艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

今後とも改めてよろしくお願いします。

2007年04月30日 23時58分03秒 | 個人日誌
 間に合った!
 飲み会途中で抜けてきたけど、それでも間に合った。

 昨日0時過ぎてからとりあえず更新して「今月毎日書き続けた」とは思ったけど、短いながらも今日も更新します。

 明日から五月ですね。みなさん、今後ともよろしく。

ギリギリじゃあないとダメ。

2007年04月30日 00時46分23秒 | 個人日誌
 今日アップすれば4月毎日更新達成。今0時33分、今日だよ。

 何度も言ってるけど、GW。一日くらい休日に普通に休んでみたかったな。まだチャンスはあるか。

 昨日の天気予報で、「今週火曜水曜は連休の谷間ですが、この火曜水曜から気圧の谷もやってきそうです」って、なにうまいこと言ったつもりになってんのさ。

 チーム最後の日。このチームに来て随分経ったな。何千人のお客さんから契約いただいたんだろう?こんなに大勢のひとに会うことはもうないな。

 知らない人と会うのは苦手で、喋るのも得意じゃあないわりには、まぁ良くやった。
 仕事だからといえば、それもそうだけど。仕事だから努力した。生活するために努力した。当たり前のことか。
 そんなふうに割り切るのなら、努力なんて仕事なんて僕にとってホントにどうでもいいもことだ。

 誰かに「頑張れ」は言ってはいけない。だけど「頑張った」なら言ってもいい。

オクレ兄さん!

2007年04月29日 22時44分37秒 | 個人日誌
 天気いいね。今日なんか気温も昼間はぐんぐん上がってさ、太陽さんさんでさ、こんなん働く日じゃあないよ。

 今現在は以前のチームに所属しながら、新しいチームの営業さんに同行してる。その営業さんにくっついて歩いて、お客様宅でどんな話をしてるのかを実際に見て聞いて覚える。いわゆる研修期間ですな。覚えないといけないことや、勉強しないといけないこと盛り沢山。
 自分がお客さんと話すことはないから、体力的には疲れたりしないが気を遣う。営業さんのプレゼンの邪魔にならないようにして、話のペースを崩さないように。

 午前中、そんなかんじでの同行のあと、どこでお昼食べるかという話になった。俺は昼はがっつりと食べたい派。もう一人の営業さんは昼は少なめ派。
 時間もないのですき家。

 いつも注文するのは「牛丼豚汁定食」に「オクラ単品」。
 いただきま~す…ってあら?オクラがないぞ。キョロキョロ…と、横を見ると営業さんがオクラを牛丼に乗せておいしくいただいてる。
 心の中でこの何分かの記憶を辿る。僕は確かオクラ注文した。営業さん確か注文していない。僕の前にオクラはない。営業さんの前にはオクラがある。最近記憶も曖昧で、忘れっぽいんだよね~俺。歳のせいかな?疲れやすくもなったし。まだそんな歳じゃあないか~いや~参ったね~ハハハ…

 そのオクラたぶん俺のでは?

 こういうとき困っちゃう。
 同じ会社の人だけど、今日まで一度も話したことない人。「あまりこういう店来たことないんですよ。いつも昼はコンビニで済ますから」なんて言ってたから、おそらくこのオクラを「デフォルトの牛丼についてくるもの」と思って食べてるんだろうな。悪気はない。
 でもどう考えても俺のものは俺のもの。しかし言い出しかたが難しいとこだ。

 「オクラ頼まれました?」その人は何を言われたかわからない顔を一瞬したが、「あ!ごめんなさい!どうしよう…すみません」
 
 この事態に至る原因は明確で、俺が注文したものなのに、店員が間違って営業さんのほうの御膳にオクラを載せて持ってきたのが悪い。

 普段から心掛けてるというほどでもないが、お店で店員さんに注文をするときでも、そして料理を持ってきてくれて受け取るときも笑顔で(俺の笑顔が笑顔と認識されるかどうかという疑問はおいといて)丁寧に応対したいと思ってる。
 食事に行くとどんな店でも店員さんは忙しそうだ。「お忙しいところ申し訳ありませんが、お手すきの時にでもビールを一杯お持ちいただけませんでしょうか」
(それは丁寧ではなくへりくだりか)

 今回のように注文ミスに対してもここは大人の対応をしなければならない。(勝手にプレッシャー)
 「おい、店長出せ」「は?」「だから~店長出せ、呼んで来いつってんだろ~がよ~」と言いながら、既に箸も持った手で相手の耳を突き刺す。「聴こえてないならその耳いらねーよな~」という妄想もいけない。そこまで怒るとこじゃあないし。

 「すみませ~ん」お昼時で混雑している店で、他のお客さんの迷惑にならないくらいの声量で店員さんを呼ぶ。そしたらだよ!すぐ近くにいた店員が「は?」って言いました。この僕に。

 僕はさ、僕が注文したオクラを間違って食べてしまって恐縮している営業さん(この人にとっても、僕とは初対面みたいなものだ。きっと「あちゃ~どうしよう」って恥ずかしい思いでいるに違いない。)の為にも、「最初一緒に飯食いにいったとき、僕のオクラ食べましたよね~(笑)」「それを言うなって(笑)」みたくなることも想像して、ここはなんでもなかったかのように過ごしたかったのに。

 「は?」だと!俺に向かってそんな洒落た返事ができる人間は、けっこうたくさんいるけど、それは先輩か、気心知れた後輩か、友人か家族だけだ。
 あなたはどう見ても先輩でも後輩でも友人でも家族でもないな。

 「どうして俺が注文したものをこっちの御膳に持ってくるの?間違って食べちゃったじゃん」これが精一杯。店員は「すみません、お取り替えしましょうか?」と言う。そういう問題じゃあないっしょ。面倒になった。「いいからさ~、早くオクラ持ってきてよ」

 昼間は暖かかったけど、陽が落ちてから気温もだいぶ下がった。

 明日の夜は、社内結婚するお二人をお祝いする飲み会があるようでそれに参加する。
 開始21時からという時間がちょっと困るとこ。今月に入ってから毎日書いているこのブログが更新できないかも。ブログと会社の人の結婚、そりゃあ結婚のほうが重要だけど。お祝いであっても、自分で毎日やろうと決めたことは別問題。

 このあたりの頭の固さが僕の問題なのかな。いや、そういう問題でもないような。わからなくなってきたよ。教えて、オクレ兄さん。

半分溶けた雪だるま、そんなカンジさ。

2007年04月28日 23時32分00秒 | 個人日誌
 ザザ~…ザザ~ン ザザ~

 波の音。どうしてかわからないけどわけもなく気持ちがのらない時や根拠がないのに、悪いことばかり考えてしまうとき。海に行ってただボケボケするけど、解決にはならないな。なんか良くなった気分になるだけだ。
 だって海はそこにあるだけで、別に俺の心も誰に心もをどうにもこうにもしてくれないし。
 「海に行って、波の音を聞いてると心が洗われる」そんなの嘘だ。
 「太古の生物としての水中で暮らしていた記憶が、波の音を安らかなものだと感じるから落ち着く」それも嘘だ。
 海の中で暮らしていた頃なんて、常に天敵の脅威に晒されていたのだから今よりも安心できていたはずがない。遺伝子的にどうだ、α波がどうだ…適当なこと言うなよな~。

 星空を見上げてるほうがまだいいな。音がないから。満天の星なんかここ何年も見てないけど。

 何年も前に十勝の池田町で中継の準備に前日入りして、その日に夜見た星空は最高だった。
 真冬の寒い時期だったからモコモコの防寒着で、真夜中に空を見上げていた。見渡す限り360度の星空が、空ごと落ちてきそうで、立ったままグルグル回って眺めてた。一人で。

