艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

あのときどうして~嘘をつかなかったの~だろう

2008年09月30日 22時51分28秒 | 個人日誌
 ここんとこずいぶんと寒いです。先週までは最高気温27度ォッ!!とかだった気がするのに、なにこの温度差。

 薄着で歩くのが、ときには薄着以上の格好で歩くのもキライじゃあない僕ですが、この寒さには耐え難い。
 
 こう寒いと、

 鍋の季節だな。
 久々に食べたはずなのに、なんか飽きた感があるね、しゃぶしゃぶも。

 先日、ディーラーから「車検いかがいたしますか?」と電話がかかってきて、お願いしていたので、今日車を持って行きました。

 車検って、お金かかるな~。
 このお金があれば、女のコにいっぱいおごれるのに…幸いにおごるような女のコもそれほど多くは身近にいないので、いや、ほとんど、いや、まったくいないので、車検だろうがなんだろうが払わなきゃあならないもんはしょうがない。
(とはいいながら、今年の税金なんかは延滞金が発生するまで放っておいた。)

 車検か~。この車も、もう買って三年になるんだ。この三年いろいろなことが…

 あんなこと~こんなこと~あ~ったでしょ~♪

 …いろんなことが、そんなにないな。この三年に成長がみられない。

 電話で車検を申し込んでいる際に、先方から「代車はどうします?」と尋ねられ、車を預けたって部屋までたいした距離じゃあないし「いらないです」と言ってあったのですが、お伺いすると代車が用意されてました。
 まぁ、外は雨だし寒いし、いっか。

 代車はシビックフェリオ。「国産ですみません」と担当のかたは言ってたけれど、歩くつもりだったし、いいんですよ、そんな。
 国産だろうがなんだろうが。金髪の女の人があられもない姿で出演しているビデオなんかよりも「やっぱ日本人だよな~」ってくらいのもんですから。

 ショッピングモールへ行くがてら、シビックを運転して乗り心地を試してみる。 走行距離は8万キロくらいいってるけど、エンジンも静かだし、タイヤもいいものを履いているのか、乗り心地はすこぶるいい。
 GOLFはやっぱりいい車だよな~と思っているけど、いろいろな車に乗ると、その時々で発見もあって楽しいね。

 買い物するつもりはなかったのですが、よく行くお店で、秋物のなんかを眺めました。
 普段なんかはあまり着るものに頓着しません。会社に行って制服に着替えるまでの、部屋から職場までのつなぎみたいなもんだし。平気で10年前に買った服なんかで部屋を出ます。
 「友人と会う予定がある」ってときだけ、着るものを考える。その相手が男のひとでも、女のひとでも、「あまりみっともない格好したくないな」と考えます。
 洗濯を何回もしてくたびれていたり、襟元が汚れていたり、クローゼットの奥で寝ていた服なんか着て行きたくないじゃん。

 自意識過剰かもしれないし、周りがそんなにそんなに僕の服装を見ていることもないだろうけど、僕自身が他人の服装を気にしてしまうところのある性質なので、相手にそれを求める以上、自分がどうでもいとは思えない。

 …この書きかただと、すいぶんと細かい性格っぽいけど。そういうとこあるな、確かに。
 そんな、相手の服装を見て「ここが汚れてる、このへんがなってない」ってことを目ざとく見つけて思っているわけじゃあなくて。

 今日連絡して今日会おう!ってことではなく、会うことが何日か前から決まっているなら、その日のためにできることはしておきたいじゃあない。
 例えば、その日に仕事が溜めないように先回りして行動しておくとか、早く帰れる準備をしとくとか。
 そして、服も洗濯しておきたいよね。

 札幌と違うところは、こっちではひとに会う機会、友人に会う機会ってのが少ない。その少ない機会のなかで、ぐったりしたカンジで、そんなからだの上にさらにぐったりした服なんか着ていきたくないってことさ。
 「服なんて単に外見じゃん、そんなことよりも中身を磨いたほうがいい」って、そんなことはわかってるんだけど、気持ちをプラスに転じて、なるべくいい方向で、誰かとは会いたいから。
 それに、よれよれの服だと、相手に「疲れてるのかな?」なんていらぬ心配させてしまうじゃあないか。

 「虚勢を張る」てことなんだけど、疲れたことを、参っていることを、いちいち相手にわかるような形で見せることはないだろう。
 嘘でも「元気げんき」って言えれば、そのほうがいい。(「元気?」って尋ねられて「元気げんき」って二回も繰り返すあたりが、元気じゃあないよな)

 いつも新しい服を着ていくには、もちろん経済的にも大変厳しい。
 ところが、僕なんかが一度気に入った服は何度も着たいので、着まわし着まわし
、何度も何度もなので、「あれ?このひと前と同じ服」と思われても、僕は「今着たかったのがこれ」。

 秋物を見ていると、いろいろ欲しくなりました。しかしシーズンの出始めって高いよね~。
 と、去年の秋物がひっそりと置いてありました。
 デザインはそりゃあ、今年のもののほうがいいけど。去年のものだろうが、今年のものだろうが、一年くらいの違いで何が変わるってんだ。そもそもこの一年、どころか何年も成長もなく、なにもしてないようなものなのに。
 そんな自虐的な意味を込めて、いや、なんにも考えてないけど、一着買いました。
 今年のものだと5000円くらいでしたが、去年のものだと2000円。お得お得。


このブランド、Tシャツも二枚持っているのだけど、似たようなものを長袖で。

 気に入った服な何度も着たい!というのは、誰もがそうなんだろう。ブランドも気に入ったところのものは何着も持ってたりするよね。
 僕がちょっと特殊、っていうかおかしいのは、まったく同じ服をもう一着買うことがある。色も形もデザインも。色違いだけってのが多いかな。
 (写真上手の半袖の薄いブルーと、黄色のシャツも同じデザインのもの。)

 無駄にデカイのに痩せているので、既製品で合うものがなかなかない。だいたい袖が短かったりするんだけど。
 なので、一枚買ってみて、からだに合うものだともう一枚欲しくなる。
 一着ダメになっても、もう一着あるじゃ~ん。そんな安心感。
 ただ、この方法だと、あんまし冒険しなくなるんだよね。似た系統の服ばかり買ってしまって。
 たまにさー、「いや、この色なナイだろう」「このデザインは合わないよな~」って服でも、着てみれば「アリかな」って発見もある。そんな冒険も大事。

 靴も欲しくなった。


 写真はこの夏に買ったエア・フォース1。

 エア・フォース1には、色のバージョンが多くて悩みどころなんだけど、この真っ白なのが(正確にはNIKEのラベルとソールだけゴールド)一番かっこよかった。
 残念なことに、雨だと大変滑りやすい靴であることが、先日判明したんだけど、できればもう一足欲しい。
 白い靴や白い服って、すぐに汚れるし、心がダークサイドな僕には似合わないと思っていたけど、似合うかどうかは別にしても、爽やか風でいいじゃあないでしょうか。
 他の服と合わせたときに、邪魔しないしね、白って。

 同じことが黒にも言えるな。邪魔しない。
 その理屈でいえば白と黒ばかり持っいてれば、事足りる。なんにでも合うし。
 ところが白、黒だけじゃあつまらない。ときにはビックリするような面白い色をいれるといいよね、服って。
 ほら、女のコ下着だって白もいいけど、黒もいいし、ときにはビックりするような赤でも、こっちとしては文句どころか、ですよ。
 (最近、少しだけこういうネタが増えてきたな~)

 自分の服装を「いいですねー」褒められても、「そう」とか「ども」とかいつも素っ気無い返事ばかりだけど、「あ~!そこに気がつきましたか?!」とホントは嬉しい。
 もっと、この感情をうまく表現できるようになりたいな。

 翻って、相手の服装を褒めたりもせずな僕だけど、「今夜の服はかわいいな~」なんて思ってます。思っているだけで、声にだせればいいのに。
 まぁ、声には出さなくても、上から下まで舐めるような目で見ていることを、相手は気がついているかもしれない。
 「今夜の服はかわいいな~。特に胸元が開いているとこが」ってな具合だし。

 ブログではいっつも自分の話をしている僕なんだけど、女のコと一緒にいるときには、自分の話をするのが苦手。特に漠然とした「これからの人生」「仕事具合」「恋愛観や結婚観」の質問を受けると、飲んでいるせいもあるが、イチイチ言葉を考えないと答えられない。
 考えながら喋っているので、いつの間にか自分が思うところとは全然違う結論やオチに着地してしまう。
 嘘でもなんでもいいから、もっと楽天的な喋りがしたい。

 まったくの嘘ってのは、ホントに嘘つきになっちゃうから。
 相手を思い遣って、その上に自分の気持ちが伝えられる嘘ってものを。そんなことばかり考えるから、いつも大事なことは伝えられないままなのかな。

三国日誌 補足(仮) その18~三国志って、そもそもなんなのさ

2008年09月26日 23時29分01秒 | 三国日誌 補足(仮)
 蔡瑁、字は…字はない。
 前回も書いたかもしれないけど、三国志の登場人物で字がないってのわりかし多い。
 もとからなかったのではなくて、伝わってない。たとえば孟獲や兀突骨なんかもそうだね。まぁ、この二人にはもともとなかったってのが正しいのだろうけど。

