Sherlock Series 3 Episode 3
Written by Steven Moffat
Directer by Nick Hurran
S3E3の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。
マグヌッセンのオフィスに侵入する彼のPAと婚約するエピソードはグラナダ版の「犯人は2人」に出てくる
ミルヴァートンのメイドと婚約する話をアレンジしているようです。
国によって違うと思いますが一般的に「秘書」は肩書きではなく担当業務なんですね。
「Personal Assistant」や「office administrator」など外資系で多くみられるこの呼称は
ポジションとして名刺に記載している方も多いですが「秘書」はあまり見ないですね。
あくまで一般企業での一般秘書の話ですが。
で、秘書と言うと仕事ができてキレイで颯爽としているイメージですが実際はメイドと同じようなものです。
なので、現代版でメイドからPAに変わったところでなんら違和感はございません(涙)
スーツを着ててもやってる事は用務員です。
あ、全国の秘書さん、某企業のとある秘書の話ですので気を悪くしないでくださいね。
ところで失礼ながら、メアリーさんの殺し屋ルックは何となく迫力ないんですよね。
多分私の中の女性工作員やら殺し屋のイメージが最近アンジェリーナ・ジョリーなのでそう思うのかも。
何だかんだ言ってもアンジーさんはかっこいいし迫力ありますもん。
前置きが長くてすみません。
ここから本編です。
メアリーの姿を見てシャーロックはメアリーと出会った時に読み取った様々なテキストを思い出し、
その中の「Liar」(うそつき)を浮かび上がらせます。
「ジョンは一緒なの?」メアリーの問いかけにシャーロックが言葉を失っていると、
「ジョンはどこ?」と再び聞かれ「下にいる」と答えるシャーロック。
そこにマグヌッセンが「それで何をするんだ?お互いキスでもするのか?」と言いますが、
シャーロックはそれには答えずメアリーに話しかけます。
「そいつが君の何かを手に入れているのなら、僕に手伝わせてくれ。」
だけどメアリーは「それ以上1歩でも近づいたら私はあなたを殺すわよ。」と言います。
「いや、ミセス・ワトソン。」シャーロックのこの言葉に一瞬はっとするメアリー。
「君はそんな事はしない。」そう言いながらほんの少しだけ近づいた瞬間、メアリーの銃から弾が発射されます。
「ごめんなさい、シャーロック。本当にごめんなさい。」
「メアリー?」とシャーロックが言うのと同時にメアリーがマグヌッセンに銃を向けます。
そこで突然アラームが鳴り響き場面が暗くなり、どこかの階段を駆け下りるシャーロックの場面が一瞬映ります。
この階段は、ここからシャーロックは生き延びるためにマインドパレスを探り始める事を表しているんだと思います。
そしてすぐにマグヌッセンの部屋に戻りモリーが現れます。
「映画みたいに血が噴き出るわけではないし衝撃で後ろに吹き飛ばされるわけでもないの。」
そして突然明るい部屋に変わり、
「衝撃は広範囲に広がらず集束するからそのエネルギーはまわりにほとんど伝わらないの。
あなたがじっとしていたら弾は身体を突き抜けていく。」
そう言いながらモリーは目の前に横たわる死体の上にかけられたシーツを捲ります。
その死体はシャーロック自身でした。
「そうなると確実に死ぬから、だから集中しないとダメなの。」モリーちゃんそこでシャーロックを平手打ちします。
その瞬間、マグヌッセンの部屋にいるメアリーが見えます。
そして「集中よ」ともう一度平手パンチをして再び明るい部屋へ。
「あなたの有能なマインドパレスを使うために意識がなくなるまであと3秒だけあるから、だから考えるのよ。
さあ、あなたの死因は何?」
「大量失血だ。」
「その通り。だから全てがこのひとつの選択にかかってるのよ。前に倒れる?それとも後ろに?
