綺麗で清潔であることが大事。

 いい宿と悪い宿ってのは、明確な違いがある。
 いい宿は、客が用事があって呼び出すまで放っておいてくれる。悪い宿は、客が呼んでもいないし用もないのに従業員がウロウロしているところ。

 部屋が綺麗で、食事が良くて、温泉がいいことは温泉宿の必要最低限の条件なんだけど、ときに部屋が汚くて、食事もイマイチ、温泉も「どーなんだろ?これって」っていうところに当たることもあるけど、基本僕は、従業員がウロウロして僕らのプライバシーまで立ち入ってこなければ「それでいい」と思っている。
 のんびりしたいから旅行をしているのであって、せわしない感じがピリピリするようなことは一時も考えたくないからだ。

 温泉宿での客商売って難しいんだろうな~。いろんな客のタイプがいて、その全てのニーズに応えるのは不可能だし。
 でも基本的に「客を放っておく」ことができる宿は、いい宿だと思うな~。
 まぁ僕も言うほどホテルにも温泉にも泊まったことはないけどね。

 朝、目が覚めて。それほど二日酔いでもないけど動きたくない。
 最後にもう一回温泉に入る。温泉はいいよな~。あと二、三日、ここで過ごしなさいって誰か言ってくれないかな~。
 チェックアウトが11時なので、テレビで地元局の作った情報番組を見ながらサービスのホットコーヒーをすすり、ボケボケした頭をシャキッとさせる。

 宿の主人によると、一番いい季節は5月のGWあたりだそうです。河原に一面の菜の花が広がって。
 いつもならこの時期は山から吹き降ろした一面の雪景色で、こんなふうに地面が見えていることなんかないらしい。
 僕も「どれだけ雪が積もっていることやら」とワクワク感と寒さに震える気持ちを抱いてきたけれど、暖かくなければコンビニまでビールを買うためだけに延々と歩いたりする楽しみもなかったのだから。
 話を聞きながら、思いに耽りながら、駅までは車で送っていただきました。



 乗換駅の小牛田で次の電車まで57分待ち。写真は下りの時刻表だけど、一時間に一本しかない電車って、本の中でもないと見たこともない。

 ホームをブラブラしながらタバコを吸っていて、どういうわけか目薬を線路に落としてしまい、駅員さんを呼んで拾ってもらったのは内緒です。
 線路に物を落として拾ってもらうなんて、考えたら一生に一度あるかないかの貴重な出来事。



 まだ朝ご飯を食べていないので、仙台駅では昨日に引き続き牛タンをいただきました。
 前日は『利久』。この日は『きすけ』(漢字では「七」を三つ重ねたような字に、「すけ」は普通に「助」)。

 思うんだけど。カウンターに向こうでは料理人が牛タン焼いてるじゃん。このひとたちって毎日毎日牛タンばかり焼いてるわけだ。
 牛タンなんて、火を熾してその上に乗せるだけでしょ?僕にだってできそう。逆にここにいる料理人ってさ~、ちゃんと調理師免許ももって、ことによるとフランスで修行してきたくらいの料理人かもしれない。
 でも、毎日牛タンばかり焼いていたら、きっとその技術も腕もやばいくらいに落ちてんじゃあないのかな~。

 一度Romiyさんの家に戻り、ずんだ餅を「満腹だ~」とは言いながらも食べて、紅茶を飲んだら一眠り。

 夕方からはキクさんと遊太さんと飲みに行きます。串鳥が開店すると同時に店に飛び込む。
 暖房の効いた店内で、テーブル席を陣取って、ひたすらビールを飲んで、大根おろしをもしゃもしゃ食べながら、どうでもいい話をする。
 あー、ずっとこれを待っていたんだ。

 他のひとと比べると、僕もビールはけっこう飲むほうだけど。それでもホント、キクさんと遊太さんには敵わない。
 この日の遊太さんは、翌日職場の部下にクビを勧告しなければいけないらしく、お酒はほどほどだったけど、キクさんはいつものペース。
 このいつものペースってのが、僕がジョッキを飲み干すよりも幾らか早いんだよね。「今日は同じペースで飲んでみよう」と考えていたんだけど、とんでもないことになりました。

 串鳥を出て、Romiyさんの友達であるOさんとMさんという二人の女性と合流。遊太さんとキクさんは面識があるようなので、僕だけ初めて。
 二軒目の記憶は全くないわけでもないんだけど、どのくらい飲んで、どのくらい喋っていたのかはよく憶えていない。
 初対面なのに「いいから俺の話を聞けッ!」くらいのことはやっている気がする。
 詳しくはRomiyさんのブログでどーぞ。
 Nothing special

 酔っているときの自分って、たぶん何も考えられないんだろうね~。思いついたことを思いつくままに喋っているだけで。

 キクさんとOさんとRomiyさんと僕で、「Romiyさんの家で飲みなおそう」と地下鉄を降りて歩いているあたりで、ようやく頭がはっきりしてきた。
 飲んで、Oさんとキクさんが帰ったあとに「まだ飲みたいなら付き合いますよ」とRomiyさんに向かって言った一分後に「やっぱ無理です」と言って寝てしまったのは、自分のこととはいえ、あとで聞かされるまで知りませんでした。

 起きたら一人で。昼頃まで寝ていたのかな。頭が痛くなるような二日酔いではなかったけど、動きたくない。ヨロヨロしたままシャワーを浴びて、仙台駅に向かい、新幹線に乗って帰ってきました。



 新幹線の中では窓際の席じゃあなかったので、景色を見ながら考え事もできなかったので、目を閉じてこれからのことと、自分についてのいくつかの考察をし、いくつかの結論を出しました。
 そのためにどのような行動をするのかってことと、いつするのかってことは、こんな僕のことだからわからないんだけど。

 写真は仙台駅のホームに入ってくる『はやて』だか『こまち』だかっていう新幹線。これに乗れば東京まで二時間で到着。北海道まで新幹線できないですかね~。早く。

仙台へ行こう! その4

2009年02月15日 23時49分59秒 | 個人日誌
 鳴子のお土産といえば『こけし』らしいです。「自転車の鍵につけるキーホルダーのこけしが欲しいな~」と思っていたのですが、残念ながら購入しませんでした。

 宿に到着し、部屋に案内されて、まず一服。あんまり休みすぎると動きたくなくなるので、こたつで一眠り程度にしておいてやろうか…とも考えますが、ここはバシッと動いておくか。
 ちなみに部屋は和室です。温泉宿といえば和室だよね。こたつがデーンと真ん中に置いてあって、窓際にはテーブルと椅子、そのスペースの端っこにはタオルなんかをかけておけるところなんかもあるような。
 天井も高く、バリアフリーのお部屋だったので、屋根を突き抜けることもままありながら、ちょっとの段差でも転ぶことの多い僕でも安心して折れてられるってもんです。


 お部屋は10畳もあるし、トイレもウォシュレット付き(ここ大事)でいいカンジ。

 ホテルとか宿とかでさ~、いっつも気を使ってしまうのが、「お酒はどうしよう?」ってことなんですよねー。
 ほら、こういうところにある冷蔵庫の中のビールとかって値段が高いじゃあないですか。鬼のように飲むことを考えたら、お酒は持込みたいところ。
 コンビニまで、散歩がてら酒とつまみを買いに行く。