 学生だったころに、show先生が「なぁ、三国志キャップとか三国志Tシャツとか作らん?」と言ってきたことがある。
 「絶対かっこいいって!『兀突骨』とか書いたキャップとかかぶっていたら」
 「うん、まぁ、そうだね」程度にしか話をしていなかったのだけど、こういったマイノリティーな発想が今では商売になってしまうので、世の中わからないものだ。show先生に先見の明があったってことだろう。

 三国志という記録は、もとは「三国志」ってものではなく、個々の国(「魏」「呉」「蜀」)に属したさまざまな人物をクローズアップし、晋の国に生きた陳寿(「今『じゅ』って言ったべ?」)が、史実として書いたもので、当時は国書ではなく、あくまで私選の書であったことは、みなさんご存知かと思います。(知らないって?それが普通ですよ)

 それが時代を経て解りやすくアレンジされたものが、羅漢中が注釈を入れた「三国志」。陳寿が端折った細かい解説、『より人間的な逸話を挿入した』(注釈を入れる)ことによって、登場する史実の人間に、魂を吹き込むものでした。
 これが民間に伝承、口承、紙芝居、パントマイム、ひとくちゲーム、うわ~ひこってんな~として伝わったのが「三国志演義」や「三国志平話」。

 この時代に新たな解釈が加えられ、いわゆる「桃園の誓い」や「諸葛亮の華々しい登場」「赤壁の戦い」など、史実的にはまったく無味乾燥だったあたりの内容を、肉付けして読み物としての評価が高まった。

 日本に三国志が伝わったのは平安時代とも奈良時代とも言われるけど、僕が物心つく頃にはあったので、たぶん平安時代。

 当時の日本でどのくらい読まれていたのかはわからないけど、読者人口が爆発的に広まったのは、吉川英治先生の「三国志」であることに異論はないと思う。
 「三国志演義」をベースにして、読みやすい形に翻訳され、また吉川氏による独自の世界観と想いが綴られた作品は、今読んでも圧倒的な面白さを誇る。

 さらには横山光輝先生(亡くなったのは五年前くらいだったかな…)の漫画にとどめを刺す。

 今ではいろんなゲームになったり、さまざまな翻訳、今まで悪役として描かれることの多かった曹操に焦点をあてた書物や漫画も多くなってきて、一面からでは決して語りつくせない物語の魅力が再評価されていて、日本の三国志ファン(3人)をおおいに喜ばせている。

 僕の書いている「三国志」のベースは吉川英治先生のそれを、ほぼ模倣しています。話の流れや、事件の推移など。
 劉備びいきってとこもそうかな。(って、そんなに贔屓していることがわかるほどの量を書いてないけど。それに「これぞ主役!」っていえるように惹きつける魅力を書いて表現できる筆力がない。)

 もとの古い古い三国志がそうでもなかったのに、「劉備が主人公」って発想は、その後の解釈の中で生まれたもの。
 作者の陳寿ってひとは晋の国にひとだし、この晋って国は、魏のあとを継いだ王朝だから、当時の三国志って記録のなかではもちろん前身である魏を贔屓している感があるし。
 ところが、この陳寿ってひとの親であり祖父である人間は、蜀に仕えていたことが解っている。なので、陳寿が書いたものの中にも、蜀への一片の情が見え隠れしていることは否めない。(読んだことないけどね)
 当時は敵国であり、すでに滅んだ国でもある蜀を、いいように見せるがごとく書くってことは当然できなかった。私選(つまりは職務を離れて、自身が資料を集めて変遷した書物)であろうと、現在の国家をないがしろにするようなものは認められなかったからね。

 劉備を主役に置いて物語を進めることには利点が多い。読者を惹きつけるという点において。
 理由は、挙げてみれば下記のようになる、かな。

 その1
  初っ端からイキナリ貧乏なかんじで登場するので、そこからの立志伝が組み立て易い。

 その2
  大きな体制、権力に、弱小ながらも立ち向かうとこが読む者の共感を誘う。

 その3
  劉備のまわりには関羽や張飛、諸葛亮といった突っ込みやすいキャラが多い。

 その4
  最終的に志を全うせず心半ばで死んでしまうあたりの歴史の非常さと、人間の命の無情具合が程よい。

 これらをひとつのキーワードで括るとすれば「共感できる」ってとこにあると思う。
 感情移入できる。弱者が強者に勝つためには、「労力も工夫も最大限に発揮して、今ある悲観的な状況も武器にしていかなければならない」ってことを誰もが考えるように。

 物語の初っ端から煌びやかで無敵のスーパーヒーローの物語は、退屈じゃあないか。弱点があって「それってどうなの?」ってくらいの人間くささがほうがいい。
 そういう意味では、完璧を求めようとするけど、ときに垣間見せる詩人のような人間臭さのある曹操も面白い。
 孫権は、登場したときにすでに呉の跡継ぎに地位にあって、国力も富も、人材も舞台も出来上がっているので、なんだかボンボンなかんじの印象になってしまう。 僕なんかでもそんなイメージだし、実際そういう書かれかたされること多いよね。
 実際に当時のことを知る人間なんていないのだから、登場人物と、事件(戦争)の時間軸を守りつつ、その間で交わされた人間たちの行動を、書くものが読むものが自由に解釈できるあたりが、三国志の魅力なのでしょう。

 さてと。蔡瑁についての記述から、前回の続きを書く予定が、全然違う話をしちゃったね。
 4杯目のビールを注文して、「あれ?どこまで話したっけ」ってもんか。 
 次回からちゃんとつづきモンで書きますって宣言したばかりなのに。
 言ってることとやってることが違うんです、男ってやつは。まぁ、でも女のひともそうか。

 今日は雨は降らずに、なまぬる~くて湿度も高い一日でした。明日からぐっと寒くなるみたい。
 こんな時期には寒暖の差から、からだを壊してしまうこともあるから気をつけて。
 なんか、こう温かくてのんびり飲めるお酒ないかな。からだが暖まるような。日本酒とか焼酎は苦手なので、もっとこうカワイイ飲み物で。

『かべのなかにいる』

2008年09月25日 23時29分40秒 | 個人日誌
 や、ども。こんちは。
 明日は雨だそうです。ひと雨ごとに秋の気配が近づいてきますねー。女心と秋の空。

 おおよそ普段の行動からして、仕事ってめんどくさいよねってことを、僕は口には出さずとも心の中で思っているのは、もうみなさんにも隠しようがないところだけど、一週間の始まりなんてあたりにもなると、心の中では収まらずに、体現して憚らないほどです。
 なんとかしないとね。このやる気のなさ。

 夜になって上司が、行動予定表を確認しながら「ドッピオくん。明日ってアポはここに書いてある一件だけ?」
 「はぁ」
 「…」
 無言のプレッシャー。
 
 営業って仕事はスキルってものは二の次で、一番大切なのは行動力ってやつだね(生きるってこともそうかも)。
 僕に徹底的に欠けているのは、この行動力ってやつであることは充分わかっているんだけど。
 わかっていて克服しようと努力するのか、ほったらかしのまま流れが好転するかもしれないことを期待して待つだけなのか、そこに社会人としての真価が問われる。
 その真価は、残念ながら大学のときにありとあらゆる単位を落としまくったあたりで実証済み。

 今の仕事は、あまり詳しく書けないので(別に違法なことやってるわけじゃあない。コンプライアンスだかコーンビーフだか知らないけど、社内で知りえたことは外部に出せないだけ。それが業務の内容であっても。「なんの仕事をしているの?」と尋ねられて、うまく答えられないのは、自分で選んだ仕事に自信がもてないからってことが往々にしてある)
 「どんな仕事のやりかたなのか?」ってことだけ書いておくと、まずはお客さまに電話して、アポイントとって、訪問して、プレゼンして、契約とってくるという流れ。あとはそれに付随した書類やなんやら打ち込みで。

 そのお客さまにとって必要なものかどうか、どんなご要望があるか、聞き取りつつ話を進める。長年従事した成果もあって、そこそこには喋れるようにもなったし、専門知識も身についたような、ついてないような。
 お客さまの家まで行ってしまえば、あとはもうこっちが喋るしかないので、喋るしかない。
 こっちから押しかけていって喋らない営業なんて、合コンに行って何もアピールしない男みたいなもんだ。控えめに言っても、女のコと二人っきりで、ムードのいいかんじになっているのに相手のことを何も考えずに、自分のことだけ愚にもつかない自問自答を繰り返して考えるような。(な~んだ、いつもの僕じゃあないか)

 問題は、電話でアポイントを取るってところなんです。苦手。
 知らないひとに電話して商品の売り込みのために会う段取りつけるなんて、普通に生きていて、可能であればやりたくないことの、二番目くらいにはランクインすることだね。
 仕事なのでしょうがない。
 でもこれが、そのお客さまって、この電話ももう何度目?ってくらい同じ話を聞かされているひとばかりだと話も違ってくるってもんよ。
 それでも可能性がないわけじゃあない。わからないじゃあない。もしかしたら前回の電話のときは用事があって話を聞けてないかもしれないし、状況も変わっているかもしれない。
 そんな薄い期待を抱きながら、電話する。

 運良く、お客さまに会えました。で、「その話、前も聞いたよ」「いえ、またちょっと違うんです」なにが違うのか僕が知りた…いや、そんなことは言ってられない。これが二、三年前に話聞いたくらいなら、ホントに状況も変わっているかもだけど、半年弱のクールで電話してますからね~。困ったもんだ。

