2015年月31日付で定年退職してから、引っ越し後の後片付けや家や庭の掃除等で忙しくしておりました。
最近は百姓仕事と主夫業がメインになっております。ブログもそろそろ再開しないと忘れられそうですね。
さて、今回はFIFAが話題になっていますが、コスタリカ人の理事も逮捕されたとか(起訴だったかな)。
Eduardo Li という人物で、写真を見ずとも、中国系だということがわかります。漢字では「李」のはずですが、当の人物はたぶん二世か三世なので、漢字は書けないかもしれません。
中国系コスタリカ人は姓をスペイン語風に変えている人もいます。Sancho と Sánchez が代表例です。Eduardo Li 氏のように変えない人ももちろんいます。Li のほかには Con さんもかなりいます。筆者の女房殿の爺さんも Con さんです。漢字表記はわかりません。
それはともかく、「李」さんについて。コスタリカでは Li と表記されていますが、たぶん他のスペイン語圏でも同様でしょう。これが英語圏では Lee と表記されるようです。シンガポール建国の父と呼ばれた、リー・クアンユー(李光耀)氏はアルファベットでは Lee Kuan Yew と表記されています。 スペイン語圏ではどのように表記されているのでしょうか。発音どおりなら、Li Kuan Yu となるはずですが。
韓国の「李」さんは「イ(ー)」と発音されるようです。一方、北朝鮮では「リ(-)」となるようです。日本のプロ野球で活躍している「李」選手の背中には Lee と書かれていますが、英語圏では「リー」と読まれるでしょう。南北戦争時に南軍の将軍だった Robert E. Lee の例を持ち出すまでもなく、 Lee は「リー」としか読めません。
1980年ごろのコスタリカでは韓国系コスタリカ人は見たことはありません(韓国人は知っています)が、「イー」と読んでもらいたければ、I と書くしかないでしょう。Lee では、絶対に「レエ」としか読んでもらえません。さらに、lee は使用頻度の高い「読む」という意味の動詞 leer の直説法現在3人称単数の活用形です。
韓国人のローマ字表記は英語式になっているようで、Lee のほかにはChoo (チュー)さんというメジャーリーガーが有名ですね。この人もコスタリカでは Chu と表記しないとちゃんと読んでもらえません。
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