Ｂｌｉｔｚ ｈｉｍ ！

遅れ馳せながら録画しておいたＮＦＬ第８週、フィラデルフィア・イーグ
ルスｖｓデンバー・ブロンコスの一戦を観戦しました。
第７週でチャージャーズ相手に逆転勝ちして自力を示したイーグルス
と、逆にジャイアンツに逆転負けを喫していたブロンコスとの対戦とな
りました。

序盤はブロンコスがイーグルスを圧倒して一時は２８－０とリード。しかしイーグルスが
反撃して２８－２１と迫ったところで第４Ｑへ。
残り１３分３１秒、イーグルスＱＢドノバン・マクナブのパスを、ブロンコスの新人ＣＢドモ
ニーク・フォックスワースがインターセプト！このプレーで流れは一気にブロンコスに。
この後、３つのＴＤを畳み掛けたブロンコスが４９－２１でイーグルスを降して、通算６勝
２敗としました（イーグルスは４勝３敗）。

攻守にわたってデンバーの良い所ばかり目立った試合になりました。攻めてはＱＢジェ
イク・プラマーが４つのＴＤパスを決め、マイク・アンダーソンとテイタム・ベルの二人のＲ
Ｂがランで１００ヤード超えを果たしました。
特にアンダーソンとベルは、ここまで共にランで５００ヤード以上稼いでおり、このペース
で行けば二人共１０００ヤード・ラッシャーになる可能性があります。

守備ではマクナブに盛んにプレッシャーをかけ、最初の１２回のパスのうち１１回ものパ
スを失敗に終わらせました。
「守備コーディネイターのラリー・コイヤーに『マクナブにどんどんプレッシャーをかけるん
だ！』って指示されていたんだが、ものの見事に作戦がハマッたね」：トレヴァー・プライ
ス（ブロンコスＤＥ）
マクナブ曰く、「ゲームを通して、相手のディフェンスに的を絞らせまいと努めたが、結果
的に対応が遅れてしまったね」

ＮＦＣで有力なスーパーボウル進出候補と目されているイーグルスを一蹴したブロンコス
のチーム力は、今年もかなりレベルが高そうです。
しかし一昨年、去年と攻守にまとまったチームを作ってプレーオフに進出しながら、２回
ともコルツの前に惨敗を喫して散っているブロンコス。その目の上のコブとなっているコ
ルツはここまで７戦全勝。ブロンコスの真価が問われるのは、やはりプレーオフでコルツ
と戦う時なのだ、という気がしてなりません。