 最寄のコンビニまで徒歩30分。
 たった今、駅から歩いてきたこの老体ではありますじゃが、なーにまだ若いものには負けんよ、この黄忠漢升。

 歩けども歩けどもコンビニの姿も形も見えてこない。すれ違うひとも全くいないし。とうとう遠くにファミマの看板が見え出してから、更に10分は歩いたね。
 この田舎町で、どんだけの客が入るのかね。おそらく30台以上の車が駐車できるほどの広大なスペースをもったファミマ。

 お酒を買うときも、どのくらい買うのか迷う。
 僕一人ならビールをおちょこで一杯程度だけど、相手はRomiyさんだからな~。五虎将軍みたいなひとだし。
 500缶を8本、チューハイを2本。まぁ足りるべ。
 結局は足りなくなって、部屋の冷蔵庫から中瓶を2本いただくことになりました。

 紫蘇巻きを買いました。
 宮城では紫蘇巻きが一般的な家庭料理だそうです。この鳴子っつーか川渡って場所でも、普通にコンビニで売っているし。
 紫蘇巻きって北海道でも一般的に食べるかな?
 僕の実家では、紫蘇巻はけっこういただきます。毎年夏に帰省すると母親が作ってくれるのだけど、実家を離れてますますおいしく感じるようになった食べ物、心のベストテン第一位です。
 ホントにおいしいんです。

 実家のものは、紫蘇の中に茄子と青い鷹の爪、味噌を塗ったものが入っていて、フライパンで焼く。
 外はサクッっと、中はふんわりジューシー。温かいのもいけますが、冷めてしっとりしたのもアツアツのご飯に合う。
 
 川渡でいただいたのは、わりと小ぶりで中に辛味噌が入っていて、油でカリッカリッに揚げたもの。

 宿に戻って。
 よっしゃ!温泉入りますかいッ!
 この日、宿にはほとんど宿泊客はいなかったようで、内風呂は貸切状態。静かにお湯の流れる音しか聞こえてこない。
 源泉かけ流しって謳い文句も、この宿を決めた理由です。う~ん、鼻腔を満たす硫黄の香り、もうもうと立ち込める湯気。これをどんなに待ち望んだことか。

 熱いッ!なにこれ!めちゃんこアツアツなんですけど、お湯。
 まぁ入っているうちにきっと極楽気分に…無理。あーそういえば僕、熱い温泉苦手なんスよね~。隣にもうひとつ湯船があったのでそっちに入る。
 ぬるい。こっちはこっちで激ぬる。湯質もヌルヌルしていて、まぁいっか。

 思うんだけどさ~。めちゃんこアツアツの温泉が好きなひとっているじゃあない。短い時間でがっつり温まりたいのなら、いいと思うんだけど、こんなのんびりした休日で時間も心の余裕もいっぱいあるのに、なんで自分を痛めつけるような激熱のお湯に肩まで浸からなきゃあいけないんだ?
 自分の意志で自分を苦しめるようなことは日常生活でお釣りがくるくらいにやってるし、そもそもそこまでMでもない。やりたいようにやらせてくれよ。

 部屋食の時間も指定できたので、19時にお願いしました。一時間ほどあったので、風呂上りにかるく飲む。あ~、ビールおいしいよ~。
 部屋食っていいよね。ゆっくりのんびり、誰にも邪魔されない食事。




 うわー、すごいボリュームだ~。

 写真だとわかりづらいかもですが、丁寧に作られていてどいつもこいつもピアスぜ。
 普段は缶詰やコンビニ弁当、出来合いのつまみしか食べないグルメな僕も、大変おいしくいただけました。
 
 写真は左上から、あま~い割り下のすき焼き。そうそう!この固形燃料でグツグツする鍋をみると「温泉だ~」ってカンジするよね~。
 そのすき焼きをつけて食すための生卵、その下のはなんだったかな?きんぴらごぼうだったっけ。それからとろろの千切りにとびっこを乗せたもの。とびっこってなんの卵?トビウオ?ニシン?
 上に戻って、しめじと海老とししとうの天ぷら。鮭のホイル焼き、舞茸も一緒に。
 三品ならんだお皿は左から、胡麻豆腐らしきもの。もしくは胡桃を練りこんだお豆腐かも。僕もRomiyさんもどちらかわからなかった。箸のすぐ左にあるものは何かの味噌漬け。
 お膳の右上はお刺身です。タコォ~!まぐろォ!甘エビィッ!正直いうと海産物系は普通でした。まずいわけではなく普通。ローストビーフに茶碗蒸し。
 写真右上は釜飯です。釜飯の具はなんだったかな?忘れちゃった。
 仲居さんが部屋に持ってきてくれたときに火を入れて「このまま15分のどお待ちください」なんて言うもんだから、おかずをもぐもぐいただきながら「早くご飯が食べたい!」ってことばかり考えていて、いざ釜飯が炊き上がったときには味わうことも忘れてガツガツしちゃったから。
 その下には白身魚のカルパッチョ。僕、魚の名前ってあんまし良く知らないんだよね。最後はヨーグルトのデザート。

 おいしかったのは小鉢に入っていた『きくいも』なる食べ物。なんだそりゃあ?食べたことない。(写真では箸の左隣にある茶色いやつ)
 歯ごたえはかるくコリッとしていて、噛んだ瞬間にフワ~と味わったことのない香りが広がるんだよね~。これ絶対日本酒とかに合うんだろうな~。

 釜飯が炊き上がるのを待ちながら(待ちきれない!)、グイグイとビールの飲む。一品一品がお酒のいいアテみたいなものだから、ちょこちょこつまみつつ、グラスを傾けて。何時間でもこうしていられるな。
 実際には一時間で満腹。

 お腹いっぱいになったところで、猛烈に眠気が…。時間は20時。
 「一時間だけ眠らせてください!絶対起きますから!」と言い張って、布団に潜る。
 やばいよね。「起きたら朝でした。てへっ」って予感もする。


 警告:
 ここから先には、外部に流失してはいけないような写真が掲載されています。
 もしも会社のパソコンでこのブログを読んでいるかたや、18歳未満のお子さんと一緒に絵本感覚で読んでいるかたがいましたら、気をつけてくださいね。

 横になってたぶん何分もしないで意識がなくなって、そのわりには何時間も寝たような感覚だし、逆に一瞬の出来事だったような気もするけど、きちんと一時間で起きましたよ。(Romiyさんに起こされた)

 寝起きで飲むビールもまた格別です。ちょいとお腹がいっぱいで苦しいけど。ダラダラと時間をかけて飲むことにしよう。
 程よく酔ってきたところで「よ~し、今度は露天に入るッ!」
 貸切の露天風呂があって。

 貸切ってことは、他にお客さんもいないってことじゃあないですか。つまりはそこで何をしようが、どんな行為が行われようが、他人には絶対知りえないようなこともし放題、やり放題。
 そりゃあね、ほら、僕だって男ですし~。Romiyさんも先輩とはいえ女性じゃあないですか~。
 年頃の男女が二人っきりで貸切露天。

 もちろん、やることは決まっている。










 ↑
やること。


 前の晩が満月で、この夜は月見風呂でした。これで雪でもチラチラと降っていたら最高なんだけどな。
 月を眺められるってことは晴れていなければならないし、雪が降るってことは雲っていなければいけないから、両立する景色じゃあないけど。
 どっちも欲しがるのは欲張りですか。

