艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

明日のために

2008年03月31日 00時50分31秒 | 個人日誌
 だいたいの夜は、ビールをまず一本飲んで、それからシャワーを浴びて、もう一本飲んで、やっと晩御飯です。4、5本飲んだ頃には時計も一時くらいを指していて(「指していて」って書いたけど、この部屋には時計がない)、明日のためにもう寝ようと思う。

 iPodをデッキに挿して、タイマーを40分にセットして布団に入る。
 横になると、その日にもよるのだが10分も持たずに意識がない。夢はものすごく見て、夢の中で「今日こんな夢みてさ~」なんて話していることもある。

 寝ていても何度も目が覚めるってことはなくて。明けがたにカーテンの隙間から陽が差し込んできて目が覚めるときもあるのだけど、すぐまた眠る。

 明日は会社の飲み会です。
 今月でチーム異動するひとと、やってくるひと、あと今月と来月と会社でコンぺをやっていて、チームを応援してくれたかたがたも含めて20人ほど集めて飲むようです。
 飲むようですっていうか、ありがたいことに幹事でした。先々週に飲んだときにも幹事だったのですが、それは前のチームの飲み会だった。

 幹事って面倒ですよね。みんなから「こんな店がいい」「予算このくらいで」「あのひとも呼びたい」っていろいろな意見があるから、そのどれにも応えようとするのは無理。
 さてどうしたもんか。

 得意の、なるようになる作戦だな。

たんたんと

2008年03月30日 00時47分36秒 | 個人日誌
 毎度独り言ばかり書いているブログですが、今日も期待を裏切ることなく。 

 今日も帰ってきたら鍋です。無事に全部の食材を食べることに成功しました。
 食材が余るなら味噌汁にする、豚汁にする、カレーに、シチューに…みなさんからいろいろな意見をいただきましたが、どれも試すことなく。すみません。ご意見をいただきましてありがとうございました。
 でもタレばかり大量に残りました。まぁ、なんとかするさ。

 洗濯機を回しながらボーっとテレビをつけると映画のタイタニックがやってました。この映画、ちゃんと始まりから終わりまで観たことは一回くらいしかないかな。
 セリーヌ・ディオンのテーマ曲だけは当時あちこちで流れていたので、耳に残ってる。CDは持っていないけど、これはいい曲だよね。今さらだけど。

 物語はあまり覚えてなくて、レオナルド・ディカプリオが死んでしまうのは記憶にあるけど「どこだっけ?」とか思いながらなんとなく観てしまいました。
 船に水がダーっと流れ込んできて「ここで死ぬんだっけ?!」、船が真っ二つになって「ここ?!」。も~どこさ!って憤慨しながら。

 この曲「My Heart Will Go On」、言葉の意味はよくわからんがとにかくすごい自信だ。聴くと思い出すのが、女のコと部屋で飲んでいるときにこの曲が流れていたこと。
 僕はただ酔っ払っていて、部屋に来るまえは居酒屋で終電まで飲んでいたし、特にムードもなく、深夜にただおしゃべりをしていたのだけど。
 そのコが冷蔵庫に新しいビールを取りに行くために立ち上がって、歩きながら鼻歌混じりで歌っていたんだよね。たぶん無意識なのかな。で、歌いながらビールを僕の前に「はい、どーぞ」と持ってきてくれる。

 …
 ちょっと片膝ついて、折れてていいですか?
 …

 よし、立ち直った。

 別に仕事なんかは忙しくもないけど、めんどーだな~ってくらいで。それでも部屋に帰ってくると頭は空っぽになっていて何も考えてないはずなのに、本を読んでても、音楽を聴いていても、ふと気がつくと思い出に埋没しているときがある。
 女のコのことばかりじゃあなくて、今日あったことや、明日やること、これからすること、例えば台所を掃除しないとな~とか、排水溝まできれいにしようとか、もう季節的にコートも着なくなってるし来週クリーニングに出そうとか、そんなこと思うっていうか、浮かんでは消え、消えては浮かんで。
 楽しいことを思い出したり、考えたりしていると、いつのまにかビールがなくなっていて「あれ?」ってカンジ。
 思い出だけで飲めます。

 学生時代に男だらけでグワーっと飲んだことや、いろんな女のコのこと、バイトしていた頃や、もっとその前の野球やっていたときとか、ヘタしたら小学生のときのこととか。こっちで暮らしてからのあんなこと~こんなこと~あったでしょ~とか。

 昔の思い出はそれでいいものなんだけど(イヤなことは二秒で忘れる、いいことは忘れたくないつもりだけどけっこう忘れてるんだろうな)、新しく経験することによって、その思い出がまた鮮烈に輝くときってのがあるから、決して「昔はよかったな~」の固執だけじゃあなくて、もっといろんな日常を、たんたんとしていても送ってみたいなー。

 あ、今回は三国志の話は全然書いてないや。間違いなくよね3に斜め読みされるなーこれは。ヘタしたら頭のタイトルあたりでニュアンス掴んで、斜め読みされる可能性大。

分け入っても分け入っても青い山

2008年03月28日 23時31分08秒 | 個人日誌
 桜が満開ですねー。
 桜がキライなひとって聞いたことないけど、僕ももちろん好きです。日本人は桜に「儚さ」と「無常」をおぼえ、そこに死生観を見出すから桜が好きなんだろう、といわれますが、僕もだいたいそんな理由で好きです。

 こんなに空気も暖かいのに、ぬるんだ南風も優しく腰を癒してくれるのに、今日も鍋です。季節感のない男ですが今後ともよろしく。季節を逆行するどころか、三国志の話を少しだけ織り交ぜて、時代すら逆行します。
 温故知新ですな。全然違う。

 温故知新って、習字で書いたな。なんか書きやすくて好きだった思い出がある。
 キレイな字は書けないくせに、実は小学校の六年間ずっと習字を習ってました。毎週土曜日に学校から帰って、家でお昼を食べて、そのあとに。
 習字ったらさ、静かに心を落ち着けて、息を止めてイッキに書く。…だろうけど、適当にやってたから今じゃあ筆で字なんか書けません。

 二年ほど前に叔母さんの喜寿祝いの祝儀袋(?)に筆ペンで書くときに「ああ、懐かしい、この気持ち、書くってのはこういうことだな」とか感慨に耽って、耽ったはいいけど、勘を取り戻すまでメモ帳に百回くらい「喜寿」って書いたな。

 分け入っても分け入っても青い山  種田山頭火

 この句、好きだな。
 たしか中学校の教科書に出てきた記憶があるんだけど、それまでのページでは正岡子規とか与謝野晶子の俳句で、五七五だったのが、イキナリ意味わからないですよ、これが俳句なんてさ。どこで区切るの?こんなのアリ?アリアリアリアリアリーヴェデルチじゃん。
 この俳人、種田山頭火。今ウィキペディアで調べたら、けっこうテキトーな人生おくってますね。まぁ、僕も一回しか生きたことないから、ひとの人生をどうこうはいえないけど、テキトーなのはわかるな。
 句は、人生においてひたすら進んでみても行きあたるを繰り返すってことを意味しているのかな?と当時青臭い中学生だった僕は考えて、高校の頃には忘れて、大学生の頃には「もしかして恋の句なのでは?」とも考えましたが、ウィキペディアで述べられているのはそういう意味でもなさそうだ。
 でも、歌も句も捉えかたはそれぞれで、どう思おうが感じようが好きなようにでいいんじゃあない。

 一昨日まで鍋を四日連続、それもしゃぶしゃぶ。いや、楽だから。昨日は仕事を終えるとスーパーが閉まっていたのでマック。
 今日はギリギリで閉店5分前にスーパーへ。だってさ、野菜も豆腐も椎茸も冷蔵庫にあるけど肉はない。肉は買いたいところ、やっぱり。
 なんとか間に合ったな~と店内に入ったところで買い物籠を手にすりと、そこにあのコがいました。
 あのコって誰だって?それを知らないで読んでいるのはもぐりですよ。

 よっぽど僕も慌てていたのか「まだ閉店に間に合いますか?」なんて意味もなく話しかけちゃいました。
 「だいじょうぶですよ、ごゆっくりしてください」とニッコリ。

 これをさ~、仕事でやってるんだからそのくらいのこと客には言うべさ。って思うのはそれはそうかも。でもそうじゃあない。って思い込むのもそうかも。
 客商売しているとわかるのが、客本人は「こっちは客だからそのくらい言われるのは当たり前か」なんてことは考えないってこと。
 わかる?
 営業の人間が「お客さまお客さま」と言って、その客を客として観ていても、お客さまは営業の人間に対して表面上の立場、つまりは金を払う、いただくの立場でひとは観ないっていうかさ~。うまく書けないけど、けっこう『対ひと』なんだよね。
 普通のこと書いてるっぽいけど、そういうことじゃあない?