 今もしも、誰かと満天の星空を眺めることがあったら、僕はその人に延々とスタートレックの話をするな。

 未練がましい。
 よく映画やドラマなんかで、過去の失敗や気持ちを吹っ切って「今日から新しい自分!」みたいなストーリーがあるけど、それってどうなの?
 過去をそんな簡単に(映画やドラマではもちろん「簡単に」ではなくて、そこに至るまでの感情の変化を理解しやすいかたちで描写してるけど)もう過ぎたこととして、次のステップへ進みますって考え方は僕には難しい。(難しいというか、そんな道はない)
 「自分できちんと考えて選んだ道だから後悔はない」というものは想像できない。
 「別に過去をさっぱり忘れて切り離したわけじゃあないでしょ。過去も経験があるから今がある」
 そんなことは今さら知ったフリして、ここで声を大にして言うことじゃあなくて、誰もが思ってることだろうけどさ。

 大事にしてるから故じゃあないの?忘れないのは。
 過去も自分の一部として、その服を心の引き出しのあまり開けない棚にきちんと畳んで収めておいても、たまにそのことを考えて、「うわー」とか「助けてー」とか心は叫ぶ。
 「どうでもいいや、過去のことだし」終わったことだと言って切り捨てれば、それってダースベイダーと一緒さ。
 人より忘れっぽいけど、痛かったこと思い出すと「わぁーわぁー」って泣く。夜中に目が覚める。歩いている途中でうずくまる。どんなひとでもきっとそうなんだろう。(ダース・ベイダーだって、結局捨てられなかった。捨てたつもりでいただけ)

 若いうちから(青年14歳)、過去に踏ん切りをつけて成長したつもりになっていると、大人になってから捨てたつもりの記憶に囚われて性質悪いことになると思うんだよね。
 解決しない問題なんかは個人のレベルでも、ありとあらゆるところにいつもそれが溢れていて、そのひとつひとつは関連がなさそうで、それでいながら全てが関連づいていて、とてもやっかいだ。
 気がついたときに対応しないと、ずっと怖い思いをする。(じゃあさ、気がついたときに対応すれば、あとあと悩まないのか?と聞かれれば、その答えは僕にもわからない。そして気がつくのは、だいたいあとの過ぎ去ったと思い込んだ時なんだ。誰もが)

 このブログを読んでくれてるかたがたは僕がもう何年もどういう日常を送っているか想像することができるだろう。(ブログそのものはこの何ヶ月で始まったものだけど)
 僕は想像しない。誰かが今頃、今この時間をどう生きているのか祈ることしかしない。

 いつも別れたあと考える。次に会えるのはいつなのか。どうすればまた早く会えるか。なにをすれば会えるのか。
 (とりあえず目の前のことを少しづつこなしながらその日が来るのを待つしかない。だから会うときまで暮らせていられるよう仕事しよう。仕事は面倒だけど次のときのために働こう。)結果だけを求めているわけじゃあないからな。

 冬の真夜中に星を見上げたあとに、雪だるまを作ったとして。小さな雪だるま。朝、出掛けるときに見るとそれが朝日を浴びて溶けかかっていた。
 新たに雪をくっつけて形を戻そうとは思わないよね。雪を注ぎ足しても帰ってくる頃にはまた溶けているか、形も崩れているかもしれないし、なにより朝の慌しい時間に(「早く電車に乗らなくちゃあ」「バスに乗らなくちゃあ」)そんなことをしている余裕はない。
 それでも朝に玄関を出て、溶けてるのを見れば、「ああ」とは思う。

宇宙暦2001.4.27

2007年04月27日 21時51分14秒 | 個人日誌
 世間はゴールデンウィークか…羨ましいやら、羨ましいやら。
 いいんです、放っておいてください。
 今どきの会社勤めの人間の何割がこの連休、きちんと休みをとれるのだろうか。こんなにみんな休みも思うようにとれずに働いてるのに。

 この際だから言わせてもらうが、あのハッピーマンデーとかやめちくり。もともとあった祝日をその週の月曜日に持っていくってやつ。
 このハッピーマンデーって名前すら誰も覚えてないんだろうけど、いつからだったけ?三、四年前からカレンダーではそういう休みになったよね。
 月曜休みで三連休なんてさ、マジで今時の社会人には在り得ないじゃんか。その分を必ずどこかで休日出勤したりするだけで意味のないものだ。

 まぁ、週に二日ちゃんと休みのあるやつが言うことでもないか。ただ僕もみんなと同じカレンダー通りの休みで開放感溢れながら飲んだり、泊まりでお出掛けしたり、あんなことやこんなことしたいんだ。

 さてと今日も煮込むか。

 24世紀の宇宙。
 我々はケイラス4号星での任務を終え、第324宇宙基地へ向けて進路をとった。ここでエンタープライズ号は大規模なオーバーホールを行う予定だ。
 

 ウォーフ「艦長、亜空間センサーが進行方向に異常なタキオンパルスの発生を感知しました。こちらへ向かっています」
 ピカード「メインビュワーへ映せ。…データ、これはなんだ?」
 データ「センサーの数値から見て、時空の渦かと思われます。エンタープライズの衝突コース上に位置しています。このままの進路を保つと5分17秒後に艦は渦の中心に達します」
 ピカード「進路を変更。マーク272方位31へ、推力二分の一」
 データ「時空の渦がこちらに向かってきます。速度を上げてきました」
 ライカー「防御スクリーン!非常警戒!」
 ピカード「全力で後退!…どうなってる?船の進路が変わらない。機関室!ラフォージュ少佐、報告せよ」
 ラフォージュ「こちら機関室です。強大なタキオンの放射の影響で通常エンジンのコントロールが利きません。ワーププラズマも抑制できません!」
 ライカー「データ、あの渦の中をセンサーの周波数を変えて探知できないのか?」
 データ「あの時空の渦はある種のタイムトンネルになっているようです。現在の装備では内部まで調査することは不可能です。センサーのビームを調節して再度スキャンを続行します」
 ウォーフ「艦長、意見を述べさせていただいても構いませんか?あの渦の中に光子魚雷を打ち込めば、衝撃で破壊することができます」
 ピカード「ウォーフ大尉、それではこちらの次元にもダメージを与えてしまう可能性がある。他に意見は?」

 
 
 データ「艦長。渦の重力圏に捕らわれました。航行システムダウン。姿勢制御不能。メインパワー低下」
 トロイ「艦長!あの時空の渦からは、なんらかの意志が感じられます。まるで何者かが意図的に過去の時間へと引き寄せているような…。とても強い意志が感じとれます」
 ピカード「その何者かが我々の船を引っ張っているのか?!」
 ラフォージュ「ワープコア破損!これ以上は船が持ちません!!」
 データ「渦に飲み込まれます」
 ピカード「全クルーに告ぐ!衝撃に備えろ!!繰り返す!衝撃に備えろ!!」

 …
 
 2001年4月27日 金曜日
 8:00 ○TB。二本録り。ヒマすぎてつかれる。昼はAさんたちとマック買ってくる。その後○○(番組名)、三越屋上。
 現場解散させてもらって札幌駅へ。18:40の中央バスで旭川へ。21時に着。UMEさんと会ってのみに行く。○○さん(先輩の名前)は来なかった。まず二人で居酒屋でのみ、そのビルの上でまたのむ。
 まっつさんきた。そのごスナックへ。のむ。
 店出て酒買ってUMEさんのいえでのむ。外は明るかった。

 6年前の今日はUMEさんとまっつさんと飲んでいたようです。この次の日の朝、まっつさんはちゃんと仕事に行き、僕とUMEさんは夕方に旭川を発ち、札幌のロイホでご飯を食べたそうです。

 UMEさん憶えてます?

