艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

先輩っていいよな~

2010年11月28日 23時15分00秒 | 個人日誌
 帰り道。いつものセブンイレブンで。
 ここのところ晩御飯におでんオンリーの日が続いていて、はんぺん、大根、たまご、いわしつみれ、ちくわ、こんぶ、がんもなんかを繰り返し食べていたら「これって、普通にお弁当買ったほうが安いのでは?」ということに気がついて、今日はおにぎり一個。

 全然タバコはやめられなくて(まぁ、ここまできたらやめる気もなかったんだろうな~とも思う)、夜の帰りか、朝の出勤前に一箱買う。

 今夜はレジに並ぼうとすると、レジの女のコが僕が「38番ひとつください」と言うまえに、狭いカウンターをダッシュして、「これですね☆」。
 もうねー、「ちゃんとわかってましたよ、あなたのこと」みたいなカンジでニコニコしながらの「これですね☆」で、好き。

 レジの女のコがかわいいとかどうこうの前に、僕はレジの前にいる女性ならだいたい好きなんだわ。ってことかもしれない。

 別に何が忙しいってわけじゃあないんだけど、なんか落ち着かなくて休みの間も。「ちょいと会社行こうかな」なんて考えちゃいます。休み明けに仕事ドーン溜まっているだろうから、少しこなしておこうかなくらいの気持ちで。
 行かないけどね。

 先週、show先生とジューシー、Akiちゃん、やんゆじと栃木に遊びに行ってきました。
 9月に札幌で飲んでいたときに急に「じゃあ11月の連休で遊びに行きますか!」突然決まって。

 今回の旅行では全編に渡って「いや~、先輩って楽でいいなー」ということを実感しました。
 showさんがさ~「後輩っていつまで経っても後輩だから、大変だよな~」みたいな話をしていて。「だよな~」。
 何年経とうが、会う関係が続いている限りは絶対に上下関係、先輩後輩じゃん、ある意味。

 パーキングエリアでやんゆじと二人になったときに「後輩って大変?いつまでも先輩相手に立場低いのって?」と尋ねると「いや、もう自然というか。後輩だからイヤだとかはないっすねー」
 「だよな。ここに来て急に『じゃあ今日から敬語使わなくてもいいよ』と俺が言ったところで、いきなり『なぁ、ドッピオさー』も不自然だろうし」
 「敬語使うのは面倒とか思わないですしね」
 「何年も付き合うと、まぁさ、名前呼ぶときは『さん付け』でも、ついはずみで語尾とかにタメグチ出ちゃうことあるじゃん。そのくらいでいいよな」
 とは、言いながらやんゆじとも「会うのたぶん7~8年振りっすよ」とのことで、それだけ時間が経っても、何にも変わらずにいられる関係って面白いし、なんかいいよねーと思いました。

 話戻って、「いや~、先輩って気楽でいいなー」と思ったのは。
 羽田集合で、高速に乗って、栃木に入ったあたりの佐野PAでお昼ご飯。天気良くて、テラス席で食事にしたのだけど(店内は混み混み)、僕とshowさんが「ここけっこう陽が照るね~」なんて会話をしながら座っているだけで、ジューシーとAkiちゃんとやんゆじが「はい、これオム焼きソバです」「ラーメンです」「カレーです」「お茶でいいですか?」と次から次へと食事が出てくる。
 や~、楽。

 宿に到着する前に、コンビニでお酒を買う。酒は僕が選ぶ。つまみは後輩がテキトーにカゴに入れてくれる。当然レジでの会計も「任せたよ」で済む。
 や~、楽。
 酒もこれだけの人数がいると相当な重さになるけど「自分のカバンに全部入れますので」。ホント、尚ちゃんや杉野はやんゆじを見習え。

 温泉に入って、みんな浴衣に着替えて食事。
 放っておいても、僕のグラスが空になると、すかさず常にたっぷり注いでくれる。
 や~、楽(?)