 義勇軍を旗揚げしたばかりの劉備、関羽、張飛の三兄弟は黄巾の乱を平定するべく各地で戦う官軍に混じり転戦、また転戦。
 いくら戦いに功を挙げても、正規軍ではなく義軍ということで正当な評価は受けない。命を賭けて前線に赴いて勝利を掴んでも、正規軍である官(公務)の将軍からは労いの言葉ひとつかけてもらえませんでした。

 劉備は「我々は功を褒められ、立身するために立ち上がったのではない」と言い、関羽も「下は戦乱に憂う民を救い、上は漢室のために戦う」と信じ、その功無きを悲観することはしませんでした。
 心の中ではいざ知らず、表面には出しませんでした。
 「天下の乱るるは民の乱れにあらず、官の乱れ」と思ってたけど。それはぐっとこらえて。

 実直剛直な弟張飛は気持ちを抑えられません。官軍の「オマエらは寄せ集めの軍を率いて、たまたま運よく勝っただけだろう」という傲慢な態度に反抗心剥き出しで叫びます。
 「俺たちは命がけで戦ってるんだ!自分に対し恩賞もなにもないのはそれでもいい!だが身を捨て死んでいった部下たちに礼も悔やみもなく、なにをもって彼らに報いるのか!」
 それを悟す劉備と関羽。張飛は自分の気持ちを理解し、擁護してくれると思っていた兄たちに宥められることを良しとせずに「兄貴たちは悔しくないのか!」と泣きながら言い放ちます。
 「我らの想いもきっと上にいつか通じよう」
 「いつかって!今まさに心通じてないのに、そんなことなぜ言えるんだ?!」

 「通じる通じないはひとそれぞれで是非もない。ただ自分の真心に奉じるのみだ」
 
 そうなんだろう。

 別にどうでもいいことかもだけど、仕事で悩んでいます。数字が取れないとか成績があがらないとか、そういうことじゃあなくて。まぁ、数字は思うようにとれてないけどさー。
 あんまり詳しく書くとコンプライアンスだかなんだかに違反するからアレだけど。(つーか、このコンプライアンスってなに?法令順守とかだっけ。ひと昔まえの「会社への忠誠心」みたいな古臭い考え方を今風にうまいこといってるだけの言葉じゃん。コンプライアンスみたいな顔しやがって)
 今の営業手法はひたすら前進あるのみの現調(げんちょうって言葉、知ってるひといますか?)で、ただ種も蒔かずの刈り取りみたいなもんだ。
 どんなに「お客さま本位で~」とか謳っても、形だけじゃんってところがあるから、周りのみんなも僕も「なんとかしないと、このままじゃあ組織がダメになる」っていつも感じている。
 今だけ刈れる畑を行軍して、そこが不毛になれば隣の畑にってもんかな。

 この会社全体がそういうわけではないよ、もちろん。僕がやってる仕事も決してそんなことではないけど、このままの流れではいずれ明日にでも、明日でなければ明後日にでも、その傾向に陥ることあるんじゃあないかって危機感。

 だから事故が起こるまえになんとかしようよ。危険なのはわかってるんだから。こうなると劉備のように「想いが通じる通じないは…」なんて悠長なこと言ってられない。
 あまり自分の考えを会社では言わない言えない僕ですが、きっかけは単純な物語だったのでけど、つい昨晩とうとう「変えましょうよ。今できるうちに!」って声をあげてしまいました。
 その声ってどこに通じてるのか?
 会社はいうよ、「もっと具体的なプランを示してもらわないと」とか「システム的に無理」とか。「今変えても軌道に乗るまでのしばらくは大変だよ、君達が」
 そうなんでしょう、そうでしょうとも。別に労を惜しむつもりはない。

 それでも言わせてもらえばさー、プランを練って降ろすのは上の仕事で、システムがイケナイのなら、それを修正するのは僕らなのか?客の声を生で聞いて、その声を意見として反映する現場の人間がいなければ、いったい誰が客の要望を会社に伝えるってんだ。
 変えて大変なのは当然だ。痛みを伴うのだから。でも、わかっていて先延ばしにしたときに、痛くな~いってならないでしょ、たぶん。

 上役の誰もが、僕ら以上に会社も従業員のこともお客さまのことも考えているし、深く思慮していると信じたい。実際そうだろう。
 なにかあったときに客に頭を下げるのは現場に人間だし、責任をとるのは上の立場の人間であることは間違いないんだけど。

 な~んて言いながら、僕にはさりとてこれといった打開策もない。無策なくせに文句ばっかり言うひとって性質悪いよね~。あー僕です。

 今日、同僚に尋ねてみた。「昨日僕の言ったことって結局は文句や愚痴だけなんですかね~?」
 「違うでしょ、業務改善のための工夫でしょ。誰かが声をあげなきゃあいつまでたっても変わらないよ」ですよね~。

 しかし、僕のこの気持ちはやる気のない自分への言い訳なんじゃあないか?とも思う。なんだかんだ言いながらつまることろは。
 自分は悪くない、こんなに一生懸命で、精一杯やってるじゃあないですか!それをこんな気持ちにさせる会社が悪いんだ!みたいな責任転嫁にさ。(精一杯やったって成果があがらなければ意味なんかないんだ。過程に仕事とはまた違う意味はあるかもだけど、伝わることなければやはり意味はない)

 いつ辞めたっていいんだ(強気)。
 今まで声をあげながら、もしくはその声が届かぬままに辞めていった多くの仲間のように、その列に並ぶことになっても。
 ここが踏ん張りどころ?なんか毎日毎月「もう無理、明日までもたない」って考えてるけど。

 でも、給料入らなくなると困るな~。辞めるのは簡単だけど、それからどうするのってことなんか考えもないしさ。車の保険も更新しなくちゃあならないし。(弱気)

 うむー、こんなことは書くべきじゃあなかったな。
 まぁ、いいか。消すとウソっぽいし、いつかこの文章をもう一度読みかえしたときに「考え浅いな~俺」「そんなときもあったな~」って立ち戻って、そこからまたなにか前進することもあるかも。
 単に「テンション低いな~この時期」って思うくらいかも知れないけど。「この時期だけじゃあなくて、いつもそうじゃんw」って自分のことを笑えるのも、ひとついいことかもしれない。

 今思うことを書くしかないよね。

偽帝の末路

2008年03月27日 23時40分41秒 | 個人日誌
 朝御飯はパンとチーズとベーコンがここ最近の食生活です。以前は必ず野菜を食べていたのですが、冷蔵庫がたくさんで入る余地がない。野菜って意外と幅とりますよね~。

 で、今日はベーコンを一口噛んだ瞬間に「あれ?」と思ったのですがそのまま食べてしまいました。
 いたんでたんですね~かわいいですね~。
 そもそも開封した時点で、このブロックのベーコンは賞味期限切れてましたし~。こんなやつは食品偽装をどうこう言う資格はない!…かどうかは知りませんが、生ものじゃあなければ一日二日過ぎててもどうってことないなーと思ってます。

 だいたいみんな知ってるだろうから今さら包み隠さないけど、料理は苦手です。(上の話は苦手とかそういう問題じゃあないな。無頓着なだけで。何事においても一手遅い。)