 今日も煮込み過ぎた。

 昨日のものよりは微妙に色が良くなったような。無類のトマト好きと豪語する僕ですが二日目にして飽きた。それでも昨日より間違いなく味はいい。

 …

 データ少佐の機転によって、エンタープライズ号とクルーは「手羽元のトマトソース煮」をおいしくいただくことができた。
 我々の宇宙探索は無駄ではない。人類も進歩していると証明した。たとえ同じレシピで作った料理でも、限りない探究心があればそこに失敗などないのだ。

少しぬるいビールを飲み

2007年04月26日 23時32分53秒 | 個人日誌
 一週間ほど前に「異動があるのでしばらく忙しくなります」ってかいたけど、ありゃあウソだ。
 お客さんや会社から電話が鳴らないとヒマヒマヒマヒマヒマ!…ヒマァッ!!こんな日に給料もらっていいのかしらん。

 そういうわけで今日は18時15分に会社でました。外はまだ明るい。あ~夕方って空がこんなにキレイなんだ~。

 たいした仕事もせずに早い時間に帰ってきたということで、からだもこころも疲れてない。(呼吸も乱れていない。今なら最高の波紋を練れるぜ!)今ならなんだってやれそうな気持ち。
 よし!久々に料理しよう!

 スーパーで今日買ったものは、トマトのカットの缶詰(108円、これさえ入れればなんか料理っぽいものになる)、あら挽きソーセージ(298円、朝ご飯用)、玉葱(28円、新たまねぎっていうラベルに惹かれただけ)、しめじ1パック(98円)、アスパラ(98円、本当はブロッコリーが欲しいけど売ってなかった)、手羽元10本(250円)サバ水煮缶2個(168円)、インスタントのミートソース(98円)、贅沢日和6缶パック(696円)。

 今日はお昼から「ハンバーグとカットステーキ」を食べてしまったものだから、野菜をとりたかった。でもかるくお肉も食べたい。そして晩ご飯はビールに合うものでなければならない。

 玉葱をガー切って、しめじは底の部分をカットしてから房を切り離し、アスパラはざっくり切ってしまう。
 手羽は見よう見まねでかるく包丁で切り目をつける。(きっとこうしておけば味が滲みるんだ)

 料理は苦手。どのみち食べるのは自分だけだから過程や方法など…どうでも良いのだァーッ!! 

 フライパンにオリーブオイルを垂らして…って、ビンを振っても出てこない。どうやらなくなってしまったようだ。しょうがないごま油で代用しよう。ごま油はあったかな?なければ最悪はドッピオ汁で我慢しよう。あったあった!心の底から良かった。
 唐からしを一本、指でぐちゃぐちゃにしながら投入。あ、ニンニク買うの忘れた。仕方がない、ローストガーリック振りかけとけばいいか。
 食材をフライパンに入れる。

この時点でとりあえずビールを冷蔵庫から取り出す。ビールはおいしいな~。こんなうまい飲み物はないぜ!

 トマト入れる。酸っぱい香りがとてもベネ。

 あとはこのまま煮込めばいいや。以前に火を弱くしないまま煮込んだものだから、台所周りにトマトが飛び散ってイヤになったので、ここはごくごく弱火で。

 普段料理をしない人間(僕なんか)がよくやってしまう失敗はだいたいが味付けだ。あれもこれも入れてたくなって、最終的に食材の味をダメにしてしまうんだ。きっと。おそらく。わからんけど。
 あ、玉葱入れるの忘れてた。今から入れてしまえ。
 味付けは塩胡椒。固形コンソメ入れて(J郎さん買ってきたものだけど勝手に使ってもいいや。まさか殴られたりはしないだろう)、味はシンプルでいい。

 ローリエは一枚入れたほうがいいのかな?ビンには賞味期限が2004年とあるけど。今年は2004年だから問題なし。(もともとカラカラに乾いて売ってたし、腐るものでもないだろう。他の調味料の期限も俄然気になるところだ)

 煮込みながら、よね3とUMEさんの日記をチェック。一日に45件もコメントが入る日記ってすごいですよね。よね3の日記は相手のコメントに対してのよね3のうま~いきり返しでコメントが入るから、それを読んだ誰かがまたコメントするという、次から次へのいい循環がある。
 俺なんかは、部屋に帰って来てからみんなのコメントを読む時間である夜になると「次はブログでどんな話を書こうかな」ってことのほうに心が向いてしまっているから、せっかくいただいたコメントになんだかとんちんかんな答えかたをしてしまってる気がする。反省しよう。

 昨日のshowさんのブログ「褒めて、チョコで、誘って、落とす」がとてもおもしろかった。「そうそう!」と頷いたりして笑えて。
 髪を切った僕がいつものように出勤して席について書類を眺めていると、向こうのほうにいる女性たちが遠くで話をしている。
「ドッピオさん髪切ったんじゃあないんですか?」と言うのが聞こえた。(「よしよし、一番早く気がついたキミにはプラス5点」)
「そーお?全然気がつかなかったよ」(「キミはマイナス3億点」)
 そのご、いち早く気がついてくれた女のコが「髪きったんですね~」と言ってきたのに「春だし、さっぱりしたくて」と普通の答えかたをしてしまったよ。
 せっかく言葉をかけてくれたんだから、俺ももう少し気のきいたこと言えないものかね。

 そういえばダーキシにメールしたところGWに札幌に帰るようだ。札幌で家族や友達と楽しい時間を過ごしていっらしゃい。旅の安全を祈ってます。
 僕もこんなに仕事がヒマなら有休とって帰れたんじゃあないか!?せめて二泊三日くらいでも。有休余ってなくなってるくらいならさ~。今さら遅いけど、そもそも会社がよ~…

 煮込み過ぎた。

 あまりトマトの色っぽくないけど、きっと光の加減か、カメラの調子が良くないのだろう。
 いただきま~す。もぐもぐ…うむー。ありかなしで言えば、なくはない。いや、ないね。これは。
 俺は料理の才能ないな。これだけ食材買ってきて、時間もかけて、あと片付けする労力使うなら、外で食べるか出来合いの惣菜でも買ってきたほうがいい。
 独り暮らしの不器用なサラリーマンが料理を作ってはいけないということだ。(これと同じものがもう一回作れるくらい残ったので冷蔵庫行き。時間もかかる。食器洗いも面倒)

 今日は天気も良くて暖かかったので筆が進む。東京では雹が降ったみたいだけど。

 明日のご飯はどうしようか。

(早い時間に帰ってきたわりに更新が遅かったのは、一度全文が消えてしまったからです)

終わらないために、僕のために。

2007年04月25日 23時04分53秒 | 個人日誌
 いや~寝たな。

 ここ最近のヒマっぷりたら、ブログ読んでるみなさんはよくご存知だと思いますが、ここ何年も俺の暮らしぶりはだいたいこんなもんよ。
 どこにも遊びにいかず、ただ仕事して、一人でお金も使わずにダラダラ。これといって病気もしないし怪我もないし、可もなく不可もなく。

