Patrick Melrose Episode 3 "Some Hope"
Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger
リストはこちらから。
パトリック・メルローズ 「Bad News」
パトリック・メルローズ 「Never Mind」
パトリック・メルローズ 「Some Hope」
Previous → パトリック・メルローズ 「Some Hope」その5
Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(デイヴィッド・メルローズ パトリックの父)
Eleanor Melrose:EM(エレノア・メルローズ パトリックの母)
Nicholas Pratt:NP(ニコラス・プラット デイヴィッドの親友)
Sonny Gravesend:SG(ソニー・グレーブセンド)
Bridget Watson-Scott/Lady Gravesend:BG(ブリジット グレーブセンド夫人)
Belinda Gravesend:BG(ベリンダ ブリジットの娘)
Virginia Watson-Scott:VS(バージニア・ワトソン・スコット ブリジットの母)
Johnny Hall:JH(ジョニー・ホール パトリックの友人)
Julia:J(ジュリア)
場面はパトリックに変わります。
小さなホテルの一室にいます。
砂糖をスプーンでカップに入れながらため息をつきます。
テレビをつけ、次々にチャンネルをかえていき、
天気予報で手が止まります。
「しかし夜になると気温が下がります。
この時期にはよくあることです。雨は降りませんが気温が・・・・」
天気予報士の顔をじっとみるパトリック。
頭を振りながらテレビを消すとベッドに座ります。
震える手を見つめるパトリック。
深呼吸を繰り返しベッドに横になろとしたとき、
壁にヤモリがいました。
父の声が聞こえ回想シーンになります。
父デイヴィッドとパトリックがホテルの一室に入ります。
DM:私も成り下がったものだ。左?それとも右か?
パトリックは小さな声で答えます。
PM:どちらでも。
DM:私は疲れているんだ。
こっちにきて話をしよう、パトリック。
パトリック。
こっちにきてお前の老いた父と話をするんだ。
威圧的な父の態度にパトリックはあきらめたように
ドアを閉じます。
PM:トイレに行きたい。
DM:早くしなさい。
パトリックはバスルームに入ります。
DM:パトリック?出てきなさい、パトリック!
父の声に飛び起きるパトリック。
立ち上がりジョニーに電話をかけます。
PM:ジョニー、できるだけ早くここを出よう。
その夜。
グレーブセンド家の前に立つソニー。
ブリジットが母をエスコートしタクシーに乗せます。
正面から車が列をなして向かってくるのを見たブリジットは
慌てて母の乗ったタクシーを送り出します。
王女を迎えるためにソニーとブリジットが並びます。
走る車の横をパトリックはジョニーとゆっくりと歩きながらグレーブセンド家に向かいます。
PM:ブリジット、すごいな。
JH:ソニーのためだよな。
PM:そばを離れるな。遠くに行くなよ。
JH:ああ。
フランス大使夫人のジャクリーヌ・アラントゥールがニコラスたちと歓談しています。
JA:ブリジットはあなたの昔の恋人なの?
NP:まさか。父親は中古車のセールスマンで母親はSurrey Pinesだ。
ニコラスたちの様子を隣の部屋から見ているパトリックとジョニー。
PM:いつもの顔ぶれだな。
シャンパンをトレイに乗せたウェイターがパトリックの前を通ります。
W:シャンパンはいかがですか?
PM:No. No, thank you.
PM:ドラッグに頼らずに他人と会話するようになって何年も経つよ。
JH:ドラッグをやる時もいつもトイレの中だもんな。
PM:今ではトイレに行く時に「ここで何をしてるんだ。
もうドラッグはやらないんだぞ。小便したい時だけにしろ。」ってと自分に言い聞かせてる。
今夜は「若者たち」がエクスタシーをやるんだろうな。
JH:エクスタシーに常習性はないよ。
PM:古くさいと思われるけど、常習性のないドラッグに魅力は感じないな。
滅茶苦茶に溺れないなんてやる意味ある?
