「ピンクの研究」
Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat
ラストです。
SH「もし僕がどちらも選ばなかったらどうするんだ?ここから出ていくこともできる。」
シャーロックがそう言うと犯人はピストルを出します。
Cab「五分五分の可能性かそれとも頭を撃たれるか。不思議と誰もこのオプションを求めなかったよ。」
SH「僕は銃を選ぶ。」
Cab「本気か?」
SH「もちろん。銃だ。」
Cab「友達に電話しなくていいのか?」
SH「銃だ。」
犯人が引き金をひくと、火がつきました。
銃はライターだったんですね。
SH「僕は本物を知ってるからすぐにわかったよ。」
Cab「わかったのはあんただけだ。」
SH「明らかだな。さて、とても興味深かった。裁判を楽しみにいているよ。」
シャーロックは立ち上がり部屋を出ようとした時、犯人が話しかけます。
Cab「行く前に聞くが、あんたはわかったのか?・・・」
Cab「・・・どっちが正解のボトルだったか。」
SH「もちろん。子どもの遊びだ。」
Cab「そうか、では、どっちかな?」
そう聞かれドアを開けるシャーロックの手が止まります。
Cab「あんたはどっちを選んだんだ?あんたを負かしたとは思うけど。
ゲームだよ、いいだろう?」
犯人の挑発にシャーロックはゆっくりと近づいていき、犯人側のボトルを手に取ります。
Cab「なるほど。」
そして犯人は残ったボトルを手にし、カプセルを取り出します。
Cab「さあ。」
その頃ジョンはシャーロックを見つけるために必死に探しています。
Cab「どうなると思う?私に勝てると?」
「命を賭けてまで賢さの証明を?」
そしてジョンはシャーロックを見つけますが、反対側の建物の中だと気づきます。
JW「SHERLOCK!」
Cab「あんたは退屈だった、そうだろう?わかるよ。あんたのように・・・」
「・・・賢いとね。あんたが賢さを証明できないなら何の意味もないだろう?中毒者だ。」
Cab「だが、これ・・・これこそあんたが病みつきになるものじゃないのか?」
「退屈をしのぐためなら何でもやる。だが今はもう退屈じゃないだろう?」
Cab「そうでもない?」
その瞬間、銃声とともに犯人が倒れます。
シャーロックは咄嗟に窓を確認しますが、そこには誰もいませんでした。
犯人がまだ生きていたのでシャーロックはカプセルを手に取り詰め寄ります。
SH「正解か?どうなんだ?僕は正解だったか?」
何も答えないのでカプセルを捨てると再び尋問します。
SH「では、君のスポンサーを教えてくれ。誰なんだ?君に僕の話をした、僕のファン。名前は?」
Cab「No.」
SH「死にかけていてもまだ苦痛を与えることはできるぞ。名前を教えろ。」
首を横に振る犯人の撃たれた方を足で踏み、「名前だ。」と叫びます。
「Now.」
「The NAME!」
痛みに耐えきれなくなった犯人はついにその名を叫び、息絶えます。
「モリアーティ!」
シャーロックは唇の動きだけで「モリアーティ」と反芻します。
その後、警察が到着し救急車の後ろの座るシャーロックに隊員がブランケットをかけます。
レストラードがシャーロックに近寄ります。
SH「なぜ僕にブランケットを?ずっとこれを被らせられてるんだ。」
GL「ショックを受けた人のためだからな。」
SH「僕はショックなんて受けていない。」
GL「みんな写真を撮りたがっているぞ。」
SH「で、狙撃手だが形跡はなかったのか?」
GL「我々が到着したときは消えていたんだ。だがそいつには敵がいたんだと思うぞ。
調べても何も出なかったが。」
SH「僕はそうは思わない。」
GL「わかった、見解を聞こう。」
SH「壁に当たった弾丸はHand gun(拳銃)から撃たれたものだ。
射程距離以上をあの手の武器で仕留めるのは、君たちが探す相手は、射撃の名手。だが射撃手じゃない、戦士だ。
彼の手がまったく震えていないのは明らかに荒事に慣れている。
だが、僕の命が危うくなるギリギリまで発砲していない、それは道徳上の信念があるからだ。
探す男は恐らく軍歴があり・・・・」
そこまで言ってシャーロックは近くにいるジョンを見ます。
「・・・鋼の精神力を持つ・・・」
「え?もしかして」って表情をするシャーロックを見てそっぽを向くジョン。