 でもなんかしっくりこないんだよな~。(しっくりくる生き方してるひとなんているのかな)
 なんというか、ものすごく楽しいこともないけど楽しくないわけじゃあないし、たまにすごい落ちるときあるけど二、三日でどうでもよくなる。
 俺らしくないっつーか。
 ゆっくり死んでいくみたいだ。

 のっけからどうでもいい話から入ったけど、今ふと思ったのは「人のためになにもしていない」からかな。
 別にボランティアしようとか、世の中のために自分はなにができるかとかそんな大げさな話じゃあない。

 誰かのために時間を空けて会いにいったり、誰かのために料理したり、誰かのためにお酒を飲んでいない。休みの日には一日のぜ~んぶを自分のために使ってる。

 こんなことを考えていてもしょうがないので、このヒマな期間は次になにかするための充電期間だということにしよう。
 一人でフラフラしていると「一体自分はなにしてるんだろう?もっと有意義に時間を過ごす方法があったんじゃあないか」と夜飲みながら考える。
 シジマやダーキシや石川にも(この三人は間違いなく孤独)、きっとそんなふうに考えてしまうことあると思うけど、その時間が適度にあるからこそ再会して飲むときに喜びがある。

 でもなんだか、だんだんその間隔が広がっている気がしない?
 誰かと会って飲んでるときは楽しい。その時まで働いて、その時を楽しみにしながら一人で過ごして、そして次に会うまでの時間が長くなっているような気がしない?

無駄に出掛ける休日

2007年04月24日 20時15分17秒 | 個人日誌
 朝起きたら9時。今日はお休みです。髪を切りに行くために美容室を予約してある。
 朝御飯をのんびり食べて、コーヒーを飲みながら新聞を読む。さてぼちぼち出かけますか。(J郎さんは午前半休とかでまだ寝てる)
 美容室がある保土ヶ谷まで車で一時間とよんでいたのだけど、途中大渋滞。まさか髪切るためだけに高速なんて乗ってられない。11時からの予約に遅れそう。
 車を運転しながら時間みて焦るなんて仕事中みたいでイヤだから、もう遅れてもいいや~と諦めた。(一応電話して遅れることをお店に伝えたし)

 さっぱりと短く切ってもらう。

 車に戻って「さて、どうしよう?」と缶コーヒー飲みながら考える。
 せっかく横浜方面まできたし、服でも買っていこうかと思って車を走らせるが割とすぐ横浜駅周辺まで来れてしまった。なんだかもう少し運転していたい気持ちだ。

 以前からなんとなくだけどスカジャンが欲しかった。

(↑このくらい派手なものでもいい)

 どうでもいいけどスカジャンのこの意味のわからない刺繍は何がコンセプトなんだろ。(意味なんかないほうがいい。このデザインはあーだこーだ言われるよりも、なんとなく思いついたから刺繍してみたってほうが好き。)
 スカジャンといえば横須賀、もしくは上野のアメ横。行きますか、上野まで。ここからなら一時間半くらい。
 それにしてもお腹が空いてきた。(美容室では、まぁ遅れていった俺も悪いんだけどしばらく待たされて、結局全部終わるまで二時間かかった)
 途中どこかでお昼ご飯を食べるつもりで走っていたが東京入ってしまうと、どこのお店も駐車場がなくて食べそびれちゃった。
 空腹のせいか、なんだかテンションも落ちてきて上野まで行ったはいいが、車から降りることも面倒で、そのまま家路につく。

 そんなんで今日は6時間も運転して、ただただガソリン減らして帰ってきました。
 すでにこの時間でかるく眠たいしね。

 休みの過ごしかたは難しい。無趣味だしさ。
 あ~だるい、仕事で疲れてるし、めんどくさいし、そんなこと言ってると青春終わっちゃうな。
 じっとしてないで、なにか行動しようって心意気はあるみたいだけど、その気持ちがなが続きしないんだな。つーか一人ではつまらない。
 秋葉原や銀座や浅草を通過するとき、「ここでこの前チャコと遊んだな~」「ここはkeiponさんと歩いたな~」「ここでshow先生と万引きしたな~」ってことは思い出しても、じゃあ一人で歩いてみようとは思わない。

 スタートレックでもみるか。

2007年4月23日 月曜日

2007年04月23日 22時15分07秒 | 個人日誌
 今日はJ郎さんが二週間ぶりに帰ってきて、空豆を茹でたものや里芋の煮付けなどを作ってくれました。

 「ビール売ってくんない?」
 「いいですよ」

 最近の話題について話す。昨日の選挙のこと、夕張はどうなるのか、仕事のことや、映画のこと。

 グイグイ飲んで、これからスタートレックを観るので今日のブログはこれまで。

 明日は横浜行ってきます。一人で。

遠い昔、遥かかなたの銀河系で釣り

2007年04月22日 23時25分50秒 | 個人日誌
 (ああ~静かな夜さ~時の流れを感じる~)

 天気予報じゃあ雨は夜からって言ってたのに~。朝部屋を出ると雨。もうバスは間に合わないし、傘さして自転車に飛び乗る。南風がギュンギュン雨は横から打ちつけて、傘はあまり役に立たなかった。

 会社ではAさんが「釣り行かないの?」と遠くから僕を呼んでる。「だって朝早いし~、起きる自信ないから行きません」

 藤沢という土地柄、釣り好きな人が多い。湘南は相模川から流れ込む広大な相模湾があり、しかしながら潮の流れも複雑だから出る港にとって様々な魚が揚がる。
(いつもサーファーが潮に巻かれて沖まで流されて、捜索のヘリコプターが飛んでいる)

 釣りなんてものをこっちに来るまでやったことがなかった。
 実家では父さんが、よく磯釣りに出かけてカレイをいっぱい持ってきた。母さんがから揚げにしてくれたのを食べたり(小ぶりのカレイを揚げたものははビールによく合うよ~)、煮付けにしたり。おいしい。

 去年の5月に上司から誘われて(「初めてでも道具は全部貸してくれるし、船の人がちゃんと教えてくれるから」)、何度も誘われてて毎回断るのも…と思って参加してみました。

 船酔いしないかどうかというのが少し心配だった。僕は幼少の頃は車酔いのひどい子供で、家族でドライブなんか出掛けるとまず吐いた。
 小学生の頃、うちの家族と父さんの会社の同僚の家族と泊まりで出かけた。どこに行ったか憶えていない。場所は温泉だった。硫黄の匂いだけ覚えてる。
 当然のことながら行きの車の中で具合悪くなり、宿についてもずっと横になっていた。それでもせっかくだから温泉には入ろうってことで、父さんに連れられて無理矢理に温泉に入ったけど、あがった途端にドーン!と全裸のまま倒れて、脱衣所のロッカーに頭から突っ込んでしまい、人生で初めて気絶した。(気絶は大学に入ってからも何度かある)
 気がつくと全裸のままベンチに寝かされていた。額をしこたま打ったらしく痛みはなかったが「額の中になにかいるんじゃあないかな」ってくらい紫色になって腫れていた。
 今でもその時の腫れ(?)は治ってない。右の眉毛の上辺りがモリモリしてる。(顔触られるのは大嫌いなので、たぶん誰にも触らせたことない)

 青函連絡船には何度か乗ったことあって、その時は船酔いしなかったけど、狭い漁船だとどうかな。やばいかも。

 朝は5時に腰越漁港に集合。眠いよ。こんな時間に起きる人間なんていないよ。船着場はオキアミのニオイっつーか、コマセ臭くて二日酔いのからだは悲鳴をあげてる。「やめるなら今だぞ!(どうせ釣りなんてたいして興味ないんだし)」って頭では言ってたけど、この日のために合羽も長靴もクーラーボックスも買ったし、「タイ釣ったらぁ~!」と意気揚々なフリして船に乗り込む。

