リミット (講談社文庫) 2016.2.29読了。
野沢 尚 (著)
連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、1人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに……。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステリーの到達点!
野沢尚さんの小説はあまりはずれた記憶がない。
誘拐されたわが子を奪還するため、犯人グループと対峙し、そして、仲間であるはずの警察組織も敵にまわし追われることになる、孤立無援の婦人警官である母親が主人公。
まさに母性だけを頼りに、徒手空拳で犯人グループに立ち向かっていく様は子どもを持つ親なら、共感せずにはいられない。ましてや、母親ならばましてそうだろう。
途中からは、読みすすめるのがつらくなり、何度も本を置いた。
そして、読者としての自分自身も主人公とともに満身創痍でラストにたどり着く事になる。それにしても母は強し。…8点。
野沢 尚 (著)
連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、1人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに……。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステリーの到達点!
野沢尚さんの小説はあまりはずれた記憶がない。
誘拐されたわが子を奪還するため、犯人グループと対峙し、そして、仲間であるはずの警察組織も敵にまわし追われることになる、孤立無援の婦人警官である母親が主人公。
まさに母性だけを頼りに、徒手空拳で犯人グループに立ち向かっていく様は子どもを持つ親なら、共感せずにはいられない。ましてや、母親ならばましてそうだろう。
途中からは、読みすすめるのがつらくなり、何度も本を置いた。
そして、読者としての自分自身も主人公とともに満身創痍でラストにたどり着く事になる。それにしても母は強し。…8点。