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コスタリカ再訪(66) trapiche を見に行く

2016-04-12 21:22:38 | コスタリカ
 Turrialba から一度 La Suiza 方面へ戻り、225号線に入る。初めて通る道である。幹線道路ではないので、悪路かもしれないと覚悟したが、全くそんなことはなかった。舗装もちゃんとされている。当然、車は少なく、昔ながらのコスタリカの田舎の雰囲気である。ススキでも生えていれば、昔の日本の田舎の風景とあまり変わらない。

 しばらく進むうちに、義兄が trapiche に行ってみないかと、聞いてきた。trapiche は初めて聞く言葉である。何のことかよくわからなかったが、“Sí”と答えて、とにかく行ってみることにした。
 坂を少し上ったところに trapiche はあった。工場というより、作業所といった趣である。何の変哲もないところに、作業所があるわけだが、つい行き過ぎてしまいそうである。敷地にも看板はない。義兄の知り合いの trapiche である。5、6人が働いていた。
 
 敷地に入って、やっと trapiche の意味がわかった。サトウキビ(caña、スペインでは caña de azúcar というようだ)から砂糖を作るところである。本来の trapiche の意味は「(サトウキビ等の)圧搾機」ということである。当然、圧搾機はある。圧搾機で絞ったサトウキビの汁から砂糖ができるわけである。
 
 【サトウキビの搬入】
 
 
 
 【これが trapiche (圧搾機)】
 
 【サトウキビの汁が出てくる】
 
 【サトウキビの搾りかすは燃料になる】
 
 
 【サトウキビの汁をグツグツ煮る】
 
 【煮詰まって、ドロッとした汁を取り出し、木の型に移す。作業しているのが中国系の女主人。かなりの重労働である。】
 
 
 【固まった汁が砂糖になる。蜂がやってくる。】
 
 【型から取り出したものが製品になる。当然、町で買うより安い。2個購入して、日本に持ち帰った。】 

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