 たぶん露天も、内風呂の熱いほうの湯船くらいの温度なんだろうけど、冬の夜の外気に触れいているせいなのか、単にアルコールで僕の感覚が麻痺しているせいなのか、ほどよく熱く気持ちいい。
 歌のひとつでも歌いたい気分だァ~ジョジョォッ!!「あおい~そらは~あおい~ままで~こども~らに伝えたい~」

 部屋に戻って、飲みなおす。浴衣っていいよね。かるく胸元がはだけたり、足を組んだときにチラリと太ももが見えたり。

 僕の。



 たまに考えるのだけど。
 「昨日飲みに行って、日本酒、ワイン空けて、気がついたら朝まで飲んでいたよ」ってひといるじゃあない。酒豪だかなんだか知らないけど。
 俺に言わせれば、そんなの酒飲みじゃあないよな。時間かけて飲めばいくらでも入るんだよ、酒なんて。
 学生時代にshow先生が言ってました。「俺らはマラソンランナーじゃあない。スプリンターなんだ」みたいなことを。
 「短距離をどれだけ速いタイムで走るか?ってとこで飲んでいるから、量は負けるかもしれない。でも瞬発力では誰にも負けない」
 そのとーし。

 基本的に僕も「クイクイ飲んで気がついたら寝てましたタイプ」の人間なんだけど、こんなに時間をかけて飲むのはもしかして初めてかも。
 大量のビールを消費して、大量のタバコも消費して、そのわりにはあまり喋らずに。まぁ、Romiyさん相手にいまさらくどくど喋るようなことも…いや、けっこうくどくど喋っていたかもだけど、むこうは先輩なのに。
(沖縄でもよね3相手にくどくどと同じ話をたぶん二回は喋るでしょう。「あーこいつめんどくさいな~」って思われるほどに)

 温泉からあがるとからだはホカホカ。足元が少しだけ冷えるカンジもあるけど、浴衣と共に常備されていた黄色い靴下を履いて「マジでこれめちゃんこ暖かいんですってば!」って力説していたのは、ちゃんと憶えています。
 あとは何を話したかな。なんかあまりにもとりとめのないことばかりで。


仙台へ行こう! その3

2009年02月14日 23時08分11秒 | 個人日誌
 今日は暑かったですねー。神奈川でも25℃越えの所もあったとか。夏じゃあないですか。
 まぁでもこの程度で暑いとか季節外れとか言って欲しくないね。なんせ来月沖縄に行く身としては、馴らしとしてちょうどいいくらいっす。

 仙台はですねー、この時期としてはとてもポカポカ暖かかったです。雪もほとんどなかったし。日陰にちょいと残雪程度。

 二日目、Romiyさんと仙台駅周辺をウロウロしながら利久に入って、牛タンを食べる。
 メニューもいろいろあるんだよね、牛タン定食以外にもカレーとか鍋っぽいのとか。
 ここは無難に定食でいっておこう。それが通ってやつよ。(観光客のくせに)

 昼前にお店に入ったのですが、食べ終わる頃にはお店の外には列ができている。人気あるんだな~この店。
 あとに並んでいる方々に申し訳ないので、満腹なこのカンジに浸りながら「ここで飲んじゃいましょうか?」と無駄にあと一時間くらいテーブルを占拠していたいところだけど、大人なので店をあとにする。

 この日は温泉に行きました。
 鳴子っていうところにある温泉がめちゃんこいいらしくて。
 も~温泉に浸かって浸かって浸かりまくって、からだじゅうの皮膚がズルズルになるくらいにふやけて、場合によっては源泉枯れるほどに飲み干してもいいな~くらい日頃考えていたので、温泉楽しみ。

 今回の旅のテーマはのんびりすること。これ以上ないくらい何も考えずに、食べて寝て食べて寝てを繰り返したい。
 普段とあまり変わらない気もするけど。何も考えないあたりが。
 いえいえ、この休日に比べれば、普段の生活なんてのは相対性理論を論じているくらいに複雑で意味わからないってほど、頭からっぽにしちゃうよ。

 電車でゴトンゴトン揺れながら目的地に向かう。
 う~ん、この仙台の町並み。仙台駅から30分も走れば町並みも何もなくなって、目の前に広がる冬の田園風景。どこか北海道の都市にも似ています。懐かしいほどに。


 小牛田という駅で、東北本線から陸羽東線に乗り換える。
 乗換の電車に乗り込んだはいいが、全く発車する気配がない…。どうなっちゃってんだろ~ヘヘヘイ、と思って時刻表を見たら「待ち30分」w
 どんだけローカル線なのさ。
 でもこれ、まだいいほうでした。翌日帰るときなんか「待ち57分」。一時間に一本くらいしかないみたい。
 いいんだ、旅だし、のんびりしたいし。

 鳴子の温泉を予約したつもりが、下車駅は川渡温泉駅です。鳴子は温泉街かもしれないけど、川渡は普通に町。
 どうやらかなりマイナーな温泉地をチョイスしてしまったみたいです。僕が。なんつーか、こう温泉街にありがちな駅周りにお土産屋とか…まったくないw
 もちろん駅員なんかはいないし、無人駅にもほどがある。suicaで乗車した日には改札出れなくて困ったことに…いや、その気になれば、その気にならなくても駅から出るのは自由自在です。塀も壁も金網もない駅舎。


 あの山を越えれば梅の林がある!のかどうかはわかりませんが、写真の山々を越えると山形県です。川渡は宮城県の中でもけっこう西側っつーか、そのへん。(←あんまり位置関係わかってない)

 宿まで車の送迎もあるようでしたが、どんな状況でも常に歩いて行くのが基本。


 川もキレイよ。泳ぐにはちょいとばかし季節は早いけど。なにが釣れるのかな~この川。
 とても素敵な景色で、電車に乗って歩くの正解でしたね。

 仙台からレンタカーで向かうという手もあったんだけど、いいじゃあない、電車で景色を楽しみながら、じょじょに近づいてくる山並みと目的地を想像して揺られながら、向かい合った座席でコーヒー飲むってのも。
 もしまた行く機会があれば、迷わずレンタカーですが。たぶんそのほうが早い。でも、ほら、早さなんか求めてないし。

 宿まで歩きながらも景色を眺める。うわ~人っ子一人歩いていないズラ。道に迷いながらも、尋ねる人も歩いていない。駅にあった地図で場所は確認してきたけど、あまりにグローバルな地図で正直アテにならない。
 目的地まで信号四つで左折、200mほど歩いたコンビニを右折、正面に見えるビルが目印なんて道案内に慣れた生活をしていては辿り着かない。

 半時間ほど歩いて到着。

 つづきはあした。いつになれば今回の旅行の全行程が書けるかな。

 沖縄ァッ!
 先程よね3先輩と電話で、行きたいとこ泊まるとこ、飲む泡盛について打ち合わせました。
 そーいえば、沖縄といえば、沖縄が好きでここ何年も毎年行ってると浮田が行ってたな~と思い出して浮田に連絡する。
 浮田ったら、一昨年の結婚式以来会ってないな。かわいいウェディングドレスでした。

 その浮田から、どんだけ沖縄好きなのよ!ってくらいに観光スポットからおいしいお店、素敵なホテル情報がメールで、僕のブログのような長文で送られてきました。
 これは埒があかないと考えて電話。