全てを悟ったシャーロックはレストレードに撤回します。
SH「つまり、わかるか?今のは無視してくれ。」
GL「は?」
SH「全て無視してくれ。これはただの・・ショックゆえの話だ。」
GL「どこに行くんだ?」
SH「ちょっと家賃の相談をしに行かないと。」
GL[まだ質問は終わってないぞ。」
SH「今度は何だ?僕はショックを受けているんだ。見ろ、ブランケットだぞ。」
GL「Sherlock!」
SH「連続殺人犯を捕まえただろう・・・・事実上は。」
GL「わかったよ。明日また聞くからな。とっとと行ってくれ。」
シャーロックは近くにあったパトカーの中にブランケットをまるめていれてからジョンのもとに行きます。
JW「ドノヴァンから全部聞いたよ。ふたつのカプセルも。嫌な事件だった。恐ろしいよ。」
SH「射撃の名手だな。」
JW「ああ、窓から撃ったはずだし。」
SH「わかってるんだろう。
硝煙反応を消さないと。服役になるとは思わないが裁判沙汰は避けよう。」
SH「大丈夫か?」
JW「もちろん、全然大丈夫だよ。」
SH「そうだけど、男を殺したんだぞ。」
JW「そう・・・それは事実だが・・だが彼は善良な男じゃない。」
SH「そうだな、そんな男じゃなかった。」
JW「正直、すごく嫌なキャビ-だよ。」
SH「本当に彼はダメなキャビ-だったよ。僕たちをここに連れてくるのにひどいルートで引き回された。」
ジョンが笑い出すとシャーロックも一緒に笑います。
JW「笑うなよ。ここは犯罪現場なんだから笑っちゃだめだ。」
SH「撃ったのは君なんだから僕のせいにしないでくれ。」
JW「大きな声を出すなよ!」
JW「君、あのカプセルを飲もうとしてただろう?」
SH「そんな事するわけないだろう。時間を稼いだんだ。君が来るとわかっていたから。」
JW「いや、違うね。刺激を得る方法だよな?賢さを証明するために命を賭けたんだ。」
SH「なぜ僕がそんな事を?」
JW「バカだからだよ。」
そういわれた時のシャーロックの嬉しそうな顔がいいですよね。やっと対等の友人を持てたって感じです。
SH「食事は?」
JW「腹減って死にそう。」
SH「ベイカーストリートの先に2時まで開いている上手いチャイニーズレストランがある。
ドアの取っ手の下3分の1を調べれば美味しいチャイニーズレストランがわかるんだ。」
そこに謎の男が再び登場します。
JW「シャーロック。彼だ。君の事を話していた男だよ。」
SH「わかってる。」
シャーロックは男に近づきます。
MH「また事件も解決したな。なんて公共心にあふれているんだ。しかしそれが動機じゃないな?」
SH「ここで何をしているんだ。」
MH「お前を心配しているんだよ。いつもの事だが。」
SH「あんたの「懸案事項」だと聞いたけど。」
MH「いつも攻撃的だな。お前と私が同じ側に属しているとは思わないのか?」
SH「おかしなことを言うな。」
MH「我々はお前が思っているよりも共通点が多いのだよ。
我々のささいな確執は非常に子供じみている。まわりの者はつらい思いをしているし・・・
いつもマミーを困らせている事はわかっているだろう。」
マミーという言葉に怪訝そうな顔をするジョン。
SH「僕が困らせている?困らせているのは僕じゃないぞ、マイクロフト。」
JW「え、ちょっと待って。マミー?マミーって?」
SH「僕たちの母親だ。これは僕の兄のマイクロフト。」
SH「また太ったんじゃないのか?」
MH「痩せたんだよ。」
JW「君のお兄さん?」
SH「そうだよ、僕の兄だ。」
JW「だって彼は・・・」
SH「何だ?」
JW「黒幕じゃないのか?」
SH「似たようなものだ。」
MH「私は理国政府でささやかな仕事をしているのだ。」
SH「彼は英国政府そのものだ。英国秘密諜報局やフリーランスのCIAの仕事であまり忙しくない時はね。」
SH「これで失礼するよ、マイクロフト。僕が家に帰るまで戦争は起こさないでくれ。渋滞するからな。」
去り際にジョンはマイクロフトに話しかけます。
JW「彼の事が心配だって言ってるけど、本当にそうなのか?」
MH「もちろん。」
JW「つまり、子供じみた確執って事?」
MH「彼はいつもひどく嫌がるんだ。クリスマスディナーが目に浮かぶだろう。」
JW「ああ・・・いや、いや。もう行くよ・・・」
そして隣にいるアンシアに「また会ったね。」と話しかけますが