どちらに倒れるか決めないといけないの。」
そこで場面はまたマグヌッセンの部屋に戻りアンダーソンも現れます。
「穴はひとつ?ふたつ?」とアンダーソンに「え?」とシャーロック。
「銃弾はまだあなたの中にある?それとも貫通した傷がある?銃にもよるけど。」とモリーが説明します。
するとシャーロックはいろいろな銃を思い浮かべ「これか?それともこれ?」と検証します。
「何という事だ、シャーロック。」
マイクロフトの声と共に彼の執務室に変わります。
「銃なんて関係ないだろう。バカを言ってはいけない。お前はいつもバカだったな。実に失望したよ。」
「僕はバカじゃない。」反論するシャーロックは子供の姿でした。
「お前はひどくバカな少年だ。ママとパパはとても苦悩していたよ。なぜなら銃は関係ない無いからだ。」
「なぜ関係ないんだ。」
「部屋に入った時に部屋中を見ただろう。お前が殺された時、お前の後ろには何があった?」
「僕はまだ殺されてないよ!」
「その確率が高いって事だ。小さな兄弟よ。」
ここで元のシャーロックに戻りマイクロフトとマグヌッセンの部屋にいます。
シャーロックの後ろには鏡がありました。
「もし銃がお前の身体を貫通していたら何か聞こえるはずだろう?」
「鏡が打ち砕かれる音だ。」
「お前はその音を聞いていない。だから・・・」
「銃弾はまだ僕の中にある。」
そこでアンダーソン「だから僕たちは彼を後ろに倒す必要がある。」
そしてモリー「同意するわ。シャーロック、あなたは背中から落ちる必要がある。」
アンダーソン「今は銃弾がボトルの栓になっている。」
モリー「銃弾が流血を止めてるの。」
アンダーソン「だが、もし圧力がかかったり衝撃を加えてしまうと銃弾を入射口から押し出してしまうかもしれない。」
モリー「それに背中に引力も働いてくれるわ。」
「今よ、落ちなさい。」
その瞬間、あのライヘンバッハのエピソードでシャーロックがバーツの屋上から飛び降りる場面と同じ曲がかかるんです。
モリーちゃんのセリフが「Fall, now」なのと、死に向かうシャーロックという事なのでしょうか。
でもこの曲聞くと心臓がドキドキしてしまうパブロフの犬な私です。
そしてシャーロックが後ろに倒れるんですが、下の画像わかります?
シャーロックが倒れていくのと一緒に部屋も傾いて奥にある植木が右から左に滑り落ちていくんです。
でも実際は、本当にシャーロックが倒れているだけで植木は陰で動かしているだけというちょっと複雑なトリックでした。
そんなわけで続きます。
Written by Steven Moffat
Directer by Nick Hurran
S3E3の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。
マグヌッセンのオフィスに侵入する彼のPAと婚約するエピソードはグラナダ版の「犯人は2人」に出てくる
ミルヴァートンのメイドと婚約する話をアレンジしているようです。
国によって違うと思いますが一般的に「秘書」は肩書きではなく担当業務なんですね。
「Personal Assistant」や「office administrator」など外資系で多くみられるこの呼称は
ポジションとして名刺に記載している方も多いですが「秘書」はあまり見ないですね。
あくまで一般企業での一般秘書の話ですが。
で、秘書と言うと仕事ができてキレイで颯爽としているイメージですが実際はメイドと同じようなものです。
なので、現代版でメイドからPAに変わったところでなんら違和感はございません(涙)
スーツを着ててもやってる事は用務員です。
あ、全国の秘書さん、某企業のとある秘書の話ですので気を悪くしないでくださいね。
ところで失礼ながら、メアリーさんの殺し屋ルックは何となく迫力ないんですよね。
多分私の中の女性工作員やら殺し屋のイメージが最近アンジェリーナ・ジョリーなのでそう思うのかも。
何だかんだ言ってもアンジーさんはかっこいいし迫力ありますもん。
前置きが長くてすみません。
ここから本編です。
メアリーの姿を見てシャーロックはメアリーと出会った時に読み取った様々なテキストを思い出し、
その中の「Liar」(うそつき)を浮かび上がらせます。
「ジョンは一緒なの?」メアリーの問いかけにシャーロックが言葉を失っていると、
「ジョンはどこ?」と再び聞かれ「下にいる」と答えるシャーロック。
そこにマグヌッセンが「それで何をするんだ?お互いキスでもするのか?」と言いますが、
シャーロックはそれには答えずメアリーに話しかけます。
