夜また夜の深い夜 (幻冬舎文庫) 2022.8.23読了。
桐野夏生 (著)
友達に本当の名前を言っちゃだめ。マイコにそう厳命する母は整形を繰り返す秘密主義者。母娘はアジアやヨーロッパの都市を転々とし、四年前からナポリのスラムに住む。国籍もIDもなく、父の名前も自分のルーツもわからないマイコは、難民キャンプ育ちの七海さん宛に、初めて本名を明かして手紙を書き始めた。疾走感溢れる現代サバイバル小説。
ラストはどうなるんだろ?と思って読んできたが、小さなどんでん返しとふわっとした終わり方。なんかもっとハードな着地になるのかと思っていたからちょっと気が抜けた。しかし、主人公たち3人の生命力をはらんだ疾走的サバイバルは面白く読めた。舞台がナポリっていうのもまたダークでいい。7点。
桐野夏生 (著)
友達に本当の名前を言っちゃだめ。マイコにそう厳命する母は整形を繰り返す秘密主義者。母娘はアジアやヨーロッパの都市を転々とし、四年前からナポリのスラムに住む。国籍もIDもなく、父の名前も自分のルーツもわからないマイコは、難民キャンプ育ちの七海さん宛に、初めて本名を明かして手紙を書き始めた。疾走感溢れる現代サバイバル小説。
ラストはどうなるんだろ?と思って読んできたが、小さなどんでん返しとふわっとした終わり方。なんかもっとハードな着地になるのかと思っていたからちょっと気が抜けた。しかし、主人公たち3人の生命力をはらんだ疾走的サバイバルは面白く読めた。舞台がナポリっていうのもまたダークでいい。7点。