 「旅行はいいよな~」
 「旅行いいですよね~」
 そんな話をしながら、たまにはメールだけではなくて電話いいもんだよな~なんてことを考えていました。

 一人で過ごしているとどうでもいいことで「ふむー」とか「うーん」って考えたり悩んだりもしちゃうけど、そこから抜け出すのは難しい。行動してしまったほうが楽しいのはわかっているのに。

 「行って、楽しんで、帰ってくる。それが旅。」人生もそんなもんだと誰かが言っていた。本に書いてあったのか。
 行って、楽しんで、帰ってこなくて、目的探しているようなら旅じゃあなくて放浪だし、そもそもどこに行けばいいのか目的もわかっていないようなら遭難です。
 生きるってことは片道切符の旅みたいなもんだけど、心の行き着く場所って意味での拠り所はやっぱ人。ひとです。すべてひとです。

仙台へ行こう! その2

2009年02月13日 23時38分50秒 | 個人日誌
 三連休は終わって、今日から仕事だったのですが自分予想の通りフワフワと過ごしました。
 あと二日くらいは仙台の思い出を頭に浮かべてニヤニヤしながら過ごしたい。

 部屋に戻ってきて、宅急便を受け取ります。
 毎年バレンタインに贈り物をしてくれるかわいい後輩がいるんですよ~。ダンナはかわいくないけど。この贈り物が、都会の暮らしと仕事に蝕まれた僕の心をどれほど癒してくれることか…いや、ダンナはかわいくないんだけど。
 お礼の電話をして、子供の声を聞かせてもらう。
 この子もさ~、会う度に僕のことを忘れているかのように緊張してパパやママの影に隠れちゃうんだけど、いつも大好きなアンパンマンのチョコレートを選んでくれて「ヤッチャン、また遊んでね」と電話口で喋ってくれる。かわいい~。いや、ダンナはかわいくないけど。マジで。
 ヤッチャンなんて呼ばれるなんて。たしかに「やすさん」って発音的に難しいよな。
 タメぐちかよッ!なんてことは思いませんよ。からだもデカイけど、心もでかいっすから。
 しかし、子供はかわいい。
 僕もここの家の子供になりたい。そんでママに甘えて、パパをタコ殴り。

 つーわけで仙台。
 一日目は22時過ぎに仙台駅に到着。仙台ったら牛タン、笹かま。他にもいっぱいおいしいものあるんだろうけど、新幹線の中で駅弁を食べてしまったので、なんせ満腹。
 Romiyさんと会って、駅近くの居酒屋に入ります。

 ビールを二、三杯くらい飲んだあとで焼酎のお湯割りをいただく。
 お湯割りってほとんど飲むことない。それを注文するなんて。仙台の気温もこの時期にしては高かったんだけど、なんとなくやっぱ暖かい飲み物が欲しかったのかな。お湯割りはヤバイね。サクサク入る。危険です。
 翌日は温泉に行く予定です。鳴子の温泉がたいそういいらしいという話だし。

 仙台は車で行くと、高速を使っても6時間はかかる。片道いくらくらいだったかな?たしか7000円くらい。ガソリン代まで考えると往復で25000円くらいか。駐車場もかかるし。
 新幹線で行くのとそれほどそれほど変わりはないけど、なんといっても所要時間は全く違う。三、四人で行くなら車のほうがいいかもだけどよ~。

 今日会社に行くと上司が朝会のときに「明日私休みだから…」という話をしていたので、このチャンスの逃さずに「僕も三月に休みをとりたいんですが~」と。
 「あれ?このまえ休んだばかりじゃあなかったっけ?」「そんなことないですよ」
 というわけで、三月の休みをゲット!思う存分休んでやらぁ。

 あー、今回仙台の話ほとんど書いてないや。まぁ明日明日。

 今日は春一番が吹いたとか。言葉は春っぽいけど、風がびゅんびゅんに強くて埃っぽくて、たいして面白いもんじゃあないよな~、春一番なんかさ~。

仙台へ行こう!

2009年02月12日 23時35分59秒 | 個人日誌
 ども。ちょいとばかしご無沙汰していました。月曜の夜から仙台行ってまして~。いや~仙台はあれだ。けっこう近い。

 月曜日はもちろん普通にお仕事なんですけど、なにしてたかな?日中の自分?今思い出そうとしないと思い出せなかったんだけど、ああそうだ。鎌倉に行ってお客さんに会ってきたんだけど契約もらえなかったんだよな~。どうでもいいわ。
 帰社してからは、もう気持ちは仙台に向かっているからソワソワしちゃって。

 あんまし会社のひとに「今晩仙台行くんです!仙台。遊びに!」なんて触れ回ると、たいして仕事もしていないくせに遊びには行くのかい的な目で見られそうじゃあないですか~。たいして仕事もしていないってあたりは、仙台に行こうが行くまいが評価は変わらないとこかもしれないけど、遊びに行くのが我慢できない子供のようにはしゃいでいる姿は、社会人としてどうかなって思うよな~。
 で、思いっきり「仙台行きます~牛タン食べてきま~す!」って子供のようにはしゃいでおきました。

 会社を出て、その足で辻堂駅まで。新幹線に乗るのなんていつ以来かな?思い出してみると、札幌に住んでいたときに旅行で仙台行ったとき以来か。やっぱ仙台なんだな。
 みどりの窓口で「あの~、仙台まで行きたいんですけど」と申し出て切符を買う。飛行機と違って予約もいらないし、このへんの気軽さがいいよな~JRは。

 東京駅までは普通列車。50分くらい。新幹線のホームを探し当てて、晩ご飯のために駅弁を買う。あとついでにビールを一本。
 仙台駅に到着するのは22時15分。辻堂からだと所要時間は3時間ってとこか。
 新幹線は自由席をとったので、どんだけ自由になるのかわくわくしながら三つならんだシートに通路側に何日か分の着替えなんかが入ったリュックを置き、真ん中のシートに駅弁、窓際に座って景色を楽しみたいところだけど、夜なので何も見えない。

 お弁当は、「ひつまぶしと味噌カツの一回で二度おいしい」と書かれたものを買いました。なんで名古屋?でもまぁ、お腹いっぱいになる。

 ビールを飲みながら、走り出す新幹線の中で本を読む。
 いいよな~、このダラダラしたカンジ。
 もう今日から三日間くらいはなにも難しいことは考えずに、仕事のように無理矢理喋るのではなくて、喋りたいときは自分の意思で喋って、喋りたくないときには無言でゴロゴロするか、ビールを飲むか、ひたすらダラダラして食べて、飲んで、寝て、起きたらまたそれを繰り返すんだという決意のもと仙台駅に到着です。

 来月は沖縄にまた行くかもだけど、今年一年はひたすら自分のために自分のお金と時間と気持ちを使うんだ。
 あのときこうしていれば良かった…あのときこう言っていれば…なんてことを考えることなんかしないように、好きなように好きなものだけ食べて過ごすんだ。
 笑いたいときには笑って、笑いたくないときには笑わなくてもいい、会いたいひとにだけ会えばいいっていう、仕事とは180度違う生活をするんだ。

べろんべろんになろうぜ!

