漂流 (新潮文庫) 2016.12.21読了。
吉村 昭 (著)
江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説。
この話は、現代のこの生きにくい世の中をサバイブするためにも通じる話だ。置かれた環境に適応し、柔軟な対応力とあきらめない心。これこそが人生を生き抜く鍵となる。なんとも骨太な小説だ。…7.5点。
吉村 昭 (著)
江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説。
この話は、現代のこの生きにくい世の中をサバイブするためにも通じる話だ。置かれた環境に適応し、柔軟な対応力とあきらめない心。これこそが人生を生き抜く鍵となる。なんとも骨太な小説だ。…7.5点。