昨日NHKで内田博の特集番組をやっていた。 私は内田はデビューの時から見ているが、なんというか若手の頃から孤高の雰囲気を醸していた。
考え方、取り組み方が他の若手騎手とは一味違っていた印象。 その後の活躍は云うまでもないが、今回はJRAにおいての全国リーディングジョッキーが目前という状況。
武豊との勝差からして99.9%首位獲得は決りだ。 まあ内田としても更なる勝ち星の上積みで、スッキリと決定させるつもりだろう。
思うに、アンカツ、岩田、小牧など、地方出身の騎手は、勝ち方を知っている。 地方競馬は頭数もJRAよりは少ないし、人材も比例する。 地方でトップになるようなジョッキーは、ひとつずつ勝って行くことで、自然と勝ち方を会得してしまう。 JRAの多頭数競馬で、勝てるかな、勝てないかな、という気持のレースではなく、勝つんだ、勝てるんだ、という意識の高さは上だろう。
逆な云い方をすれば、JRAのジョッキーの方が、負け慣れてしまっている、ということか。 小牧のローキンがG1を勝ったばかりだが、ひとつを勝ち切る強さは、やはり地方出身のトップジョッキーは凄い。 内田の全国リーディング獲得は、遂にそれが表舞台で認知される瞬間だ。
有馬記念はイコピコに乗るみたいだね。 せっかくの快挙達成だから、グランプリでも見せ場を作ってほしい(それ以上だったりして)