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Band of Brothers Part Eight 捕虜を捉えろ 後編

2013-09-18 12:14:24 | Band of Brothers
原題;Last Patrol


続きです。これで終わります。


マーティンが昨夜の報告をウィンターズさんにします。

「ジャクソンが自分の投げた手りゅう弾で負傷。死亡しました。」
それを聞いたウィンターズさんの表情が悔しそうです。

「君に責任はないぞ」と、マーティンに言います。

そしてまた今夜も斥候があると聞き重い空気の漂うE中隊。
苦しかったバルジの戦いが終わり戦況が好転してきた今は「生きて帰れるかもしれない」そんな思いが
隊員たちの中に芽生えてきたこともあり、こんなところで死にたくないと思うのかもしれません。


ウィンターズさんとニクソンが対岸を見つめています。
「捕虜は口を割ったよ。補給問題やヒトラーの好きな色、大した情報は持っていなかったよ」
そう話すニクソンに「では、なぜ今夜も斥候に出すんだ」と言うウィンターズさん。
「シンク大佐は自慢したいだけだよ。斥候に成功したから今夜もやらせるんだ」とニクソンが言うと「成功か・・・」とため息。
などと話しているとシンク大佐が現れました。
「隊員たちに誇りに思うと伝えてくれ」

ウィンターズさんが今夜の斥候の説明をしに隊員たちの待機場所に来ました。
斥候のメンバーは昨夜とほとんど変わりません。
地図を広げながら「今夜は更に奥のこの場所に襲撃する」などと真面目に説明しています。

「作戦変更は?」とマーティンが聞きますが「無いよ」ときっぱり言います。
「出発は昨日と同じ場所。ただし時間は01:00から02:00に変更する」

「わかったら朝までよく眠るように」
「?」な顔の隊員たちに更に言います。
「明朝、私に報告しろ。川を越えて敵陣に入ったが捕虜は取れなかったと」
ぽかーんとしている隊員たちに「分かったな?」と確認し「明日は前線を離れる」と最後まで真面目な顔で部屋を出ていきます。

ひと呼吸おいたあと実感が湧いたのか隊員たちはやっと笑顔になりお互い握手して喜びます。
しかも前線からの解放のおまけつきです。
ジョーンズも何となく薄っすら笑顔です。「なるほど」とでも思っているんでしょうか。

良い上司が手本で良かったね、ジョーンズ君。

大した成果もなく必要でもない斥候に大事な部下たちを出すのを一番怒っていたのはウィンターズかもしれません。
ニクソンが「新戦法だな」などとからかっていますが「俺が大佐にうまく報告しておくよ」なんて嬉しそう。


次の日
指揮所ではラズが物資の仕分けをサボりながら向かいの部屋を一生懸命見ています。

部屋からはウィンターズさんの声が聞こえてきます。
「リプトン軍曹。今日から軍曹の任を解き少尉に任命する」

リプトンの昇進が正式に決まりました。
ニクソンもハリー(戻ってきたんですねー)もみんな嬉しそうにリプトンを囲みます。
ラズも嬉しそうです。
バストーニュでの雨のような爆撃の時にリプトンと一緒にタコツボに入り凌いだ仲です。
その時目の前に落ちてきた不発弾に固まりながらも運の良さを実感した2人でした。
あの時リプトンは初めてラズから煙草をもらって吸っていましたね。
リプトンもちらっとラズの方を見て微笑みます。

続けてウィンターズさんはジョーンズに中尉への昇進が決まったことを伝えます。
連隊付きなのでジョーンズは異動になります。

ラズが「また小隊長不在になるのか」とぼやきますが、それを見ていたウェブスターは少し嬉しそうでした。

「おっと忘れてた」
ニクソンがそう言いながら小さな四角い箱をウィンターズさんに渡します。
「プロポーズですか?ニクソンさん」一瞬そう思った私はそうとう腐ってます。。。ごめんなさい。

箱の中はもちろん指輪ではなく階級章でした。
ウィンターズさんはいよいよ少佐に昇進します。

ハーゲナウからアルザスに向かうためトラックに向かうウェブスター。
トラックの前ではジョーンズがマーティンたちとお別れをしていました。
ウェブスターと目が合うと頷きながらジープに乗り込みます。

ウェブスターもジョーンズを見送ったあと第2小隊のトラックに乗り込もうとした時、
リーブゴットが手を差し伸べてきました。

ウェブスターはやっと仲間に戻れたようです。

最後はウェブスターの独白で終わります。
「故郷のものに兵士の苦しさがわかるだろうか。アメリカはすでに平和ムード。
競馬やナイトクラブが賑わいマイアミにも客が溢れていた。兵士たちの苦痛と恐怖など想像できまい。
ノルマンディやバストーニュを知らない者には」


E中隊が参加したヨーロッパ戦線はイギリスからフランス、オランダ、ベルギーへと続きました。
間もなく彼らはドイツへと進軍します。


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