 昨日の日記へのコメントで、『料理が『できない』んじゃなくて『やらない』だけじゃないですか?』と、僕が4年生になり王のごとくサークル会館に君臨していたときに1年坊主だった三つ下のシジマくんが。
 僕と知り合って10年、なにをどう勘違いしたのか、まるで張飛に挑む刑道栄みたいなコメントをしてきたのですが、いや、その通りかもしれない。
 時間ないから~やっても余らせちゃうだけだし~とか言い訳しながら料理しないのは怠けているからです。わかってんだよ。まったくもう。(でもそんなシジマが好きwあ~もっと叱って)

 みなさん、僕がうやうやしく料理なんか作って「はい、召し上がれ」なんて言った日には気をつけたほうがいいですよ。新鮮な食材をふんだんに使っていたとしても、その味つけや調理の仕方は「本に書いてないけど、ここでひと手間とか」って余計なことして、かなりテキトーだから。

 まぁ、王は王でも裸の王様だったんだけどね。本当に裸だったくらいにして。

 ああ、もう記憶を消したい。百歩譲るならタイムマシンで戻りたいね。戻って授業出ます。
 放分にはまた入るな。だって、そこで知りあったひとたちと、そのご十年以上も付き合えるなんて、僕ってなんて幸運なんだろうって思うもん。

 しかし、シジマといい、関井といい、tontoroといい、尚ちゃんといい、どうして僕の後輩たちは僕に失敬なんだw!
 きっと厳しさが足りなかったんだな。「がっつり飲ませてやる!」と飲み会の前には宣言しながら、あっという間に自身つぶれているのが良くないのかな?

 曹、玄、呂、シの三方向から攻められた袁術。すっかり疲弊し、袁一門の栄華も廃れ、その後、勅を受けた劉備玄徳が曹操から借りた兵五万をもって攻め入ってくるの報に、袁術はすでに戦う力もなく、国を捨てる決心をしました。
 頼るのは北方に覇を唱え、今や曹操と天下を争うのは彼しかいないといわれる袁紹の治める河北の地です。
 しばらくは同族でありながらも相対していた袁紹と袁術ですが、袁術が「助けを乞う」との書を送ると「河北まで来ればその身を保護しよう」という袁紹からの色良い返事をもらい、袁術は一族郎党、妾や召使を引き連れ、国庫から金銀錦あらゆる財を車に積み込み、延々と長蛇の列をなして河北へ目指し行進を始めます。

 自らを皇帝と僭称し、その力も侮らざるべきものがあった袁術ですが、中原に覇を唱える曹操が評するには「塚の中の白骨、もはや時代の中のものではない」と言い捨てられるほど、暗愚で自己欺瞞に満ちた偽帝でした。
 曹操が、捨て置いても時代に淘汰され滅亡の憂き目を免れないであろう袁術を、それでも攻め立てたのは、ひとえに呂布との共闘を恐れたからでした。
 呂布もこの頃は徐州を得て、これがもし寿春の袁術と組むようなことがあれば、曹操が擁する天子の都である許昌の地に掎角を体することとなるからです。

 すでに呂布滅び、その脅威はなくなりましたが、かといって袁紹と袁術が組むことも捨て置けぬ事態ではありました。
 そこで当時、流軍となり許昌に身を寄せていた劉備に兵を持たせて、これを討つこととしたのです。(この挙兵は劉備の策なのですが、それについてはまた今度ね。眠いので)

 国中の民から搾り取った血税で贖った財宝を櫨車や荷駄に積み、非戦闘員である官吏や身内のものばかりを引きつれ、行軍は延々十里にも及んだといいます。(長さの単位でいうと、一里はよね3の身長くらい)
 周りを護衛する軍隊も、それら全てを守護することはできません。

 劉備の軍勢が襲いかかるまえに、長蛇の列は守りの薄いところから山賊や盗賊に襲われ、次々と荷は奪われ、ひとびとは剣や矛の餌食となり、その叫喚は天地にこだましました。悲惨なのは耕す土地を失い、泣く泣くながら付き従った農民たちです。戦争でいつもその悲しみを背負うのは、なにも罪のない人間たち。

 袁術の軍隊もいつしか方々でその戦力を失い、ときに劉備軍にも追撃され、散っていきました。
 散々に追い散らされ、袁術が周りを顧みたときには、自分のほかにはもう弟の袁胤しか残ってませんでした。

 焼けつくような酷暑の中、ひたすら歩き歩き、袁術は「もうダメ」と諦め入りますが、袁胤は肩を貸しながら「この先に村があります、そこで水など求めてしばらく休みましょう」と励ましました。
 村に着くやいなや袁術は村人に「水はないか?水は?我は皇帝袁術なるぞ」と浅ましくも傲慢な態度で渇を癒そうとしますが、村人に「水なんて一滴もあるもんか。全部オマエに搾り取られてしまったからな」と言われ「ああ、ついに我は一人の国民のもたない国王であったか…」と呟くやいなや、口から血を吐き倒れて死んでしまいました。

 この故事から考えることは、僕もいつまでも「俺様はよ~」なんて言ってると、かわいい後輩にそっぽ向かれて、大事なものを失ったときにも自覚できずに、気がついたときには、とうとう屍を野に晒すことになるよってことだね。
 うむー、これはちょっとひどいな。俺、あまりにも。ここまではならないだろう。さすがに。きっと。たぶん。わからんけど。

 料理の話をしようとして脱線して、途中で三国志、最後は自分話。こんなところでどうでしょうか?

少しぬるいカプチーノ飲み~

2008年03月26日 22時33分13秒 | 個人日誌
 休みが大好き。ず~っと休みならいいのにな。
 今日もまたポカポカ陽気で。布団を干して、洗濯して、午前中は読書。朝から三国志の続きを読んで、関羽と黄忠の戦いに心躍らせて。
 なにも予定もなく時間に縛られない、こんな日には近くのスーパーまでのんびり歩いて、三分咲きの桜を眺めて「あー、昨日の嵐に散らなくて良かった」とホっとしながら、わざと遠まわりして並木道を。
 軽く汗ばんだところで、缶コーヒーを買い、近くのベンチに腰を落ち着けて空を見上げる。「我は青年なり!」と叫びだしたい気分だ。

 …ということをしたいな~と前日の夜にビール6本目あたりで考えていたのですが、もちろん倒れるように眠ってしまって起きたら正午。
 何度も目は覚めるのだけど「明日になったら寝れないし、この二度寝、三度寝を味わっていたい」とまるでダメダメです。
 でもまずは布団でも干しますか。

 かわいい女のコの次に自分が大好きな僕ですが、最近は昔のブログの校正に励んでいます。校正とはいっても文章そのものは変えたくないので、なにをしているのかといえば、例えば以下の文章があったとしましょう。

 『「それにしてもシジマはアレだよな。」といつも思うところなのですが』

 この句読点を削除してます。
 『「それにしてもシジマはアレだよな」といつも思うところなのですが』ってカンジで。あとは漢字の変換ミスなんかを。
 だからなんだってほどの地味で意味のない作業なのですが、なぜか楽しい。お金を使わずに楽しめる。

 それをゆっくりと昼過ぎまで行い、15時前に布団を取り込んだのち、歩いて10分のスーパーまで車を使う。そういえば全くなにも食べていないことを思い出したので、久しぶりにモスバーガーに行きました。
 ホットチキンバーガーが食べたいな。あれどうしてなくなっちゃったの?山ぶどうスカッシュは相変わらずおいしいけどさ~。

 とくに何も書くことがない休日でしたが、四日連続で鍋です。ダメっすか?