 上司が僕に、無言のプレッシャーをかけ賜っておいでなのは、「明日一件しかアポがないのは、電話している数が少ないんじゃあない?やる気あるの?」ってところ。
 前の質問に関しては「はい、少ないです」ってことしか言えない。後ろの質問にはもう答えるのも憚れるね。

 帰ってきて、アパートに自転車を停めていると、また隣にひとが。先週知りあったばかりのお隣さんでした。
 「あ、ども。こんばんは」
 「こんばんは」
 「…」
 「…」
 無言。そもそも、アパートでのお隣さんとそんなに親しく話すことなんて、特にないよね。
 「えーと、たしかお名前は○○さん」
 「えーと、たしかドッピ…なんでしたっけ?名前」

 特に会話はないけど、この気まずい空気のまま階段を昇って、で、部屋が隣だからドアを開けるまで一緒なんだよね。なんとかしなければ、なにか共通の会話はないか…?
 と、向こうから水を向けてきた。
 「そういえばうちの洗濯機、壊れているのか音がすごいんですよ」
 「そいつは困ったね」

 普通は、お隣の洗濯機の調子なんて、誰が入閣して、誰が今後の政権の鍵を握っているかくらいのどうでもいい話だけど、このアパートはレオパレスなので家具家電も全部レンタル。お互い共通の話題になりえる。
 うちもこのまえ電気コンロが壊れてしまって直してもらったとか、実はうちもなんですとか、高い家賃払ってんだからそのくらい直してもらうのは当然だとか、そんな会話をしながら「じゃあ、また」「じゃあ」。

 お隣さんといえば、朝っぱらから壁を震わすほどの声量で歌をうたうような特殊能力も持ち主で、足音も三軒先まで聞こえるかのような、どれだけ足の大きな御仁なんだろう?と興味深々というか、心身ともに「いつかがっつりやってやらねばならん」っていうところだったのですが、会って話してみると、普通の学生さんなんだよね。
 社副とかESSにいそうな。
 話てみると、変な人間でも、悪い人間でもない。(まぁ、僕あたりが自分を棚に上げていうのもなんだけど)

 ひとってさ~、だいたい話してみると、そんなに悪人っていないよね。いや、中には賄賂をもらって何が悪いんだ!?って開き直る大人とか、ひとを殺して、それも年端もいかない幼い子供を手にかける極悪やつもいるけど、そんな人間は論外で。
 けっこう今まで(ダラリと)生きてきて、僕が会うひとっていいひと多かった。

 お客さんも、より良く生活できる話には耳を傾けるし、聞く用意がある。それを提供できるのが営業って仕事なんだ。ただ、あまりしつこいと普段怒らないようなひとも怒る。なんだかんだで仕事している僕も、あまりしつこい営業は自分で自分がイヤんなる。

 それでも誰もがさ~、きっといろいろな疑問を抱えながら生きてるんだよなー。ぶちまけられない憤りと、このままでいいのか?って自問を抱えながら。

 今日は酒をやめておこう。日中そんなことを考えていた。
 そのためには、ただ我慢するだけってのは難しい。たぶんテレビ見ててもパソコンいじっていても、「飲みたい飲みたい」って常に考えてしまうしね。いっつもいっつも女のコのことを考えてしまうように、もうこれは抑えないようもない。
 晩ご飯をがっつりと食べてしまって満腹にする。これいい考え。お腹いっぱいだと飲んでもあまりビールって入らないじゃん。って、「あまり」ってあたりが飲む前提になっちゃってるな。

 家に帰ってくると、なにやらおいしい香りが玄関まで漂ってきて。「ただいまー」「おかえりー」
 ご飯が出来上がっている。シャワーを浴びてから「今日も疲れたよ」とかなんとか言いながら「いただきま~す」って手料理を食べる。
 ビデオなんかを見ながら「次の休みはどこに行こうか?」なんて相談をしたい。

 そんな女のコ、ないしは奥さん、ないしはシジマがいれば、少しは変わるのかな?
 いや、変わらないな。自分が変わることを本当に考えて、行動しないと。

 そもそも僕なんかは、「ご飯できてるよ~」なんてエプロン姿の女のコに言われても、「うるさい!そんな金あるなら酒買って来い!酒!」とか言っちゃいそうじゃ~ん。
 まぁ、それはナイとしても、「ビール冷えてる?(二人で飲むぶんの)」くらいは平気で言いそうだからな。

 幸せはやってくるもんじゃあない。這いずり回ってでも掴み取るものなんだ。ってことをいつも実感できるありがたい毎日です。
 そう考えられることも、ある意味幸せなんだろうな。

三国日誌 補足(仮) その17~趙雲の苦悩

2008年09月21日 23時51分30秒 | 三国日誌 補足(仮)
 三国日誌 補足(仮)前回までのあらすじは…

 「今日あたりはドッピオくんも、晩飯は鍋かい?」上司が尋ねてきた。
 夜になって気温が下がってきたので、無類の鍋好きな僕としては確かに鍋もいいけど、食材買いに行くのが面倒。
 「最近はイカめしばかり食べてます」
 「イカめし?!なんで?」
 「大量に買ったのがあって。最初はおいしかったんですけど、飽きてきました」
 「それは、ここのところ仕事終わるのが遅いからスーパーに買い物も行けないってこと?」
 「いや!そういうわけでもないっす」(実際今週は早めに帰ったりもしてるし)
 「栄養偏るね」
 「がっつり偏ってます。なので一応、子持ちめかぶなんかも食べてます」
 「毎日?」
 「毎日」
 この様子を聞いていたらしく、部長がやってきて、「毎日イカめしって、切ないね」と、かるく半笑いで。僕も半笑いで。

 北方の雄である名門の袁紹と、成り上がりながら中原の覇者である曹操が、官渡(かんと)で対陣し、その戦が長期間に及びました。
 そんなときに、三国志ダメ人間選手権があったら一、二を争う、我らが劉備玄徳さんは何をしていたか?
 詳しくは『三国日誌 補足(仮) その15』をご覧ください。

 …

 放浪の末、荊州の劉表を頼ることにした劉備、関羽、張飛の三兄弟と、趙雲。その他ご一行さま。
 運が良かったのかなんなのか、意外にも主の劉表に好かれることができて、新野(しんや)という地方に、まんまと食客として雇われの身となりました。

 

 ようやく、この「三国日誌 補足(仮)」にも、地図を導入しました。わーい。
 今まで「地図がないから位置関係わかんねーよ!」「漢字ばかりで読みづらいんだよ!」と、ジョッキ片手にお叱りを受けてきましたが、これならどうさ。

 (でも、地図を探すのが面倒でもないんだけど、時間かかるので、本編のほうは今後短めになりそうです。まぁ、少しは短くなったほうがいいのかな。今までの文章の長いこと長いこと。自分で読むのはイヤンなるもん)

 「新野か~…いいところだね」
 「いいところですね」
 誰ともなく呟いた劉備に、趙雲が答えます。

 この新野という地方は、荊州では北方に位置します。ここからさらに北にあるのは曹操の拠点である許昌(きょしょう)。つまりは、圧倒的な兵力を有する曹操とは最前線の位置にあたるところ。

 まんまと食客として荊州の劉表のごやっかいになることになった劉備たちですが、配置された場所は、あんまり条件のいいところとはいえない。曹操がその気になったら大軍勢で押し寄せてくるような場所だし。

 もちろん、劉備を養うこととなった劉表陣営としての狙いはそこでした。いつ攻めって来るかわからない曹操に対する備えとして、劉備を置いたのですから。

 最初、放浪の末にやってきた劉備に対して、劉表は寛大な態度で一行を迎え入れました。
 なんといっても「劉」の姓がつくってことは、歴史を遡れば、たぶん同族だし、劉備の世間の評判はすこぶるいいものだったし、しかも帝からはその血筋を認められて「皇叔」としての立場も持っていたから。
 こういう人間とお近づきになるのは、劉表にとってもマイナスではない。しかもそんな人間が窮乏に瀕しているなら、助けるのもまた、ひとの道ではないか。

 劉表そのひとはけっこういいやつです。その昔、帝の命で役人としてこの荊州に赴任し、一人でコツコツと仕事をして今では荊州の主という地位を築きました。苦労人だったし、ひともいい。
 だから劉備の境遇には心から同情していました。曹操から追われている境遇に対して。

 だが、劉表の下にいる者たちは「コトはそんなに単純じゃあないぞ」と考えました。
 そもそも、曹操なんかに目をつけられるほどの人物ってのは、良くも悪くもものすごい人物であるに違いない。それが良いものでなくて、目の敵にされているということは?…劉備玄徳というのは、危険な人物であるということではないか?

