もとポッポやの写真とつぶやき

うつ病と闘うカメラマン。現在過去撮影した鉄道写真を中心にその他写真をアップしています。

JRにいた10年間②

2015-06-30 09:52:43 | 鉄道写真(羽越本線)


撮影、折渡~羽後亀田、2013.10.18、いなほ5号K2編成

北東北が梅雨入りしてから寒いこと!春先のような天気が続いて体調はめちゃくちゃ顔色はカメレオン。しかし、今朝は、三途の川を渡る夢を見て目が覚めましたとはいっても途中まででしたが、川や対岸が凄く綺麗なこと!三途の川を渡ったらおしまいなのですが…。 

さて、JR時代の二回目。あまり興味が無かったようなのでやめようかと思いましたがあえて続けます。10年ひと昔というので区切りとして。

2.南秋田運転所(現秋田車両センター)
かくして、南秋田運転所(以下南所と称す)に配属になったわけですが、現場での所属は電車機動検査班。(つまり何でも屋さん) 
ところが、当時の所長が、大卒は勉強しろ!の一点張り。現場の作業はさせないとにかく「一日机に座って、マニュアルや関係書類を読んで勉強しろ」というもの。挙句の果てに、サービス残業して勉強しろと!しかし、支社運輸部長は「現場の作業を通じて、自分の目と体を使って様々なことを勉強しろ」と仰っていた。そのつもりでいたが、たまに、技術管理班(故障管理などの総元締め、 現場に走ったり、支社と協力して不具合処置や対策を講じたりする)の補助する程度で、車両も道具も触らせてくれない

だが、新入社員は定期的に運輸部長と会合とかがあり、状況を報告させられる。私は、元々学者肌ではなく職人系の気質なため(勝手にそう思っている)、毎日が苦痛で仕方がなかった。そのため、たまたま運輸部長とうまがあったせいか話をよく聞いてくれた。(この方は、自分が進んで現場に行かないと気が済まない人だった)そしたら、「よしわかった」とすぐに所長に電話し、現場作業をさせるよう命令をしていただいた。そこでようやく電車交番検査班に参加させていただくことができて、ようやく現車を触りながら学ぶことができほっとしました。

が、しかし、そこで待っていたのは、あまりにも酷い大卒バッシング!覚悟はしていたがここまでとは…。班長さんの助けと持ち前の?負けん気で乗り越えました。でも、やはり、車両に触れることは何事にも代えがたく(マニアだなあ)、ただちょっと非力なので慣れるまで大変でしたが。でも、部品を取り換えたり、油まみれやほこりまみれになることも気にならず楽しみました!

だが、ここでも所長の嫌がらせ?があり、作業中に呼び出されることたびたび…。検査班の人が何事?と驚きまくり!例の、時間外の勉強の話。どうやら、数年前に研修に来たH氏と比較し、その先輩と同じにやれというもの。
ところが、私が若かったせいか?自分のやり方で勉強しているからと反発。(家で図面と模型を使って復習していた)所長曰く、「机に書類を並べていないと勉強していない」ような言い分。そこで、私は、「自分のやり方で勉強しているのにそれを認めないのなら結構です! H氏の代わりではないですから。第一私はその人自体も知らないですし、そんなにその人が偉いんですか?」(今なら言えんだろうな…)と捨て台詞。所長は顔を赤らめてものの一言も反論できず。

そんなこんなで、直属上司の助役さんが見かねて、機動検査班に戻してくれて技術管理班の手伝いをしながら現場仕事ができました。そしたら、こちらでは、私の居場所ができるし、皆さん良くしていただいて歓迎していただきました。だって、現場仕事の方が張り切るし、一生懸命汗を流せるし、そんな姿を皆さんが認めてくれたんでないでしょうか?(良く彼らは普通の大卒とは違う、良く働くなあと仰っていた)交番検査班の時も一生懸命やったのですが、とにかく一部社員を除いて大卒を嫌がっていた

そうこうしているうち、所長に懐かない?私を嫌って、約7か月後に土崎工場(現秋田総合車両センター)に追い出しましたとさ。でも、現場仕事は体力も付くし楽しいなあ(後日談ですが、運輸部長と所長は犬猿の仲だったほか、一部社員にも所長は嫌われていました)
次回へ続く…。

注:運転所での検査は、7日ごとの仕業検査(運転前検査)、交番検査(在来線は3か月ごとの、新幹線は1か月ごとの機能検査や指定部品取替えなど)、臨時検査(故障処置や故障対策、軽微な改造など)を行っています。
 



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