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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

The Child in Time その6

2018-03-04 22:15:20 | The child in time
The Child in Time

Director: Julian Farino
Writers: Stephen Butchard (adaptation), Ian McEwan (based on the novel by)

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会話が続きます。


J:忙しいの?小説は?
S:ああ、うん、魚になりたい少年の話を書いてる。
J:どうして魚になりたいの?
S:それは教えられない。トップシークレットだ。
J:どうして犬じゃないの?
その話は書いたことあるんだよ。犬は他の犬の尻を嗅ぐんだ。
そんな事やりたい人いる?
J:下品だけど、子どもはそういうのが好きなのよ。
S:そうだね。

また少し沈黙のあとジュリーが立ち上がります。


J:あなたの服を見てくるわ。縮んでないといいけど。
何時の電車?
S:4時でそのあとは6時だったかな。

ジュリーが服を持ってきます。

J:すっかり乾いたわよ。
S:サンキュー。
J:もう食べ終わった?
S:ああ、うん。

ジュリーがお皿を下げスティーヴンは服を着ます。


S:さっきの件について話さない?
J:どうして?

ジュリーがキッチンから戻ります。


J:すごくステキだった、それは言っておくわ。
S:どうすればちゃんと覚えてたことに驚いたよ。
つまり、僕には他に誰もいないって事を言いたかったんだ。
J:私も。誰もいないわ。ひとりよ。
S:良かった。もし君がそれで幸せなら、って事だけど。
J:わかってるわよ。

スティーヴンはジュリーの家を出てすぐ電話をします。


J:Hello?
S:僕だ。ちょっと質問・・・・もし僕が夜も一緒にいたいと言ったら何て答える?
いい考えではないとか?
J:本当にそうね。
S:じゃあ、僕がまた泥の中に飛び込んだら?前回もうまくいったし。
J:それでもいい考えじゃないわ。
Sorry.
S:聞いてみたかっただけ。でも君の言う通りだ。


S:僕たちはずっとこんな感じなのかな・・・
いや、そうなんだろうけどね。そうあるべきだ。
J:そうね、これからもこんな感じなのよ。
でもそんなに悪い事ではないと思う。
悪い事は起きたしそれに耐えてきたわ。
S:ふんぎりをつける?
J:できるのかしら。そうしたい?

無言のスティーヴン。


J:聞いてる?
S:聞いてるよ。
会えてうれしかった。
J:私も。また電話するわ。



続きます。

お互いにどう進んでいけばよいのか手探りな状態なんでしょうね。
ものすごく漠然としてますけど。
文学の難しさよ・・・・