2009年02月05日 23時17分27秒 | 個人日誌
 この三日ほどの日記を読んでいると、気持ちが浮いているのか沈んでいるのか、自分でもよくわからないような書き方をしているな~と思いました。
 相も変わらず坦々と暮らしているんだけどね。

 ちょっぴり営業成績が上がらないくらいかな~。今、心配事があるというなら。
 先月はうまくいったじゃん!とも思うんだけど、多くの営業がそうであるように、翌月にはまたゼロからのスタートなんだよね。いや、どんな仕事でもそうか。
 積み重ねとか、経験から培うものとかあんまし関係ないよね、営業って。どんなに走ってゴールに辿り着いて、「いや~もう走れないわ~」って息ハァーハァーしていても、「休んでんじゃあないよ」ってもっと先のゴールが設定されてそこまで走るのはもうムリかもだけど、限界がないというか、言えばやれると思ってんからな~、上は。

 よくさー、言うじゃん。
 「打席に立っても、バットを振らなければボールには当たらない」とかって。野球をやっていた、というかやったけれどあまり芳しいものでなかった僕なんかだと、この言葉もわからなくないけど、打席に立ってもさ~、じっくり球を見て、たまに四球もあるし、送りバントのサインも出ることが多いんだよね~。

 誰もがホームランバッターじゃあないし。打順も一番から九番まであって、それぞれの役割ってもんがあって、どいつもこいつもホームラン狙って打席に立ったら、それはチームとして成り立たないし、翻って組織として、会社としてもおかしなことになるんじゃあないの?

 と、言い訳。

 仕事がうまく言っているときには、テンションも高いです。あまりテンションの高すぎる自分はあまり好きじゃあないけど。バカなこと言うこと多くなるし、なにより調子に乗るからな~。

 一般的にプライベートがうまくいっているときには仕事も乗れるっていうけど、僕の場合、仕事がうまくいっていないとプライベートもうまくいかないと考えている。あくまで僕の場合ね。

 もしかすると…、やってもやっても常にゼロからのスタートってところが、僕もたいな社会不適合な大人でも、大学の頃にshowさんに「キミあれだわ、ADHD」と称された男も、なんだかんだで仕事を続けてこられたのかも。
 やってきたこと全てが積み重なるような仕事なら、どこかの時点で潰れてしまい立てなくなるだろう。
 また最初から、位置について、よ~いドン!なら、嘘でも空元気でもイキオイだけで乗り切れることあるしね。(やっている最中はイキオイだけって自覚はないけど。終わってから言えること)

 どんな仕事もめんどくさい。誰でも。
 仕事が生きがいってひとっているのかな?いるんだろうけど、たぶん。話を聞けば「なるほどな~」とは思うけど、きっと僕は理解できない。手段ではあるけど、目的にはならないな、仕事は。
 たまに「次に誰かと会って楽しく飲むため」とか言っているけれど、その空白の時間を埋めるのは何も仕事である必要は全くない。
 朝起きたらおいしいものを食べに行って、昼寝をして、夕方には飲むことを考えたい。これが本音。
 仕事はしょうがない、やるしかないなんて考えて、耐えに耐えるのはMみたいな考え方だな~。いや、僕もたまにそういうこというけど。

 じゃあ仕事しなければいいじゃんってのは、そりゃあそうですけどさ~。仕事がなければ食べることもできないしー。
 別に誰かを食べさせる責務を負っているわけじゃあないから、自分のことは自分でやるくらいのことはしないとな~。

 なんの話だったかな?
 いかん、仕事の愚痴は言わないつもりだったのに。今のナシね。

 今夜はキムチ鍋を食べました。
 作ったわけじゃあなくて、コンビニで売っているアルミの器に豚肉、キムチ、もやし、玉葱、ニラ、豆腐が入っていて、火にかけて何分みたいのあるじゃあない。それ。
 こんぶのおにぎりと、あとは冷奴。
 べつにまずくはないけど、おいしくもない。

 鍋ったら、やっぱさ~。
 ぐつぐつした熱湯の中で昆布がゆらゆら揺れていて、そこに白菜をぶちこみつつ芯がやわらかくなるのを待って、おもむろに椎茸やえのき、しめじなんかのキノコ類を大量に投入して、豆腐もたっぷり、春菊は好ききらいがあるけど僕は香りが好きなのでこれも入れて。
 さらにぐつぐつしたところで脂身の少ない薄切り豚肉のロースをさっとくぐらせて、ぽん酢でいただくのが一番。しゃぶしゃぶって、おいしいよね~。

 今、なに食べたいかな~自分。
 そうだな~…、ぎゅんぎゅんに吹雪の中、サークル会館から澄川まで歩いて。
 N-3Bのフードで頭をすっぽり被って、寒さでかる~く頬っぺたの感覚がなくなったまま、串鳥のカウンターにどんと座る。
 まず最初に出されるアツアツの鶏ガラスープを一口すすりたい。ねぎが浮いたのを。
 からだは冷えているのに、キンキンになった生ビールをガッと掴んでクイッと飲んで、大根おろしに醤油をたらして食べる。

 注文は、まずは豚串と鳥。砂肝食べれないひといる?いないね、じゃあ人数分。もちベーコンは?これも人数分。レバーも。ささみは…そうだな梅紫蘇で。やっこと漬物ももらおうか。あ!あとつくねもね。塩かタレかって、塩に決まってんだろ。つくねは一本だけタレにして。牛カルビはう~ん、バイト代も入ったしいただこうか。
 先に言っておくけどよ~、今日は俺しか先輩いないけど、おごらんぞ。だいじょうぶ、だいじょうぶ、たぶん一人2500くらいだから。たぶん。終電で帰るし。

 四杯くらい飲んだころに、にごり酒でもいただこうか。そのあとはやっぱ日本酒だな~。
 いいね~枡からあふれんばかりに注がれた酒。

 寒さで震えていたはずのからだが、ここらでポカポカしてきて、追加注文。しいたけとかししとう、ししとうってあったかな?もう一回もちベーコンいっとく?あ~!うずら食べたい。

 おい、それなに?なに飲んでんの?ウーロンハイだぁ!?そんなのは酒じゃあねーよ。どれ一口飲ませてみろ…うん、アルコールの味がしないな。
 正真正銘の飲み物を飲もうぜ!
 すみませ~ん!!そこの店員さん、キミキミ、そこの竜子ちゃん。ここのこいつに熱燗一本つけて!
 なに?日本酒飲めないってか?わかった。ちょい、おざけん、見せてやって。さすがだね~、俺も熱燗にするよ。すみませ~ん、熱燗人数分お願いしま~す!
 やっぱうまいね~お酒は。こんなうまい飲み物はないぜ。
 ところで今年の一年はどうよ?ふむふむ…どいつもこいつも使えそうにないな。まずあれだ、俺が飲みにいくぞって言ってるそばからそそくさと部室を出ていくようなやつには用はない!あー、あいつ。あんなやつ知らん。飲めるか飲めないかじゃあないんだって!飲めないのなら、飲めないなりに限界まで飲む人間しか認めない。飲めるくせに自分守っているやつは信用ならんからな。
 ところで好きな女とかいないのか?
 終電がなくなるって?そうか、それは災難だな。まぁ待て、今倉内に電話してみるから。

 つーわけで、今一番食べたくて行きたいところは串鳥。決定。

 毎日気持ちなんて日替わりだから、明日にはまた明日の行きたいところ、食べたいものがあるんだろうけどさ。

いつものような休日

2009年02月04日 23時58分24秒 | 個人日誌
 今日はいつものような休日です。

 起きてから洗濯機を回してゴンゴンいう音を聴きながら、読みかけの本を開いて、もう何度読んだかわからないこの本だけど読む。
 途中で、コーヒーを淹れて(もちろんインスタント)タバコを吸いながらいただく。