 翌朝、チェックアウトの前に部屋の掃除にきてくれるジューシーとやんゆじ。や~楽。

 栃木名物の餃子のみんみんで、店に入るまでの行列の並びから外れてタバコを吸っていても、並んでいてくれているジューシー、Akiちゃん、show先生。や~楽。

 みんみんで焼き餃子、水餃子、揚げ餃子を食べて満腹になったのに「もう一軒行かん?」とshow先生のまさかの提案。や~楽…あれ?なんか楽とは違うぞ。
 このとき僕の口数が少なかったのは満腹だったからです。高速では寝そうでした。でもあの店の餃子もかなり旨かったね~。

 帰り道。
 当初の予定では、池袋に宿をとっていたジューシーを宿の前まで送って、show先生とやんゆじの二人には悪いけど、電車で帰ってね(だって面倒じゃん)って話だったのですが、高速のジャンクションで行き先を間違えて「show先生を送って、ジューシーとやんゆじは電車で帰ってね」になりましたが、文句も言わずに車を降りる後輩たち。

 とにかく全編に渡り、「先輩っていいよな~」でした。

 栃木での観光スポットにもたくさん行ったけど、そのあたりはshow先生をはじめ、後輩たちが日記に書いたり、写真も盛り沢山なので、そちらをご覧ください。

 まぁ、でもやっぱ今回はAkiちゃんとジューシーが札幌から遊びに来てくれたのが嬉しかったわ。やんゆじとも久々に会えてすごく楽しかった。一年365日のうち、ほぼ350日くらい一人で過ごしているから、「あ~、ひとと一緒って楽しいんだな~」と、無言で日光東照宮の階段を登っているときも、僕はとても嬉しかったです。

 旅行はお金もかかるけど、いいね。ホント、どっかのCMじゃあないけどお金では買えない価値があるっつーか。
 (とはいいながら「ガソリン代くれ。とにかくガソリン代を払ってくれ」とずっと言い張ってましたが、この先輩)

 来年はどこ行こうかな。

なにもいえない

2010年11月24日 22時54分40秒 | 個人日誌
 先日は休みを利用して栃木に行ってきました。

 って話を書こうと思ったのですが、今日は今日あったことを書きます。

 普段通りに出社して「よーし、今日も仕事がんばるぞー(うそ)」と言いながら、隣の女のコが「このまえ羽田国際線ターミナルのほうに行ってきたんですよ~。そこで食べたうどんがおいしくて!」と話かけてきたので「まじで?なんて店?どんだけうまいの?」と全く関係ない話を仕事中にしていたのですが。

 僕は三連休をいただいて栃木に遊びに行っていたとき、チームにいた春頃に派遣で来た女性が風邪ひいたとかで休んでいたらしいんですよ。

 で、その女性がそのごずっと出社していない。

 僕が休み明けにパソコンを開いたとき、その女性と僕が処理している共有ファイルにあるいろんなデータが、全然手つかずになっていたので「あれ?あのコ最近休んでた?」と誰ともなく尋ねると、なんか周りにいたみんなが「…うん、ちょっと」みたいな不自然感はあったんだよね。

 「…なんか疲れちゃったみたいだよ」というのを聞いて。

 この春頃に入ってきた女性(女性というか、たしか歳も25くらい)、仕事の覚えもいいし、てきぱきしているし、そして気が強い印象があった。

 営業事務ってさ、いや、僕も今は営業事務なんだけど、営業さんにけっこうムチャ言われたりすんじゃん。
 「悪いけどさ~これやってくれない」「え?これは営業であるあなたの仕事でしょ?」みたいなことを。
 僕あたりだと、けっこう社歴が長いほうなので態度もでかく、「悪いけどさ~これ…」「だが断るッ!」とまではいかなくても「いや、つーか、今回だけやるけど次はもうやらんからな」と、微妙にやる程度なんですが。

 入って何ヶ月くらいだと、もちろんそんな強気にはなれなさそうなもんだけど、この女性はきっぱりと「できないものはできないですし、そもそもそれってこっちに依頼すること自体おかしいですよ」と、きっぱり言い切るタイプ。

 昨日の夜、上司の女性に「あのコ、だいじょうぶなんですかね~?」と話しかけると「明日も来ないかもしれないから、わたし明日来るわ」と言う。
 (この上司のひともすんごい働くんだよね~。明るくてかわいいひとなんだけど、チームリーダーになってからずっと休みを休めていない。これはこれで心配なんだけど)

 「がんばりすぎちゃうコだからね。明日、派遣の担当者が来るみたい」

 つまり、これはもう退社するかもってこと。

 今日の話に戻って。
 うどんの会話が「クリームうどんってのがあって~」「クリームうどんッ?!ちょ、なにそれ、食べてみたい」って頃。

 業者さんが「荷物が届いています」と外にある内線から連絡してきたので取りに行く。荷物取りにいくついでにタバコでも吸ってくっか~と思いつつ外に出ると、そこでその女性と派遣の担当者らしきひとにばったり会った。

 「おう!おつかれ~」といつもどおり声をかける。(←他人の心の機微に気がつかない男ふう)

