昨日はイタリア料理を食べに行ってきました。
イタリア料理といえば、やっぱトニオさんのところで水飲んで涙をボロボロ流したいとこだけど、横浜のお店でビールを飲む。
女性客に人気のあるお店なのか、50人ほどのキャパシティがある満員の店内に、男性は僕を含めて三人くらいしかいませんでした。女のひとはもちろん大好きですが、こうなると逆に萎縮してしまうね。
忘年会シーズンってこともあって週末の横浜はひとがいっぱいです。うちの会社のチームも来週に忘年会がある。前回もそうだったが今回もしゃぶしゃぶのお店らしい。いや、しゃぶしゃぶ好きっすけどさ~、俺今週しゃぶしゃぶ二回も食べたぞ、一人で。
『Blow By Blow』 Jeff Beck 1975年発売
発売当時は僕も産まれたばかりですが、これ聴いて人生変わったね。0歳にして。好きなアルバムをひとつ挙げなさいと問われれば、なにをおいてもこれです。これ一枚あれば飲めます。
誰?このひと?って尋ねられてウィキペディアで調べられる前に補足しておくと、主に日本で語られるいわゆる三大ギタリストっているじゃあないですか。クラプトン、ジミー・ペイジ、シジマ。その一人。
インストゥルメンタルアルバムですが、一曲一曲が非常に丁寧に作られていて、いつ聴いても飽きない。指が弦に触れた音までも聴こえてくるような気がします。
僕は、心から好きになったものはそのごにおいても、だいたいは良く思っていて、それがひとでもモノでも、自分の価値観の一部になって、そのためになるのだったらなんでもしようと考える。考えるだけで実行に移す実力はないのは、ご存知の通り。
だったら好きにならなきゃあいいんじゃあないか、それこそボーグのように生きるとかさーって僕の心の中の少数派の意見もあるけど、それじゃあやっぱつまらない。
買ったのは大学3年の頃だから二十歳だったな~、わしも。
大学は実家から通っていたので(たまにGM KURAの部屋から通ってた)、通学は片道1時間以上。ウォークマンにこのテープを入れて地下鉄の中で東西線に揺られながら、南北線にも揺られながらずっと聴いてた。
澄川で飲んだあと終電もなくなって、たまに歩いて3時間かけて帰るときは4周以上聴ける。アルバム最後の曲の『Diamond Dust』は誰もいない雪道をザクザク歩きながら聴いていると、この世には自分以外誰もいないんじゃあないかな~なんて思い込んでしまうほど。
ジェフ・ベックは「孤高のギタリスト」とも呼ばれるけど、この人の音楽には誰も寄せつけないパワーというか、誰にも真似のできない、近づくことはできても決して触れられないような独特の空気がある。
言葉ってやつは、口から出た瞬間にウソになるってなにかの本の書いてありました。言葉はただの言葉でそれ以上でもなんでもないとも。
自分の想いを言葉にすると、それがどんな意図であれ、相手がその言葉をどう受け取るかってことは、自分の気持ちと寸分の違いもない意味であることはなかなかない。いや、むしろ有り得ない。
「いつでも大事に想ってる」ってことだって、それを言ってしまうと、なぜ大事なのか、どのくらい大事なのか、それはいちいち説明できないだろうし、説明すればするほど嘘っぽくなりそうじゃん。言葉にしてしまうことによって相手に荷物をあずけることにもなりかねないしな。
それでもなお、気持ちを言葉にしたいときってあるな、たしかに。自分でも意外だった。
インストゥルメンタルは言葉がないからこそいいんだろうな。だから好きなんだろうな。
この他のアルバムもだいたい好きだけど、全部は持ってない。まとめて買ってしまって全部所有したいとは思うけど、なかなかねー。別に「いついつまでに」なんて期限はないのだから、ゆっくりでいいかな~なんて暢気に考えている。ホントは欲しいし、ホントは期限だってあるんだ、きっと。
ちなみにこの『Blow By Blow』、日本発売当時の邦題は『ギター殺人者の凱旋』(The Return Of Axe Murderer)だそうですが、なんておどろおどろしい名前なんでしょう。じぇんじぇん内容と違うじゃん。