 洗濯機が止まると、会社の制服や下着、ハンカチなんかの洗い物をハンガーにかけながら浴室に吊るして、乾燥機のスイッチを入れる。
 三時間で自動的に止まる乾燥機は、この三時間ってのがまた微妙で。靴下なんかはシャッキと乾くけど、二つ折りにしたズボンやバスタオルなんかは片側しか乾かない。

 目が覚めてからもしばらくはお腹は空かない。ここ十年ほど、毎晩アルコールを口にするようになってから。
 一番変わったことは、朝食を欲することを思えなくなったことだろう。
 実家にいたときに、それも中学高校、大学は最初の一年だけ、しっかり朝食を摂っていた。
 朝は6時前には起きて、中学生の頃は野球の朝練に励んだり、高校になると友達と体育館に集まって、授業の始まる直前までバスケをして、大学では一講目に間に合うようにバスに乗って、地下鉄に乗り継いで。

 30歳になるかならないかの頃に、体力の衰えが実感できるようになったので、仕事のある日には無理矢理にでも朝を食べるようにしている。
 パンと、ベーコンとチーズとミニトマトとホットコーヒー。たまに、ほんのたまに時間のあるときにはパンがトーストされるという贅沢を味わう。

 お昼の時間が過ぎた頃にようやくお腹が空いてきたので、車を走らせてラーメンを食べに行く。
 年末や正月が明けてから、こっちの天気ったら毎日晴れで、湿気がないせいか空気が恐ろしいくらいに澄んでいて、遥か遠いはずの富士山の稜線もくっきりと見えるほどだったのだけど、ここ何週間は、そんな日は一週間に一度か二度で、あとは雲が立ち込めるような日が続いていて、あまり気分が乗るような日差しが期待できない。

 テレビでは桜の開花予想が始まり、「今年は例年よりも少し早い開花となりそうです」と言っている。三月末くらい?
 おおかた外れるんだよな、予想なんて。

 ラーメンを食べたあとはいつものようにスーパーに行く。
 発泡酒を一ダースと、ししとうを一パック、レンジで温めるご飯を三個、食パンを三切れ、キュウイ一個、有料ゴミ袋を買いました。

 まだまだ寒い日が続きそうなので、暖かい服が欲しくなって、コロンビアのフリース(冬物処分セールとかで12000円ほど)、チノパンを買って部屋で着てみたら、黒いフリースはLサイズにも関わらずピチピチ、サンドベージュのチノパンは裾が短い。
 両方を身につけてみると、どこかの足りないおっさんそのものだ。

 大変申し訳ないって顔を作りながら、返品しに行きました。
 「宜しければ、大きなサイズに変更もできますが…」という女子高生あがりのバイトに「いや、いいんです」と丁重なお断りをして、また部屋に帰ってくる。

 服を買うときには、あーでもないこーでもないという、自分の弱点の最たる優柔不断さが首をもたげてきて、買うべきか買わざるべきかと、商品の前で小一時間は悩むので、これ以上のサイズの在庫がないことは知っている。取り寄せなんて待つのだるいし。
 そこまで知っているのに、自分のからだのサイズに合うかどうか?というところまでは頭が回らない。Lサイズなら合うだろうと安直に決めてかかっていたし。

 夜になって、ビールを飲んで、テレビをつけてみたけれど興味を引かれるものはなかったので五分でスイッチを切って、本の続きを読みはじめて。
 パソコンを立ち上げて、みんなの日記にコメントをつけていると、モデムの調子がここ数日悪いのだけど、接続できないのにイライラして(いや、そんなにイライラもしていない)「まぁ、いいや」と思って、やっぱり本を読む。

 三本目くらいで明日の仕事のことを考えて、この辺で酒は切り上げたほうがいいかな~とも思うのだけど、二日酔いでも二日酔いでないにしても、きっと面倒な仕事には変わりはないという結論に達して、もうちょっとだけ飲むことにする。

 そして、明日の朝には思うんだ。や~、あそこで飲むのをやめて早めに寝れば良かった、って。

ワイパーを新しいものに交換して、気持ちも新たに…って、ならないよ。なるわけないじゃん。

2009年02月03日 22時35分16秒 | 個人日誌
 今日はですねー、特になにをしたってわけでもなく忙しくもなく、とても休みっぽい休みでした。
 なんつーか、全ての行動が「あまり意味のないもの」というか。どれもこれも今日やらなければいけない、なんてことはないものばかり。まぁ、読めばわかります。

 午前中は歯医者に行きました。たびたび書いているけど、三ヶ月に一度くらいの割合で歯石を取ってもらって、タバコのヤニなんかを落としてもらう。
 けっこうお金もかかるんだけど、おかげで虫歯はないな~ここ何年も。
 腰も大事なんだけど、歯も大事。何十年かして腰が曲がるどころか歩けなくなっても、食べる喜びは失いたくないな~。

 だいたいいつも歯石とったりゴリゴリするのも、けっこう痛い。
 「そんなに歯茎をグイグイしてんじゃあねーっすよ!」と思うのですが、口の中にわけのわからない器具を突っ込まれている最中に、くどくどと抗議の言葉を口にするのは大変難しい作業だ。

 ところが、今日担当した歯科衛生士さんはめちゃんこ上手でした。
 まったく痛みを感じさせない。ドクターボンベも真っ青な腕前で、ロングホーンをノコギリでゴリゴリされても痛くないっつーか。
 冬なのに黒く日焼けしていて健康美人そうだし、僕のロングホーントレインの相方に是非指名したくなっちゃうね。

 歯医者を出て、まず一服。このあとは車をディーラーに持っていくんです。もうお昼だし、車を預けたら回転寿司にでも行こう。
 このまえ使えなくて、悔しい思いをした200円割引の券を「レジに叩きつけてやるッ!」と誓いながら、のんびりとタバコを吹かしていました。

 歯医者の駐車場はけっこう広いんだけど、この歯医者に何かを納品しにきた薬品関係の会社の営業車なのかな~、隣に停まっている軽自動車は。
 広い駐車場に、僕は車を停めるときにはなるべく空いている所を探して停めます。けっこうやられんですよ、ドアパンチ。

 こんな話をしているってことは、つまりは今日もやられたんだよねー。

 その営業車のさー、運転席側がガッ!開いて、キングクリムゾンで見たきたかのように、僕の車の助手席側のドアにドン!ですよ。
 これはよ~、めっちゃ許せんよなァ~。

 普段の僕はとてもおとなしいので、そんなに怒ることも誰かを怒鳴りつけることもありません。

 だから、今日も怒ることもなく。
 びっくりした顔をして頭を下げていた営業マンらしき若い男に「いいよいいよ」と手を振る。

 最近思うんだけどさ~。車なんか消耗品じゃん。
 長く乗っていればガタもくるし、故障もするし、どんなに大事にしていたっていつかはまた新しい車に乗る日がやってくるんだよね~。
 このあと車をディラーに持っていくのも、先日葉書が来て。
 不具合が見つかったのでリコールの対象になっているので、お近くの正規ディラーまで点検にお越しくださいってことで。
 「点火プラグの不具合」がどうこう書いてあったけど、車の構造にはとても疎いので、内容はよくわからない。それでも一応は車を持っていく。