 そのとき見たものが、やー、なんかねー、すごい切ないというか、なんだかとても苦しいわ。

 二日前、他の女性から「ちょっと前から少し表情がおかしくなってて」と聞いて。「どんなふうに?」「夕方くらいになると目が」「目が?(誰が目が細いだって?謝れ!よね3に)」

 みんな少し大げさすぎなんじゃあない?俺は全然気がつかなかったぞ。と思っていた。

 で、派遣会社のひとと一緒にきたそのコに「おう!おつかれ」と気軽に声をかけたときに、そのコの表情が、もうね、「すみませんすみませんすみません休んでてすみません」みたいにギュと目をつぶってブルブルしている。

 大げさに考えないどころか、気がついてあげられなかったのは僕(僕ら)なんじゃあないか。
 こうなるまえになにか方法があったんじゃあないか?って、こっちも沈み込んでしまうほどに、キツイ表情でした。

 なんだろ?
 今にも僕が「なんで休んでたのさ?なんであの仕事やってないのさ?」って問い詰めて、攻めてくるのを頭の中で想像していて、それに対して頭を抱えて「ごめんなさい」って言いそうな表情。

 なんも、いいのに、だいじょうぶなのに。別にみんなに迷惑なんかかけてないってば。

 いろんな仕事を覚えるのが楽しそうで、僕も仕事を教えていたんだけど、このコ本当はそれどころじゃあなくて、それに僕は全然気がつかなかったのかなと。

 今日来たのは、仕事の引継ぎのため。
 仕事の内容そのものは、ここ何ヶ月くらいのものだから「このファイルはここにあって、これをいつも使って」くらいのものだったようだけど、それを上司に話している間も、このコずっと顔をあげない。

 うちの会社は、営業職としてやってくる派遣社員がとても多くて。
 最近は傾向としてあまりなくなってきたけれど、やってきたけど仕事についていけなくてすぐに辞めてしまったり、数字とれなくて辞めさせられたり、他にも理由はあるのだろうけど、気がつくといなくなっているケースが多い。

 そりゃあ仕事はキツイ。でもそれは、どんな仕事でもキツイ。
 辞めても、次のところで長く続けられたり、さらなる高みを目指したり、本当にやりたいことをやったり、いろんな道があるんだろうけど、フェードアウト的にいなくなることには「甘えてんじゃあねーよ」と思う。中途半端にいなくなることで、残った人間たちにどんだけの迷惑かけてんのかわかってんのか?わかろうとする気持ちがないから、自分勝手なことができるんだろうがよ~、と。

 思うけど、それは相手が男の場合ね。これが女性の場合には、なんつーか、こたえる。

 しかも、やる気も将来もある女のコだと余計に。
 もともと少し精神的に挫けていて、それが癒されないままにこの会社にやってきていたらしいんだけどね、他のひとの話を総合したところ。

 21時頃、みんな帰って、「そろそろ帰りますか」と上司と二人でタバコを吸っていて。
 「今日なに食べるの?」
 「お昼遅めだったからお腹空いてないんですよねー。…セブンでおでんでも買うカンジですね」
 「おでんいいね。わたしもおでんにしようかな」

 飲みに誘おうかなと考えた。飲みたい気分だったし。

 でも今夜飲みに行ってたら、最初の三杯くらいは「だから、おでんにはやっぱからしですって!ゆず胡椒なんて邪道です!」とかテキトーな話をしそうだけど、五杯目あたりから、たぶん俺は今日辞めた女性の話をしちゃって、たぶん暗くなったね。
 なんか自分にできることなかったのか?って。

 なにもできないだろうし、なにもいえないのだろうけど、それでも考えてしまうね。

もちをガー食べる

2010年11月14日 23時30分05秒 | 個人日誌
 今日もいつものお弁当屋に弁当を注文して。なかなかイケる餃子にライス、ひじきなどの惣菜が入ったお弁当。餃子のタレ入ってなくて、ちょっぴり残念だったけど。
 このお弁当屋さん、持ち帰りメニューで「鶏軟骨餃子」ってのがあるらしいんだけど、それ今度食べてみたいな~。

 お腹も一杯になって、午後の仕事をしていると。
 後ろに座っているマーケティング担当のひとが「取材先でもらった」と大量のお餅を持ってきました。きなこ餅と餡子をかけたお餅。
 正直、今お昼を食べたばかりだしな~と思って、もそもそ~と食べると「うまいッ!」「つきたてらしいですよ」。がっつり四個もいただきました。