アンシアは初対面のように「ハロー。」と挨拶します。
JW「さっき会ってるんだけどね。」
An「・・・あら。」
JW「Okay, good night.」
MH「Good night, Doctor Watson.」
シャーロックとジョンは歩き始めます。
JW「点心を食おう。」
SH「僕はいつもフォーチューンクッキーを予測できるんだ。」
JW「まさか。」
SH「ほとんど当たる。君は撃たれた。」
JW「何だって?」
SH「アフガニスタンで。傷がある。」
JW「ああ、肩にね。」
SH「肩か!そうだと思ったんだ。」
JW「嘘だね。」
SH「左肩だ。」
JW「まぐれだよ。」
SH「まぐれじゃない。」
JW「そうか。楽しそうだな。」
SH「モリアーティ。」
JW「モリアーティって?」
SH「まったくわからない。」
ふたりを見守るマイクロフトにアンシアが話しかけます。
An「行きましょう、サー。」
MH「軍人の友人か、興味深い。
もしかしたら弟に良い影響を与えるかもしれない・・・今よりも悪くなるかもしれないが。
いずれにしても監視レベルを上げた方がよさそうだ。レベル3で。」
An「失礼ですがサー、誰の監視を?」
マイクロフトが言います。
「Sherlock Holmes and Doctor Watson.」
終わりです。
ジョンが犯人を撃った理由、パイロット版では説明があるんですよね。
「大丈夫?」ってシャーロックに聞かれた場面でジョンはこう答えています。
「僕の目の前で男が死んだんだ。彼は友人でいい奴だったのに。僕はずっと眠れなかった。
でも、今夜はよく眠れそうだよ。」
パイロット版のジョンは友人を助ける事ができなかった事がトラウマだったんでしょうかね。
キャビ-を撃った事に対しても罪悪感より友人を救えた事で気持ちの整理がついたように思います。
ジョンなりの贖罪だったのかもしれません。
ジョンはシャーロックの命を救いましたが同時にジョン自身も救われたんですよね。
結局本編ではトラウマは戦場を離れた事によるアドレナリンジャンキーになったようなので
この設定はなっかことになるのかしら。
ジョンは左利きなのに右手で銃を撃ってるのなぜ?って言っていたら
以前、コメントで教えていただいた事があります。
兵士は狭い場所で並んで撃ったりするので、その時に利き手がバラバラだと邪魔になったりしますよね。
なので、左利きでも右手で撃つよう訓練するそうなんですよ。
そしてシャーロック。
ジョンも含め普通の人たちが友人を作るのは自然の行為ですが、
シャーロックにとってはそれが何よりも難しい事のように思います。
だからこそもしかしたら初めてかもしれない友人に執着するのも無理からぬ事なんでしょうけど。
もうひとつ。
結局カプセルの正解はわからないまま終わりましたが、
これ、キャビ-が巧みな話術で相手に飲ませるだけで自分は飲んでないのかも、と思ったりしています。
だから両方のボトルに毒入りカプセルが入ってるんですよ、きっと。なんて。。。
スクリプトの引用先です。
http://arianedevere.livejournal.com/43794.html
次はジョンのブログです。
話しは変わりますが、マッツさんが来日されたようですね。
フライト情報が未公開だったので出待ちを自粛するファンと出待ちしたファンと何だか揉めていたようですが・・・
ベネディクト来日の時、私は空港まで行く元気はありませんでしたが、
Ustがライブストリーミングをしてくれていたのでそれを見ながらお家でお出迎えしてました。
「両親でさえお迎えなんてしてくれないのに。」って嬉しそうにインタビューを受けていたベネディクト、
あの頃は可愛かったですね~(オイ)
Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat
ラストです。
SH「もし僕がどちらも選ばなかったらどうするんだ?ここから出ていくこともできる。」
シャーロックがそう言うと犯人はピストルを出します。
Cab「五分五分の可能性かそれとも頭を撃たれるか。不思議と誰もこのオプションを求めなかったよ。」
SH「僕は銃を選ぶ。」
Cab「本気か?」
SH「もちろん。銃だ。」
Cab「友達に電話しなくていいのか?」
SH「銃だ。」