 いや、だってさ~、肉買うとだいたい400gくらいじゃん。一食で半分は余る。白菜は4分の1でも三日は持つ。椎茸は6個ひとパックで二回に分けて、エノキ茸も二回、ないしは三回で。ネギ1本は二回分。豆腐一丁は三回分。うどんなんかも買ったくらいにして。特にタレなんかは買うと余るし、それももったいない。
 ほら、その日その日で余っちゃうのよねー。余した食材はもったいないから、翌日も使わないと。そうすると料理のできない僕は「うむー、鍋でしょう」ってわけ。
 このまま何日連続で鍋を続けられるか、ジューシーくんのように挑戦したいところですが(え?ジューシーはそんな挑戦してないって?彼ならいかにもしそうじゃあないか)、栄養が偏りそうなので明日は大根やにんじんも買ってきて鍋にぶち込んでやろうと考えています。
 なんか余った食材で、簡単に作れる料理ないかな。

 それにしても今日は暖かかった。半袖でもいいくらいでしたね。ついこの前まで北風にピューピュー吹かれて「寒い~寒い~死んじゃうよ~」なんてブルブル震えていたのに、極端な季節の移り変わりに戸惑いを隠せません。

 ぬるくなったカプチーノ片手にのんびり歩きたい気分だ。

壇渓を跳ぶ

2008年03月25日 21時28分52秒 | 個人日誌
 夜になり「そろそろ晩御飯でも買いに行こうかな~」って気分になったので、外に出てみると川でした。
 いつのまに僕は河川敷に引越したんだろうか?

 ここだけじゃあないんだけど、関東地方って「なにごと?!」ってくらい短時間の豪雨に襲われるときがある。水没して動けなくなった車なんか頻繁に見ます。
 部屋にいるときから雷の音も近くに聞こえていて「こりはマズイかもに~」なーんて他人事のように考えていましたが、うむー、困ったぞ。おなか空いたし。

 よく北海道のみんなには「どこに住んでるの?」と尋ねられて、その都度「神奈川県藤沢市」と普通に答えるのだが、どうも地理的にピンとこないようだ。「江ノ島があるとこだよ」とは言っても、江ノ島なんか僕も札幌にいたときはどこにあるか知らなかったしね。
 ♪江ノ島が見え~てきた~ 俺の家も近い~(そんなに近くもない。車で15分くらい)


 この赤くなってるとこが僕の街です。この雨マジでヤバイっす。


 神奈川県ってたいして大きくないわりには、あちこちに行くのにえらく時間がかかる。道も混んでるしよ~。
 大雪山国立公園の面積とほぼ同じくらいだそーだ。

 公園なのに大きすぎ。よね3くらいある。

 なにを隠そう僕も一度水没しそうになったことがあって。いや、僕のからだが水没しそうになったわけじゃあないよ。それだと死んでしまうからね~。
 営業中に激しい雨に襲われて、車に乗り込んだはいいけど前は川、後ろは道がやや傾斜しているのか排水溝のあたりが渦巻きのような水流です。行くは渦巻く濁流、退くは死地。
 まるで、襄陽の会で蔡瑁の軍勢に囲まれて単騎逃げ出した劉備の気分です。
 「東門、南門、北門全て殺地。ただし西門には兵をまわしていないようです」と蔡瑁による暗殺計画を伊籍にそっと教えられ、「かたじけない、命あればまた」と言い残した劉備は、何気ない振りをしてそっと祝賀の席を立ち、そのまま愛馬の的盧に跨って西へと駆け出しました。
 鞭も折れるほどにと駆け飛ぶこと二里あまり。そこには壇渓の偉観がありました。荒巻く川、見渡す限りの激流。さすがに的盧も岸に嘶き、その歩を止めてしまう。蔡瑁が西に兵を置かなかったのは、この壇渓を渡ることはできないからと踏んでいたからなのです。
 「的盧よ。汝いま我に祟りをなすか、また我を救うか!」と劉備は叫び、その身と馬を奔流の中へと投じた。

 僕も劉備を習って奔流の中にザブ~ンと飛び込みましたが、そりゃあすごいことになったよ。
 ドアの隙間から水がピューってなりました。あっというまにアクセルペダルとブレーキペダルが水浸しになって「あ、これはいかん!」とバックして車を元の位置へ。そのまま雨の勢いが収まるのを待つ。
 雑巾を使って、入ってきた水を吸っては絞り、吸っては絞り、ちぎっては投げ、ちぎっては投げ…。

 車は水没しなかったけど、心はまんまと挫けたね。仕事中だったのに部屋に帰って靴下と靴を代えるつもりが、小一時間はさぼって寝ました。

 今晩も鍋にしました。三日連続っす。


うむー、いろいろあるけどしゃぶしゃぶにはやっぱりぽん酢ですね~。

 今日は写真おおめですが、もちろんよね3とりちゅさんの真似です。

 書かない書けない、なんてうじうじと男の腐ったようなことばかり言ってる僕ですが、今日の日記くらいのテキトーさでちょうどいいのかな~と思いました。
 なんでもかんでもディープに考えてしまうのは悪い癖で、なおす努力も方法も知らないので、こんな日々を何年にも渡って生きてきました。
 少し能天気に酔っ払っているほうが精神衛生上にも良い気がする。

 完璧な男にはなれないけど、完璧なおバカさんにはなれるもんね。男なんてものは少しくらいルーズで隙のあるほうが、きっといいでしょ。
 いつも隙だらけだけど、それはそれで。

一人鍋

2008年03月23日 23時52分00秒 | 個人日誌
 今日は早めに仕事を終えて帰ってきました。スーパーで食材を買って鍋にします。
 白菜と、しめじと~、豆腐買って~、豚肉と~。

 しゃぶしゃぶを食べた。鍋に水をドバドバ入れて昆布を落として沸騰させる。
 
 ぽん酢とごまダレで。
 昔は「しゃぶしゃぶが断然ぽん酢でしょう!」と思っていたのですが、ごまダレもいいね。味が変わって、また新鮮な気持ちで食べられるってのもあるけど、なんつーか甘さがいいな~って。

 本当はえのきだけや長ネギ、春菊なんかも入れて、最早しゃぶしゃぶでもなでもないようなものにしてたくさん野菜が食べたいけど、余すのは目に見えてるし、だいたい白菜だって4分の1カットだけど、これだけで三日はもつほどの量だ。
 つまり明日あさってまでは強制的に鍋決定。

 ずっと前に書いたスーパーの女のコだけど、最近はもっぱら会うと「こんばんは」「こんばんは」と挨拶する程度の仲。
 レジを打つ間だけの時間で、こっから会話を発展させるのって難しくないすか?先生。

しばしのあいだ

2008年03月22日 23時54分13秒 | 個人日誌
 会社も戻ってきてただただ書類を書いているのはそれほど苦じゃあない。
 同じような書類をいろいろな部署に提出するために、まったく違うフォーマットに同じ内容を書いて、繰り返しのような頭を使って考えない単純作業はキライじゃあない。
 苦なのは、やはりお客さんのまえで喋ることだな。特に営業営業しているときが。なにしてるんだろー僕は、と思う。

 あらかた書類も片付けて、ひとの少なくなった職場で仕事に対する愚痴や方向性について仲間と「それにつけても俺たちゃなんだろ~」ってボールひとつにキリキリまいさ~なんて話している時間はけっこう好き。

 帰り道で、なんだかとても肉が食べたくなったのだけどスーパーは閉まっているし、部屋の冷蔵庫に肉なんて…ブロックのベーコンがありました。厚切りにして食べる。1センチくらいの厚さにカットして食べると、二枚くらいで飽きるね。

 何度も何度も書いているけど、特に心に憂いていることも心配事もない。ないのだけど、なんだか一人で飲んでいてもイマイチ気が乗らないし(一人で飲んでいて気が乗るほうが変か?)、ただ寝て、明日に備えようって気持ちにしかならない。

 ひとは目標をもたないと、こうした傾向に陥ることがあるのだが。
 僕には夢はあるけど、たいしたものではなくて、でも、そのためにはどうしたらいいのかわからないし、「その未来のために一日一日を大事にすればいいじゃん」ってテンションにもならない。
 もっとこう、目の前にわかる形で見えていないと、それは自分だけの妄想なのか、願望が本当に願望だったのかも自分で疑ってしまう。