 天気も良くて風もない(凪は釣りにはよくないそうだけど)。ポカポカ浮かぶ雲眺めて、見慣れた風景を海側から見るのはなんだかいい気分だ。この風景をみんなにも見せてあげたい。
 竿の扱いかた、糸の垂らしかた、ヒットしたときの巻き上げかたなんかを教えてもらい、見よう見まねで釣り人になってみる。

 無心。釣りは邪念を捨てれば釣れる。と勝手に悟りを開いたカンジになって、ただただ待つ。
 波に揺られて浮きが動く。
 「引いてるよ」と言われる。
 この「引いた」って感触が釣りの醍醐味らしいけど、初めてだから波に揺れてるのか、魚がかかってるのかが全然わからない。
 リールをグルグル回して「えいッ!」っと引き上げると、10cmくらいの小さな鰯が何匹もかかってる。小さいながら水面まで揚げるとけっこう引くんだよね。
 釣れたのは鰯。でも鰯ってさ、まず名前からして弱いけど、釣った側から死にそうに弱ってる。なんか目とか血だらけになってるしね。ごめんね。

 大きいサバも釣れる。釣り上げたはいいが針から抜くのが大変。腕の中でものすごい暴れっぷり。ピチピチ跳ねるとかそんなもんじゃあない。
 サバは傷みやすいのは知識としては知っていたけど、その場でクーラーボックスに氷をザクザク入れて冷やす。

 なんか真っ赤で長い魚とか釣れて(アカタチとかいう魚?)気味悪かった。すぐ海に棄てるんだけど、割と深いところから上がってきた魚なので、水圧にやられて海面に出る頃にはいろんなもの飛び出しているから、返したところで手遅れなんだよね。(ごめんね)

 引いてるのに気がつかなくてあちこち暴れられたものだから、糸が絡まる。船の上での後半の時間のほとんどは絡まった糸をほどくのに費やした。(飽きてきた)
 みんな言ってたけど、糸をほどくために一点集中で作業してると酔うらしい。僕は全然酔わなかった。「船に強い体質なんですね。最初の人は、だいたい糸やってるときにダメになるのに」と船員さんに驚かれた。
 不思議と酔わなかった。良かった。(あまりみっともない姿は会社の人に見せたくないもん)

 昼2時くらいに船は港に戻った。7時間も船の上。そんな長い時間がたった気がしない。陸に上がってもなんだかフワフワ揺れているカンジする。不快ではない。

 魚をさばいたことがないし、さばくのはイヤなので(魚臭いし、生ゴミいっぱいでるのがイヤだ)、Aさんの家に行き二人で頑張ってさばく。ああ、内臓がドロ~ン…血がニュロ~ン…。でもすぐ慣れた。何事も慣れだ。

 結局この日僕は鯛を釣れなくて、鯵(アジ)、鯖、鰯といったごくごく平凡な釣果。

 鯵刺しをいただく。う~ん、この淡白な味のなかにもほのかな甘みと甘みと甘みが。味音痴なのでこんな感想。(アジだけに)

 鯖は塩焼きにしてもらう。塩を振って焼いたシンプルなもの。身をさばくと白くてとても綺麗だった鯖。無類のサバ好きな俺を唸らせることができるかな?
「これはッ!うンま~~イイッ!」
 ハーモニーっつーんですか!塩の味がサバを引き立てるッ!サバが塩をッ!…ご飯いただけますか、あとビールを。
 初めて会うAさんのお母様に対して丁寧な素振っぽくも、遠慮なく注文を告げる僕。

 Aさんが釣った鯛。これは刺身でいただきましょう。今後一生の間で鯛を何回食べるのかわからないけど、きっとこの日のタイが一番。

 そんな初めての釣りだったけど、その後は誘われても断り続けてきた。そして今日もAさんに誘われても断った。
 だってその今度の釣りの日は雨の天気予報なんだもん。それに釣りのあとって体中にコマセの匂いが染みて、服洗うのも、シャワー浴びるのも並の洗い方じゃあ臭いが抜けない。面倒なんだ。

 思いがけず釣りの話になってしまったけど、釣りは楽しかった。でももうよっぽどのことがないとやらないかも。

 釣りは大人数で行っても最中には喋るわけじゃあないし、一人それよりも船を下りてからワイワイと「あのときタイが引いたんですよ!」「あれは大きかったのにねー!」なんて話してるほうが楽しい。
 Aさんの家で「これどうやって包丁入れましょう?」「適当適当。俺もわからないし」「じゃあこんなんで」とか言いながら笑ってるのも楽しかった。

 スポーツはワイワイやれるほうが楽しい、声掛け合って周りの動きを見ながら自分も動く。野球やバスケのように。
 釣りもスポーツなら、試合中にそのあたりの連帯感がないのが僕は物足りなかった。(普段一人でボケーっとしてるのは好きだけどさ)

 川釣りはやってみたいかな。渓流釣りってのを。
 晴れた日に車何台かで景色の素敵なところまで行くの。頑張って早起きして。みんなでテントと寝袋持ってキャンプの用意してさ。はんごうでご飯炊いて、カレー作って、釣れた鮎を串に刺して塩焼きにして食べる。夜は花火して、星空眺めて小さな焚き火をして、軽く飲む。みんなとまたいつか来ようって思いながら、心地よい疲れのうちに帰る。
 そんなことしたい。

遠ざかる面影を抱いて眠れ

2007年04月21日 23時35分32秒 | 個人日誌
 まぁしかし、よく働くよな~、みんな。

 今頃札幌では猛者どもがすすきので大暴れしてるんだろうな~、飛んでいきたいよ。

 飛んでいくのは物理的に難しいので一人で飲む。今日やっと今月の営業目標達成しました。かる~く祝杯ってやつだな。
 ここんとこ仕事の成績あまり良くなくて、ぐったりきてたけどとりあえずは一安心。でもどんな仕事もそうだけど「ここまでやっておけばいいや」ってものはない。

 そして来月からは新しい仕事をする。
 帰るまえに喫煙所でタバコ吸いながら「自信ないな~」とぼやくと同じチームの隣の50代の同僚に「若い頃俺が同じこと言ったら、先輩に怒鳴られたぞ。『自信なんてものは誰だって初めからないんだ!自信はつけるものだ!』ってな」と言われた。
 そんなんわかってるさ、な~んて思ったけど帰ってきて一人でいるとなんか泣けてきた。俺はずーっと「自信ないな~」なんて言いながらこの会社で働いてきた。たぶんこれからもきっと自信はないし、その度になんとかなんとか(騙し騙しでも)乗り越えて、そんな日が毎日続く。
 みんなよく働くな~。

 僕も働くけどね。だって働かなきゃあさ、お酒買えないし、札幌帰る飛行機代もでないし、札幌でみんなと飲めないし(ケチなので後輩には奢らないけど)、家族にお土産買えないし、女のコと飲みにいけないし、車にガソリン入れられないし、おいしいもの食べられないしね~。

 今月は無理矢理にでもブログ更新しようとしてるので、なんか話にオチないし(芸人じゃあないんだから毎日の出来事にオチなんかつけられないよ)内容も乏しくて、抽象的なカンジなので読んでいただいてるひとに申し訳ない。

 今頃showさんやUMEさん、よね3らがすすきので飲んでいるってことは今日はコメントあまりないかな。
(先輩がたくさんコメントしてるので、なかなかコメントしにくいと言っていた後輩やシジマくん、チャンスチャンス!今ガラ空き!)