 劉表の幕臣に蔡瑁(さいぼう)という男がいます。
 この男、字は伝わってません。三国志には何百人も登場人物がいるのですが、なかには字が不明の人間ってのも多い。
 現代までの1800年という時を越えて、その名が残らなかったのは、歴史の偶然か、はたまた必然か。

 蔡瑁には美人の妹がいました。この妹は劉表の第二夫人として嫁いでいます。つまりは劉表とは姻戚関係にあります。
 そんな蔡瑁が劉表に言いました。

 「我が君、聞くところによると、劉備がこの地に留まることを許可されたとか?」
 「ああ、劉備は噂どおりの好青年だったよ。今は曹操を敵に回して大変な目にあっているようだから、好きなだけ滞在していいと許可した」
 「ちと危険ではありませんか?」
 「危険とは?」

 蔡瑁は、諭すように話しました。
 「曹操に目をつけられるほどの人間が、いつまでもこの地でおとなしくしているわけがない。いつか我が君と肩を並べて、この荊州を自分のモノにしようとまでするかもしれない」と言って、劉表の不安を煽りました。
 あくまでも、この荊州と自分の主人を守りたいという自分の気持ちが劉表に伝わるように、言葉を選びながら。

 劉表の正室にも男の子がいて、世襲に習うのなら、その子こそが劉表に万が一のことがあったときには跡取りとなるのですが、劉表の第二夫人である蔡夫人にも、劉表との間に男の子がいました。
 蔡瑁としては叔父の地位を利用して、ゆくゆくは荊州において摂政のような立場を狙っていたのです。もちろん正室との間の世継ぎの子は廃してしまって。
 そんな野望を奥底に秘めながら。
 劉備みたいな人間が、劉表の信用を得て、いつか荊州において力を振るうことになるのは、蔡瑁にとってはありがたい話ではありません。

 ときに涙を浮かべながら熱弁を振るう蔡瑁に、思わず劉表も騙されてしまいました。
 いずれ中国全土を巻き込んでの戦乱の世がくるだろう。曹操にそこまで危険視されるほどの劉備ならば、国境近くに配置することによって、この荊州の安全をも図れるのではないか。蔡瑁の進言を聞いているうちに、劉表はそう思いました。

 こうして劉備は、養われることは保証されながら、その引き換えに、北方の危険な地である新野の城を任されることになったのです。

 「曹操が攻めてきたらどうしますか?劉備どの」心配顔で尋ねてきたのは、新参の趙雲子龍でした。
 「おお、超雲か。どうしたそんなに慌てて。まぁ、飲んでおけ」

 新野に赴任してからも、劉備、関羽、張飛の三人は飲んでばかり。
 「劉備という人物は、きっと万人を戦乱から救う世を作ってくれるに違いない。自分はそんなひとについていきたいし、仕えたい」と志を持って駆け参じた趙雲でしたが、最近では「早まったかな?自分の方向性を決めるのを」と、悩んでいました。
 まるで、放分に入ってみたら「期待したほど楽しいサークルでもないな」と思いはじめた一年生のように。

 「曹操は今、官渡で袁紹と睨みあっていて、とてもこっちまで兵を回す余力はない。心配しなくてもだいじょうぶだよ」劉備は楽観的な口調で言いました。
 「ならば、こっちから逆に手薄となっている許昌に攻め入ってみては?」真剣にそう問いかける若者の趙雲に、劉備もきちんと目をみて答えました。
 「できることならそうしたい。だが、こっちの手持ちの兵力はどんなに見積もっても曹操の何十分の一にもならない。今コトに及ぶのは無謀ってものだ。な~に気を楽にして推移を見ていよう。苦労して苦労して道が開けるってひとはいうけど、ときには何もしていなくても自然と運が転がり込むってこともある」

 テキトーじゃん。
 趙雲は思っていました。しかし趙雲は同時にこうも考えました。「この劉備さんは今の今までテキトーな生き方だった。だったかもしれない」
 よくよく思い返せば…劉備という人間は関羽と張飛の三兄弟で、黄巾の乱を鎮めるための義勇軍を結成して、その活躍は諸国に鳴り響いた。だがその成果は認められずに流浪の日々。危機に陥った人間を助けて、助けられて、その恩を忘れることなく、必要以上のものは欲しない生き方をしてきた。
 曹操や、その他群雄が力をもって、軍事力で領土を拡大し、その下で犠牲になる人民や兵士たちの数多の命を失うなか、それを自ら欲せずして、まるで危険を避けるかのようにこここまで生き残っているのは、今この乱世ではこのひとだけではないのか?
 危険を避ける能力というのは、生き残るためには絶対に必要な力であるし、今もって英雄と呼べる人間のなかに、それを備えているのは劉備だけかもしれない。
 ひとの心が荒みきった戦乱の世の中で、義の旗だけで生き残り、今また流浪の日々を送っているかもしれないが、誰よりも自分以外の幸せを考えているのはこの劉備さんなんじゃあないか。

 「ところで趙雲、今日飲みに行こうぜ」

 思考を中断されて我に返った趙雲は耳を疑いました。
 「え?昨日の飲んだじゃあないですか」
 「今日は村さ来で100円サワーの日だから行こうぜ」
 「昨日もそう言って飲みにいったじゃあないですか?!行きません!」
 …やっぱり、このひとがすごいひとだと思ったのは勘違いだったかな。趙雲は複雑に思いました。やっぱテキトーだ。このひと。
 「前フリうまいね~。店の前で『偶然~!』とか言って待ってるんでしょ?」
 「行きませんよ!」
 「今夜しか」
 「行きませんってば!」

 その何時間かあと、村さ来の前で待っている趙雲は、陽の暮れた寒空を眺めながら、もう一度わが身を省みて「劉備さんについていっていいんだろうか?」と自問することになりました。

 その頃、蔡瑁は「なんとかして邪魔な劉備を始末するには…」という謀略を張り巡らせていました。
 劉表には、危機感がない。劉備はおとなしく飼いならされるようなタマじゃあない。除いておかないと、いつか災いとなるだろう。しかし我が君が「劉備を保護する」と宣言した以上、部下としてその命令には逆らえない。
 「こうなれば、暗殺しかない」

 つづく(たぶん)

 :三国日誌 補足(仮)の補足
 三国志ってやつは、話としてはとんでもなく長いし、たくさんの登場人物も出てきて、ハッキリ言って僕なんかの文章力ではとても書ききれません。
 また、今までの話は時間軸もめちゃくちゃな書きかたとしてきたので、「こんなんじゃあ意味わかんないよ!」とジョッキ片手に憤慨されたことも反省して、なるべく順番に書いていきたいと考えてます。
 でも、なんつっても三国志を一から書くと長いので、今回の「劉備たちが荊州に流れ着いたところ」から「諸葛亮の登場」「赤壁の開戦」までの時系列的に流していくつもり。
 途中、聞いたことのない人物の名前や地名、もしくは普段の日記にあるような意味のわからない表現も多々、登場することになりけど、初めてのかたでもなるべくわかりやすく読めるように工夫していく所存です。
 結果として、解説めいたことが重複してしまったり、間延びした文章になることもあるでしょうが、そもそも飲んでいるときも同じ話をしだしたり、間延びするような性格なので、ご容赦ください。
 「赤壁の開戦」まで、って。三国志の中で最大のターンポイントとなる赤壁の前で書くのやめんのかい!ってカンジもあるけど、なんつーか、一緒に寝てもなんにもしないでホントに寝てしまうどっかのドッピオみたいなもんだから気にしないでね。
 慢性的に、突発的に、発作的に書き連ねて、今年中には赤壁までいきたいな~。

きっかけは~錯覚でもいいから~妥協じゃあなくて理解して~ほしい~

2008年09月20日 23時38分44秒 | 個人日誌
 台風一過で、天気のいい土曜日。
 こんな日は外でのんびり、いや、思いっきり遊びたい!

 そんなわけで、この写真。


 なんだと思います。
 そう!アレです、アレ、南光園。
 ”B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-”!
 いや~、行きたかったんですよー、B'zのライブ。

 先日、会社の先輩が「チケットあるけど行く?ペアチケットだけど。女のコでも誘えばいいじゃん」と声をかけてきて、「行きます!行きます!イってイってイキまくります!」。
 もう仕事なんか休んで、日産スタジアムへゴーです、ゴー。

 で、

 休めませんでした(T-T)

 写真はその先輩が送ってくれたものです。(開場直後のステージらしい。本番はこのあと)
 うらやましい。行きたかったわ~ん。

 そんな土曜日で、普通に仕事です。
 さっき寝たばかりだと思ってたら、あっという間に朝になっていて、かる~く二日酔い。
 起きたらまず歯を磨くのですが、歯ブラシを喉の奥まで突っ込みすぎたのか胃がやられているのか、吐く。あ~あ、朝っぱらから台所が大変なことに。
 ふむう。これから仕事だってときに、時間を割いて台所を掃除することなんて、俄然やる気の起きるような作業じゃあない。これは今日の夜に帰ってきてからの『やらないといけないことリスト』のなるべく上のほうにしておこう。
 そんなに飲んでないのにな。帰ってきてから一杯だけのつもりの寝酒にビールがいけなかったかな。タバコの吸いすぎかもしれない。

 朝ご飯にはいつもパンを食べるのですが、昨夜は買うのも忘れていたので、なにもない。
 空腹のまま仕事なんかしたくないのでコンビニでウィダーインゼリー。
 吐いたばかりだし、なるべく胃にはなにも入れたくないのだけど、そんなことも言ってられない。とりあえず昼までもたせないと。

 いつもだいたい、翌日の準備は全部してから帰社するようにしているので、出勤してミーティングが終わったら、すぐに会社を出て外回り。
 なんだかいっぱいメールもきているし、新しい案件が舞い込むしで、片付けても片付けてもありとあらゆるものがやってくる。こいつは困った事態だ。
 会社でパソコンに向かっていないとデータは出てこないから、外回りだけしていたら仕事は終わらないし、このいちいち七面倒なパソコンってやつは、調べものには使えるが、いざ、その調べものを使って仕事をする段になっても、先様へ足を運んでくれるわけじゃあない。結局動くのは我々人間じゃあないか。
 今に始まったことじゃあなくて、仕事なんてものは絶対に期限通りには終わらないようになっていて、いろいろなひとの、いろいろな思惑や、掛け合いや、連絡事項という名の、なにも役に立たない書類の山のせいで、もうどうでもいい。