 つまらない文章を書いていることは重々承知しているのだけど、それでもいつもコメントを入れていただいて、みなさんありがとうございます。
 UMEさん、りちゅさん、ジューシーもここ何日か欠かさずコメントしてくれてますね。UMEさんは斜め読みっぽいけど、それもありがたいっす。
 りちゅさんはどんな話題でも拾ってくれて、かわいいコメントをしていただき、いつも嬉しく思ってます。
 ジューシーは後輩だから、読んだらコメントするのは当然だな。

 そういえば東京で桜の開花宣言が出されたそうだけど、今年って「早咲きの桜」は見なかった。
 毎年必ず開花宣言前に「もう咲いてるじゃん」とか仕事中に思いながら桜をみていたように記憶しているのだけど。

 「だけど」って言い方が多いな。逆接の「だけど」が。ここ何日か「だけど…」のあとにたぶん書きながら一人で迷ってることがありそうな気がする。「気がする」ってのも多いな。そのへんもう少し楽しい言葉で書ければいいのに。
 うまく書けないものを続けていても、こんな調子にしかならないので、しばらくの間は無理に書くのをやめようと思っています。

 また桜の咲く頃に書くこともあるだろう。

 みなさんの日記には、相も変わらずなコメントをしていきますので、今後ともよろしくおねがいします。

春の嵐はキライ

2008年03月21日 23時53分39秒 | 個人日誌
 陽が出ると日中でも汗ばむくらいに暖かい日に「コートをそろそろクリーニングに出そうか」なんて思ってると、ある日は昼間でもどんよりの雲で気温も上がらず寒くて。寒の戻りだかなんだか知らないけどさー。

 春は風が強い。今日なんかもすごかった。東南の風がびゅんびゅんで赤壁も赤々と燃えますよ、そりゃあ。
 でも、この季節、こういう風が吹いたあとは必ずポカポカ陽気がやってくるんだよね。明日の天気予報も「気温がぐんぐん上がります」とか言ってるし。

 夕方あたりから風も止んだかな?ってカンジで、今時間なんかは無風。月が冴え渡ってるな。

 今日は取り立てて書くこともない。ほとんどがそんな毎日の繰り返しなんだけど、何もなかったってことだけでも書いておこうと思う。
 本当はきっと一瞬一瞬で目の覚めるような出来事や、ふと思い出したこともあるんだろうけど、そのときに立ち戻ってその感じたことを書くのは難しい。

 明日は早いので、もう寝よう。

 冷蔵庫の中を片付けようと思っている。それほど食料品はないが、冷凍庫の霜がすごいので掃除したい。そのためには開けっ放しにしなければならないし。なにか労せずして霜をとるウマイ方法もあるんだろうけど、一度クリアにしないと次に取り掛かりたくない!って気持ちになることがある。

 着なくなった服も全部処分したいし、ハードディスクの中も整理したい。
 ハードディスクの中身はほとんどスタートレックなんだけど、これをDVDにするのは大変だから、好きなエピソードだけをダビングして…って、それも時間かかるし、そのDVDはどこにしまうの?って考えてしまう。

 やるやる思いながら、たいした進歩はない。

 全然面白いこと書けそうにないので、やっぱり寝よう。疲れているわけじゃあない。
 あ!もうすぐ給料日だ!でも今月は車の保険だ、やれカードの支払いだ、やれ振込みだで、右から左だな。

浅草で飲もう! 後編

2008年03月20日 23時03分46秒 | 個人日誌
 まぁそんなわけで、show先生と飲むために浅草までおでかけしました。

 よく思い返してみると、浅草に行くときはいつも車だったから電車に乗ってゴトゴトと揺られてると、遠いよね。
 車だと当然飲めないので寂しい思いもしましたが、今日は飲めるな~なんて考えてた時点ですでに酔っ払うの確定してるんだよね。
 東海道線で50分ほどの新橋で降りて、都営浅草線だかで向かう。待ち時間も含めると到着まで1時間半ほどかな。

 暖かくなって出かけると、いつも困るのが手荷物。なるべく身軽でいたいので、歩くときは何も持っていたくないんだよね。ああ、だからいつまでも独り身なのか…ってシジマくん、いや、それは関係ないでしょ。
 カバンなんかもできれば持ちたくない。
 ところが、普段必ず携帯しているものを鑑みると、まず部屋の鍵。財布。携帯電話(それでも休みの日なんかに近くのスーパーに行くときは持っていかないこともあるかな)、タバコとライター(これも必ずではないな)、ポケットティッシュ。電話とタバコはなくても「まぁ、いっか」くらいだけどポケットティッシュがないと半狂乱になります。「鼻がかめない!」

 おかげさまで花粉症はナイ。ただ年から年中ってくらい鼻炎気味で。特にからだの調子が悪いとき、風邪の引き始めや二日酔い、疲れてくると鼻からきます。
 花粉症のひとって大変そうだよね。マスクしたり薬飲んだり。あ!目出し帽とかいいんじゃない?ダメか。出てるもんな、目が。

 というわけで、春物も服を着るようになるとポケットが少なくなるので困るのです。ちょっとした肩掛けカバンでもあればいいのだけど。たま~に買い物に行くとそれとなく覗くのですが、これってのがないんだよな~。
 よね3が忘年会に持っていた大きなカバンとか、浅草でお会いしたときのじゅさんの小さなカバン(あれはカバンではないかな?)とかはかっこいいと思いました。なんかそれぞれの服装と、雰囲気に合っていて、言葉にはしませんでしたが「さすが」と思いました。

 腰のベルトあたりからチョロっと下げるようなポーチっぽいのあるじゃあないですか?(それにしても僕ってホント語彙が乏しいな)
 昔はあれがお気に入りで、ジーパンの左腰にぶら下げていた。携帯や財布なんかいれるのにちょうどいいんだよね。反対の腰にはカラビナつけて十徳ナイフとか。
 最近は見なくなったけど、あのカラビナつけてじゃらじゃらしているのは、たぶん僕が流行の走りだったと思ってます。うそ。

 手ブラが好き。いや、そっちの手ブラじゃあないよ。それも好きだけど。ぼんよよ~ん。

 傘なんかも、なるべく持ちたくないところ。あてにならない天気予報はおいといても、空模様が怪しいときには是非もない。濡れるのはもっとキライなので。

 雷門でshow先生と会い「うなぎを食べよう」ということで歩く。浅草の街は何度か歩いたこともあって、東京という場所では僕の中では他よりも知っている程度でもありますが、こう歩いていると右も左もわかりません。
 残念ながら目当てのお店は休みだったので、普通の酒屋みたい佇まいな飲み屋で二、三品のつまみをいただきながら飲む。
 showさん曰く「ここは日本酒がうまいよ」「じゃあいっちゃおかな」。
 普段はビールを5杯ほどいただかないと日本酒へ切り替えないのだけど、二杯目から日本酒へ。うむ、これは飲み安居。なんつーか香りがフルーティー。

 酒を交わしながら話す内容は、どうにもこうにも思いつくまま。なに話したかな…?今の首相は影が薄いとか、政治家が料亭で飲むってどんなもんなんだとか、最近のサッカーから始まってスポーツの話。やっぱりイチローはすごいとか、バレーボールの中継は作りすぎとか、競艇って意味わからないとか、そんなあたり。

 一軒目の到着する頃から雨が降り出していたのですが、日本酒もいいだけ飲んだし、店を変えようってことで喜美松というお店へ。
 有名なお店らしいです。到着したときには、まだ開店前だったが「いいですか?」と尋ねると店員さんは快く中へ請じ入れてくれた。
 このお店はなにがおいしいんだろう?初めて来た僕はわからない。こういうときはshowさんに任せて注文するのが正解。

 しょんで、でてきたのは生肉。

 (写真は「浅草文庫亭」より)
レバ刺しにはやはりごま油だな~とか言いながら飲む。

 ここでも一杯目はビールで、そのあとは日本酒。
 日本酒の怖いところはさ~、「うまいうまい」とか言いながらカパカパ飲んでいると、突然ガクーンってくるんだよね。さっきまでほろ酔い感があって気持ちよかったんだけど、イキナリからだが動かなくなるというか、顔を上げていられなくなって、ゆっくり前後に揺れだす。