 部屋を引っ掻き回して2002年の日記を探しました。こっちに来て暮らして仕事始めて、その初期に俺はなに考えてたのかなと思って。
 2002年の春はあべくんがこっちで一緒に3ヶ月くらい暮らして、帰ったJ郎さんもまたこっちやってきて、あとは後輩の女のコと飲んだりしたなんてことが書いてあったけどその年、最後まで書くことなく途中で終わっている。
 なんか毎日同じ繰り返しで仕事も単調で、気も乗らなくなって書かなくなったのだけど。

 その日記の最後のページにはこうあった。
 「俺としたことがちょっぴりメランコリックになってしまった。ひきしめないと。ちゃんと食欲があって酒ものめてるんだし、元気だ。これは乗り込え(「乗り越え」の誤り)なきゃあならない試練なんだ。他の誰でも苦しい思いしてやってきたことなんだから俺もがんばらないといかんね。とりあえず明日から仕事がんばるか。」
 成長がないな~。

 そして最後の文章は「あと何日とか、何ヶ月とか、気負わずに明日とりあえずやってみよう。」

 いつかは終わり。とは思いながらこの時考えたように「明日は…明日は…明日こそは」ホント成長がないつーか俺ってやつはよ~。

 だからダーキシくん、こっちでの暮らしは慣れるなんてことはありえないぞ。キミもいつかこっちでの暮らしが当たり前になる日が来るとか思ってるかもしれないが。
 忙しいときは思う。忙しさに紛れて自分を振り返る余裕がないときには「こっちでの暮らしと仕事で生活していけるし、一人でも問題ないさ」って一瞬感じるけど、俺もキミもあなたも北海道で大半生きてきて、なんだか感じる違和感隠しながら暮してるんだから、どっかで破綻するよ。きっと。たぶん。いや、わからんけど。
 だからダーキシくんは早いとこ帰れ。悪いこと言わないから。

 気がつかなかったけど、showさんから「何も聞かずによね3に電話して!」とメールがきてた。かけるとでたのはチャコちゃん。このまえは楽しかったよ~なんて話す。今日メールのあったtontoroもいて、「GW帰ってこないんですか~」と聞かれる。(周りがゴチャゴチャして声聞き取れないから電話切った。わりーな)

 そのうち長期休暇とれたら帰るよ。

 飲みに行きたいね。有休はそのときのためにとっておくよ。 

欲望を抑える

2007年04月20日 22時16分57秒 | 個人日誌
 大地~を~愛せよ~ 大地~に生~きる~ 人のこら~ ひ~とのこら土~に感謝~せよ~

 この「人のこら~」って「コラーッ!」じゃあないんですね。「子ら」なわけだ。いや、知ってましたよ、もちろんですよ…なんだよッ!そのニヤニヤ笑いは。そこのキミ、僕を指さして話笑うのはやめたまえ!

 今日は朝起きたら8時半でした。一時間の寝坊。こんなときでもジェダイは慌てない。まずは歯を磨いて、顔洗って、髪洗って…さすがに朝御飯は食べられなかった。(始業は9時30分からです)

 (前に書いたかな?)キッチリと朝御飯を食べるようにしています。パンにピーナッツバターを塗って、ソーセージを2本とミニトマトかブロッコリーかアスパラにマヨネーズをかけていただく。あとはインスタントコーヒー。
 こっちに来たばかりの頃は「朝飯だと~。そんなんのんびり食ってられるか~!」ってカンジだったのに、いつのまにか朝にバナナを食べるようになって、それを何年か続けたのちに今では上記のように普通な朝御飯。

 なにかのCMで「朝が弱いって?だからって食べなければいつまでも弱いままじゃん」とかいうのがあって、単純な俺はすぐ感化されて食べるようになった。

 もともと少食で、食べるという行為に執着のないほうだと自分では思うのですが(好きな食べ物はイッパイある)、血圧が低いせいか朝にはなかなか目が覚めないし、昼までフワフワしたまま過ごす(お腹空いたという感覚はない)ことも多かったので、このままじゃあ長生きできないな~と思って食べています。

 朝御飯なんて食べるのが当たり前なんだろうけど、食べずに錠剤一個で満腹になって栄養もとれるようなものがあれば、それでもいいと思う。(きっとあべくんあたりもそう思うに違いない。いや、彼も家庭をもって考えかた変わったのかな?)

 そういうわけで、寝坊したから朝抜いて、お昼も和食レストランのランチメニューで量は少なかった。
 仕事が終わる頃にはさすがにお腹空いて「なにかお腹にたまるものをガッツリ食べたい!」と思った。

 「今日なに食べに行きます?」って女のコに聞かれても「なんでもいいよ」なんて言うことがほとんどだけど、今日ばかりは同じように聞かれても、たぶん「肉が食べたい」って答えたと思う。
 別に今日誰かに晩ご飯誘われたわけでもないので、一人でなにかおいしいものをたくさん食べてやろうと思った。

 会社帰りのスーパーで食材を眺めても目がいくのはお肉。でも肉は焼くのが面倒だし、フライパン洗うのも面倒だし。ビールだけ買って部屋に帰る。
 ピザの出前もありだな~、とろとろのチーズにさっぱりしたトマトが載ったピザでビール…それとももしくはお届けケンタッキーもキライじゃあない。スパイシーなチキンにかぶりついてビールでイッキに流し込み…。
 
 結局は冷蔵庫の中から、買い置きしていた真空パックのしめさば(99円)を取り出して、ビール飲みながら食べる。そのうちにお腹が空いてることなんてどうでも良くなってきた。
 今3本目でパスタを茹で始める。

 人間の三大欲ってあるじゃあないですか。食欲、性欲、睡眠欲ってやつ。順番をつけるとすると、僕の場合は睡眠欲→食欲→性欲です。
 も~寝るのが大好き。その気になれば26時間くらい寝れる。
 食べることも寝ることも好きとか嫌いって次元じゃあないかもしれないけど、必要不可欠なものだから、あまり食べたい気持ちじゃあなくても食べることがある。
 性欲は抑えがきく。食べたくない~眠りたくない~って思ってもそこには限界があるけど、性欲は理性でなんとかなるし。

 やっぱり男だから、女のコは好きだね。そうは言ってもさ。
 直接的に抱く抱かないよりも、一緒に飲んで、ご飯食べて、なにか楽しい話をして、素敵な景色を見て歩いているほうが好き。(それだけなら男とでもできそうだけど、男とはドキドキしないじゃんか。だいたいその過程でイチャイチャできないじゃんか。)

 よく言われるけど、自分の欲望に素直になったほうがいいのかな。抑えるとか、なんとかなるとか頭だけ考えずに。

Yesterdays

2007年04月19日 22時35分03秒 | 個人日誌
 木曜日ですね。一週間のうち木曜日という日は「明日金曜を乗り切れば休み」ってことで週末の予定を考えて気持ちも開放的になる週らしい。
 だから木曜日の夜に、女性を週末のデートに誘うと成功率が高いそうです。

 だからシジマも石川も「休みはどうしようかな~」なんて考える前に、まず女のコに連絡してみろ。成功すればラッキーだし、失敗しても俺が笑ってやる。

 ふと思ったんだけど、シジマとも石川ともマンツーで飲んだことあったっけ?ダーキシとあべともないかな?宅飲みならあっても居酒屋でマンツーはないかな。

 俺がこっち来てからは、札幌で飲むったら来れそうなひとを集めて飲むから、少なくとも二人で飲み屋に入るなんてことはここ五年はないだろうし。
(まぁ俺得意の忘れてるだけかも。言われればだいたいのことを思い出すんだけどな)

