明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



『寒山拾得展』で、元々架空の人物像を作るのが面白くて人形制作を始めたのを思い出した。寒山拾得や、仙人などの道釈人物を作ってみて、架空の男性像(中〜老年)自由なシチュエーション、私にとって人間の種々相を創作出来ると考えると『羅漢像』が究極のモチーフではないか、とここのところ考えている。特にストーリーはなく、それを描く面白さはないものの、物語がない分、説明する必要もなくなるだろう。手法も陰影をなく撮影し、切り抜いて貼り付けるだけだから、これで個展会場では、ただ座っていれば良いのではないだろうか? 宮台真司氏が暴漢に襲われ重傷を負ったという。どういう訳だか2006年の世田谷文学館における、江戸川乱歩の朗読ライブの客席にお腹の大きい奥さんとお見えなり「良い胎教になったね。」なんて言っていた。面白いことをいう人である。早い快方を願いたい。



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