一番好きな曲は今日のタイトルに拝借しました。邦題は「哀しみの恋人たち」これはしっくりくるかな。
べつに恋人としてつきあっていたなんて時期も事実もないけどさ。それでも時間の許す限り話をして、ゴロゴロしていたい気分だ。
ギターでこれが弾けるようになれば最高かっこいいけど、古い曲だし、楽器店にスコア売ってるかな~。あ!ネットで買えるか。そうなるとギターもやっぱり新しいのが欲しいな~。
しかし、電気の通ったギターがこんなにすばらしい音が出て、ここまで感情表現ができるなんて、すごいもんだなー。言葉を超えてるね。
この『Blow By Blow』が気に入って、そのご聴いたこちらもよかった。
『WIRED』 1976年発売だズラ。
万人が認めるところだけど、収録されている曲のなかでは『Goodbye Pork Pie Hat』が秀逸。ウィーンカシャン、ウィーンカシャン。
でも、万人にはオススメできない。そっか、このひとの頭の中って、いつもこの曲が流れてるのか~って思われるの恥ずかしい。周りがどんな曲を聴くのかは興味あるけど、自分のはちょっとね。
さてと、明日は仕事か。面倒だけど行くしかない。明日に備えて寝るかな。「明日に備えて」というか、明後日や来月や来年に備えるというか、次回また会うときのためなんだよな~、仕事も寝ることも。ぐるぐる回って、螺旋階段みたいなもんだな。
駅を抜けようとして早足で歩いていると、そばに花屋があった。チラリと眺めて、ずいぶん盛況だな、そんなにみんな花を贈る誰かがいるのか?僕はどうなんだろう、花を贈ったりするのってアリかな?と二、三歩分くらい考えて、結局そのまま歩き去った。
日もどっぷり暮れて、知らない道で渋滞に巻き込まれた帰り道で雨が降ってきた。今日はきっと朝から天気が悪かったに違いない。だから昼までダラダラしていたのは正解だったんだ、と思い込むことにする。
天気すら、関係ない。天気すらも邪魔させない。
イタリア料理といえば、やっぱトニオさんのところで水飲んで涙をボロボロ流したいとこだけど、横浜のお店でビールを飲む。
女性客に人気のあるお店なのか、50人ほどのキャパシティがある満員の店内に、男性は僕を含めて三人くらいしかいませんでした。女のひとはもちろん大好きですが、こうなると逆に萎縮してしまうね。
忘年会シーズンってこともあって週末の横浜はひとがいっぱいです。うちの会社のチームも来週に忘年会がある。前回もそうだったが今回もしゃぶしゃぶのお店らしい。いや、しゃぶしゃぶ好きっすけどさ~、俺今週しゃぶしゃぶ二回も食べたぞ、一人で。
『Blow By Blow』 Jeff Beck 1975年発売
発売当時は僕も産まれたばかりですが、これ聴いて人生変わったね。0歳にして。好きなアルバムをひとつ挙げなさいと問われれば、なにをおいてもこれです。これ一枚あれば飲めます。
誰?このひと?って尋ねられてウィキペディアで調べられる前に補足しておくと、主に日本で語られるいわゆる三大ギタリストっているじゃあないですか。クラプトン、ジミー・ペイジ、シジマ。その一人。
インストゥルメンタルアルバムですが、一曲一曲が非常に丁寧に作られていて、いつ聴いても飽きない。指が弦に触れた音までも聴こえてくるような気がします。
僕は、心から好きになったものはそのごにおいても、だいたいは良く思っていて、それがひとでもモノでも、自分の価値観の一部になって、そのためになるのだったらなんでもしようと考える。考えるだけで実行に移す実力はないのは、ご存知の通り。
だったら好きにならなきゃあいいんじゃあないか、それこそボーグのように生きるとかさーって僕の心の中の少数派の意見もあるけど、それじゃあやっぱつまらない。
買ったのは大学3年の頃だから二十歳だったな~、わしも。
大学は実家から通っていたので(たまにGM KURAの部屋から通ってた)、通学は片道1時間以上。ウォークマンにこのテープを入れて地下鉄の中で東西線に揺られながら、南北線にも揺られながらずっと聴いてた。
