明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先日の知人のお孫さんを撮影したのは七五三ではなく、お宮参りであった。生まれたばりで七五三の訳がない。 これまた知人から頼まれた物を作るにあたり、ほぼ同じ形に針金を成形したものがいくつもいるので、団地やマンションにぶら下がっている物干しを電気溶接で作っていたときの要領で、部品を溶接し易いようにセットするような物を作ることにした。今回はたいした物ではなく、板に釘を打っただけの物で、その釘に針金引っ掛け成形すれば良い訳である。 物干しは一つ140円で、いずれ160円になると言われながらついに上がる事はなかった。刑務所で同じ物を作っていたから、上がる訳がない。無免許で一人でやっている私が何故やれたかというと、ごくたまに何百と言う少ない規格違いの製品が必要となるためだったろう。その度に設置する台座を寸法に合わせて作り換える。話が違うではないか、と担当者に言ってみたが無駄であった。担当者のヘルメットの下の顔を四十年経っても未だに覚えているから、人形作っているなんて人間の前で、あまり悪い事はしない方が良いと思う。

【タウン誌深川】〝明日出来ること今日はせず〟連載第17回『引っ越し』
『石塚公昭 幻想写真展き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界


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