犯人が引き金をひくと、火がつきました。
銃はライターだったんですね。
SH「僕は本物を知ってるからすぐにわかったよ。」
Cab「わかったのはあんただけだ。」
SH「明らかだな。さて、とても興味深かった。裁判を楽しみにいているよ。」
シャーロックは立ち上がり部屋を出ようとした時、犯人が話しかけます。
Cab「行く前に聞くが、あんたはわかったのか?・・・」
Cab「・・・どっちが正解のボトルだったか。」
SH「もちろん。子どもの遊びだ。」
Cab「そうか、では、どっちかな?」
そう聞かれドアを開けるシャーロックの手が止まります。
Cab「あんたはどっちを選んだんだ?あんたを負かしたとは思うけど。
ゲームだよ、いいだろう?」
犯人の挑発にシャーロックはゆっくりと近づいていき、犯人側のボトルを手に取ります。
Cab「なるほど。」
そして犯人は残ったボトルを手にし、カプセルを取り出します。
Cab「さあ。」
その頃ジョンはシャーロックを見つけるために必死に探しています。
Cab「どうなると思う?私に勝てると?」
「命を賭けてまで賢さの証明を?」
そしてジョンはシャーロックを見つけますが、反対側の建物の中だと気づきます。
JW「SHERLOCK!」
Cab「あんたは退屈だった、そうだろう?わかるよ。あんたのように・・・」
「・・・賢いとね。あんたが賢さを証明できないなら何の意味もないだろう?中毒者だ。」
Cab「だが、これ・・・これこそあんたが病みつきになるものじゃないのか?」
「退屈をしのぐためなら何でもやる。だが今はもう退屈じゃないだろう?」
Cab「そうでもない?」
その瞬間、銃声とともに犯人が倒れます。
シャーロックは咄嗟に窓を確認しますが、そこには誰もいませんでした。
犯人がまだ生きていたのでシャーロックはカプセルを手に取り詰め寄ります。
SH「正解か?どうなんだ?僕は正解だったか?」
何も答えないのでカプセルを捨てると再び尋問します。
SH「では、君のスポンサーを教えてくれ。誰なんだ?君に僕の話をした、僕のファン。名前は?」
Cab「No.」
SH「死にかけていてもまだ苦痛を与えることはできるぞ。名前を教えろ。」
首を横に振る犯人の撃たれた方を足で踏み、「名前だ。」と叫びます。
「Now.」
「The NAME!」
痛みに耐えきれなくなった犯人はついにその名を叫び、息絶えます。
「モリアーティ!」
シャーロックは唇の動きだけで「モリアーティ」と反芻します。
その後、警察が到着し救急車の後ろの座るシャーロックに隊員がブランケットをかけます。
レストラードがシャーロックに近寄ります。
SH「なぜ僕にブランケットを?ずっとこれを被らせられてるんだ。」
GL「ショックを受けた人のためだからな。」
SH「僕はショックなんて受けていない。」
GL「みんな写真を撮りたがっているぞ。」
SH「で、狙撃手だが形跡はなかったのか?」
GL「我々が到着したときは消えていたんだ。だがそいつには敵がいたんだと思うぞ。
調べても何も出なかったが。」
SH「僕はそうは思わない。」
GL「わかった、見解を聞こう。」
SH「壁に当たった弾丸はHand gun(拳銃)から撃たれたものだ。
射程距離以上をあの手の武器で仕留めるのは、君たちが探す相手は、射撃の名手。だが射撃手じゃない、戦士だ。
彼の手がまったく震えていないのは明らかに荒事に慣れている。
だが、僕の命が危うくなるギリギリまで発砲していない、それは道徳上の信念があるからだ。
探す男は恐らく軍歴があり・・・・」
そこまで言ってシャーロックは近くにいるジョンを見ます。
「・・・鋼の精神力を持つ・・・」
「え?もしかして」って表情をするシャーロックを見てそっぽを向くジョン。
全てを悟ったシャーロックはレストレードに撤回します。
SH「つまり、わかるか?今のは無視してくれ。」
GL「は?」
SH「全て無視してくれ。これはただの・・ショックゆえの話だ。」
GL「どこに行くんだ?」
SH「ちょっと家賃の相談をしに行かないと。」
GL[まだ質問は終わってないぞ。」
SH「今度は何だ?僕はショックを受けているんだ。見ろ、ブランケットだぞ。」
GL「Sherlock!」
SH「連続殺人犯を捕まえただろう・・・・事実上は。」
GL「わかったよ。明日また聞くからな。とっとと行ってくれ。」