 投げ出してしまえば楽になるな~って思うし、けっこうその欲求には抗いがたいものがあるんだけど、いつも頭を下げることになるのはお客さんに現場で対応する僕らみたいな人間なので、なるべくそんな目には遭いたくないのでなんとかしよう。
 ときに投げ出してしまったほうが上手くいくってのも、また不思議だよね、仕事って。
 無責任に放っておくってことじゃあなくて、踏ん張り続けるのじゃあなくて、肩の力を抜いたほうが、うまくいくことがあるって意味で。

 上司が「10月休みとるひといる?」とチーム員全員に尋ねていた。各々が「この日休ませてください」「この日、もしかすると休むことになるかも…」と言ってるなかで、「11月なんですが、この日とこの日は絶対に休ませてください!」と大声で。
 「なにかあるの?」
 「ええ、まぁ、あのその」
 「結婚式出るとか」
 「そういうわけでもないんですけど」
 「まさか結婚するとか?」

 随分と先々の休みを申請すると、どこの会社でもそうなんだろうけど必ず、この「結婚式?」「結婚するの?」って流れありますよね~。
 「実はそうでして。みなさん、ご祝儀はいつでも受け付けてますから」
 「さ~て、仕事するか」
 じぇんじぇん本気にしてもらえないw
 つーわけで、沖縄旅行のために休みはこれでゲット。気分はもうラフテー、泡盛、海ぶどう、イルカと友達だね。むしろイルカと付き合うね。

 仕事を終えてコンビニで晩ご飯を買い、部屋に戻ると、そっか…まずは台所をキレイキレイしないとな。
 この部屋。やらないといけないことが多すぎて(掃除)、どこから手をつけていいのかわからない。最近は女のコもあまり来ないし…掃除のし甲斐がない。ただ帰ってきて、寝て、また次の日お客さんにやっつけられたり、頭を下げたり、それをするためだけに眠るだけの部屋。
 家庭がある、帰るところがあるって、ホントいいもんなんだろうな。
 一人でグダグダ言っててもしょうがないので、台所を片付ける。ついでに浴室の排水溝もきれいにしておくか。

 ああ、B'zのライブ行きたかったな。仕事して冴えない気分になって、排水溝の掃除するよりも、よほど有意義だったに違いないよ。

 
買いました。『B'z The Best ULTRA Treasure』

 すでに持ってる曲が盛りだくさんのベストアルバムですが、一緒に入っているDVDはかなり良かったです。懐かしい曲がいっぱい。『HOT FASHION』とか『太陽のKomati Angel』とか。CDで聴くとさすがに古い感のある昔の楽曲も、今になって今のアレンジで聴くと、すごくいい。
 あのコはたいよ~うのKomachi Angel!

 昨夜は川崎まで飲みに行ってきました。台風が接近してきてるとかテレビで言ってたけど、どうでもいいや~そんなこと。
 この日、雨は降ったり止んだりで、もちろんできることなら降ってほしくなかったけど、「濡れてもいいかな、別に今夜は」と思えるときってなかなかない。
 いっつも思うのだけど、今日飲むってことはわかっているのに、どうして僕はなにも準備ができないのだろう。やることなすこと全部行き当たりばったり。
 ちゃんと考えたフリをして、でもなにも考えてなくて、けっこうそんなところがバレバレな、情けない男だな~って思う。
 ベルトをするの忘れてきて、ずっとパンツがずり落ちそうになりながら飲んでいる僕はなんなんだろう?

 
 鶏肉をいただきました。

 お酒を飲んでいるときには飲むことに集中したいのですが、このときは白いご飯も一緒にいただきました。お腹空いたな~ってときに食べておかないと、ホント僕なんかは飲んでばかりなんだもん。

 このお店でビールを4杯。たぶん。そのあと入ったお店で黒ビール、ブラッディメアリー、コロナの3杯。
 そんなに飲んでない。酔ってないよ。

 
 最終電車で辻堂に着くと、うわー風すご~い。自転車で帰る。
 と、濡れネズミのようになりながらアパートに着いて、自転車置き場で。「いや~雨やばいっすね」「やばいですよね~」
 全然知らないひとに話しかけられた。でも、僕と同じようにここに自転車を停めているってことは、このアパートのひとなのかしらん?
 階段昇って、その男も一緒についてくる。
 もしも僕がかよわい女のコで、それも二十歳くらいだったりしたなら、ここは歩測を緩めて、相手の動向を観察できる位置に留まるところだけど、実際には酔っ払ってるだけの32歳独身男だったので、あんまし気にならない。

 このひと、なんとお隣さんでした。ブログの中で何回か登場しているお隣さん。いつも朝早くから自慢のボーカルで、僕に心地良い眠りを提供してくれている。
 僕はその歌声を賛美するために、隣との間の壁を殴って音をたてることで拍手に代えている。もしくはピンポンを連打することで、その歌声がいかに素晴らしい発声量であるかを直接的にお伝えした。

 「オマエか!コンチクショー!」って、初めて顔を合わせたこの瞬間に、きっとどっちも同じこと考えていたねw

 ここはひとつ、今後の生活のためにも隣人としての友好関係を築いておかねばならないだろう。
 
 見た感じ年下っぽい。学生かな?「やー、お隣さんだったんですね。どうも初めまして」軽めのジャブ。
 「そうですね、初めまして」
 このあとやや気まずい沈黙。玄関前には容赦なく雨も降り注ぐし、あまり長いこと会談を持てるような状況でもない。

 「○○っていいます」
 「え?」
 「○○っていいます」

 なんと、向こうは名前を名乗ってきた。そのときの男の表情が、なんつーかね、カンジよかったんだよね。ういういしい学生さんが、見ず知らずの人間にきちっり挨拶するのって、悪くないじゃん。
 名を名乗るからには、こちらも名乗らなければ礼を欠くってもんだ。
 「ども。僕はドッピオといいます。学生さん?」
 「はい」
 「へ~そうなんだ~。このへんなら○○大学?」(年下だな~と気がついた瞬間イキナリタメグチ。基本)

 このあと「お互い、なにか困ったことがあったら。せっかくお隣同士だもの、気兼ねせずに」とか、「今後ともよろしく」的な会話が2分ほど続きました。豪雨の中。

 沖縄行ってくるぜ~Komachi Angel!

かすり傷くらい、分けてあげてもいいんじゃあない?

2008年09月18日 23時33分10秒 | 個人日誌
 一週間の始まりなのに雨なんてあんまりだァ~HEEEEEEY!

 台風が近づいてますね。今年は日本に近づく台風が少なかったって天気予報でも言ってましたが、とてもいいことです。雨は多かった夏かな~ってカンジはあるけど、台風ったら落研のたいふう級に風とかすごいからね。

 台風の影響で、電車なんかがよく止まったりするけど、遠方から出勤して来てるひととかって大変だよね、これしかし。
 会社が近いってのはホントにいいことで。自転車でもよし、歩いてよし、サボってよし。
 ずいぶんと、サボったサボった言ってますが、未だに先週休んだことを「頑張ればなんとか会社に行けたんじゃあないか?」と考えてます。

 そんな小さなこと、しかも過去のことをいつまでも考えてもしょうがないんだけど、健康になると「なんでもできるぜベイベー!」とか思うのに、動けないときって天すら呪いたくなります。

 なんだか最近、ブログを書いていてもネタがないな~と心底思います。毎回毎回どうでもいいこと書いているような。なにか新しいネタはないかな?なにか面白い話は?
 つーか、考えたら、毎日毎日の生きかたそのものが「なにか面白いことないかな?」なんだよね。毎日「今日はきっと面白いことがあるに違いない」って期待して過ごしているわけじゃあないけど、面倒なことたくさんあった翌日には、もしくはそれ以降には、なにか楽しいことがなければわりにあわないじゃん。

 以前にも書いたかもしれないけど、「幸せを見つける能力」ってのがある。才能といってもいいかも。歩いていると道端に100円が落ちていてラッキー!ってことじゃあなくて。
 楽しいことを見つけ出す、そこへ向かう力というのか。

 つらつら~っと歩いていて、そこで偶然かわいいコに会って、知り合って、なんてことはない。
 仕事もそうで。要求するばかりじゃあ変わらない。自ら成果をださなきゃあ変わらないし、変化の兆しをみつけられない。

 じゃあ、変わる努力をしているのか?と問われたときに、今このブログを呼んでいるひとで「はい!は~い!今、めちゃんこ努力してますよ!」なんて諸手を挙げて宣言できるひとはいないと思う。
 なかなか自分で、自分の努力具合を誇れることってないよね。誇るもんでもないしな~ってカンジしない?
 でも、「そこに向かっているか?」と問われれば、多くのひとが「はい!は~い!」だよね。

 簡単に幸せになる方法があるので、ドッピオ先生が教えてあげます。ピシッ!(←鞭の音)

