日曜美術館『横尾忠則ART IS LIFE 』寒山拾得を描かれているのは知っていたが、何点もあるのは知らなかった。 蝦蟇仙人と鉄拐仙人は、立ち姿と傍らの岩に腰掛けたそれぞれ対になるように作る予定である。蝦蟇仙人は三本脚のガマガエルを従えているが、鉄拐仙人は、鉄の杖だけでは弱いので、ひょうたんを幾つもぶら下げバランスを取ることにした。『虎渓三笑』の慧遠法師『慧可断臂』の慧可『寒山拾得』の豊干『琴高仙人』を来月中に、仕上げ前の乾燥まで持って行きたい。豊干だけば数パターンの制作を予定している。寒山と拾得は急がず、頭部の制作に、もう一山越えてみたい。一休禅師の頭部は年内に完成すれば、来年正月にはしやれこうべを竹竿に”門松や冥土の旅の一里塚、目出度くもあり目出度くもなし”が撮影出来るだろう。 こんなことを今の段階で書き出していると、『虎渓三笑』の教訓、つまり一つのことに夢中になり過ぎ、客観性を失ってはならない。という私の幼い頃からの、注意すべき点を乗り越えた感に満たされる。しかし集中力なければ作品は形を成さない。
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