 そこからみんなで餅談議になって。

 正月にウィンケルでshow先生が「からみ餅」を作ってくれたじゃん。からみ餅はあのとき初めて食べたのですが、まぁおいしかった。
 女のコたちに「からみ餅知ってる?」と尋ねると、そのときその場にいた横浜出身の二人は「あれおいしいですよね~!」。
 「名前は知らなかったけど、餅の食べ方で一番好き♪」というコが一人。
  新潟出身のコは「それなんですか?」。

 「それなんですか?」なんて、show先生がこの場にいたら、たぶん説教始まるね。
 「からみ餅知らないなんて、人生の三分の一は損してるぞッ!」ってなかんじで。
 
 「からみ餅ったら主食ですよ」という横浜出身の女のコが、「鬼おろしで大根を摩り下ろして、それに醤油かけて。あ、かつおぶし入れるひともいますね」と説明してくれて。
 「そうそう、鬼おろしでね~…って、鬼おろしってなに?」


 
 鬼おろし

 「これ欲しい!」「これあったら天プラとか最高じゃあないですか!」「鍋物で大根おろしを入れると水っぽくなっちゃうけど、これいいですね!」「蕎麦のときもいいね~」
 新潟出身のコと二人で、ものすごい鬼おろしリスペクト。

 これでガー大根を擂ると、余計な汁が出ずに、しかもちょいと歯応えのある程よい大きさに大根がおろせるらしいです。見た目はなんだか中世の拷問器具っぽいけど。

 ウィンケルのとき、こんな鬼おろしなんてあった?あの大根おろし、どーやって作ったの?

 砂糖醤油で食べることあります?いつだったか大学のときかな?誰かに「そんな食べ方ありえない」と言われた気がするんだけど、砂糖醤油も最高です。

 あんこの入ったお餅を、最初の一口でパックリと半分くらい口に入れたい。

 たぶん、お餅ってさ、地方によって食べ方けっこう違う食べ物のような気もする。うちの実家ではさっき書いた砂糖醤油つけて食べるのと、あとはお雑煮に入れるのが多いです。お雑煮は当然元旦に食べるので、いつも二日酔いのためにほとんど胃が受けつけない。が、食べる。

 常住坐臥、死ぬこととおぼえたりの精神で「歳とって死ぬことがあったらどういう死に方がいいかな~」と考えることが男ならあると思うのですが。
 正月に家族や友人が集まってさ~、みんな笑顔で新年を祝って、みんなでお餅をたくさん食べているときに、急に喉に餅を詰まらせて死ぬことって、よく新聞の記事になるけど。死に方としては悪くないよな~。「うまい!でも苦しいッ!」

月からの贈り物

2010年11月06日 22時35分24秒 | 個人日誌
 休みの日に天気がいいのは気持ちいいなー。今日はこころゆくまで寝てやろう…と、窓の外からなんかすごい喋り声がするんだよね~。ここ二階なのに。
 隣の家の屋根に男たちが三人ほど登って、なにか作業をしている。ソーラーパネルの貼り付けなのかな?うるさくて眠れんぞい。
 まぁ、いいか、もう起きなさいってことかな。

 午前中を洗濯しながらボケボケと部屋で過ごし、アイスコーヒーにミルクをぶち込んで(7:3の割合)飲む。「なにを食べに行こうかな~」

 金曜土曜の休みのうちどちらかは、この一ヶ月ほどのほとんどで回転寿司に行きます。近くのショッピングモールへ。
 回転寿司と言っても回転する寿司は一切注文せずに、ランチメニューが目当て。

 さば、ゲソ、えんがわ、ホタテ、サーモン、まぐろの六貫のお寿司は程よく炙られています。あおさの味噌汁と、オクラと大根のサラダ、銀杏が入って出汁の効いている茶碗蒸し、天ぷらは海老が二尾にオクラ。以上の品がついてきて、バランスいい。
 これでいくらだったかな。800円くらいかな。(一ヶ月通っても憶えてない)
 鮨六貫は少ないかんじもあるけど、起きぬけの一食目だし、満腹になると動く気なくなるからなー。

 映画キル・ビルで。
 どこかのシーンで、片目の女性の殺し屋が暗殺の手段として、毒蛇を使うとこなんだけど。
 毒蛇が標的を噛んだあとに、この女性がいちいち毒蛇の解説するのですが。ひと噛みの一瞬で、どれだけの量の毒をその鋭い牙から被害者に注入するかについての説明。
 そのときの女殺し屋のセリフで「『おびただしい』って言葉好きよ。普段あまり使わない言葉だし」ってのがあって。
 僕も、この「あぶる」って言葉好きだな~。あぶるって言葉をつけるだけで、だいたいの食材や料理はなんだかおいしくなるような気がする。
 鉄板の上で肉をあぶって…とか、牡蠣を殻のままかるくあぶって…とか、表面をかるくあぶる程度にとか。

