【マカオ在住の女房殿のいとこの兄は著名な書画家だそうで、展覧会も開いている。画集も出版しているそうだ】
ホテルにチェックインして部屋に行く。なかなかいい眺めである。もう7時近いが、まだ明るい。女房殿のいとこの息子の嫁さんが子供2人(次男と三男)と一緒にホテルまで車で迎えに来てくれた。
レストランはすでに予約してくれているが、その前に息子夫婦の長男が通っている
私立中学校へ迎えに行く。学校のまん前に車をつける。学校といっても、グラウンドは見えない。会社が入っていそうな高層ビルが学校である。東京のど真ん中にもこんな大学があったはずである。
学校は7時に終わる。朝も普通に早くからやっていることと思う。公立の学校はどうか知らないが、マカオの中学生は大変である。
マカオはポルトガル語も公用語になっているが、この学校では教えていないとのこと。
しばらく待つうちに長男が出てきて、車に乗り込む。途中、“ambulância”(西 ambulancia、英 ambulance)と書いてある車を見かけた。サイレンは鳴らしていない。ポルトガル語を見ると、なんだかうれしい。救急車には“manter a distância”とも書いてある。スペイン語では“mantener la distancia”(英 keep distance、mantenerは英語 maintain と同語源のはず。手元の辞書には明記されていないが)である。
manter はスペイン語の mantener だが、スペイン語の poner(英 put)はポルトガル語では pôr となる。女性単数定冠詞はスペイン語では la だが、ポルトガル語では a である。月はスペイン語の luna に対して、ポルトガル語は lua で、ポルトガル語はスペイン語にある音が結構脱落している。
救急車とすれ違って、しばらくすると、レストランに着いた。レストランにはすでに女房殿のいとこ夫妻が来ていた。今度は大衆的な雰囲気のレストランである。
今度は飲茶風ではなく、回転テーブルもない。大皿に料理が盛られて、次々に出てくる。肉あり、魚あり、野菜ありで、結構なご馳走である。味付けも広東料理で、比較的あっさりしていて、おいしい。
出口の方をふと見ると、ドアの上に「出口」と並んで“SAÍDA”(西 salida)とも書いてある。英語は書かれていない。
ここでもまたご馳走になってしまった。まだマカオで一度もお金を使っていない。満腹したところで、店を出て、ホテルに向かう。
【ホテルの部屋から撮影】
日もとっぷり暮れて、マカオの歓楽街の夜景が待っていた。
明日はいよいよ中国本土へ女房殿のおじさんの訪問に行く。
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