 ついでにワイパーの交換もお願いして。ワイパーがさ、バインバインいうようになってきちんと窓を拭き拭きしてくれなくなった。
 リコールの検査には30分ほどかかるらしい、ワイパーの交換にも少々時間が必要だろう。

 当初の予定通り、車を預けている間に回転寿司を食べに行きました。
 以前はまぐろや鮭やあじ、いわしといった味のしっかりしたネタが好きだったのですが、去年くらいから海老やイカなんかの、甘みがあって歯ごたえのいいネタが好きになりました。

 寿司をいただいたあとは近くのブックオフで立ち読み。「レベルE」という漫画を。昔読んだこともあるけど、あんまし憶えていなかったので読んでみたら大層面白くて、一時間。

 車を引き取りに行って、洗車をしに行く。
 洗車も、歯医者と同じくらいの間隔で何ヶ月かに一回する。ピカピカにしたところでどうせすぐに汚れてしまうのだけど。
 いつもだいたいというか、ほとんどの休日を一人で過ごすことが多い。そんなときでも誰かを車に乗せる予定があるときには、あまり薄汚れた車のままでいたくないので、洗車します。
 今日の洗車は、近々誰かを乗せる予定なんかからっきしないんだけどね。

 泡たっぷりのスポンジを車に押しつけながらゴシゴシしていると、隣のブース(ブースって呼んでいいものか)で女性二人が一台の車を洗っている。
 ワゴンRみたいのに乗った、若い女のコ。きっとまだ十代、いいとこ二十歳そこそこだろう。
 不思議なんだけどさー。グレーのスゥエットみたいのを着ているこのくらいの年齢の女のコって、なぜか二人組が多くない?
 で、片方は「まともな格好していればけっこうかわいいかも」なのに、もう片方はびっくりするくらいのブサイクってパターンが基本で。
 この二人、あと五年して、お互い友達同士なのかな?学校が一緒で仲良しになったクチ?結婚式あげるときなんかにはお互い招待するほどの付き合いを今後何年も続けていられるほどの友情ってあんのか?少なくとも自分のほうが他方よりかわいいってお互いに思ったりしてんのかな?
 そんな、とてもどうでもよくて、バカっぽいことを考えていた33歳独身、彼女いない。休みの日にやることったら歯医者に行って、一人で回転寿司を食べて、洗車をするだけ。

 寂しいかと問われれば、実はそれほど寂しくない。心が弱いのはしぶしぶながらも認めるけど。
 面倒な仕事や面倒な事態が降りかかったときに「このめんどくささを、誰かと酒でも飲みながら、笑い話で吹っ飛ばしてしまいたい」とは考える。
 そんなふうに飲むことができる誰かであれば、僕は相手が男性でも女性でも一向にかまわないのだけど、一緒に寝るときは女性で温くてふんわりしたほうが、そりゃあいいよな断然。

 洗車のあとには「ここち湯」に行ってきました。泡風呂で足の裏とか腰とかブクブクされながら、裸の男たちを見ながら「ホモってやつは、こういう男がみんな裸の場所に来たらウハウハなのかな~。男の裸なんか汚いだけで何も楽しくないのに。やっぱり女性のお尻がプリンとしたカンジがいいよな~」なんてことを考えました。

 時間をかけてサウナで汗を流し(20分!)、壺湯なるものでかるく寝るほど浮かび、泡風呂でなまった心と体を打たれつつ、露天のかけ流しで半身浴をしていると、あがったときに立ちくらみがひどかった。

 11歳、いや12歳くらいの頃かな。
 父さんの職場の同僚家族と、僕の家族で、どこか温泉に一泊しに行きました。
 父さんと母さんと妹二人。向こうの家族は僕の一コしたの長女とその妹と弟。

 この向こうの家族の長女とは、歳の近いせいもあって、僕がそれこそ二、三歳の頃から遊んでいたらしい。アルバムには写真があって。もちろん記憶はないけど。
 「僕、大きくなったらこのコと結婚するの!」と言ってニコニコしていたそうです。

 小学校高学年当時の僕は車に乗るとすぐに酔ってしまうような男の子で。(大人になった今でも酒にはすぐ酔うけどさ)
 道中、コンビニ袋を口にあてて胃の中のものを全部出してしまうほどに吐いていました。
 温泉宿に到着する頃には、立っていることもできなくて。なんとか這いながらベッドに辿り着き、みんながおいしい夕食をとるために部屋を空けても、一人でベッドに伏せてるような状態。
 それでもせっかくだから温泉には入ろうってことで、父さんと一緒に温泉に入って、どこの温泉だったかわすれたけど、ものすごい硫黄のニオイがしていたのは憶えている。

 湯からあがって、ロッカールームに辿り着いたところから記憶がない。
 気がつくとベンチに裸で寝かされていて、顔の上には冷え冷えのタオルが乗せられていて、そのくせ顔は燃えるように熱い。

 あとで聞いた話では、着替えを置いていたロッカーに辿り着いた僕は、からだを拭くこともなくそのまま倒れ、ロッカーに角におでこを打ち、気絶していたとのこと。

 人生の中で、気を失う経験をしたことは、憶えているだけでも三回あります。一度目はこのとき。
 二度目は、大学一年生の学祭で酔っ払って走り回っているときに、中央棟の玄関のガラスに体ごと突き抜けてしまったとき。このときは、からだが倒れていることは知覚できるし、周りの声も聞こえているのだけどからだが動かないカンジの気絶。
 三回目は、ミノルハイツで浴びせ蹴りをしようとして、柱に顔面を打ちつけてしまい、水をかけられるまでの数秒間(たぶん数秒)意識なかった。

 温泉のときは、おでこの、性格には右の眉毛の斜め上あたりを強打してしまい。チュミミ~ンどころか、エイリアンが生まれるときくらいに腫れ上がりました。紫色に膨れ上がって。
 あれから20年以上たった今でも、その箇所はぼっこりしています。触るとすごくよくわかるんだけど、未だに誰にも触らせたことはない。

 ここち湯で、顔剃りをしてもらい時計をみると20時半。今日は特になにもしていないのにもうこんな時間か。
 お腹が空いてきたので、スーパー銭湯にありがちな、ご飯からラーメン、カレー、お蕎麦なんかを食べさせてくれるセルフ食堂形式な座敷で、生姜焼き定食を食べる。
 あたりを見回すとさー。誰もが誰かを一緒に来て、楽しい会話をしながら一緒に食事したり、風呂上りの火照ったからだでジョッキで乾杯したりしている。若い女のコも二人三人とかで、風呂上りの乾ききっていない髪のままジュースを飲んでいたり。

 僕は一人でいることには何の不満もないのだけど、ちょいと自分を外から見てみたときに
 …生姜焼き定食を一人で食べて、洗車に二時間も時間をかけて、もし誰かがいれば洗車なんてものにそんなに時間をかけていられない。そんな時間があれば一緒の誰かと遊びに行くだろう。回転寿司で、一人で次に何を食べようか考えて…
 そんな生活は、間違っていないけど長く過ごせば過ごすほど、こう凝り固まっていくというか、知らず知らずのうちに、自分を自分の中に閉じ込めることに慣れてしまっていくんじゃあないかなと思う。

 一人でいることに不満がなくて、そのくせたまに寂しくなることもあって、飲んで紛らわして。(飲んでいるのは毎日のことだけど)
 誰かの気持ちを考えるほど、自分の気持ちもよくわからなくて。わかるまで考えることも苦しいし、結局は自分、全部自分じゃんってことで諦めて、「たまに会ってわかりあえればそれがいいんじゃあない」ってことで気持ちを満足させて、持続的になにかをすることもなく。
 (「わかりあえている」という気持ちは錯覚なのか?本物なのか?それを深く追求することにどれほどの意味があるってんだ)

 黙ってても生きていけるんだけど、これってホントの意味で生きているっていえるのかな?
 誰かの心をギュっとさせて、自分もギュとしたくなるような、そんなふうに誰かと過ごせるのなら。誰かが僕といて幸せだと少しでも感じてくれるのなら、僕はそのひとのために、今よりちょっぴりツライことがあってもなんとか耐えていけそうな気はする。
 きっと気持ちは同じで。
 お互い、なんとかやっていけそうな気がする。

あなたが落としたのは、この金の斧ですか?それともこちらの銀の斧ですか?