 喫煙所で一服しながら(禁煙はあきらめた)、このあと何して遊ぼうかな~と考える。

 昨日は三井アウトレットパークに、車で一時間かけて行ったにも関わらず、買ったのはそれほど欲しくもなかった靴を一足。(しかも欲しい色がなかったので、別の色で妥協)
 新しい服が欲しかったんですよね~。秋から冬にかけて着られるような、それほどイメージ固まってないのだけど、何か羽織るようなものを。
 ちょっと雰囲気の違うおとなしめのカーディガンを買っちゃおうかな~ってところまで行ったのだけど。
 去年はけっこう服買ったけど、今年は着回し着回しだもんな。

 スーツ屋をのぞく。
 スーツはしばらく買ってないし、二着くらい買ってしまってもいいかな。別に外回りするわけじゃあないし、ややカジュアルなタイプでも見繕ってもらって。
 タイミングよく店員さんも話しかけてきたので、買う気満々なカンジでアドバイスを受ける。かわいかったな、この店員さん。胸元がほどよく開いていて。他の店員もかわいかったな。

 今の仕事は、スーツでもいいし、会社支給の制服でもいいし。
 周りの女性たちには「私服でもいいんじゃあないですか?」とも言われるし、けっこうなんでもアリなカンジなので、例えば雨の日にはどうでもいい服を着て行って、さんざんに濡れて、制服に着替えてもいいし。ごくたまに研修とかで外に出るときはスーツで。
 私服のまま仕事したことはない。僕の私服はホントだらしないからね~。

 さんざん寸法まで測らせておいて、ワイシャツとネクタイだけ買う。
 背のあまり大きくない女性の店員さんがメジャー持って、腕を伸ばして一生懸命に僕の首周りを測っているときとか、かるく好きになりました。

 もう一ヶ月も前になるのですが、「ルナ・レガーロ」を観てきました。

 「ルナ・レガーロ」を知らないひとのために説明しておくと、サーカス(パフォーマンス)を観ながらおいしいお食事をするというイベント。
 「~しながら~する」ことが好きな僕というか、ひとつのことに集中することが難しい僕にもうってつけ。


 
 照明がいいカンジ。
 客席の真ん中に直径5mほどの円形のステージがあり、それがせり上がってくる。

 残念ながら、そのショーの様子は写真撮影が禁止なので、画像はありません。僕の素晴らしい文章力で表現するなら、

 「ひとが飛ぶ」
 「直径4㎝の棒の上でひとが飛ぶ」
 「日本人の女のコがかわいい。ロシアの女性はキレイ、脚長い」
 「足の裏にお尻を乗せてひとが回る」
 「空中ブランコの上でひとが絡み合う」

 どうですか?情景が目に浮かぶようでしょう?

 ショーを観ながら、おいしい食事をするなんて、なんだか映画の世界のようです。

 もちろんチケットはあらかじめ予約。端っこの席だったのでちょっぴり悲しかったのですが(僕は座高が高いからどこでもいいが)、これが思いがけず良くて。
 テーブルと隣のテーブルの距離がけっこう狭い会場の中で、この壁際の席は隣とも離れていて、プライベートなカンジがし、とても落ち着ける空間で良かったです。
 意味なく壁をなでなでして遊ぶ。

 お食事は写真撮り放題だったので、一品一品出てくるたびに撮る。
 が、携帯なのであまり良く映っていません。(デジカメ持っていけば良かった)

 
 一品目。いや、一品目と呼んではいけません。「1番目の月」とメニューには書いてあります。
 四方をソースに囲まれた何かが出てきました。上になにか載っています。とりあえず、開けてみよう。

 
 これはッ!

