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ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「天海譚 戦川中島異聞 天佑、我にあり」海道 龍一朗 読了!

2013年01月04日 18時21分24秒 | 作家 か行
「天海譚 戦川中島異聞 天佑、我にあり」(上)(下) (講談社文庫) 海道 龍一朗 著 2013.1.2読了!

あれから、四百五十年。こんな川中島合戦、誰も読んだことがない。──武田信玄 対 上杉謙信 戦国最強対決、裏の裏。

最強騎馬軍団を抱える武田信玄と、無敗の四天王を率いる上杉謙信。両軍は、川中島という狭隘地で数度相まみえた。最大の戦いとなる四度目の決戦から、はや四百五十年。いったい、誰が勝者だったのか。まれにみる緊迫、そして、史上もっとも「難解」といわれる合戦を、精緻な分析と大胆不敵な構成で描ききる、渾身の歴史長編小説。




ほんとに、これ天海が語ったのか? 天海が見てないところも語ってんじゃんよ。

8点(10点)そんなことつっこみつつも、いや、ほんとおもしろかったよ。下巻イッキ読みだもん。

I'm sorry,mama.  桐野夏生 読了!

2011年06月06日 16時25分53秒 | 作家 か行
I'm sorry,mama. (集英社文庫) 桐野夏生 2011.6.6読了。


●勝手に採点 7点(10点満点です)


●おおざっぱなあらすじ

売春宿で生み捨てられたアイ子(主人公)が、盗み、殺し、火つけなど数々の悪行を繰り返し闇の中を徘徊する。


●ひとこと感想

アイ子は自分が生きていくためだったら、平気で人を殺す。
でも、彼女の生きる目的は、自分を生んで捨てたお母さんを探すことだけだったんじゃなかろうか。
この極悪人に絶対感情移入などできないが、最後に、初めてアイ子が涙を流す場面があるのだが、なんかじんわり悲しかった。不思議だった。

「残虐記」  桐野 夏生 読了!

2011年06月01日 10時45分20秒 | 作家 か行
残虐記 (新潮文庫) 桐野 夏生 2011.5.30読了!


●勝手に採点します 5点(10点満点です)


●超おおざっぱあらすじ

少女誘拐監禁事件の被害者だったという手記を残し、作家が失踪…。柴田錬三郎賞受賞作


●読後の感想

またまた、謎を遺したままの終わり方。モヤモヤします。
なんか、もう、事件モチーフものはいいかな。って。
っていうか、桐野さんの本はもういいかな。
スカッと面白い本読みたいな。


「ジオラマ」 桐野 夏生 読了!

2011年05月31日 13時04分56秒 | 作家 か行
「ジオラマ」 (新潮文庫) 桐野 夏生 2011.5.27読了。



●身勝手に採点6点(10点満点)


●おおざっぱなあらすじ

単調な毎日が終焉を迎える。そして、目の前に現れるまったく新しい光景。
禁断の愉悦か破滅への道か…。短編集です。


●感想

個人的には表題作の「ジオラマ」が良かった。
知らなきゃ知らないほうがいい事もあるし、
見なきゃ見ないで済むものもある…。
日常に潜むもうひとつの異世界。
覗いてみたい気もする…。
そこは、恐怖と甘美が混沌とした世界なんだろうな。
ずいぶんと漠然とした感想だな。

「顔に降りかかる雨」 桐野夏生 読了!

2011年05月25日 14時34分56秒 | 作家 か行
顔に降りかかる雨 (講談社文庫) 桐野 夏生 2011.5.25読了。
(93年江戸川乱歩賞受賞)


●身勝手に採点6点(10点満点)


●おおざっぱなあらすじ

親友が1億とともに、失踪。
あらぬ疑いを受けた村野ミロは解明に乗り出す。


●感想

やっぱ、桐野さんは1作目にして女をこまかく描写するのがうまい。
しかし、なぜにミロが成瀬と恋愛関係のようになるのかが解せない。
ちょっと、成瀬の描写があまいんじゃないだろうか。

「メタボラ」 桐野夏生 読了!

2011年05月20日 20時11分00秒 | 作家 か行
メタボラ(上・下)桐野夏生 朝日文庫 2011.5.19読了。


●勝手に採点8点(10点満点)


●おおざっぱなあらすじ

記憶喪失のギンジと訓練所から逃げたジェイクが
沖縄で出会い、新たな人生をふみだすが、
現代の若者を取り巻く数々の問題(家族崩壊、ワーキングプア、派遣社員の現状等等)に
翻弄される。
記憶を取り戻すギンジとホストになったジェイクは…。


●感想

後半、引きずり込まれる。
ギンジが取り戻すあまりにも過酷な自らの記憶。
なんかつらかったよ。救いがないんだもんな。

あと、ちょっと意外なラストだった。そうきたかと言う感じ。
ここに書きたいけどこれから読む人のためにも書かないでおこう!

とにかくつらおも(つらく、そして面白い?←普通は「つらく、重い」だろっ)な作品だった。後半のみなら満点だよ!

「柔らかな頬」 桐野 夏生 読了!

2011年05月17日 12時05分48秒 | 作家 か行
「柔らかな頬」 桐野 夏生(上・下)文春文庫 2011.5.11読了


●勝手に評価 5点(10点満点)直木賞受賞作とかだとどうしても厳しくなるよね。(だれに言っている?)


●おおざっぱあらすじ

主人公カスミは、故郷から脱出、親を捨てたが…。
皮肉にも、同じ北海道の別荘で幼い娘が失踪。
カスミは一人、娘を探し続ける…。
直木賞受賞作


●読後直短感想

直木賞か…。ま、推理小説じゃないから、真犯人なんかどうでもいいんだけど…。
どうでもいいといいながら、どうでもよくないような?
ヒューマンドラマというなら…。
しかし、読んでいて疲弊しすぎる。

主人公、勝手だし。


「OUT」上 下 桐野夏生 講談社文庫 読了!

2011年05月04日 18時29分01秒 | 作家 か行
「OUT」上 下 桐野夏生 講談社文庫 2011.5.3読了


●自己採点8点(10点満点)(後半たれなければ…)


●おおざっぱなあらすじ

弁当工場で夜勤で働くおばさん4人。それぞれが抱く閉塞感。そんななか1人が殺人事件を起こし、その死体処理にかかわっていく他のおばさん3人。現代の下層階級に沈むおばさん4人に出口(OUT)はあるのか?みたいな…。


●読後の感想

おもしろかった!
ミステリーはあまり好きじゃないが、この作品にはあてはまらなかった。
詳細な人間心理の描写、スピード感、スリリングな展開。まさにひきつけられた。
桐野さんの作品を読むんだったら、まずは読むべし。

これから、桐野さんの作品読んでいくんだけど、これ以上はアレなんだろうな…とか思えてしまうんですよね。こういうの読んじゃうと。まあ、面白かったんだからしょうがないけど。

「東京島」 桐野 夏生 (新潮文庫) 読了!

2011年04月29日 10時42分46秒 | 作家 か行
「東京島」 桐野 夏生 (新潮文庫) 2011.4.27読了

●自己採点4点(10点満点)投げ出す手前だったよ。

●おおまかなあらすじ
無人島に1人だけの女性(といっても46歳)、それと多数の男性(日本人と中国人)。たった1人の女性をめぐる争いとサバイバル。面白そうでしょ?

●読後の感想
設定が好みなだけにワクワクして読み出すが、面白かったのは前半だけ、いちいち視点がかわり煩わしいし、展開がもたつく。そして、ある意味驚愕のラスト。がっかりでした。