 そう考えると、showさんともマドモアゼル唯先生ともよね3ともないかも。
 showさんとマドモアゼル唯先生と飲んだ回数は、おそらく天文学的な数字になるからもちろん数えていないけど、だいたいが「よ~し後輩ども飲みに行くぞ!行かないならオマエら明日から部室に来るなよ!」とか言いながら、トボトボついてきた後輩交えて澄川で何人かと飲むのが多かった。
 月曜日と打ち上げの前後が多かったように思う。月曜日は週初めでイキオイつけておきますかみたいなカンジで。
 打ち上げ前は、「明日飲み会あるけど明日まで待てない」からだったり、その打ち上げの後日談のために飲んだりした。

 よね3とはエピソードⅢを観に行ったのが、最近の記憶。飲みには行かなかったけど。
 その前の晩にミヤジさんとまっつさんとUMEさんと飲みに行ったような気がする。まっつさんは飲み会がブッキングしてこっちとあっちを行ったりきたりして、ミヤジさんは途中で帰って、UMEさんとよね3を待ちながらダラダラして、結局よね3が到着したのは23時頃だったかな。
 遅れてきたよね3にその日は奢ってもらいました。

 あ、マンツーで飲んだことあるかって話でしたね。UMEさんとはある。
 
 いつだったかのGWに当時旭川に住んでいたUMEさんから「飲みに来いよ」と誘われて、バイト終わってから一人バスに乗って旭川まで行った思い出がある。
 まっつさんは仕事が終わるのがその日遅かったので、しばらく二人で飲んでいた。

 関井ともあるな。バイト終わってから「打ち上げますか」みたいな流れで。たしか串鳥だったような。

 tontoroとは飲みに行くよりもご飯食べにいくことが多かったような。

 チャコとリカとは二人はないな。(いい歳して俺は女性と二人でいると硬くなります。この前チャコと北浦和でラーメン食べてるのも意外と緊張してたしね。緊張がほぐれるまで一時間はかかるな)

 酒飲みは誰でもそうなんだろうけど、以前飲んでいたときの思い出話ってやつが好き。「あの時の飲み会でさ~。あのあとさ~。俺さ~、あのさ~」ってのが。
 疲れているときほど、過去の楽しかったこと思い出すけどそれって別に現実逃避とか後ろ向きってことじゃあなくて、楽しいこと考えて心のバランスとろうとしてるんだよね、きっと。
 疲れてないときも考える。だって楽しかったことは今考えてもやっぱり楽しいもんね。

 どうしていつも同じ仲間といられるのか、それはきっと過去に素敵な思い出がたくさんあったからなんだな~、なんて物思いに耽ってみた。(ものすごく単純で平凡な価値観だけど、たぶん僕が一番に思うこと。)

 過去の話なんてさんざん話して、これ以上のネタはないだろう、もう出尽くしたと思っても、話すといくらでも出てくるあたりがすごいよね。

 それでも新しい話題も欲しいからシジマと石川は早く彼女作りなさい。俺に新しい話題を提供して飲み会を盛り上げなさい。

ま~た明日を~待ってる~

2007年04月18日 22時04分32秒 | 個人日誌
 クメさんからメールがあって、今函館で大西と飲んでいるらしい。うらやまし~。俺もイカ刺し食べながら大西と飲みたいな~。
 もし今度俺が函館に遊びに行ったら、どこか飲みにいこうぜ、大西さんよ~。

 函館にはあまり行ったことがない。バイトで中継に行ったくらいしか思い出がない。お昼にやきとり弁当を食べました。うーん、あんまり記憶ないな。

 それにしても雨、雨、雨。ずっと雨。このまま振り続けると低地に陣を敷くのは得策ではない、かといって陣を移動すれば疲弊しきった我が軍が曹軍の追撃に遭うのは必至。
 そんなことよりも布団干せないのが困りものだな~。

 天気予報で「梅雨のはしりのはしり」とか言ってたけど、梅雨って6月くらいからでしょ、先走りすぎ。そんなん言い出したらちょいと暑ければ夏のはしりのはしりとかなんでも言えますよ。
 最近のニュースで「宵のうち」という表現を天気予報でしようすることをやめるとかやってた。なんでも宵のうちって時間帯のことを深夜だと勘違いするひとが多いからだという。(「宵のうち」日が沈んでから夜になるまでの大体18時から21時までの時間。たしか。)
 こういった趣ある言葉がなくなっていくのは寂しいことですね~なんて、やっぱり天気予報で言ってたけど、はしりのはしりなんか言ってるようなやつがよ~、なに言っちゃてんだよ。人生がんばってんだよ。ヘヘヘイ。

 あれ?なんだか今気がついたけど、俺やたら天気予報に文句言うことが多いな。別になにも恨みはないけど。
 天気予報士のかたって、予報が外れれば非難されて、当たっても褒められない。天気は過去のデータからの推論でしかないから、当たらなくても当たり前なんだよね。それがわかってるのに俺はどうして外れた予報なんかに文句言うのかな。
 そんなどうでもいい疑問を自分なりに考えてみた。
 
 そして得た結論は自分はなんて小さい人間なんだろう、いつも言い訳ばかりしやがってよ~…ごめんなさい。ということでした。

 雨が降ろうが、風が吹こうが毎日はただ過ぎていく。「今日は雨だから布団を干さない」はそうだけど、「今日は雨だから出かけないし、なにもしない」って思ってしまう。なにも雨のなか無理して出かけろってことじゃあなくて、当たり前なんだけど、雨なら雨で部屋の掃除するとか、読んでいなかった本読むとかできることいろいろある。外に出ないと休みをもったいなく過ごしたような気になってしまう。
 だって雨だし、だって寒いし、だってお金ないし、だって時間ないし、そんなんじゃあなにも変わらないな。特になにを変えたいってこともないけど、この考えかたは意味もなくマイナスだから、そこは変えていこうか。

 明日から仕事っていう前の晩には、そんなどうでもいいこと決意したつもりになるんだけど、やっぱり仕事に打ちのめされて疲れて寝てしまって、次の休みで寝坊するという繰り返し。

 来週は無理やり予定を入れてしまえ。そろそろ歯医者に予約いれる頃だし、あとは髪を切りに行って、そんなことくらいだけど。

 関係ないけど、来月からの新しい部署では制服なんだよね。これまではスーツでのお仕事だったからスーツで通勤していたけど、これからはスーツだと着替えるのも面倒だからなにか楽な服装考えないと。服でも買いに行くか。

終わりはいつでもそばにある

2007年04月18日 05時38分09秒 | 個人日誌
 前回のブログで書いたように一人ドライブへと出掛けました。

 部屋を出ると雨。しかも寒~い。最近洗車していないので黄砂まみれで濡れているGOLFに乗る。22時40分。
 どこに向かおうか考えてみた。ここんとこ都心方面にはよく行ってるし、ちょいと離れてみるか。

 「そういえば国道1号線って、どこまで続いてるんだ?」
 国道1号線といえば東は日本橋から西は大阪までを繋ぐ、日本有数の一般道。日本橋なんて所にはどうせダーキシとshow先生の職場しかない。ここは西だ!西へ進路をとれ!俺が!