 写真ではわからないかもしれないので、メニューに書いたあったところによると…
 「カボチャ、海老、焼きホタテ、あわ麹、ナスの揚げ浸し、人参、蟹入りチーズ卵、コンニャク、焼きマス、枝豆団子、黒ゴマ白玉、なんこつ入り鶏のつくねの12種の具材を、かつおぶしをきかせた出汁ゼリーで寄せました。まわりには4種のソース、貼るは赤い梅肉、夏は緑のブロッコリー、秋が茶色のゴマ、冬は黒い赤味噌のソースを添えて、味にアクセントを出しました」

 説明文が長いので、僕の素晴らしい文章力で表現するなら「煮こごりっスよ~ッ!承太郎さんッ!」
 ビールをいただきながら、いただく。食べながら説明文を読むが、どれが蟹入りチーズ卵だったかは不明。

 「出汁」という字を「でじる」と読み、「それは『だし』って読むんですよ」とやんわりと突っ込まれても「ふーん」。間違っていたことすら、虚空へと流す。(というよりも指摘されても、なお、何が間違っているか気がつけない)

 パフォーマンスを鑑賞し、それから食事、それから次のパフォーマンスへ、という流れです。

 続いて二品目、これはおいしかった!これもう一回食べたい。

 
 「(中略)トリュフをきかせた軽い煮込み(ラグー)にしました。その上にはフォアグラのソテーを乗せて、薫り高い赤ワインソースを添えました」

 これはもう残りの一滴を余さず食べてしまいたいほどおいしい。幸いにもパンが出てきたので、パンを皿の底に擦り付けて、余すことなくいただけます。

 三品目。

 
 「中華あんには、海老、イカ、つぶ貝、小柱、鶏肉、牛肉、筍、キクラゲ、シイタケ、人参、白菜、ベビーコーンと12種の(中略)…濃厚な白湯スープで味付けしました。さらに(略)」

 つまりは中華あんかけ丼ってカンジ。

 おいしいんですけどさー。育ちのいい僕だと、丼モノは左手で器をガッと掴んで、箸でわしわしと口にかっ込んで、食べ終わるまで器は置かないという紳士的マナーを仕込まれたので、この形の器だとそれはとても難しい。

 仮にその食べ方をしたところで。「このひとしょうがないな~w」って話で終わるかもしれないけれど、思うのがさ。

 この衆人環視の中で。
 このたくさんのひとがいる中で、おもむろに器を持ち上げて、あんかけは飲み物だ~ってカンジで食べる男ってどうなのさ?男はそれが好きでやってるだろうからいいけど、一緒にいる女性が恥ずかしい思いしちゃうんじゃあないか?
 ということを、このときは思わないけど、そのあと飲んでいるときに少し考えました。

 周りのお客さんたち、けっこう大人なカンジというか、男性も女性もカジュアルでもなく、フォーマルでもなく、それとなく外行きなカンジな服装。
 こんな真っ赤なジーンズ、僕しかいないぞ。しかもスニーカー。

 誰にも何も言われないから、僕は僕の好きなように10年前に買った服も着るし、毛玉だらけのパーカーも着るし、チェーンもじゃらじゃらだし、髪もボサボサだけど。これってもしかして、一緒にいる誰かは「変な男と歩いているな~」と周りから思われてるんじゃあないか?もしかして僕一人が気がつかないだけで。

 そういえば、この翌日にshowさんと、その友達の女性と三人で飲んだのですが、その女性が札幌のひとで、「この季節にハーフパンツ?」と驚かれ、「あたぼうよ」なんて答えていたのですが、これももしかしてものすごく自分は「場所」と「時間」を考えない人間なんじゃあないだろうか。


 四品目。

 
 デザートですね。

 「コワントロー(オレンジのリキュール)風味のカスタードの上には、オレンジのやわらかなジュレと果肉、さらに白ワインが入ったサヴァイヨンムースをのせ、その上には食感が楽しいカダイフをのせました、さらに一番上には鎧塚シェフのスペシャリテ、ピスタチオのアイスクリームを飾り…(中略)」
 もちろん、グルメな僕にはサヴァイヨンソースが最高ですよ。ガダイフとかね。

 雨の日がどうしてイヤなのかというと、歩くでしょ。
 (濡れるのは好きじゃあないけれど、二人で歩くならシトシトと濡れてもいいが)
 傘を開くじゃあない。普段、近くにいないのに、せっかく会って並んでいられるのに、傘を互いに傘を開いたその分だけ、離れてしまうんだよな。いや、別にべったりくっついていたいとかじゃあなくて。
 そのちょっとの距離にイラっとする。こんな、雨なんかに、と。
 じゃあ一緒の傘に入ればいいかというと、それはそれで二人して反対側が濡れるじゃん。でもお互い気遣って、雨なんかなんでもないようなフリをするでしょ。
 でも僕が傘を持つと、だいたい高いところで持つから、間違いなく隣にいるひとのほうが雨に打たれるんだよなー。

 「それでもいいじゃあないですか」って微笑んでいる声も聴こえてきそうだけど、反対側はずっと雨に打たれていて。
 それに気がつかずに酔って歩いていた僕に、ある日突然その自分に気がついて。何もできなかったことを思い出して。それがとてもイヤなだけ。