シャーロックは近くにあったパトカーの中にブランケットをまるめていれてからジョンのもとに行きます。
JW「ドノヴァンから全部聞いたよ。ふたつのカプセルも。嫌な事件だった。恐ろしいよ。」
SH「射撃の名手だな。」
JW「ああ、窓から撃ったはずだし。」
SH「わかってるんだろう。
硝煙反応を消さないと。服役になるとは思わないが裁判沙汰は避けよう。」
SH「大丈夫か?」
JW「もちろん、全然大丈夫だよ。」
SH「そうだけど、男を殺したんだぞ。」
JW「そう・・・それは事実だが・・だが彼は善良な男じゃない。」
SH「そうだな、そんな男じゃなかった。」
JW「正直、すごく嫌なキャビ-だよ。」
SH「本当に彼はダメなキャビ-だったよ。僕たちをここに連れてくるのにひどいルートで引き回された。」
ジョンが笑い出すとシャーロックも一緒に笑います。
JW「笑うなよ。ここは犯罪現場なんだから笑っちゃだめだ。」
SH「撃ったのは君なんだから僕のせいにしないでくれ。」
JW「大きな声を出すなよ!」
JW「君、あのカプセルを飲もうとしてただろう?」
SH「そんな事するわけないだろう。時間を稼いだんだ。君が来るとわかっていたから。」
JW「いや、違うね。刺激を得る方法だよな?賢さを証明するために命を賭けたんだ。」
SH「なぜ僕がそんな事を?」
JW「バカだからだよ。」
そういわれた時のシャーロックの嬉しそうな顔がいいですよね。やっと対等の友人を持てたって感じです。
SH「食事は?」
JW「腹減って死にそう。」
SH「ベイカーストリートの先に2時まで開いている上手いチャイニーズレストランがある。
ドアの取っ手の下3分の1を調べれば美味しいチャイニーズレストランがわかるんだ。」
そこに謎の男が再び登場します。
JW「シャーロック。彼だ。君の事を話していた男だよ。」
SH「わかってる。」
シャーロックは男に近づきます。
MH「また事件も解決したな。なんて公共心にあふれているんだ。しかしそれが動機じゃないな?」
SH「ここで何をしているんだ。」
MH「お前を心配しているんだよ。いつもの事だが。」
SH「あんたの「懸案事項」だと聞いたけど。」
MH「いつも攻撃的だな。お前と私が同じ側に属しているとは思わないのか?」
SH「おかしなことを言うな。」
MH「我々はお前が思っているよりも共通点が多いのだよ。
我々のささいな確執は非常に子供じみている。まわりの者はつらい思いをしているし・・・
いつもマミーを困らせている事はわかっているだろう。」
マミーという言葉に怪訝そうな顔をするジョン。
SH「僕が困らせている?困らせているのは僕じゃないぞ、マイクロフト。」
JW「え、ちょっと待って。マミー?マミーって?」
SH「僕たちの母親だ。これは僕の兄のマイクロフト。」
SH「また太ったんじゃないのか?」
MH「痩せたんだよ。」
JW「君のお兄さん?」
SH「そうだよ、僕の兄だ。」
JW「だって彼は・・・」
SH「何だ?」
JW「黒幕じゃないのか?」
SH「似たようなものだ。」
MH「私は理国政府でささやかな仕事をしているのだ。」
SH「彼は英国政府そのものだ。英国秘密諜報局やフリーランスのCIAの仕事であまり忙しくない時はね。」
SH「これで失礼するよ、マイクロフト。僕が家に帰るまで戦争は起こさないでくれ。渋滞するからな。」
去り際にジョンはマイクロフトに話しかけます。
JW「彼の事が心配だって言ってるけど、本当にそうなのか?」
MH「もちろん。」
JW「つまり、子供じみた確執って事?」
MH「彼はいつもひどく嫌がるんだ。クリスマスディナーが目に浮かぶだろう。」
JW「ああ・・・いや、いや。もう行くよ・・・」
そして隣にいるアンシアに「また会ったね。」と話しかけますが
アンシアは初対面のように「ハロー。」と挨拶します。
JW「さっき会ってるんだけどね。」
An「・・・あら。」
JW「Okay, good night.」
MH「Good night, Doctor Watson.」
シャーロックとジョンは歩き始めます。
JW「点心を食おう。」
SH「僕はいつもフォーチューンクッキーを予測できるんだ。」
JW「まさか。」
SH「ほとんど当たる。君は撃たれた。」
JW「何だって?」
SH「アフガニスタンで。傷がある。」
JW「ああ、肩にね。」