 このあたりでよね3に電話をしたのはもちろん覚えています。イキナリ電話なんかしてすみませんでした。

 トイレでかる~く揺れているとshow先生の「すみませ~ん、日本酒もう一本!あと皮をタレで」という元気のいい声が聞こえてきた。
 目も開けていられないくらいにフラフラになった僕は「帰りませんか?」と切り出す。いてもたってもいられないけど動けない。

 店を出てからもラーメン食べていこう、牛丼食べていこうというshowさんの声に「無理、吐く」とひたすら歩を進めるだけ。せっかくお誘いいただいたのに悪いね。
 で、showさんに駅まで送ってもらったけど「どこ?ここ」。

 今日になって携帯の履歴から察するに、田原町ってとこから電車に乗ったらしい。ここからなにをどう乗り継いだのか、気がつくと東京駅だった。品川か新橋か東京で降りれば帰りの電車に乗れることだけは頭に刷り込まれているので、とりあえず降りる。
 もうそのあとはしゃがんだままですよ。平日の帰宅時間と重なったので車内は混んでいて、しかも傘も持っているわで、ワープとかできないかな、ホントに。
 吐きたい気持ちはあったけど、耐える。大人ですから。もしここでかわいい女のコが隣で優しく介抱してくれたなら…一生を捧げるかもな。困るだろうけど。

 途中で下車してベンチで小休止したいところだけど、それなら部屋まで無理矢理でも辿り着いたほうがきっと楽だ…と考える。
 こんな姿は後輩には見せられ…見せまくってるな~。三回に一回は見せてるな。そりゃあ後輩もこんな先輩に対して失敬にもなりますわ。

 早めに寝たおかげで朝には酔いも覚めましたが、さすがに今日はお酒を飲まないことにしました。
 ところが仕事を終えて帰ってくると、飲んでしまう。あの決意はどこに?あんなに具合悪くなるならしばらく控えようって本気で思うんだけどね。
 ものすごい風と、雨も一日中降っていて、服もびちょびちょでイヤんなったけど、「帰ったらぬくぬくした部屋で本でも静かに読みながら飲もう」って思いませんか?いや、思うさ。

 お酒を飲まないとさ、夜なにしていいかわからない。

浅草で飲もう! 前編

2008年03月19日 22時01分24秒 | 個人日誌
 はい、ドッピオですよ~。酔ってます。

 今日はshow先生と浅草で飲んでました。まだ明るいうちから。
 僕にしては珍しく二杯目から日本酒を飲みだして、おかげで帰りの電車の中ではずっとしゃがんでました。帰宅時間なので電車は混んでるけど、そんな目も気にしてられないくらい気持ち悪くて立ってられない。

 部屋に戻ってきてポカリを飲んで少し回復した気もするけど、ぐわーんってカンジ。今ふと顔をあげると、壁に吊るした革ジャンのポケットからなんか出てる。そっか、そういえばshowさんにCDもらったんだった。

 せっかくの休みだし、このまま寝てしまうのはもったいないようにも感じますが、具合悪いので寝ます。
 明日また書きます。

めんどくさい自分 補足

2008年03月18日 23時50分44秒 | 個人日誌
 どうもこう、「どうせ僕なんか」っていうか「いずれダメになるさ」なんてことばかり言ってることが多い。
 自分に自信がないんですね。

 よし!そんなことはもう考えないぞ!と夜は考えたりするのですが、朝になると「ふー」ってなります。

 目標がないからなんだろうな。いや、なくはないけど、それって声を大にして目標とするべきものなのかな。
 明るい空のしたでのんびりのびのびしてみたい。太陽の下で恋を語りたいもんだ。

 昨日は会社の飲み会でした。たま~に前のチームの人たちと集まって飲むことがある。今回は幹事に指名されてしまって困っていたのですが、こうなれば自分の好きなお店で自分の好きなように飲んでやらぁ!と変にイキオイづいて、いつもは行き当たりばったりな店しか選ばない僕も、お店も一週間以上前に予約、きちんとリサーチしておいしいメニューはなんなのか?予算はこのくらいで、と適当に考えます。
 明日仕事のひとや、からだ壊した同僚なんかもいるのでムチャ飲みはできませんな~とは思いながら、そんなことはお構いなしに飲みました。

 みんなそうなんだろうけど、未来や将来には不安がある。「明日交通事故で死ぬかもしれない」とかそういうものじゃあなくて、「この道、この選択で良かったのか」なんて。え?考えません?

 あのときこうすれば良かった…なんてことは考えるだけ無駄だし、たとえ今の記憶をもってその頃に戻ることがあったとしても、きっと同じ過ちを繰り返すように思う。過ちなのかな?それが正しいか間違っているのかなんて誰にも評価できないけど。
 誰でもそうだけど、他人にとってどうでもいいような自分の行動の是非は、唯一自分だけは評価できるというか、悩むよね。

 とある過去の時点において「これは失敗だったな」と後悔することがあっても、じゃあその失敗をうけてこれからどうするべきかってこと考えて、その失敗を糧に行動にうつしたところで、そこで行われることは正しいことなのかな?絶対にまた失敗はしないのかな?またいずれ「あ~、あれも間違いだった」ってことにならない?

 自分の評価がアテにならないから、誰か周りのひとに「どう思う?」って聞いて「いいんじゃあないの?」とか「間違ってないでしょ」と言われたい。「こうすればいい」と意見してほしい。
 でも聞けない。話せない。めんどくさいな、自分。

 かといって誰かに尋ねられても「いや、別に」なんだよね、自分。話せないとかじゃあなくて、結局自分でなんとかしなければならないな~とか考えてしまう。何事もそうなんだけど、自分でなんとかしなければならない。

 えーと、JOJOの中であったのかも。「運命とは自分で切り拓くものだとひとは言う。だがしかしッ!ときに自分の力では選択する余地のない『抜き差しならない状況』というものも存在する」みたいな。
 そこまで切羽詰まってないけど。
 人生なんかは誰かや周りの人間の状況で、かくも流されて、あたかもそれが自分の意志で選んできた過程かのように語られるものだ。

 僕には自分で道を切り拓く覚悟がある!…なんてことは逆立ちしても言えません。自分のことはどうにでもなるけど、ひとのことはそのひと次第っつーか、偉そうなことは言えない。うーん、やっぱり結局弱いんだよな、自分が。
 そんな僕を信用できるか?かなり難しいよなー。

 ちょっと話は違うかもしれないけど。
 なにか素敵な日のために、誰かのために準備をして計画をしても、いざその時がきて、喜んでいる相手の顔を見ているときにはとても幸せを感じるが、ありがとうございます~とニコニコ顔で言われると、「どういたしまして」と笑顔で素直に言えない。
 本当はこれ以上もないくらい自分も嬉しいくせに「たいしたことじゃあないよ」みたいな顔でツラーっとしてしまったりする。恥ずかしがってるわけでもないのだけど。

 ただ飲んで、ただ笑っていたいな。

カニを見て思うこと

2008年03月16日 23時44分43秒 | 個人日誌
 100円パーキングってあるじゃないですか。あれやめてほしいよね。
 なくそうぜってわけじゃあなくて、100円で何十分の駐車ができるのか明記してほしい。
 古くなったパーキングなんかって、番号がかすれて読めない所もあるじゃん。間違った番号押して、隣の車のとことかウイイーンって下がった日にはどうしてくれるの。毎日毎日客は来るんだから、そのへんきっちりメンテナンスして欲しいよね。
 仕事柄、コインパーキングに駐車することが多いんだけど、なんだかあまり客のこと考えてないよな~って気がする。

 全然関係ない話ではじまりましたが、今日仕事中にふと思っただけ。

 ブログのネタがないな~と思うと本当になにも書けなくなるのだけど、ネタなんかあちこちに転がってるんだよね。ただ、それが本当に書きたいことなのかどうか?ってことで。
 もの見れば、なにかは思うはずだし。ただここんとこは昨日も書いたけど、なにを見ても考えることが同じことか、もしくは何も感じないかで、こんな僕は良くないけど、ずっとそんな余韻にも浸っていたいような。