 一秒でも~ ながく~そばで~ みつめていられます~ように~♪

なんてめぐまれている

2010年11月03日 22時43分26秒 | 個人日誌
 11月ってさ、いや、誕生日とかあるひとには悪いけど特にこれと言って「や~!11月か~!11月ったらさー…」ってほどのものがない。9月あたりは「もう夏も終わりなんだねー」だし、10月は「秋か~」だし。
 ぼちぼち年末の飛行機のこと考えないとな~とは思う。なんかついこのまえ札幌帰ったばかりのような気もします。

 去年の11月は何をしていたかな~。記憶違いでなければ、去年のこの日はshow先生とRomiyさんと「THIS IS ITを観に行こう!」と張り切って渋谷で待ち合わせたけど、映画館はどこも満員。昼間から「かるく飲むか」と言って飲んでいたような気がする。
 渋谷で待ち合わせたshowがどういう風の吹き回しか、おいしいどら焼きを買ってきていてくれて、それを食べながら歩いた。たしか浅草の、よね3も食べたどら焼きだったように思う。

 ビールを3杯ほど飲んで潤ってから都庁まで行って、展望台から都下を見下ろして、そのまま明治神宮まで歩いて。
 夕方まで参拝して、そのあとは恵比寿で駅を出て坂の上にある中華料理屋へ向かい、青島ビールを飲みながら、いろんな具材が入ったいろんな餃子を食べ、北京ダッグを食べ、ほろ酔い気分で湘南新宿ラインの乗って辻堂まで帰ってきた。

 一昨年は沖縄だったなー。やっぱshowとRomiyさんと。沖縄はいいよな~。
 半年待たずによね3ご夫妻にご一緒させていただいて、また沖縄行ったけれど、機会があればまた行きたい。

 今年の11月の連休はアレです。ジューシーとAkiちゃんとshow先生と栃木に行きますぞい。楽しみ~♪もうずっと喋っていたいね。

 栃木には去年の4月にも行っていて、今回の行程はほぼそれをなぞるかのようなカンジなのですが(成長がない)、僕が見てきたものをみんながどういう表情で見るのかと考えるだけでぞくぞくします。「ほら、言ったでしょ!すごいでしょ!ここ」って。

 ジューシーくんは「いつの間にか出発までもう1ヶ月切ってるなんて月日が経つのは早いもんですね(-∀-) 」とのことでしたが、けっこう俺はここまで長かった。あと何週間もけっこう長い予感がする。

 ようやく仕事も一段落して「これでしばらくは…二、三日はゆっくり仕事できるかな」と思っていたら、まぁ、そうはいかないね。それでも気持ちは落ち着いています。なんというか会社まで朝、歩いていても全然苦じゃあないです。少し先の信号が点滅しだしたら走っても渡ってしまえ~くらいに気力が充実しています。

 会社に着いてあれやこれやと電話を受けたり書類を裁いたりしながら、僕の最初の仕事は「お弁当とるひといます?」とそこにいる女性のかたがたに声をかけることです。

 会社の周りには食事を摂れるようなお店がほとんどなくて。駅近くなのに。開発されている途中であちこち空き地だらけで、お店も少ないんです。
 お昼ごはんを食べるために歩く時間を割いて、食べて戻ってきたら昼休み終了ってことはあずましくないので、僕はいつもデリバリーのお弁当を注文する。
 一人でお弁当を注文するのは、そのお店に悪いかな~って気持ちがするので声をかけるのだけど、「今日はなにしようかな~?」「このまえのお弁当おいしかったから、また同じのおねがい~」なんていう女のコたちの声を聴いていると「なんて恵まれた職場で、僕はなんて恵まれた仕事をしているんだろう」と思います。

 そりゃあもちろん、仕事でやらないといけないことも覚えないといけないことも、やってるそばから新しい仕事も舞い込むけれど、気にならない。軽口叩きながら。

 今は直接の上司ではないけれど、その上司(同じ歳)のひとがいて。
 以前僕が営業だったとき、このひと苦手で。なんつーか正反対のタイプっつーか、僕のやること為すことにイチイチ「そうじゃあないんですよね~」と言ってくるようなひとだったのですが。
 仕事が変われば見方も変わるのか、この上司とも最近はうまくやっています。うまくやっているどころか。面白い。
 遠くのほうからチラチラと見てくるので「なんですか?なんか用ですか?w」と問うと、 「最近家計が苦しくて…」
 「で?」
 「ドッピオさんお金持ってそうだし、貸してくれたり」
 「しません」