SH「肩か!そうだと思ったんだ。」
JW「嘘だね。」
SH「左肩だ。」
JW「まぐれだよ。」
SH「まぐれじゃない。」
JW「そうか。楽しそうだな。」
SH「モリアーティ。」
JW「モリアーティって?」
SH「まったくわからない。」
ふたりを見守るマイクロフトにアンシアが話しかけます。
An「行きましょう、サー。」
MH「軍人の友人か、興味深い。
もしかしたら弟に良い影響を与えるかもしれない・・・今よりも悪くなるかもしれないが。
いずれにしても監視レベルを上げた方がよさそうだ。レベル3で。」
An「失礼ですがサー、誰の監視を?」
マイクロフトが言います。
「Sherlock Holmes and Doctor Watson.」
終わりです。
ジョンが犯人を撃った理由、パイロット版では説明があるんですよね。
「大丈夫?」ってシャーロックに聞かれた場面でジョンはこう答えています。
「僕の目の前で男が死んだんだ。彼は友人でいい奴だったのに。僕はずっと眠れなかった。
でも、今夜はよく眠れそうだよ。」
パイロット版のジョンは友人を助ける事ができなかった事がトラウマだったんでしょうかね。
キャビ-を撃った事に対しても罪悪感より友人を救えた事で気持ちの整理がついたように思います。
ジョンなりの贖罪だったのかもしれません。
ジョンはシャーロックの命を救いましたが同時にジョン自身も救われたんですよね。
結局本編ではトラウマは戦場を離れた事によるアドレナリンジャンキーになったようなので
この設定はなっかことになるのかしら。
ジョンは左利きなのに右手で銃を撃ってるのなぜ?って言っていたら
以前、コメントで教えていただいた事があります。
兵士は狭い場所で並んで撃ったりするので、その時に利き手がバラバラだと邪魔になったりしますよね。
なので、左利きでも右手で撃つよう訓練するそうなんですよ。
そしてシャーロック。
ジョンも含め普通の人たちが友人を作るのは自然の行為ですが、
シャーロックにとってはそれが何よりも難しい事のように思います。
だからこそもしかしたら初めてかもしれない友人に執着するのも無理からぬ事なんでしょうけど。
もうひとつ。
結局カプセルの正解はわからないまま終わりましたが、
これ、キャビ-が巧みな話術で相手に飲ませるだけで自分は飲んでないのかも、と思ったりしています。
だから両方のボトルに毒入りカプセルが入ってるんですよ、きっと。なんて。。。
スクリプトの引用先です。
http://arianedevere.livejournal.com/43794.html
次はジョンのブログです。
話しは変わりますが、マッツさんが来日されたようですね。
フライト情報が未公開だったので出待ちを自粛するファンと出待ちしたファンと何だか揉めていたようですが・・・
ベネディクト来日の時、私は空港まで行く元気はありませんでしたが、
Ustがライブストリーミングをしてくれていたのでそれを見ながらお家でお出迎えしてました。
「両親でさえお迎えなんてしてくれないのに。」って嬉しそうにインタビューを受けていたベネディクト、
あの頃は可愛かったですね~(オイ)
Pink 全編詳細にお疲れ様でした。
大変な作業だろうとお察し致しますデス。
それにしても、何時ものフレーズですが ”懐かしい”ですねぇ。
Pinkを観る度に あの頃は美しかったなぁ、細かったなぁ、とそればかり。
BAFTAやはりダメでしたね。
それにしても欠席の理由が「身重の妻の世話」って・・・・えぇ~~~!
勿論勝算も無かったと予期したせいもあるのかも知れないけど、数年前だったら
何でもかんでも出席していたのにね~。 ビッグになったから?
そんな事より家庭と妻が大切って事で、はいはい結構な事で御座います・・けどね。
ところでAXNミステリー(又回し者)で再度SH祭りですよ。 何度目でしょうね。
S3放映を期にって事でしょうけど ロシア版、ラスボーン版も併せて再放送。
S3は字幕版、吹き替版共に放映になる事で大々的に番宣です。
(吹き替え版予告編をやられると思わずチャンネル変えそうになります→笑)。
同時にマダム・タッソーまで抱き合わせ告知ですよ。
盛り上がれって言われても今頃ですか?って言いたいですよね。
1年前ならまだ興奮真っ只中で盛り上がり最高潮になれたのに~、遅いよ!