あー、ダメだ、飲まないとやってられない。
ウェイターにシャンパンが差し出されお断りするふたり。
JH:なあ、こんな事言うのはバカみたいだけど、何か話したいことがあるなら・・・
PM:おい、いいかげんに僕を勧誘するのはやめろよ。
JH:友達として言ってるんだよ。
PM:ごめん。
ブリジットが来て挨拶をかわします。
BG:パトリック・メルローズ。
あなたは死んだと何度も聞いたわよ。
PM:ほんの1、2回だよ。ブリジット、すごく似合ってる。
JH:うん、本当に。
BG:あら、ふたりともありがとう。
あなたから目を離さないような人を隣に座らせるわね。
メアリーよ。私の親戚なの。
ブリジットの視線の先にはひとりで立っている女性がいました。
そこに王女登場のアナウンスが聞こえてきます。
BG:そうだ、忘れないでね。王女が座るまでは座っちゃだめだからね。
ブリジットが王女のもとに行きます。
続きます。
Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger
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パトリック・メルローズ 「Bad News」
パトリック・メルローズ 「Never Mind」
パトリック・メルローズ 「Some Hope」
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Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(デイヴィッド・メルローズ パトリックの父)
Eleanor Melrose:EM(エレノア・メルローズ パトリックの母)
Nicholas Pratt:NP(ニコラス・プラット デイヴィッドの親友)
Sonny Gravesend:SG(ソニー・グレーブセンド)
Bridget Watson-Scott/Lady Gravesend:BG(ブリジット グレーブセンド夫人)
Belinda Gravesend:BG(ベリンダ ブリジットの娘)
Virginia Watson-Scott:VS(バージニア・ワトソン・スコット ブリジットの母)
Johnny Hall:JH(ジョニー・ホール パトリックの友人)
Julia:J(ジュリア)
場面はパトリックに変わります。
小さなホテルの一室にいます。
砂糖をスプーンでカップに入れながらため息をつきます。
テレビをつけ、次々にチャンネルをかえていき、
天気予報で手が止まります。
「しかし夜になると気温が下がります。
この時期にはよくあることです。雨は降りませんが気温が・・・・」
天気予報士の顔をじっとみるパトリック。
頭を振りながらテレビを消すとベッドに座ります。
震える手を見つめるパトリック。
深呼吸を繰り返しベッドに横になろとしたとき、
壁にヤモリがいました。
父の声が聞こえ回想シーンになります。
父デイヴィッドとパトリックがホテルの一室に入ります。
DM:私も成り下がったものだ。左?それとも右か?
パトリックは小さな声で答えます。
PM:どちらでも。
DM:私は疲れているんだ。
こっちにきて話をしよう、パトリック。
パトリック。
こっちにきてお前の老いた父と話をするんだ。
威圧的な父の態度にパトリックはあきらめたように
ドアを閉じます。
PM:トイレに行きたい。
DM:早くしなさい。
パトリックはバスルームに入ります。
DM:パトリック?出てきなさい、パトリック!
父の声に飛び起きるパトリック。
立ち上がりジョニーに電話をかけます。
PM:ジョニー、できるだけ早くここを出よう。
その夜。
グレーブセンド家の前に立つソニー。
ブリジットが母をエスコートしタクシーに乗せます。
正面から車が列をなして向かってくるのを見たブリジットは
慌てて母の乗ったタクシーを送り出します。
王女を迎えるためにソニーとブリジットが並びます。
走る車の横をパトリックはジョニーとゆっくりと歩きながらグレーブセンド家に向かいます。
PM:ブリジット、すごいな。
JH:ソニーのためだよな。
PM:そばを離れるな。遠くに行くなよ。
JH:ああ。
フランス大使夫人のジャクリーヌ・アラントゥールがニコラスたちと歓談しています。
JA:ブリジットはあなたの昔の恋人なの?
NP:まさか。父親は中古車のセールスマンで母親はSurrey Pinesだ。
ニコラスたちの様子を隣の部屋から見ているパトリックとジョニー。
PM:いつもの顔ぶれだな。
シャンパンをトレイに乗せたウェイターがパトリックの前を通ります。
W:シャンパンはいかがですか?
PM:No. No, thank you.
PM:ドラッグに頼らずに他人と会話するようになって何年も経つよ。
JH:ドラッグをやる時もいつもトイレの中だもんな。
PM:今ではトイレに行く時に「ここで何をしてるんだ。
もうドラッグはやらないんだぞ。小便したい時だけにしろ。」ってと自分に言い聞かせてる。
今夜は「若者たち」がエクスタシーをやるんだろうな。
JH:エクスタシーに常習性はないよ。
PM:古くさいと思われるけど、常習性のないドラッグに魅力は感じないな。
滅茶苦茶に溺れないなんてやる意味ある?
あー、ダメだ、飲まないとやってられない。
ウェイターにシャンパンが差し出されお断りするふたり。
JH:なあ、こんな事言うのはバカみたいだけど、何か話したいことがあるなら・・・
PM:おい、いいかげんに僕を勧誘するのはやめろよ。
JH:友達として言ってるんだよ。
PM:ごめん。
ブリジットが来て挨拶をかわします。
BG:パトリック・メルローズ。
あなたは死んだと何度も聞いたわよ。
PM:ほんの1、2回だよ。ブリジット、すごく似合ってる。
JH:うん、本当に。
BG:あら、ふたりともありがとう。
あなたから目を離さないような人を隣に座らせるわね。
メアリーよ。私の親戚なの。
ブリジットの視線の先にはひとりで立っている女性がいました。
そこに王女登場のアナウンスが聞こえてきます。
BG:そうだ、忘れないでね。王女が座るまでは座っちゃだめだからね。
ブリジットが王女のもとに行きます。
続きます。
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