 それは飢えること。ひとにも恋愛にも、お金にも暮らしにも「あーしたい、こうしたい」っていう気持ちが、なかなか成就しない方向に追い込むこと。
 もうちっと具体的には、僕は神奈川に住んで、もうちょっとで七年かな、あんまし長くもないけど、それでもたま~にしか札幌に帰れないとなると、帰省のときには「体調を万全にしないと」と思って、俄然食生活を改めたりする。食生活なんて、イキナリ変えてもしょうがないのかもだけど、気持ち気持ち。
 そのときには、やってくる日に備えてわくわくする気持ちが持続するでしょ。これ幸せ。

 わくわくする気持ちって、けっこう不安と一緒だったりする。ここまで準備したのに、富士山の天候が悪かったら?とか、三国志展が意外と拍子抜けだったりとか?って不安が。
 一人だと、その不安が大きくなって、結果その通りだったりすると、すごく「うわー」だね。誰にも話せずに書くのも「なにもない休日でした」みたいな。

 ところが、ところがですよ、これが二人なら、いや、もっとたくさんのひとたちと一緒なら。考えることも思うこともバラバラでも、なんか「みんなと一緒ならいいや~」といいう気持ちになる。面白くないことも面白くなったりする。
 仕事もけっこうそんなとこあるよな~。一人で黙々とする作業って、頭おかしくなりそうだもん。でも、誰かがいて、もしくは同じことをしているひとがいると、途端に失敗も笑い話になったりして。

 ときに残念なことに、誰かと一緒でも笑えない、どうしょうもない局面に陥ったりする。それはしょうがない。

 もしくは、気持ち盛り上げてやっと会えたのに、あんまし盛り上がらなかったり。
 そんなときはどうすればいいんだろう?

 僕がよく使う手があって。
 バカっぽいことをすること。これけっこう危険な手なんだけど。ヘタしたらかえって冷めるかもしれないけど、うまくいけば「このひとちょっとおかしい。なにも考えてないんだ」と思われる。それって成功?成功です。
 少なくとも、僕だけはこの場を楽しんでるカンジになるでしょ。なにも考えずに。

 まぁ、誰もそうだけど、寝ても覚めても、酔ってても酔ってなくても、めんどくさいことはいっぱい抱えてる。
 それをいちいち声に出して言うのは、もっと面倒だし、時間を割いてせっかく会えてるんだから、今それはナシ。

 でもなにか面倒なことがあるのなら、それはそれで黙って聞いてみるのも大人なのかな~。わからないけど。
 ぐわー話して、聞いて、最後にくだらない冗談なんかで笑えれば。解決にはなってないかもしれないけど、楽しいよね。

もつべきは…  その2

2008年09月16日 23時47分38秒 | 個人日誌
 先週の休みに洗車しようと思っていたところあべくんに邪魔をされたので、今週こそは~と考えていたのですが、なんだか天気予報だと台風も近づいているようなので、今日はいいやー。
 しかも来月車検なんだよねー。お金ばっかしかかるね、車って。

 車検は生まれて初めてです。輸入車は高いというけど、どのくらいお金かかるのか、今からイヤんなります。
 ゴルフの前に乗っていたのは、上司からいただいたセルボモードって車だったのだけど、税金も安いし、燃費もいいしで、足としては最高でした。
 上司からいただく前にお金だけ渡して車検を通してもらい、次の二年後の車検の前に手放しました。

 セルボモードにはナビもつけていなかったので(この車にはまったくお金をかけなかったな~)、遠出はほとんどしていない。近所に買い物行くときに乗る程度。

 さて、昨日。夜になって会社に戻ってきてから大急ぎで荷物をまとめて引越ししました。
 新社屋はさすがにきれいです。今の辻堂駅から見ると、北側は再開発の途中なのでけっこう遠くにあるにも関わらず、遮る建造物もないのでよく見えます。夜になると、なにもない野原にUFOが降りてきたように、そこだけ明るくて、いいカンジ。

 この新社屋が完成するまで、お互い会社には残っていないだろう…と言っていた後輩が辞めるにあたって、飲み会をしました。
 ワイワイ飲んだあとに、二次会へ。
 二次会は男4人で、しんみりと飲んでいたのだけど。

 「前に僕、からだ壊して飲めないって言ってたときあったじゃあないですか?」
 「あー、そういえばそんな舐めたこと言ってたね」
 「あのときホントはクスリ飲んでて、それで酒飲めなかったんです」
 「?」

 なんつーか、心が挫けて医者にかかっていたそうです。心の風邪ってやつか。

 なんか話を聞くと、いろいろ仕事で悩んでいたみたいで、薬を服用してなんとかやってたみたい。
 うん、まぁ、そういうことってあるよな~。落ち込みすぎて這い上がれないときって。今は元気になったので酒も飲めますって言ってたけど、それならそれでいいけど。

 僕はそこまで気分が落ち込んだりってことはないのだけど、ないからこそ無責任なこと言えるのかもしれないけど、この話を聞いたときショックだったな。
 別に僕じゃあなくてもいいから、誰かに相談して、なんとか状況を変えて、医者にかかるようにまでなる前になんとかできなかったのかな~って。それが相談できないほどへこんでることがツライのかもしれないけど、誰かが気がついてあげられなかったのかな~って。

 病気も怪我も、この歳になったら罹るしするし、どうしょうもなくなるときもある。
 気がついてあげられなかった、気がついてなにかできたかどうかは知らないけど、それがちょいと自分で悔しかったね。

 そんな後輩は今月から新しい仕事を始めたようで。今年新築も建てたばかりだし、働かないといけないもんなー。久々にメールが来ました。
 「ドッピオさん彼女いましたっけ?新しい職場の女のコと合コンするんですけど、来ませんか?」
 でかした!

 もつべきは、できた後輩です。

 わ~い、合コンなんて久しぶり。 

もつべきは…

2008年09月14日 23時27分35秒 | 個人日誌
 やー、なんか知らないけど忙しいね。今週はズル休みしちゃったから…ズル休みじゃあないよ。
 一日休んでしまうと、それがたとえ法定休日内であっても気持ちは焦る。

 うちの会社が明日明後日でお引越しで。
 入社した頃って自転車で10分ちょいの所にあって、今は藤沢駅方面にやはり10分ちょいくらいのところにあって、今度はもっと近くなります。辻堂駅の北口あたり。う~ん、あまり近すぎるのもな~、ズル休みできないじゃん。休んで出掛けるとこ見つかっちゃったら困るし~。

 仲のいい後輩がいてさー。僕のふたつ下だったかな。部署はまったく違うんだけど、そいつが入ってきたときに「なんかいじりやすそうだな~」って第一印象だったので、いじりまくってたんだけど、おかげさまで結婚式にも呼んでくれたし、たまに飲みにも行くしで、先輩ヅラするのが大好きな僕は先輩ヅラしてた。

 何年も前に、5年くらい前かな。「新社屋を建てるらしいですよ」という話をきいて、その後輩と「お互いよ~、その頃までは働いてないだろうけどな~」なんて二人して笑いながら、全く将来のことなんか考えてなかった。(後輩のほうは少なくとも考えていたかもだけど、僕はからっきし考えてなかったね)

 そんで、その後輩が二ヶ月前に辞めました。朝、会社で会うと「実は辞めることになりまして…」とか言ってきてさ。「なんでさ?」
 僕よりも順調に仕事もしていて、出世コースに乗ってたはずなのに。まぁ、出世がいいことか悪いことかはおいといて。
 若いし、仕事もできるやつだから、どこに行ってもやっていけるでしょ、カミさんもいるしよ~…くらいで、あんまし気にしてなかったんだけど、正直このときは。

 話は変わるけど。
 今日の天気予報は雨だったので、傘を持って部屋をでました。明け方雨が降ったみたいだし、夕方から雨みたいな予報だったしさ。
 帰り、会社を出ても全く降ってなかった。仕事はやってもやっても終わらないけど、なんとかなるもんだな~とか同僚と喋りながら「それにしても雨降るっていうから傘持って来たのに!」と憤慨すると、「いいじゃん。傘が役に立たなかったことを感謝しようよ」

 ま~た明日を待ってる~♪

 待ってないけど、明日は来るよな~。いいけど。
 ちょっとでもいいことがあると考えないと明日なんかやってらんないよ。
 とか、思ったり、いつも口では悲観的なこと言ってる僕だけど、本当のとこは心の中ではだいたいは楽観的で「なんとかなるわー」って感じてる。

 あ、洗濯するの忘れてた。あしたあした。

ズル休みじゃあないよ

2008年09月11日 21時14分59秒 | 個人日誌
 今日も空気が乾いていて涼しい一日でした。こんな日はあれですな~、会社を休んで洗濯なんかするのにいいよね~。

 昨夜、あべくんと飲みました。辻堂まで来てくれるとのことなので(しめしめ)、駅まで迎えに行きます。
 思い返せば、あべくんがこっちで暮らしていたのはほんの何ヶ月かでしたが、彼もきっと当時のことを思い出してノスタルジックな気持ちになってるに違いない…と、勝手に想像してましたが、見たカンジそうでもなさそうだ。

 駅を出た歩道橋から、この季節はまだなかなか見られない富士山が、ちょうど夕陽を浴びてシルエットになっていたので「ほらほら、富士山みえるよ!」「僕のいない間に富士山が」って、どんだけ自分主体なのよ。
 その何年か前、最初にやってきたときにあべくんは、この歩道橋からやっぱり富士山を見て、随分感激していたと僕は記憶していたのだが。そうでもなさそうだ。