 お菓子を食べていると(僕が勤務中にこんな有意義な時間が持てるなんて!)、なぜか後ろに立っている。
 「あげませんよ」
 「欲しいなんて言ってません」
 「(もぐもぐ)」
 「おいしいんですか?それ」

 新しいシステムが導入されて、使い方はほとんどの人間が知らない。僕を除いて。誰もが尋ねてくる。「この場合の入力ってどうすればいいんですか?」「あーこれだとね~まずは~」。少しだけ優越感を覚えたりもする。

 しかし、

 こういうときにこそ慎まねばならん。驕ってはならん。

 ある日、気がついていなくても良いことは続くものだが、ある日、気をつけていても悪いことは更に悪いことへと続く。
 特に僕あたりは一旦転げ始めるとやばいんだろーなってタイプの人間だろうということは、なんとなく自覚できてきたので、こういうときにこそ気をつけなければいけない。

 お昼に注文するお弁当屋は、いろんな企画モノを用意してくれるので(激辛カレーとか、びっくりチキンカツ弁当とか。びっくりチキンカツ弁当は、普通のお弁当はご飯がここに入っていて、メインのおかずはここで、副菜はここで、って仕切りがあるじゃん。その仕切りを無視して、全てに白いご飯。その上に全部チキンカツという暴力的なお弁当)、ほぼ毎日注文する。

 ただ、このまえ注文した「日替わりメニュー」(550円)が、「焼肉塩ダレ弁当」だったにも関わらず、おそらく塩ダレをかけ忘れたのか全く味のないお肉がやってきたので、悔しくて悔しくて「あ~うまい肉が食いたい!」、仕事終わりにスーパーに行って肉コーナーを物色しました。

 国産牛モモ肉が半額になって300円という値段に惹かれ、早速フライパンで焼くととても柔らかいお肉でおいしかったです。うむ~これはしばらく毎日でも肉だけ食べたいな。
 なので、翌日もまたスーパーで牛肉を買い、もさもさ食べています。

 肉だけでは健康に良くないだろうから、ブロッコリーを茹でて、白菜の浅漬け的なものを大量に買い込んで、ガーっと酢をかけて。焼いた牛肉は山わさびを大量に載せて食べます。白いご飯はナシ。

 仕事量は新しいシステムの導入と、その運用で、本来そのシステムで作業が効率化されるどころか余計にやることが増えたので、普段会社いるときに持たされる携帯電話も、僕だけ免除されている。
 何ヶ月か前にやってきた女性が、代わりに携帯を持っている。
 ただ、充電器は僕の机の上にあるので、その女性はいつも帰り際に「携帯置いておきますねー」と電源を切って電話をそこに置きにくる。
 「けっこう電話鳴って大変じゃあない?」
 「でもおかげで仕事もだいぶ覚えました」
 「そっか。それならいいか」
 「ウソですけどw」

 この「ウソですけど」って、セリフ。じゅさんを思い出しました。
 ガー飲んでいるときとかに新しい一年生の女のコあたりに「うるさいわー!ボケーハゲー」って言ったあとに「ウソだけど」って言うんだけど、「いや、ウソとかあとで言っても全然フォローにならないwもう言っちゃってるし」って話を、していたな~。

 あんまり最近は以前ほど弱々しく「札幌に帰りたいな~」と言わなくなったのですが、まぁ、こっちに住んでたかだか9年ちょいだけど、だんだんこっちの生活が長くなってきて、それが日常の当たり前のことになってきたな~って実感は、ここにきてようやく出てきました。遅すぎ。

 とは言いながら、それでもふとしたときに「なんでこんなとこで暮らしてるのかな?」と思うときはあるし、傘を忘れて会社からの帰り道でぐわー雨に打たれていても「ふむー。札幌ならこの季節の夜なら雪になるだろうな~」と考える。
 なんかリアルじゃあないんだよね。
 ある日突然にくめとか唯からメールが来て「飲みにいくか」「じゃあすすきので」って僕も答えるみたいなことが、今も普通にあるような気がしている。
 朝、目が覚めて「あ、そっか札幌じゃあないんだ、ここ」とか。

 酔っ払って部屋で飲んでいても、窓を開けて、もし風がそれほど吹いていなかったら。タクシー呼んで「海まで行ってください」と告げて、浜まで行って、真っ暗な海の前で全然ムードの欠片もないけれど、そこで座っていたい。

 さて、肉でも焼きますか。がっつりレアで。