何かたまにお邪魔しても つい愚痴ばかりになりますね。 スミマセーン!
こんばんは!
いえいえ、こちらこそ早速ありがとうございます。
まあ、本当に毎度の話ですが、ピンクはやっぱりいいですよね。
S1は特にジョンやシャーロックのブログをリンクさせて活用していたところも面白かったですけど、
S3はそういうのほとんど無かったでのも寂しいです。
欠席の理由、「身重の妻の世話」だったんですか。
Adobeは出たのに・・・とは思いますが、
出席してもあまりメリットがないような気もするので仕方ないですね。
最近ソフィーさんの姿が見えないのでもしかしてかなり近いんでしょうか。
AXN、スゴイですね。
マダムタッソーも出演ですか?
今頃(笑)確かにねー。特に字幕版を売りにしている感じですが、
また新規のファンを狙ってるのかもですね。
日本があまり盛り上がらないのはこの遅さだって事に気づかないと。映画もだけど。
そういえばDWはネクストゼネレーション放送だったんですね。
私のツボは何と言ってもupset Mummy、 吹き替えでは、ママもどんなに悲しんでいるか、だったと思いますが、「アンタ、モリアーティやなかったんかーい!?」という茶の間からのツッコミが聞こえてきそうなこのシーン、線の細い悲しげなママを想像してましたが、まさか後々出てくるとは(しかも本物)思いもよりませんでした。当初ゲイティスがモリアーティをやるつもりだったと語っていましたが、SEASON3のラストで嬉しそうにシャーロックを呼び戻すマイクロフトを見るにつけ、モリアーティを含めすべての黒幕はマイクロフトなんじゃないかという気さえしてきます。SEASON3のときは待ちきれずに、猫がネコジャラシに飛びつく如くにネタバレに飛びついていたわけですが、次はちょっと冷静に待とうかと…やっぱり無理そうです。
そして、どうもありがとうございました。
字幕でも吹き替えでも伝わらなかったことがわかって、本当に感謝しています。
このときのジョンは本当にカッコイイですよね~。
大好き♪
個人的には、シャーロックは運転手を撃ったのがジョンだと気づいた瞬間に恋に落ちたと思っているので(すみませんwww)、このシーンは特別!
ちなみに、友人になったのは、タクシーを追いかけたあと、フラットに戻ってきてふたりで笑ったときだと思っています。
あのシーンのふたりの笑顔、最高ですよね♪
こんばんは!
早速ありがとうございます。
ラスト、本当にそうですよね。
あんなに苦しんでいたジョンが最後は笑顔ですもんね。
Jcomで宣伝のための放送をしてたんですか。
ミステリーチャンネル、頑張りますね~
そうそう、マミーは誰もが腰砕けでしたよね。モリアーティのはずが、マミー(笑)
線の細い、それよくわかりますよ!私もちょっと儚げな女性をイメージしてましたもん。
両親を出してくるとは思わなかったし、しかもまさかの本物でしたし、
あれはどうなんでしょうね。。。
身内うんぬん以前にあまり両親は登場してほしくなかったとも思いましたけど。
ゲイティスさんがモリアーティの予定だったんですか!
イメージ的にはアンスコさんよりも正典に近いような気もしますが、
でもマイクロフトで良かったです。
で、マイクロフト黒幕説ですね。
確かに、モリアーティの映像を仕込んだのはマイクロフトでは、と私も思いましたが、
黒幕という考えまで至らなかったですね。それも面白いかも。
次は冷静に?いやー無理でしょ(笑)
私も本国放送までは、と思ってはいるものの放送したら盛大にUPしちゃいますよ、きっと。
こんばんは。
こちらこそ早速ありがとうございます!
原語だと吹き替えや字幕とはまた違ったニュアンスの部分があって面白いですよね。
ピンクのジョンは大活躍ですよね。
判断力と行動力は本当にかっこいいです。
シャーロックが気づく場面、もう本当に仰る通りですよ~
今回自粛しましたがあの場面のキャプションは「こーいしちゃったんだもーん♪」ですもん。
フラットに戻って笑いあう場面もステキですよね。
ジョンも久しぶりに心から笑ったし、シャーロックもこんな無邪気な笑顔は初めてなんじゃ、
と、思うほど輝いている場面ですので友人になったのはやっぱりここですよね!