「そいつが君の何かを手に入れているのなら、僕に手伝わせてくれ。」
だけどメアリーは「それ以上1歩でも近づいたら私はあなたを殺すわよ。」と言います。
「いや、ミセス・ワトソン。」シャーロックのこの言葉に一瞬はっとするメアリー。
「君はそんな事はしない。」そう言いながらほんの少しだけ近づいた瞬間、メアリーの銃から弾が発射されます。
「ごめんなさい、シャーロック。本当にごめんなさい。」
「メアリー?」とシャーロックが言うのと同時にメアリーがマグヌッセンに銃を向けます。
そこで突然アラームが鳴り響き場面が暗くなり、どこかの階段を駆け下りるシャーロックの場面が一瞬映ります。
この階段は、ここからシャーロックは生き延びるためにマインドパレスを探り始める事を表しているんだと思います。
そしてすぐにマグヌッセンの部屋に戻りモリーが現れます。
「映画みたいに血が噴き出るわけではないし衝撃で後ろに吹き飛ばされるわけでもないの。」
そして突然明るい部屋に変わり、
「衝撃は広範囲に広がらず集束するからそのエネルギーはまわりにほとんど伝わらないの。
あなたがじっとしていたら弾は身体を突き抜けていく。」
そう言いながらモリーは目の前に横たわる死体の上にかけられたシーツを捲ります。
その死体はシャーロック自身でした。
「そうなると確実に死ぬから、だから集中しないとダメなの。」モリーちゃんそこでシャーロックを平手打ちします。
その瞬間、マグヌッセンの部屋にいるメアリーが見えます。
そして「集中よ」ともう一度平手パンチをして再び明るい部屋へ。
「あなたの有能なマインドパレスを使うために意識がなくなるまであと3秒だけあるから、だから考えるのよ。
さあ、あなたの死因は何?」
「大量失血だ。」
「その通り。だから全てがこのひとつの選択にかかってるのよ。前に倒れる?それとも後ろに?
どちらに倒れるか決めないといけないの。」
そこで場面はまたマグヌッセンの部屋に戻りアンダーソンも現れます。
「穴はひとつ?ふたつ?」とアンダーソンに「え?」とシャーロック。
「銃弾はまだあなたの中にある?それとも貫通した傷がある?銃にもよるけど。」とモリーが説明します。
するとシャーロックはいろいろな銃を思い浮かべ「これか?それともこれ?」と検証します。
「何という事だ、シャーロック。」
マイクロフトの声と共に彼の執務室に変わります。
「銃なんて関係ないだろう。バカを言ってはいけない。お前はいつもバカだったな。実に失望したよ。」
「僕はバカじゃない。」反論するシャーロックは子供の姿でした。
「お前はひどくバカな少年だ。ママとパパはとても苦悩していたよ。なぜなら銃は関係ない無いからだ。」
「なぜ関係ないんだ。」
「部屋に入った時に部屋中を見ただろう。お前が殺された時、お前の後ろには何があった?」
「僕はまだ殺されてないよ!」
「その確率が高いって事だ。小さな兄弟よ。」
ここで元のシャーロックに戻りマイクロフトとマグヌッセンの部屋にいます。
シャーロックの後ろには鏡がありました。
「もし銃がお前の身体を貫通していたら何か聞こえるはずだろう?」
「鏡が打ち砕かれる音だ。」
「お前はその音を聞いていない。だから・・・」
「銃弾はまだ僕の中にある。」
そこでアンダーソン「だから僕たちは彼を後ろに倒す必要がある。」
そしてモリー「同意するわ。シャーロック、あなたは背中から落ちる必要がある。」
アンダーソン「今は銃弾がボトルの栓になっている。」
モリー「銃弾が流血を止めてるの。」
アンダーソン「だが、もし圧力がかかったり衝撃を加えてしまうと銃弾を入射口から押し出してしまうかもしれない。」
モリー「それに背中に引力も働いてくれるわ。」
「今よ、落ちなさい。」
その瞬間、あのライヘンバッハのエピソードでシャーロックがバーツの屋上から飛び降りる場面と同じ曲がかかるんです。
モリーちゃんのセリフが「Fall, now」なのと、死に向かうシャーロックという事なのでしょうか。
でもこの曲聞くと心臓がドキドキしてしまうパブロフの犬な私です。
そしてシャーロックが後ろに倒れるんですが、下の画像わかります?
シャーロックが倒れていくのと一緒に部屋も傾いて奥にある植木が右から左に滑り落ちていくんです。
でも実際は、本当にシャーロックが倒れているだけで植木は陰で動かしているだけというちょっと複雑なトリックでした。
そんなわけで続きます。
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