2009年02月02日 22時53分36秒 | 個人日誌
 今日も寒かった~。ブルブルします。風が強いとめちゃんこ寒いです。風速1m/sにつき体感温度が1℃下がるんだっけ?風速が10mだと10℃も下がるのか。そりゃあ寒いわ。気温0℃の中にいるようなもんだもん。
 こう寒いと、てきめんに腰が痛みます。

 年寄りくさいけど、からだ大事なので毎日腰に湿布をあててます。それほど痛くないときにも。おかげでこの冬はまだディープな腰痛はないけれど、ちょっと油断したらホントすぐ折れます。
 こんな歳からこの状態だとさー。あと十年もすれば間違いなく腹巻が手放せないくらいにはなるんだろうな~。
 まぁ、誰だってからだのどこかにひとにはわからないような痛みとか、あんまりひとには知られたくないもん持ってるよな~。ってくらい腰はヤバイわ。

 昨日、じゃあなくて一昨日か。雨が朝から降っていて。出勤するときには傘をさしていたけれど、夜帰ってくる頃には止んでいて。
 セブンイレブンで晩ご飯を買って帰るときに、そこの傘立てに傘をすっかり忘れてしまったんだよね~。

 100円傘ってのが、よく駅とかでも売っているじゃない。あれキライなんです。風が強いとすぐ折れるし、短いから全然雨しのげないし。
 なによりも100円ってのが気に食わない。考えかたの違いなんだろうけど、100円で買ったものなら「なくなっても別に気にならない」って心理があるのか、そんな傘って、そこらに適当に捨てられたり、晴れたある日に歩道にボロボロになったビニールに100円傘が落ちていると、イヤな気持ちにならない?
 「このゴミは誰が片付けるんだ?」って考えて、僕なんかは誰のものともわからないそれを、拾って捨てたりもしないけど。
 なんだろ?近いとこでは一方通行であることを全く知覚しないでスーパーの駐車場を逆走している女性ドライバーを見たときみたいに。

 無駄に背が大きいせいか、普通のサイズの傘でも足りないので、いつも長めの傘を買います。長いのって値段が高いんだよね~。(このまえ自転車に巻き込んでボロボロになったりもしたけれど)
 なので、傘一本もけっこう重要。セブンイレブンに忘れたとはいえ、そのまま放っておけない。
 取りにいかなければ。

 で、セブンイレブンでまた晩ご飯を買いながらレジで「先日ここで傘を忘れてしまったんですけど、まだあります?」と尋ねる。
 このレジの子がまたけっこうかわいくて。(そんなのばっかし。笑顔がいいんですよ。笑顔が。やっぱ女性は笑顔ですね)
 「お待ちください。見てきます」
 「黒くて長くて、先っちょが少し曲がっているやつなんですけど」(セクハラか?)

 と、「こちらですか」とそのコが持ってきてくれたのは、たしかに黒くて長い傘だったんだけど、僕の傘じゃあない。
 僕が忘れた傘のようにボロボロでもなくて、まだ何度も使用していないような綺麗な傘だったんだよね。

 なんかの童話で「金の斧と銀の斧、あなたが湖に落としたのはどちらですか?」みたいな話あるよね。

 アホなきこりがバカ面こいて木を切っているときにドジこいて湖に斧を落とすんだけど、湖の精だかいう奇妙な生き物が、両手に斧を持って暢気に出現し「どちらを落としたのですか」とのたまって、金の斧と銀の斧なんていう、そんな材質の斧なんかあるわけねーだろ、って選択を迫るみたいな話。

 木こりは正直者というかちょいと足りなかったので「お、おでが落としたのはそんな斧じゃあねーズラ」と鼻水垂らしながら答えると、湖の精は「では、あなたが落としたのはこちらのただの斧ですか?」と再度尋ねてきた。
 「んだ、それが俺んだ」

 「あなたは正直者ですね。褒美に金銀両方の斧をあげましょう。もちろんあなたの斧もお返しします」

 木こりがこの話を村の人間にすると、ずる賢い男が「俺も金と銀の斧が欲しい」と野心をまんまんにして、湖にやってきて、わざと斧を湖に落としました。ボッチャンとね。

 出てきた湖の精が尋ねます。「あなたが落としたのは、この金の斧ですか?それとも銀の斧ですか」
 「両方ッ!」
 ウソをついた男に対し、湖の精は「死ねばいいのに」とまでは言いませんでしたが、明らかに侮蔑な表情を顔に浮かべ、何も言わずに湖に戻り、男はもともと持っていた自分の斧もなくしてしまいましたとさ。

 金銀両方の斧を与えるのに、そもそも「褒美」とか言って、オマエ何様よ!と幼心に思ったもんですが、その話を聞いたずる賢い男が自分の斧を無くしたのも、そんなにたいしてガッカリすることでもないじゃんとも思う。斧一本で木こりやってたわけじゃあないだろうから、他にも何本か持っているんだろうし。まぁ、木こりって商売をするくらいだから商売道具は大事なのかもだけど。
 金の斧と銀の斧を褒美にあげたすぐあとに、「僕も落としちゃいましたァ~」なんてヤツがきて、ほいほいと「金の斧と銀の斧、どちら…」って、この湖の精もよほどめでたいよな。

 セブンイレブンで「こちらの傘ですか?」と僕の傘よりも上等な傘を差し出されたときに、そんな話を思い出しました。

 さて僕のとった行動は?

 1、「それです、それ。南光園」しめしめと受け取る。
 2、「違います」正直に答える。
 3、黙って傘で、レジの女のコをタコ殴り。

 普通に2番。
 3番という選択肢にも抗いたい魅力はあるけど、ここはね、ほら。(なにが「ほら」なんだか)

 すると「他の傘も見てきたんですけど、黒い傘はこれしかなくて…」と大変申し訳なさそうな顔をするレジのかわいい女のコ。おー!その困ったような表情!いいねッ。
 変態か。

 忙しそうな時間帯だったし「いや、探していただいてありがとうございます。でもないならいいです」と言うと、「もう一回探してきます」と走り出し「良ければ、お客さまも一緒に見ていただけますか?」おう!望むところよ!

 結果から言うと(ここまで引っ張っておいて「結果から言うと」もなにもないけど)、無事に僕の傘がみつかりました。な~んだ、ちゃんとあるじゃあない。

 だからどうだって話でもないけど。