 イチコクは仕事でもよく使う幹線道路ではあるけど、混むのであまり使わない。しかしこの時間であれば空いている。早速興味を惹かれる案内標識が。「静岡まで126キロ」。うむ~…惹かれますけどさ~、これは片道3~4時間かかるぞ。それでも行ってみるか。

「I'll give it a try.」(やってみますよ。)
「Try not. Do or do not. There is no try.」 (やってみるではない。やるかやらぬかじゃ。試しはない。)

 そんなやりとりを遠い昔に遥かかなたの銀河系で聞いた気がする。

 茅ヶ崎、平塚、大磯と通り過ぎる。
 大磯にはこのブログを始めた日に紹介した北海道ラーメンのお店がある。あのとき食べた味噌バターコーンラーメンの写真を誤って削除してしまったし、これはもしかして再チャレンジできるかも~…さすがにこの時間には営業していない。
 二宮を抜け小田原へ。右へ曲がれば小田原城、左へ曲がれば箱根、熱海方面。夜の小田原城もそそられるけど、ここは国道ルートをキープするために左。
 小田原を抜けるとさすがに辺りも閑散としてくる。フロントガラスに当たる雨の音と、スターウォーズのサントラだけが車の中で聴こえる。

 箱根。
 箱根といえば温泉です。たいした観光地じゃあないと僕は思うが、ナビ画面に「箱根市湯本です」とか表示されると温泉は好きなので「あ~なんか聞いたことある~有名な温泉街だ~」と気持ちは高まる。
 気持ち高まってもしょうがない。昼間なら日帰り温泉もありだけど、こんな時間だもんな~。人っ子一人歩いてねーズラ。
 こういう温泉街って、夜でも観光客相手のパブやスナックがあって、奇妙な空気がときに魅惑的。(普段でも入らないけどね。)箱根はあまりそういう妖しいかんじがないな。

 温泉街も過ぎて、とうとう箱根の峠にさしかかります。
 「ゆっくり走ろう 天下の険」という電光表示がある。
 北条氏はこの箱根の山々を天然の城壁として西への備えとしたが、結局は歴史にあるように豊臣の軍勢に敗れた。徳川家康は駿府に城を築いて、箱根を拠点とする風魔衆と手を組んで、やはり攻撃に備えたとかなんとか。

 箱根に入ってから気がついたのだけど、側溝から湯気が昇っている。さすが温泉が湧き出る街だけあって、こんな所にもどこかから溢れた温泉の湯が流れてるんだな~なんて思う。(この湯気は警告だったのに、それに気がつかなかった自分。この先で思い知らされる。)

 峠だけあって、ただ道がグネグネしていてひたすら登り。雨は強くなってきたけどイキオイにまかせて走る。さすがにここまでくるともうこの時間に車も走ってない。急カーブも多いし、見通しも悪いしで、ハンドルの握る手も汗ばむ。音楽もこころもち音を絞って運転に集中する。
 と、GOLFから「ポーン」となにか聴こえた。この「ポーン」はサイドブレーキ降ろし忘れたり、ガソリンが減ってくると鳴る警告音なのだけど、もちろんサイド引きっぱなしなんてことないし、ガスもたっぷりあるよ。なんだろ?
(写真は以前に撮ったものです。)
 メーター内の表示盤には走行距離はもちろんだけど、平均燃費、走行時間、一時間あたりの平均走行距離、それらが今日の分と総運転分と表示されるようになっている。そして外気温も。
 「外気温摂氏4度」
 4度になると路面に凍結の危険性があるとして「ポーン」と鳴るって、たしか説明書にあった。これだ。
 神奈川在住のかたがたなら今日(昨日)はとても寒かったことはわかるよね。そういえば天気予報でも「1月下旬並みの気温となるでしょう」なんて言ってた。それでも俺が部屋を出て車に乗り込んだときは8度だったし、いくら夜だからって、そんなに気温が急激に下がることないでしょ…。

 まったく間抜けな話だけど、オートエアコン快適~ってぬくぬくして、上り坂もものともしないエンジンで余裕かましてたけど、峠なんですよ。高度が上がれば気温が下がるって、たしか小学校で習わなかったか?でも水が凍る温度は0度とも習った。だからまだいけるでしょ。

 他に車が走っていないわけだ。それでもまだ行けると思った。このときまでは。

 夏タイヤなんだよね、思えば。急カーブで曲がりきれなかったら崖から落ちて「あ~れ~」だな。
 試しにちょいとブレーキを強めに踏んでみる。うん、ちゃんと減速するし、滑らない。路面は黒く濡れてるから状態はよく把握できないが凍結はない。

 ヘッドライトにモクモクとした湯気が反射しだした。「さすが温泉が湧き出る街だけあって…」って、これは霧じゃあないですか!そんなこと思う間もなくだんだんと、あっという間に霧は濃くなってきた。

 (やっぱり遠い昔、遥かかなたの銀河系の日勝峠で。その日のうちに札幌に帰るつもりだった、本当に。困らせるつもりはなかった。だけどあまりに霧が濃くてもうほんの何メートル先も見えない中では走れない。…いや、そんなの言い訳か。霧が晴れる朝を待っておとなしく帰れば良かったのだから。)

 そのうちライトに照らされるのが道路じゃあなくて、どこまでもただ白い霧になった頃、後続車と対向車がいないことを確認して路肩に寄せた。確認なんかしなくても誰もいない。
 見れば外気温1度だし、ここらが潮時か。

 暖かくなったら絶対に越えに来るからな~。今度は温泉グッズも持ってきてやるぞ~。

 下りは下りで怖いが、麓まで降りて一安心。こんななんでもない日にどうしてこんな危険なことやってんだろ、俺。おとなしくしてろってことか。

 来た時と同じルートで平塚まで戻る。部屋までたいした距離でもないが、道沿いのサンクスに車を停めて缶コーヒーを買う。息白い。そりゃあ寒いな。
 僕が来る前からここの駐車場に泊まっていた軽自動車になんともなしに目をやると、エンジンかけっぱなしで室内灯がついたままの車内で若い女性が運転席で寝てる。そうとう深い眠りなんだろうな~、ミニスカートで足おっぴろげてよ~。
 すみません。ガン見しておきました。

 このまま帰るのももったいないな。平塚から北へ走る。伊勢原、厚木、相模原まで行ったとこで方向転換。もう一度厚木に入り、海老名、座間、大和、横浜市瀬谷区、青葉区と走ったところでようやくこのドライブの無意味さを悟って、帰ることにした。横浜市街地から鎌倉まで下りて、海沿いを藤沢まで。

 今晩の走行距離186km。燃費はリッターあたり12.7km。およそ14.6Lのガソリンを消費したってことは、今のハイオクが138円だから…走行した距離をお金になおすと2021円分になる。
 飲みに行くよりは安上がり、でも部屋でおとなしくしていれば発泡酒何本か飲んで寝ていたのだから、発泡酒は6缶パックで696円だから1本116円として、5本飲んで寝たとすればで580円。

 お金に換算すればそういうことだけど、時間の過ごしかたはそんなことじゃあ計れない。

 部屋に着いたら4時。買ってきたマックを食べながら少しだけビールを飲む。

 一人ドライブには目的地もないし、真っ直ぐ走りたければ真っ直ぐいけばいいし、曲がりたければ曲がればいい。道はあちこち巡ってるし、ちょっと休憩してコーヒー飲んで、また走ってどこまでもいける。
 イヤになればそこで終わり。
 辿りつきたい場所はあるけど、どこを走ればいいのかわからない。困難にぶつかって引き返すのもいい。またきっとチャンスはある。それまでは諦めない。
 別の道を行くのは本当にダメだと思ったときだけだ。

 終わりはいつでもそばにある。