 近くのやきとり屋に入って、ビールと適当に串を注文。
 どちらかというと僕はあまり喋らないほうだし、あべくんもどちらかというと喋らないほうなので、しかも先月札幌で会ったばかり。会話もあんまし弾まないw
 後輩たちのここ最近の動向を聞きながら、先輩風吹かせながら「うむうむ、彼もよくやってるようだね」と、ジョッキを煽る。

 僕とあべくんの二人は、四人がけするには少々狭いくらいのボックス席で向かい合って飲んでいたのだが、そのあべくんの向こうからチラチラとこちらを見てくる女性がいる。
 あ!あのコは?!
 ひとの顔を覚えることにはとんと疎い僕ですが、それが誰だか気がつきました。

 以前にショピングモールの店にいたかわいいコじゃあないか?!
(詳しくは『恋っていいもんだよな~。』2007年5月23日の日記を参照)

 こんなところで会うなんて。運命ってやつを信じるなら、スタンド使いはスタンド使いに引かれ合うってやつだ。
 そのコはニッコリして「憶えてます~?」と尋ねてきた。「憶えてますよ!○○さんですよね」

 あのお店は辞めて今は別の仕事をしているとか、まだ近くに住んでいるとか、そんなことをあべくんとその後ろにいる男の人越しに話す。残念ながら男連れだったんだよねー。
 ちょっとあなた邪魔だからあべくんと二人でどこか席移動してもらえませんか?とはさすがに言わない。あべくんは「ところでこの前の飲み会で…」と話しているようだが、全然耳に入ってこない。
 隙をみて電話番号くらい渡しておこうと考えて、あべくんからペンを借りる。うむー、そういえば向こうは僕の名前知らないんだよな~、今さら自己紹介も変だけど。いやいや、こういうチャンスはなかなか巡ってこないし、ここでちゃんと挨拶もしたいし…。

 「…ですよね?」
 「え?なにが?」全然話を聞いてませんでした、ごめんね、あべくん。こういう先輩なんです。

 そのコは会計を終えて帰る前にこっちの席に来てくれて。無事に自己紹介できました。めでたしめでたし。
 それにしてもかわいい。こっちで暮らして知りあった女のコで一番かわいいな。

 鶯谷まで帰るというあべくんを駅まで送り、僕も帰りました。「また年末に」

 それほど飲んでいないはずなのですが、部屋に着くと倒れこむようにして布団に入った。なんかすごい気持ち悪い。吐きそう。でも吐かない。
 起きるとまだ深夜だったけど、電気が点きっ放し。あー、これはまずい、本気で具合悪い。なんかお腹の調子も変だぞ…何度も目が覚めてトイレに行く。

 朝起きるとまずトイレへ。なにか変なもの食べたかな?食べたどころか、火曜日なんかは一食しか食べてないし、水曜日もあべくんと飲んだのがその日の一食目。きっとこの食生活がいけないのだろう。
 吐きそうになりながら無理矢理パンを食べて、着替える。

 ふと、「こんなに体調悪いなら休んじゃえば?」という考えが頭をよぎった。
 でも今日休んだら三連休になっちゃうし、社会人としてそれはちょっと。いやいや、こんな、いつトイレに駆け込むかわからないような状態で仕事に出るほうがやばいって。
 どうしよう?上司に電話する?なんていう?
 「すみません、ちょっとからだの具合が…」う~ん、月並みすぎるな。もっと捻りが欲しい。
 「昨日飲みすぎました」これはいかん。しかもそんなに飲んでないし。
 「なんだかわからないけど食あたりでお腹が」これでいこう!だってウソじゃあないも~ん。

 というわけで、今日は休みました。それでも無理して会社行っててもホントになにもできなかったと思う(と、自己弁護)。
 洗濯機を三回くらい回して、読みかけの本を読み進め、横になってればいいのに「ここで寝たら休みがもったいない!」と普段の休みは寝てるくせに、そんなことを考えながら過ごしていました。

 今の仕事をしていて、体調が悪くて今日のように朝になって急に休みをとったのは、記憶が正しければ二回目です。

爽やかな休日

2008年09月10日 16時59分27秒 | 個人日誌
 爽やかな7日でしたねー、今日は。天気も良くて空気もカラっとしていて。

 こんな素敵な休日に、爽やかからは程遠い友人のあべくんからメールが来ました。
 「今日、飲みませんか?」

 そんじょそこらの売れっ子芸能人よりも忙しい僕ですが、今日はたまたまヒマだったし~。
 つーか、夕方になって涼しくなったら洗車でもしに行こうかな~ってくらいの予定しかなかったんだけどね。
 洗車に行くか、あべくんと飲みに行くか…。気持ちは7:3で洗車なんだけど、しょうがないので飲みに行ってやるかな。

 では、行ってきま~す。

狂王の試練場

2008年09月04日 23時53分04秒 | 個人日誌
 仕事終わって帰ってきて。
 もうぼちぼち本気でコンビニ弁当とか、カップラーメンとかイヤになってきたので、何も買わずに帰ってきて、今困ってます。
 冷凍庫に、賞味期限が8月7日で切れているうなぎの蒲焼があるんだけど、うむー、どうしたものか…
(こうやって悩んでいる時点で、ほぼひゃくパー食べることになるんだろうけど)

 今年の言葉としてすっかり定着した感のある『ゲリラ豪雨』。今日の天気予報も「ゲリラ豪雨あるかもよ」とのことでしたが、全然雨に当たらず、太陽も出て蒸し暑いくらいでした。

 ところが会社に戻ってみると「夕方くらいすごい雨でさ~」というひとがいて。ホント局地的に降るみたいですね~。札幌でいえば、澄川だけ豪雨で、月寒は晴れでしたってカンジ。

 去年くらいから言われだした、この『ゲリラ豪雨』だけど(去年は単に『ゲリラ雨』だったような気もする。語感があんまし良くないもんな)、「ゲリラという言葉がどうも戦争を喚起させて…」とか、「正確な気象用語じゃあないし」なんてことをニュースキャスターは嬉しそうに乗客に日本人はいませんでした!いませんでした!いませんでした!だけど、まぁ、わかりやすくていいんでねーべか。
 NHKは「都市型豪雨」という表現をしてますね。

 なんかもっといい言葉はないかな~って、仕事中に考えていて、「いざというときには爆発的に降る雨…爆発的に…」ということで『ジョナサン的豪雨』とか、「襲いかかるときは獰猛に。去るときは瞬時に」ってことで『パープルヘイズ型豪雨』とか、「ボーグっぽい雨だから…」とか、すんごいくだらないこと考えてました。面白くないし、ホントくだらない。

 そんなわけで一週間が始まりました。午前中すごいやる気なかったね。午後からあったのかと問われれば、もちろんありま

 みんなどのくらい働いているのかわからないけど、毎日12時間も働くなんて、僕にとっては異常事態です。しかもそれで結果が出ていればいいものの、結果出てな

 と、そんなことばかり言ってもしょうがないので、会社に行くと、口だけはやる気まんまんです。
 で、部屋に帰ってきてぐったりしていると。

 正直、あんましこうやってブログを書いていても、気が乗りません。書きたくないときには書かないほうがいいのだろうけど、「めんどうだから書かない」ってことは、そのご振り返ったときに「このとき自分はなにを考えていたのか?」って記憶まで欠落しかねないので、書きます。(いーのに、そんなに無理しなくても)

 ここ最近の仕事っぷりは、まずは自分をのせておいて、そこから急に「自己憐憫」という言葉で落ちています。ブログの中でも、そんな傾向が見受けられますね。

 以前、ブログを書きながら「どうも自分の言葉に縛られてるな~」って思い始めて、書けば書くほどに暗黒面に陥る感があり、これはいけないと考えました。
 なんというか、わかりやすいところでいえば、自分の考えに凝り固まって部室に行かなくなるカンジ。「僕一人が部室に行かなくたって、なんだってんだい。バイトもあるし、忙しいしさ~」という意識と似てるかな。
(こっからイキナリ大学の話しが織り交ぜられるけど、気にしないでね)

 たぶん、誰よりも部室に出入りして(二年ほど余計に)、テキトーなことばかりしていた僕ですが、それでもあるときふと行かない~なんてこともありました。
 特になにかを思ったわけでもなく、それこそバイトもあるしさ~くらいで。
 そんなときって、だいたいが自分の時間にかまけていて、周りのこととか見えなくなってるんだよねー。

 今けっこうそんな時期なのかも。ひとってどこまで行っても「自分、自分」。(子供ができたら、その気持ちも変わっていくのかな~なんて)
 しばらく一人で無駄に考える時間ばかりができると、周りのことは見えなくなるんだよね~。そういう自分って、傍からみてても「どうでもいい」だろうし、自分でも「どうでもいい」なんて思いつつ、ひとの意見を素直に聞けなくなってるっつーか、凝り固まってんだよなー。

 それでも急に気持ちは上向いたりもしないから、じょじょに持ち上げていくしかない。
 部室に行く行かないなんか、たいした問題じゃあない。行って、特になにを喋るでもなくちょこんと座ってても、変わらない。自分にとってはね。
 でも、意外と誰もが「あいつ最近見ないけど、どうしてるんだ?」とは考える。「バイト忙しいみたいっすよ」「単位がマジやばくて授業出てるみたいですよ」と、話題に上ればいいけど「誰も知らない」はイヤだよな~。