 ナビあるけど、車の。あれももう少しなんとかならないかな。ナビって高い。何十万もする機械で、おそらく現在の最高技術の粋が結集していて、精密機械だし、貴重な金属なんかもふんだんに使ってるから高いのだろうけど。
 ナビで表示される地図って、年々古くなるのはしょうがない。道は絶えず動くからね。それをさ~、バージョンアップしようとしたら3万円もかかるんだよね。したことないけど。
 インターネットもこれだけ普及しているのに、こんな擬似インタラクティブな技術なとこをもっとなんとかしてほしいよ。
 車につけたまま、勝手に最新情報を受信して更新してくれるとか、どこのガソリンスタンドが安くて、どこのパーキングがいくらで、今空きがあるのか満車なのか。そのくらい今の技術でなんとかならないのかな。
 画面もイマイチしょぼいよね。もっとこう液晶とかEL…なんだっけ、薄いヤツ。そういうのにできないのかな。

 さっきテレビ神奈川で、北海道の温泉特集なんかをやっていて「温泉行きたいなー。行きたいな行きたいな考えていて、もう何年も行ってないなー」とかどうでもいいこと思っていたのだけど、それは置いといて、そこで出てくる料理とかがおいしそうでした。
 カニとか、ウニとか。

 札幌にいたときはよく、よくでもないか、たまに食べたもんだけど。「うわーカニ食べたい~!」って気持ちにはあまりならないけど、テレビなんかで見ると急に食べたくなるよね。

 バイトしていた頃に、10人ほど集まってADやバイトばっかり集まってどこかに泊まりに行った。どこだったかな?覚えていないけど、温泉行った。
 そこでペンションを借りて、夕方はサッカーをして、カレーを作って食べて、体育館でバレーとかして、温泉に入って、夜はカニを食べながら飲んだ。もちろん毛ガニね。
 で、ADさんがカニ味噌のついたままの甲羅に熱燗を注いで「このまま飲むと最高ですよ」と薦めてきたので、「またまた、そんなうまいわけ… …!!」ですよ。

 このADさん、僕より年下で当時21歳とかそのくらいだったのだけど。立場的にはバイトの僕よりも上なのに、僕のほうがこの仕事長いだかなんていう理由でずっと敬語使ってくる。「タメグチっでいいっすよー」と言っても、頑なに敬語。
 飲み会なんかで、お互い大のビール好きで女好きってことがわかり、妙に打ち解けて仲良しになったのだけど、それでもお互い敬語を使う変な関係。

 大学2年生の頃かな。ある日、よね3に北炉行こうと誘われた。毛ガニが一ぱい1000円とかで。男ばっかり何人かで行って、そのときばかりはみんな無言で食べてました。カニ食べるときって、集中しちゃいますよね。

 やっぱバイトの頃に。枝幸ってとこで前日入りして、朝早くから中継があった。なんの番組だったかな?旅サラダ?
 オホーツク海に面した岩場で、北海道での遅い春の頃だから5月とか。まだ寒い。朝早いってのも、ホント暗いうちから現場に出るし。tontoroもいたかな。
 中継も無事終了して撤収にかかるまえに、その中継のために地元の方々が作った料理をいただいた。寒風吹きつけるなか、アツアツのなんか汁ものとか、ズワイガニの刺身とか。この刺身のあまくておいしいことおいしいこと。
 当時、枝幸には先輩のMさんが住んでいて、しばらくお会いもしていなかったけど「この土地で元気に生きて…飲んでるんだろうな~」とか、カニを食べながら物思いに耽った記憶がある。

 と、まぁ、テレビでカニ見たくらいでいろんなこと思い出した。

 これがですよ、たまにならいいけどさ。こうやってなにかを思い出して楽しい気分になるのも。
 それがいつもの日常のなかで、やれスーパーで買い物しているときも、車に乗るためドアを開けたときにも、部屋に戻ってきてキッチンで晩御飯の用意をしているときにも、「ああ、そういえばこのとき…」みたいに思い出してばっかりで、すごく変な気持ち。
 だいたい、このいい香りのする残り香がよくないよ。 

憂う顔を気に~してい~る

2008年03月15日 23時52分15秒 | 個人日誌
 道が混んでるな~。なんとかならんの?この渋滞。週末だからしょうがないか。
 つーかさー、こっちっていつも道混んでるんだよね。月末だから混むとか、休日の前の日だから混むとか、給料日だからとか、給料日明けの月曜日だからとか、中日だからとか、ゴトービだからとか、こんなん言ってたらほぼひと月の八割がたは渋滞じゃん。

 それにしても今日は暖かかった。最高気温18度だって。
 いや、むしろもう夏だね。来週あたりキャミソールや生足で女のコも歩きだすんじゃあないだろうか。僕もキャミソールと生足で歩き出したい気分です。

 仕事を終え、部屋に帰ってくると、隣の部屋がドンドンとうるさい。
 お隣さん、会ったことはないんだけど、朝から大声で歌い、その歌の歌詞もわかるほどの大声で、ドアの開け閉めも乱暴でずいぶんと音を出す。
 たま~にたまりかねた僕は壁に向かってシャボンランチャーとかしているのだが、今夜も最高の波紋を練れそうだぜ~。

 今夜の僕は、玄関を開けて部屋に戻ってきたときにはiPodを耳に挟んだまま歌いながら帰ってきたので、これはもしかして僕のほうがうるさかったのでは?
 試しに歌ってみた。
 すると今度はドンドンドン!と明らかに抗議のクラッカーボレーの音。

 うむー、これからここでどれだけ住むのかわからないけど、やるしかないのか。めんどーだな~。「オマエのほうがよっぽどうるさいんじゃ~!」ってことをわからせておく必要があるな。

 で、お隣さんのチャイムをピンポンピンポン。ノックしてもしもぉーし。
 返事がない、寂しいなー。

 「ごめんくださーい!」と言うとやっと返事があった。出てこなかったけど。
 「隣のものですけど、うるさかったですか~?!」
 「ええ、ちょっと」
 この第一声。顔はわからんがどうやら年下の男の子っぽい声質だ。年下相手にはやたらと威張る僕の性格は、放文の後輩なら誰もが知ってるとこだろうけど。

 「このアパート、壁薄いみたいだけど、うるさくしてすみませ~ん!」
 すると、「こっちこそすみません。僕も気をつけます」だって。
 どうやら、向こうも相当うるさくしていたことを自分でも気がついていたようだ。そういうことなら、うるさいのはお互い様ってわけだな。そういう態度なら
 「じゃあ、今後お互い気をつけましょう」で終了。

 これで今後は少しは静かになるだろう。僕も気をつけないとな。

 今日書きたいのはそんなことじゃあなくて。

 どこまでいっても自分。
 ひとの気持ちを考えようとすればするほど、自分だけの考えに固執しているんじゃあないか?って気がして。
 あれこれ考えたり思い出しては「ああ」とか「うむー」ってするんだけど、仕事をしていても、夜一人で飲んでいても空蝉みたいな気分。心ここにあらず。別になにかあったわけでもない。

 今はどんな文章を書いても、全部が、些細ななにかに結びつけてしまう。
 書きたい気分もあるし、むしろ書いていたほうがいいのあろうけど、なんかどう書いてもうまくまとめられない。
 一晩ゆっくり寝て、それから考えようとするけど、そうやっていつも先延ばしにしてきたんだよな、僕は。自分のことも。

 ただ、いつもなにかを大事に想っている。自分のなにかを憂うわけではないのだけど、誰かの憂うような顔はどうすればいいのか。困るわけではないけど、なにをすればいいのか。なにもしないほうがいいのか。わからない。

 抽象的ですみません。書くと差し障りある…とかでもなくて、どういうふうに自分の中で納めておけばいいのか、わからないんです。

 仕事は順調ですよっと。たぶん今月はナンバーワン営業マンです(今だけかもだけど)。有休どーんと使っちゃおうかな。溜まってる仕事もあるけど、それはそれで、それとなくきちんとこなして。

