朝目覚めると、相変わらず軽い頭痛がする。SPO2を計ると80を少し切る辺りで値がふらついている。3泊過ごしたのにSPO2の値は大きく改善されないのが不思議だ。一旦高度を下げた方が良かったのか、睡眠時の呼吸が良くないのか。しかし脈拍は60前後に落ち着いてきた。
今朝は下山の日だけれど、そのまま下山するのはもったいないので、撮りあえず高度のある剣ヶ峯だけには登っておこうと思う。しかし小屋が規制して出口は鍵をかけられており、自由に外に出してもらえない。北アルプスの小屋の感覚で居ればやっておれない。
それでも朝食タイムが済んだ5時前に出口を開けてくれたので、ザックを外に置いて(一旦外に出るとザックは中に置かせてくれない)直ぐに剣ヶ峯に向う。下山の日だけれど最高の天気だ。
ご来光にそれ程こだわりはないけれど剣ヶ峯で間に合う。ここから山頂の各所でご来光を待っている人のシルエットが小さく見える。その姿の方が面白い。
剣ヶ峯に長居してしまったが満足して下山にかかる。以前なら下山道を駆け下って1時間20分位で5合目に着いていたが、ザックが大きいし膝にも注意しながらゆっくり下る。
途中暑くなって来るのでので、合羽を脱いだり、下着を脱いだり、スパッツを外したり、腕・顔に日焼け止めを塗ったりしながらのんびり下る。始発の河口湖駅行き9:20に間に合わないだろうと思っていたが3時間弱でバスの発車の1時間以上前に5合目に着く。
富士急行からJRに乗り換える大月駅で時間があったので、駅そばの「冷やしそば」を食べたが、期待していなかっただけに、歯ごたえのある麺とおつゆが旨くて、もう一杯注文したかったが、時間切れで諦めた。
JRは「松本行き」の各駅停車で3時間近く乗らなければならないので、缶ビールと駅弁で優雅に過ごす。最初はガラガラだったが、塩尻手前から次第に乗客が増えてきた。
松本に着いて、チェックイン時間までホテルにザックを預けて明日のバス出発場所を捜す。松本駅前のセブンイレブンの看板横のビル「エスパ」の地下1階から案内所とショッピングモールがあり、乗り場はそこから1階に上がれば松本バスターミナル(ALPICO)が在った。
駅ビルの1階にあるうまそうな手打ちそばの店に入ってザルそばを食べるけれど、値段の割りに期待外れだった。ホテルに帰って風呂に入り、宅配で届いていた荷物を開けて着替えし、北アルプス用のテント・食料・燃料をザックに詰める。
不要になったツェルトや着替えなどをまとめて、近くのコンビにから家に送り返す。今回はフライシートを同梱せずにゴアテントだけしか送らなかったのを悔いる。明日から再び天気が本格的に悪化しそうなのでフライシートが欲しくなる。
事前に調べてあった松本の「ICI石井」にフライシートを買いに行くが、アライの製品は置いてなかった。アライが供給しているパイネでも共用できるだろうと仕様を確認する。高さが若干違うが使えそうだったので頼むと、運悪く2~3人用のフライシートだけが在庫していなかった。
安心してテントを張れないので残念だけれど、諦めるしか無い。がっくりしながら、帰りはホテル近くに色々ある居酒屋の1つに寄る。暫く食べられない新鮮な魚介類・刺身をあてに、たらふく飲んでから帰って寝る。
【ご来光が始まる】
【剣ヶ峯からのご来光】
【剣ヶ峯に朝日】
【吉田口方面の下山道から下る】
【河口湖行きのバス】
【富士急行の河口湖駅】
【富士急行の電車】
【松本駅前のエスパの1階に松本バスターミナル(ALPICO)が在る。乗り場は地下1階から】
【松本のICI石井】
【本日のコース】
【ご来光前の剣ヶ峯から見た、成就岳でご来光を待つ人々が豆粒に見える(6倍ズーム)】
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