 なにが言いたいのかわからなくなってきた。
 たま~に「このなんでもない文章のなかに、なにか本当に言いたいことがあるのでは?」と思って自分でも読み返したりするけど、自分でもわかりません。基本酔ってるしね。書いてるときは。

 ここのところ、一人でディープに酔うことが多くて(たぶんあまり時間のないなかで、同じ量を飲もうとするからかな~と自分では分析してる)、「昨日の夜、飲みながら何してたんだろう?」ってことが思い出せなくなるときがある。頑張れば思い出せる。
 今日の朝、ドアポストに挟んであったDMなんかを見ていると、宅配便の不在通知が入ってました。全然知らないひとだし、「記憶にないな~ないな~…ハッ!思い出した!」
 先日酔っ払って、ネットで買い物したんだけど、それだ!(たいした買い物じゃあないけど、機会があればそのうち書いとこう)

 なんかねー、どうもだらしなくなった。部屋も汚れ放題というか、本とか、カバンとかそのへんに置きっぱなし。次の休みの日にイッキに片付けよう~って、毎週仕事始めの日には考えるのだけど、できてないじゃあないか。
 なんでもかんでも、急には変わらない。

 「大学のときは授業には出ないし、テストにも出ないしだったけど、今はわりときちんとやってるじゃあないですか」的な言葉をたまに聞くけど、自分自身を振り返ってみると、あんまし変わってないわ。

ドッピオ気質

2008年09月02日 22時56分51秒 | 個人日誌
 昨日なんでもなく「ハタハタ食べたいな~」って書いたのですが、それきっかけでホントに食べたくなってきました。

 
 おいしそ~(^-^)
 このまま醤油をたらして、醤油の焼けるジュッって音(「今『じゅ』って言っただろ!?」「その『じゅ』じゃあないっす!」)をさせて、アツアツのままいただきたい。も~ビールに絶対あうよねー。

 今はなんでもネットで調べられて便利だよねー。さっそくハタハタについて調べてみた。 
 ハタハタは秋田県の魚として有名なんだって。ふむー、そうなのか。
 長い冬を乗り切るための貴重なたんぱく質として重宝されたとかされなかったとか。いや、重宝されたんだろうけど。
 なれずしなんかも作るみたい。食べたことないけど、なれずしって僕食べれるかな~。すんごいニオイだっていうじゃあない。
 (ハタハタに関する記述を抜粋しようかと思ったけど面倒だからいいや。関係ないけど、ランダムブログで知らないひとのブログを流し読みしてみていろんなひとのを読むと、抜粋記事って多いよね。で、それに対して自分の意見を述べてるかんじのブログが多い。いろんな考え方があるんだな~って感心する一方、「自分の言葉で書かないのなら、それこそ書かないほうがマシじゃあないの」って思えるものもあって、でもそんなこという自分はどうなのさ?そんなにすごいこと書いてるのか?と問うと、そんなんでもないってことに気がついた。) 

 二週間ほど忙しかったです。疲れた~あ~疲れた~。
 昨日と言ってることが違うじゃあないかって?いいんです、B型だから。

 血液型占いとか、星座占いとか、他にもそれっぽい本格的な占いは数多くありますが、僕はほとんど信じていません。「そんなんで自分の今後のことを決められてたまるかい!」って反骨な魏延なとこもあるし、そもそもすごい占い師なんかは、そんなに未来がわかるっつーんなら、もっと自分の人生なんとかできんじゃあないの。

 占いでも「これはおっけー」ってのは、飲んでいてワイワイ」喋るときに占いの話題が出てるときくらいかな。
 「わたしA型なんですよ~」
 「へーそうなんだー。A型ってどんな性格なの?」とか、酔いながらテキトーな話題になるのなら、いい。
 「手相観てあげようか、違う、両方」とか、「…と思ったらこれは自分の手でした~ッ!」とか。
 あー、なんか全然関係ないけどイチャイチャしたくなってきた。

 今日は、電気コンロの修理に来ていただきました。先週からなんだけど、二連になったコンロの一個が使えなくなって。おいおい、これじゃあおいしい料理できないよ(しないくせに)。困ったに~。
 そんなわけで、日がな部屋で待つ。(寝てただけだけど)

 夕方にやってきた修理のひとが「終わりましたよ」というので「どりゃどりゃ」と見てみると

 
 おー!新品になってるゥ~ッ!
 なんでも、もう製造していない型だったので、全とっかえしましたとのこと。ラッキー。
 これで女のコがきたときにおいしい料理ができるぜ~、もしくは作ってもらえるぜ~。(料理しないし、そんな女のコもいないけど)いいんだよ、お湯さえ沸かせればさー。

 他には特に予定もない休日だったので、ラーメンを食べに行って、その足でオートバックスに行って無駄にいろいろ買いました。洗車用シャンプーとか、タイヤにシューってやると黒くてツヤツヤになるやつとか、ワックスだかなんだか知らんけど、そんなもんをごちゃごちゃと。
 天気のいい日に車磨きに行こう~っと。一人で。

 イカめしは飽きたと書いてましたが、買ってきました。

 
 常温保存できるってあたりがポイント高い。今ある冷蔵庫は小さいし、常温でもいいってことは部屋にポ~ン置いておいてもいいわけだ。もしものためにカバンに一個入れとくとかもできるし、iPodかと思ったらイカめしだった~なんて使いかたもでき

 
 密集すると、なんかあんましおいしそうじゃあない。

 お店には全部で5コしかなかったので、次に買うひとのことも考えて4コだけ買う。大人だな~俺。
 このへんもB型。ひととためとか言って思って自己満足。食べたくないと言いながらやってることと言ってることが違う。

 
 GOLFの走行距離がようやく10000㎞に達しました。買って3年でこの距離。大事に乗っているというよりも、必要ないんじゃあないの?

 本を買いました。

 
 『フロスト気質』 R・D・ウィングフィールド

 このシリーズ好きです。なんともなしに一作目を買ってみたのは数年前なんだけど、面白かったのでそのごも買い続けています。
 一応ジャンルはミステリー。
 それなのに主人公のフロスト警部は、よれよれのスーツに、くたびれた海老茶色のマフラーで脚も短いし、だいぶ薄く後退した頭皮の冴えない格好なんだけど、性格もチャランポランで捜査もテキトー。捜査といいながら、近所でお茶ばかり飲んで、いきあたりばったりで行動する。デスクワーク嫌いだから、そんなん後輩任せ。口を開けば上司をイラッとさせるか、皮肉か、下品なネタばかり。
 最悪な主人公ですが、勘と、たまに垣間見せる優しさで見事に事件解決。

 文章構成が巧みで、素敵です。時間のあるかたは騙されたと思って、ぜひ読んでみてください。騙されるから。かなり好みのわかれるとこだろうなと思います。

疲れ    てないよ。

2008年09月01日 23時13分19秒 | 個人日誌
 う~ん、9月か。早いもの…でもないな。『楽しかったこと』から『面倒だったこと』を引き算すると、マイナスなカンジ。
 いかん、これはいかんぞ歯科医。

 いや、別に、『楽しかったこと』と思い出すさまざまな事柄が「実はそれほど楽しくもなかったんだよね」ってことじゃあなくて、『面倒だった』ことが多すぎて、しかもその期間がやたら長くて、「次回心の底から『楽しかった~!』って思える日はいつなの?」って、そんなん。

 仕事が忙しいし~、ちょっと大変だし~なんてぐちぐち言いながら無駄な時間を過ごすのってイケナイコトか~いって、絶対にイケナイコトだと思う。
 ぐちぐち言ってるヒマあるなら、良くなるように努力しろ!
 …なんて、そんな野暮でダルイことは考えない。他人にも言われたくないしね。

 すみません、なんだか下がり気味な書き出しで、ちょっと疲れ


 てないよ。

 以前にじゅさんが、よく「あ~、疲れ…   てないよ」って言ってたのを思い出しました。絶対疲れてるんだろうけど、「言葉に出したらホントに疲れてるってことを自分で認めてるっぽいじゃん、だから言わない」という理由で、口には出さない。

 話変わるけど。
 よくないのはさ~、僕の場合、疲れてるとあんまし食べなくなるんだよね~。「ビールでお腹いっぱい」とか「食べなくてもなんとかなる」とかたまに言ってるのは虚勢です。
 食べられない!ってほどのものでもないんだけど、少量で満腹。(二日酔いのときに食べられないのとはまた違って。)

 逆に、お腹すいた~お腹すいた~って連呼するときは元気なとき。
 今夜も、あんまし食べる気はしないのだけど、それは食欲どうこうのせいじゃあなくて、このまえさー、スーパーでイカ飯買って食べたらこれがおいしくておいしくて。袋のまま沸騰したお湯で温めて食べるやつ。
 あまりにおいしくて、がっつりまとめ買いしたんだよね。おかげで四日連続イカ飯。さすがにイヤんなってきたけど、お手軽だし、今夜も食べてみっか。

 函館あたりで、あがったばかりのイカを刺身にして食べたいな~。コリッコリなやつ。
 ししゃも!ししゃもが食べたい。もちろん子持ちのやつ。雄のほうが身が引き締まってるというけど、僕は雌のほうが好きだな。炭火で焼いてほしい。ハタハタもいいね。焼きたてにかるく醤油をたらしてさ。

 あべくん、次回は「海産物がおいしく食べられるお店」をリサーチしておいてください。