 あ!電気代払いにいかないと。いつから自動引き落としになるのかな。

 なんかこの一週間くらい、よくわからない…とか、なんだか…とか意味不明ではっきりしない文章ばかり書いてますが、そういうときもある。重ねて言っておけば、なにかイヤなことあったわけでもない。
 そういう、理由はわからないが落ち着かないときもある。そんな心境のときには自分では「なんだこれ?いつまで続くんだ?」と時間がやたら長く感じるものだ。 だけど、梅の花が昨晩の春の嵐でサーっと散るように、この季節のあいだのなかでは刹那なもんで、一呼吸の間でしかない。

 春だし、もっともっとほわっといきたいね。空も雲も風も鳥も虫までもが、こんなにも新しい季節の訪れを、自分がどうであっても日々運んできてくれているではないか。

 なんだかんだしてても新しい季節は巡ってくるな。

全裸にアンチョビソースで

2008年03月13日 22時51分55秒 | 個人日誌
 そういえばってわけでもないけど、このまえの土曜日はRomiyさんと飲みました。えーと、3月8日か。
 サッカーの開幕戦を見に来ただか、サッカーで優勝したよ、だかそんな理由でこちらに来ていらっしゃたみたいで。
 なにはともあれ、Romiyさんと飲めるのは楽しいので、しかもこの日は僕も期せずして休みだったしで、そりゃあ飲みますよ。あー飲みますさ。飲めばいいんでしょ。

 待ち合わせの藤沢駅までバスで行こうと思ってツラ~っと部屋を出るとバスがいい時間にない。タクシーで…とか頭をチラリとかすめるが、お金もないしな。是非もない、歩くか。
 藤沢駅までは徒歩30分くらいかな。もちろん僕の歩く早さで。常人なら馬でも三日かかります。

 今住んでいる部屋のご近所に同僚が住んでいて、休みの日なんかもよく買い物先で偶然会ったりするのですが、どういうわけか藤沢駅に入ったところでも会いました。「なんでここでも?!w」ってお互いびっくりです。こんなとこで会うなんて。
 
 結論から言ってしまえば、翌日起きたらエライ二日酔いで。2時くらいには部屋に帰ってきたと思うんだけど。
 大きな仕事が控えていたので、朝にはやたらめったらウコンとかVAAMとか飲んで、だいじょうぶそうな顔をして会社に行きました。
 外でこんな時間まで飲むことは、ここ数年まずナイ。誰かのお宅にお邪魔して飲むときは別にして。あとは札幌で飲むときも別にして。

 社会人なんだし、仕事のある翌日まで酔いが残るなんてことはしない。お酒のニオイさせたままお客さんの前に出られるわけない。
 とかじゃあ全然なくて、単純に二日酔いだと乗り切れないくらい仕事ってやつはやっかいなだけだ。

 お気づきのかたも多いでしょうが、まぁ、誰もがそうなのか、僕もやはりお酒弱くなってね。ビール何杯か飲めば顔の筋肉も緩くなってきて「いや、そんなに酔ってないって。酔ってないってば!」ってカンジです。
 量が飲めなくなったのは勿論、ビール4杯目くらいでほわわ~としてくるのですが、そのほろ酔いの時間から眠ってしまうまでの、いってみりゃあ一番いい時間帯が短くなっている。
 
 すでに軽めに飲んでいるというRomiyさんと合流し、いつものことながらどこに行くかも考えていない僕は、ぐるぐる歩き回った挙句に『JAMMIN' ( ジャミン ) 』というお店に入ります。会社の飲み会で一度来たことがあった。


(写真はホームページより)
 なんだかよくわからない湘南野菜のなんとか~っていうモノを頼んで、「この野菜はなんだ?」「これはヤバイ」とか言いながら食べ、ビールもおおいに消費します。えらく辛くて苦味のある生野菜を、温かいアンチョビソースをつけながらバリバリと。
 最初の何杯かで「このペースで飲むのはマズイな~」って感覚はあったのですが、そこでスローペースに切り替えられないところが僕の良くないとこだな。いや、良いところか。やっぱ良くないな。

 相手が席を離れた間に相手に新しいお酒を注文し、それを飲ませてなんていうお酒か当てるゲームをしていると、酔ってることすら認識できなくなりました。

 カラオケがキライなんですが、この日は「よし!カラオケ行きましょ!」って自ら言い出すくらい酔ってたな。
 どうしてキライかと言うと、歌うは大好きなんだけど、ひとに見られて歌うのは恥ずかしいんだよね。好きなように歌えないしさ。うまく歌わないとな~ってプレッシャーもあるじゃん。
 まぁ、そのへんRomiyさんであればあまり気にしないな。いや、いい意味で。

 椅子から滑り落ちて顔からテーブルに落下するひとを初めて見ました。

 新しい友達をつくるのがヘタな僕で、正直申し上げると今の会社には親しくマンツーで飲みに行くようなひともいません。会社のひとがどうこうってわけじゃあなくて、自分がおそらくなにか見えない壁を自ら作ってしまってるんだよな~きっと。それはなんだろう?

 普通に業務中なんかはテキトーなことを周りに喋ったりしているので、仲悪いわけではないんだけどね。
 たぶん、その環境で思いっきり酔っ払って心の底を曝け出していないからなのかも。

 「自分をもっと表現していかないと」とも考えるが、自己を解放するってのは諸刃の剣じゃん。
 一緒に楽しめるタイプの人間を惹きつけることもあれば、そうではない人間も出てきてしまったりして、人間関係ってやつは、そこで生じたどうでもいい些細な誤解や、誤解や、誤解なんかで面倒なことに巻き込まれたりもする。
 そんなのはまっぴらだ。

 大学のときの友人と今でも飲んで会って喋っていられるのは、互いにスタンドの射程距離まで近づいて、「ボラボラボラ!」「アリアリアリ!」もありながら「まぁ、それもいい」ってほどに互いが理解できている、うん、理解できてるっていうか互いに尊重しあうところを見切ってるのもあるし、長い付き合いのなかで今さら腹を立てるようなことも…あるな。シジマなんかにはw
 ひとは長く付き合ってきたってだけで、言葉じゃあうまくいえないような信頼ってのがある気がする。
 僕に関していえば、友人が少ないからなるべく親しい友人とは離れないようにしているからかもだけど。

 ただまぁ、「誰からも嫌われたくない!」って気持ちが強くて、いつも「あのときこんなふうに言ってしまったけど、あれって失礼じゃあなかったかな?調子乗りすぎたな~」もしくは「もっとこんな声をかけていればよかった」ってことをよく考えます。
 自分が気にしていることを、それとなく気遣ってもらったり、優しい言葉で慰められたり、なんでもないときのちょっとした微笑とかってやっぱいいもんじゃん。褒めて欲しいところを感じてくれて、その逆に忌憚ない意見も言って欲しくて。
 そんな機微に敏感な男でありたいなーと思ってます。

 Romiyさんと飲んでいるときに、そんな気をつかったかというと、はい、全くつかってませんw
 でもそれでいいか~って思います。

 あ、先輩でしたね。すみません。

 誰かと飲むまえ数十分とか、飲んだあと数日くらいはいろんなことを考えたりもするが、飲んでいる最中はなにも考えない。ただ思いつくままに喋るか、ふむふむ言ってるだけ。
 そして一週間もすれば、ふと思い出しても「なんか随分と前の話のようだ」となにも考えない。

 一応言っておくけど、タイトルはテキトー。
 全裸になってません。どんなに酔ったって。全裸なんか何年もやってないな。いや、もう絶対やりません。




 少ししか。いや、ホントっす。もう、いえば言うほどアレなんだよなー。もうそんなムチャできませんって。




 少ししか。

 僕はけっこう真面目になって、奇行も減って、後輩思いな先輩にもなったと自分では感じてるのだけど、そうでもない?丸くなっただけか。
 過去はどうあれ、今を見てほしい。なんて勝手なんだよな、僕も。

 先輩に対してはやたら失敬になったかもですけど。