記事を読みながら、dicoさんとっても真面目に自粛して書いてるんですね~と思ってたのですが、コメント欄を読んで笑いました!私もΓ大きな声では言えないけど、ここで惚れちゃったよね」とか思ってたのですが、 な~んだ、そう思ってる人は結構いるんですね。
まぁ友情にしてもブロマンスにしても、初めて話の通じる気の合う相手を見つけたシャーロックの、嬉しそうな笑顔、本当に可愛いですね。Γバカだから」と言われても笑いあえる対等な友人…というか、思った以上にすごい奴だったんだ…という驚きと尊敬の気持ちもあったのかな~という気もします。そんなこときっと初めてだったんでしょうね。
ジョンが人を殺しても平気だった理由、私はパイロット版を最初に見たとき、こっちの方が納得できて共感しやすいのに、どうしてなくなったんだろうな~と思ったのですが、ジョンも一見常識人のようでいてアドレナリンジャンキーの結構危ない部分もある。だからこそシャーロックと気が合って引かれる部分がある…ということなのかな~と思い直しました。そう言えば、パイロット版ではトラウマ自体の意味も違うのかもですね。なるほどです!
とにかく、ピンクのアップお疲れ様でした!見たときに思ったことを思い出したり他の方のご意見を読めたりして、楽しかったです♪
ベネさんの来日…懐かしいです。私はちょうどΓシャーロック」にはまってから間もなくて、あの来日でベネさん本人にもはまって、坂道を転げ落ちましたよ~なんだか遠い昔のことのような気が…(涙)
こんばんは~
わははー、さすがMistyさん!自粛してるのバレてましたね(笑)
あの場面の画像、キャプション入れようと思って作ったのですが、
あまりしつこく言ってると嫌われるんじゃないかとちょっと小心だったのですが、
同じように思ってる方が結構いらっしゃるみたいで私も安心しちゃいましたよ。
尊敬の気持ち、なるほどー!そうですよね。そういう驚きもあったんでしょうね。
私もパイロット版のほうが犯人を撃った理由が明確で良かったのに、と思います。
アドレナリンジャンキーの設定、この頃は面白かったのですが、
S3ではジャンキーだからシャーロックと一緒にいたの?ってなっちゃうような気がするので、
それはかなり嫌だなーと・・・・ものすごくネガティブですけど。
ピンク、あらためて見るとまたいろいろな発見もあり、
そして仰る通りいろいろな方の意見なども聞けて楽しかったです。
近いうちに、私の萌えパワー爆発(笑)のE2にいきたいと思います。
あの来日からもうすぐ2年なんですよね~
私もちょうど坂道を転げ落ちている最中でした。
本当に遠い昔になっちゃいましたね(号泣)
シャーロックとジョンの最後の画像が同じ眼をしているなぁと思ったのです。
すごくいい顔で、好きだなぁ…
最後のあたりはもう、カプセル飲んじゃいそうでハラハラしちゃって
こういうコズルイ顔に弱いんですよね。
だから助けてくれたジョンにありがたい…って思わなくちゃいけない。
のに…
すみませぬ。ジョンというかマーティンの動きひとつひとつがたまに
「クッ」と笑えてしまうんです。
こういうとこ天性の素質じゃないかしらと…
「響」のCM観てても吹き出してしまって、あれ?かっこいいのになんでかな。
って思ってたんですが、マーティンさんにはコメディアンの才能がありすぎる。
いえ、この先も笑ってばかりじゃないですよ。
SHERLOCKはコメディじゃないですもん。ちゃんとジョンにもハラハラさせられます。
この2人、やっぱり最高のコンビですよね。
こんばんは!
同じ顔!本当ですねー、確かに同じ顔してますよ。
でも、本当にラストはいい顔なんですよね。
シャーロックは友人を、ジョンは居場所を見つけた感じですね。
マーティンはコメディアンとしても本当にすごい力量の持ち主だと私も思います。
ホビットの時のコメディセンスも素晴らしかったし。
人を泣かせることは簡単だけど笑わせるのは難しいですもんね。
真面目な顔をしていても、つい笑いそうになってしまう気持ち、わかります~。
何かちょっとダウニーさんに通じるものがあるのかも。
え?シャーロックはコメディじゃないんですか?(笑)
ジョンにはハラハラもさせられるけどライヘンのラストには泣かされもしました。
本当に芸達者な人です。
このふたりのコンビ、ずっとずっと見ていたいですね