艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

ハゲ坂くん

2011年06月07日 20時55分59秒 | 個人日誌
 火曜日は営業の方々がお休みなので、社内には人が少ない。たまに電話が鳴って、それを受けたりお菓子を食べたり、おしゃべりしたりしながら仕事をしています。

 隣に座っている女のコが突然、
 「ねぇ、ドッピオさん。思ったんだけど、当たりの宝くじ、誰かわたしにくれないかな?」
 「くれないかねー」
 「買っても当たらないかもしれないから、買うのはもったいないけど、当たったのなら絶対当たるしね。しかも買わずに済むし」
 「そうだねー」

 最近はあまり残業も遅くなく、早めに帰り、夜は22時くらいに寝る生活をしていたのですが、昨日はちょいと遅くなって部屋に着いたのが22時。
 なにを食べようかな~と考えながらビールを飲んでいると、天井から吊るしている照明がイキナリ消えました。
 停電?いいえ、電球が切れただけ。コノヤローッ!って。
 むむー、この部屋に住んで9年くらい経ったけど、そういえば電球は一度も換えてなかったしな~。心の買い物リストの中に「電球を買う」と記憶して、「さて何食べるかな~」と再び考えますが、なんだか暗い中でボケーっとしていると食欲が失せてきて、さんまの蒲焼だけ食べて寝ました。さんまの蒲焼の缶詰、おいしいよね。

 で、今日仕事を終えて帰ってきて、いつものように靴を脱ぎ、かばんを下ろして、からだが憶えているのか、右手で部屋の電気を点けようとする。さすがに「あれ?点かないぞ。なんでさ??」とは思いませんよ、そんな。

 ショッピングモールに入っている電気屋に行く。

 会社の女のコに「やっぱり普通の電球じゃあなくて、LED電球とか買うほうがいいのかな?」という話をしていて、電気代の話からガス代の話になって、それから「お風呂の温度は夏は39℃、冬は41℃」って話になって、僕のアパートはそんな温度設定はなく、ただ蛇口が水かお湯かの二択で、お湯を出しながらの水側の蛇口を少しづつ捻りながらの温度調整のアナログなもんだから、そんなレトロなカンジが恥ずかしいわけじゃあないけど、LEDがいいかどうかは結論は出ず。

 つーわけでLED電球を買いに行こう!

 と思ったら、これがさ、どれ買っていいかわからない。普通の電球ならワット数とかでなんなく「これだと暗いかな~」って検討つくじゃん。色温度とか。何ケルビンとかさ。
 (部屋の電気の色は『電球色』が好きです。赤っぽい色。青白いのはどうも白々しいっつーか、寒々しいっつーか。)

 LED電球だと明るさの基準というか単位が違うのか「350ルーメン」とか書いてあんだよね、パッケージに。ルーメンってなんだ?コノヤロー。学校で習ってないぞ。
 しかも噂には聞いていたけれど値段も高い。「このくらいのがいいかな」と手に取ると、5000円くらいしたりする。電球一個で5000円って、いや、家建つぞ。

 というわけで、普通の電球を買いました。880円。
 そんな、電球一個買うのに30分以上も迷ってませんよ。

 電気カミソリも欲しくて。髭剃りね。
 札幌を出るときにさー、父さんがくれた新品の電気カミソリがあるのですが、もうバッテリーが弱くなったのか、充電してもすぐに電池がなくなる。
 電気カミソリも値段がピンキリだよね。高いのは3万円くらいもするし、安いのは(ポータブルのを除けば)3000円くらいからある。
 うむーと陳列棚の前でウロウロして、30分以上も悩んでいませんよ、そんな。
 しかも、買わなかったし。

 最近の電気カミソリってさ、これ、男のとしかわからない話かもしれないけど、本体からガッ!ってコンセントの差込み口が出るタイプって少ないのかな?わかる?ガッてコンセントでるやつ。
 ほとんどが電源ケーブルで交流に差し込むタイプで(交流っても別に飲み会で「出身どこですか?へぇ~、新潟って行ったことないんですよね~」って交流じゃあないぞ)、これって電源ケーブルがどっかいっちゃったら充電できなくなるんでないの?なくすやつもいないだろうけど、ここにいるんだよなー、なくしそうなやつ。

 久しぶりに家電量販店に来たので、せっかくだからウロウロしてみましょうか。(すでに一時間以上ウロウロしていたが。)

 僕の部屋のテレビが未だにアナログ。来月のアナログ放送終了後も受信できるようにはなっているので、買わなくても、まぁなんとかなる。
 最近、この「買わなくてもなんとかなる」で暮らしています。新しい服欲しいな~、でも今ある服でなんとか凌ぐか。スーツ欲しいな~、一着しかないし。でもなくてもいいか。
 歳をとるとさ、出費増えるよね。なにに遣ったのかわからないけど財布の中のお金が減っていく。「確か二万円くらいは財布にあったはず」と思っていて、いざレジの前とかで財布を開くと一万円しか入っていないってことありますよね。べつに飲みに行った出費を忘れたわけでもなく、普段どおりにお昼を食べて、夜もあるもので済ませていたのに。
 テレビ買うなら、一緒にスピーカーが欲しい。
 映像の鮮明さよりも、音にこだわりたいんですよね~。こんな顔して。

 電球を買い、電気カミソリは買わず、そのごスーパーで寿司が半額になるまで30分以上も粘りつつ。
 閉店時間が近くなってもなかなか半額の値札が貼られないので、やはりスーパーでもウロウロしてしまい、パンとか冷凍食品とか、さっき「無駄遣いはしない」と頭では思っていたはずなのにカゴに入れる。このままスーパーにいると必要のないものまで買いそうな予感がしたので、最後は寿司コーナーで立って待ってました。

 部屋に帰ってきて、電球買ってきたのに、電気点けようとする。
 考えたらさ~、使っていないロフトの電球も、玄関の電球も、浴室の電球も、トイレの電球も、どれでも昨日一晩なら代用が可能なんだよね。昨晩「暗くて」と不貞寝した意味がわからん。

 …

 電気屋でBOSEのスピーカーを眺めていて、昔のことを思い出しました。

 テレビ局でカメラアシスタントとしてケーブルを巻いたり巻かなかったりするバイトしていたとき、同じバイト仲間に後輩が何人かいたのですが、坊主の後輩が一人いた。たしか専門学校生で、歳は5つくらい下だったかな。
 ハゲではなかったのですが、短く刈り込んだ坊主なので、本名をもじって「ハゲ坂くん」とたまに呼んでいた。

 なにかの中継で。
 セッティングが終わって、本番前の一服の時間。本来は朝から来ているはずのハゲ坂くんが来ていなかった。サボリか?遅刻か?「なにやってんだ?あいつ」とみんなが口にするなか、イキナリ『さもさっきからいたかのように』歩道に引かれたケーブルを養生しながら現れたハゲ坂くん。笑ったな~。

 ある日現場で。
 カメラマンさんがハゲ坂くんに「ボウズ、そこのスピーカー取ってくれ」と言った。あとになってハゲ坂くんが「僕がこんな頭だから、名前じゃあなくて坊主って呼ばれちゃうんですかね」と少し傷ついた顔で。
 「いや、だぶん『BOSE』のスピーカーとかけたんじゃあないの?」「あれってボーズって読むんですか!?」
 というどうでもいい思い出。

 そうそう、後輩で一人、この坊主の後輩とは別だけど、Sに入社したのがいたなー。最後に会ったの3年ほど前だけど、チャコのこと知ってるかもね。