【 赤岳主稜 】
正月山行の下見を兼ねて、一昨日の夕方のバスで大阪を出発して八ヶ岳辺りをうろついてきました。大義名分は雪上トレーニングです。
昨日は、途中、山の子村手前の遭難碑【昭和57年3月21日午前9時40分、八ヶ岳連峰の阿弥陀岳(2807メートル)の鞍部の下で表層雪崩が起き、登山中の神戸みなと勤労者山岳会の13人のうち11人が死亡】を参拝しました。赤岳鉱泉のアイスキャンデーはそこそこ氷が付いていました。また、テント担当がポールを忘れるというハプニングがあったので、快適な小屋泊まりになりました。
ジョーゴ沢のF1の上で、斜面でのストップや肩がらみビレイの練習をしました。F1の滝には穴が開いていて下には水が流れているのが見えてF1に中心部のアイスクライミングは危険です。F2には2~3パーティが訓練していました。
今日は、赤岳主稜の偵察に文三郎道を途中まで登りましたが、朝は無風快晴で今日登りたかったくらいでした。帰りの美濃戸山荘に近くなった橋を渡る手前では、山道脇で草を食べている2頭の日本カモシカに出会いました。近くを通っても全く気にせず、無視されました。
【アイスキャンデー】
【ジョーゴ沢F1】
【ジョーゴ沢F2方面】
【主稜取り付き点】
【阿弥陀北稜】
【日本カモシカ】
家を出発して直ぐに東灘勤労者山岳会の遭難の情報が入り、捜索への転向も覚悟していましたが、最終的に要請が無く、行者でチャンスを待ちました。
しかし、出発前から予想していた通り、無理せず敗退となりました。またのチャンスを待ちます。