明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


ある時期から撮影した作品は、頭のすみではすべて最終的にオイルプリントにすることを前提に考えていた。休止していた時期も、デジタルで合成するようになれば、それはそれで超アナログ技法でプリントすることにより面白くなるだろうと考えていた。そんなわけで過去に撮影した作品を掘り起こしてみたが、おかげでデータだけは個展数回分の量になってしまった。時には個展が始まっても制作していた時もあったのに、なんという余裕であろうか。 しかし今後も撮影の予定があるし、ここから外して行かなければならない。 たまたま昔モデルになってもらった友人に出品の可能性を伝えると、他の美しいヌードとバランスが取れないので削除して下さいとのメール。そこで作品を披露したのだが、それが自分だと気づかずとても美しいと思います。とのご意見。これで本人からお墨付きをもらったことになるだろう。 昔は友人知人にモデルになってもらっていたが、撮影者の私と一緒に被写体も歳を取ってしまった。しかし今回出品する事になるに違いないある人は、私が昔撮影した作品が出て来て、久しぶりに見たら綺麗だった、といってくれた。さらに還暦も近いというのに、またご要望あれば、とまでいってくれた。有り難いことである。 近所の酒場のご常連、中でも長老格のGさんやSさんなどは、私の個展など興味があろうはずがなく、お知らせするのも迷惑と遠慮していたが、次回だけは、お二人にこそ是非に、といいたい。 KさんとMさんは年齢こそ近いが水と油ほどの違いがある。しかしこの二人、撮影時レフ板いるなら是非助手に、と同じことをいうのが可笑しい。レフ板かかげるポーズもおおよそ一緒である。

オイルプリント制作法

インキング映像↓

http://youtu.be/kZozcEqgKsE 

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