澄川で飲んだあと終電もなくなって、たまに歩いて3時間かけて帰るときは4周以上聴ける。アルバム最後の曲の『Diamond Dust』は誰もいない雪道をザクザク歩きながら聴いていると、この世には自分以外誰もいないんじゃあないかな~なんて思い込んでしまうほど。
ジェフ・ベックは「孤高のギタリスト」とも呼ばれるけど、この人の音楽には誰も寄せつけないパワーというか、誰にも真似のできない、近づくことはできても決して触れられないような独特の空気がある。
言葉ってやつは、口から出た瞬間にウソになるってなにかの本の書いてありました。言葉はただの言葉でそれ以上でもなんでもないとも。
自分の想いを言葉にすると、それがどんな意図であれ、相手がその言葉をどう受け取るかってことは、自分の気持ちと寸分の違いもない意味であることはなかなかない。いや、むしろ有り得ない。
「いつでも大事に想ってる」ってことだって、それを言ってしまうと、なぜ大事なのか、どのくらい大事なのか、それはいちいち説明できないだろうし、説明すればするほど嘘っぽくなりそうじゃん。言葉にしてしまうことによって相手に荷物をあずけることにもなりかねないしな。
それでもなお、気持ちを言葉にしたいときってあるな、たしかに。自分でも意外だった。
インストゥルメンタルは言葉がないからこそいいんだろうな。だから好きなんだろうな。
この他のアルバムもだいたい好きだけど、全部は持ってない。まとめて買ってしまって全部所有したいとは思うけど、なかなかねー。別に「いついつまでに」なんて期限はないのだから、ゆっくりでいいかな~なんて暢気に考えている。ホントは欲しいし、ホントは期限だってあるんだ、きっと。
ちなみにこの『Blow By Blow』、日本発売当時の邦題は『ギター殺人者の凱旋』(The Return Of Axe Murderer)だそうですが、なんておどろおどろしい名前なんでしょう。じぇんじぇん内容と違うじゃん。
一番好きな曲は今日のタイトルに拝借しました。邦題は「哀しみの恋人たち」これはしっくりくるかな。
べつに恋人としてつきあっていたなんて時期も事実もないけどさ。それでも時間の許す限り話をして、ゴロゴロしていたい気分だ。
ギターでこれが弾けるようになれば最高かっこいいけど、古い曲だし、楽器店にスコア売ってるかな~。あ!ネットで買えるか。そうなるとギターもやっぱり新しいのが欲しいな~。
しかし、電気の通ったギターがこんなにすばらしい音が出て、ここまで感情表現ができるなんて、すごいもんだなー。言葉を超えてるね。
この『Blow By Blow』が気に入って、そのご聴いたこちらもよかった。
『WIRED』 1976年発売だズラ。
万人が認めるところだけど、収録されている曲のなかでは『Goodbye Pork Pie Hat』が秀逸。ウィーンカシャン、ウィーンカシャン。
でも、万人にはオススメできない。そっか、このひとの頭の中って、いつもこの曲が流れてるのか~って思われるの恥ずかしい。周りがどんな曲を聴くのかは興味あるけど、自分のはちょっとね。
さてと、明日は仕事か。面倒だけど行くしかない。明日に備えて寝るかな。「明日に備えて」というか、明後日や来月や来年に備えるというか、次回また会うときのためなんだよな~、仕事も寝ることも。ぐるぐる回って、螺旋階段みたいなもんだな。
駅を抜けようとして早足で歩いていると、そばに花屋があった。チラリと眺めて、ずいぶん盛況だな、そんなにみんな花を贈る誰かがいるのか?僕はどうなんだろう、花を贈ったりするのってアリかな?と二、三歩分くらい考えて、結局そのまま歩き去った。
日もどっぷり暮れて、知らない道で渋滞に巻き込まれた帰り道で雨が降ってきた。今日はきっと朝から天気が悪かったに違いない。だから昼までダラダラしていたのは正解だったんだ、と思い込むことにする。
天気すら、関係ない。天気すらも邪魔させない。