Chocolate Tour に寄り道する。スペイン語ではなく、英語表記一本である。欧米からの観光客目当てだろうが、この時の客は筆者一行だけで、欧米からの観光客はいなかった。義妹の旦那の主人の知り合いが経営していることになっているが、実は奥さんのほうが実権を握っているらしい。
中に入って早速挨拶する。中の様子はホームページの All visitor photos にアップされているので、そちらをご覧いただきたい。写真に体格のいいおっさんが何か説明している様子が写っているが、そのおっさんが経営者である。
挨拶が済むと、少しずつ奥に案内される。パネルや布のスクリーンに図や写真が載っていて、それをおっさんが詳しく説明してくれるのである。
ここから別にツアーに出かけるわけではない。
なお、敷地内ではコスタリカのジャングルから出土した石球(本物かレプリカかは不明)が置かれている。石球についての詳細はウィキペディア「コスタリカの石球」をご覧いただきたい。
【カカオの若木】
【カカオは幹に実をつける。この写真はウィキペディアより】
【納豆状になったカカオ豆】
【マヤの絵文字】
最後のほうで実際に昔ながらのやり方で、カカオ豆をひくことができる。実は、この仕事は女の仕事だそうだが、話のタネに筆者もやってみた。
苦いココアも飲ませてもらったが、やっぱり甘いほうがいい。
おっさんの説明を聞いているうちに、何だか、おっさんのスペイン語がコスタリカ人の話すスペイン語とはちょっと違うことに気がついた。なんとなく、馴染みのあるスペイン語だったが、あとでメキシコ人ということがわかって、それで納得がいった。
そういえば、メキシコのココア事情に詳しいわけである。
中米には Nicaragua、Managua など、“~agua”がつく地名がある。メキシコの南のほうにも有名ではないが、Acacoyagua という日系人のコロニーが存在する町(村?)がある。agua はスペイン語では「水」の意味だが、地名の ~agua はスペイン語とは関係ないらしい。おっさんの話では、先住民(インディオ)のことばで、ココアに関係があるようなことだったが、正確なことはよく覚えていない。
簡単に見るだけのつもりだったが、結局40分かかってしまった。それでも、貴重な経験ができた。
なお、入場料が必要だったのか、必要だったとしても amigo ということで無料になったのか、はたまた、義妹の旦那が支払ってくれたのかは不明である。入り口に入場料金の表示らしきものはなかったから、見るだけなら無料だと思われる。
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