夏競馬佳境へ。サイドストーリーも。

　今週から新潟、札幌、小倉と、夏競馬も佳境に入る。早速本年のダービー馬レイデオロの下レイエンダが札幌でデビュー予定。さほど強敵も見当たらない感じなので、まずは確勝となりそうだ。とにかく走る資質は太鼓判。あとはクラシックを獲れるかどうかが注目となる。仲間内のPOGで1位指名(重複で涙)した私も、複雑ではあるが、能力は無双扱いだろう。　ダービー馬の弟というと、むしろ「連続」に懐疑的になるのが普通。しかしレイエンダに関しては「失敗」する可能性が極めて低い。それは血脈が何よりの説得力だし、レイデオロ自体がたまさかのダービー馬ではない、という裏打ち。バックボーンからの精度の高さは随一の存在。ただ生き物だからね。何があるかはわからない。仮に「運」も持っているなら、2年連続のクラシック制覇も可能性は充分あるだろう。日曜はお手並み拝見だね。
　戸崎が安定感を増している。今さらという感じだが、今年もリーディング奪取へ視界良好か。2外人が参入しても譲らないのは凄い。大井時代の戸崎を見ていて、JRAに移籍してもリーディング獲れる。内田以上だ、と云ってしまった私だが、これほどまでの存在になるとは…。戸崎はある意味不思議なジョッキーで、派手さはなく、いつの間にか勝ち星を積み重ねている、というスタイル。大井時代からそうだ。的場(文)や内田のように見ていてわかり易い騎乗ではなく、彼の中にある、すべてを見せているようで、実は何も見せていないような独特のバランス感覚。要するに変わり者なのか(笑)。ミルコもルメールも日本のJRA所属で乗ってる以上、リーディングは獲りたい筈。果たしてそれを戸崎がまたはね返せるか。この夏も注目したい。