デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

箱根@台湾

2023-05-23 02:07:44 | ミステリー

 

箱根@台湾

 


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デンマンさん。。。台湾に箱根という地名があるのですかァ〜?


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いや。。。僕が知る限り台湾には箱根と呼ばれる土地はありません。。。

それなのに、どういうわけで誤解を招くようなタイトルを付けたのですかァ〜?

さっき、念の為にネットで調べてみたら、台北郊外に「台湾の箱根」と呼ばれた国立公園があるのです。。。知りませんでした。。。

 



陽明山

 


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陽明山は、中華民国(台湾)台北市郊外に位置する山。
陽明山国家公園に含まれ、現在は風景区・温泉として観光開発が進められている。
旧称は草山と称されたが、1950年に当時の中華民国総統蔣介石により、現在の名称に改名された。
なお「陽明」という名は、明代の学者王陽明にちなんでいる。

陽明山は大屯山や七星山など複数の火山から形成される地域で、噴火口やカルデラなどの奇観を目にすることができる。
北投から金山にかけてのラインには断層が走り、そこから数多くの温泉が湧いている。
標高の高い箇所では、亜熱帯に属しながらも冬季になるとごくまれに積雪が観測されることもある。
陽明山が雪化粧した姿を「屯山積雪」と称し、淡北八景の一つとされている。

陽明山中腹は台湾別荘地として開発され、週末には夜景を楽しむ観光客で賑わっている。

 

陽明山国家公園

陽明山公園は台湾で3番目に成立した国家公園である。
陽明山は旧名を草山と称し、具体的な山を示すのではなく大屯山、七星山、紗帽山、小観音山により構成される山部を総称したものである。

1926年:島内最大の新聞社であった台湾日々新報社は「台湾八景」の公募を行い、大反響を呼んだ。「八景」の他に「別格」二景(台湾神社・新高山)と「十二勝」を選定し、「草山」(現、陽明山)は「北投」などとともに「十二勝」の一つに選ばれた。

日本人は「台湾の箱根」と称した

1932年:日本統治時代に大屯山国立公園協会が成立。
1937年:大屯、新高阿里山、次高タロコの国立公園成立。
1949年:蔣介石は首都を中国の南京から台湾島の台北の草山(現、陽明山)に移し、臨時首都とした。
1950年:蔣介石は明代の学者王陽明を記念し「陽明山」と改名。
1962年:台湾省公共工程局(現在の住都局)陽明山国家公園化計画に着手。当初の面積は28,400ヘクタールとし北海岸、観音山、大屯火山群を含んでいた。
1985年9月16日:台北市及び新北市にまたがる11,455ヘクタールの地域が陽明山国家公園が台湾3番目の国家公園として指定される。




出典: 「陽明山」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 





 



確かに、湯けむりが立ち上っているところなど、箱根の小涌谷の風景に似ていますよ。。。



デンマンさんは、陽明山公園がかつて「台湾の箱根」と呼ばれていたことを知らなかったのに、どういうわけで箱根@台湾というタイトルを書いたのですか?

次のリストを見てください。。。

 


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『拡大する』

『箱根の思い出』


 



これはライブドアの僕の「徒然ブログ」の日本時間で5月13日の午後11時46分から翌日、14日の午前3時2分までのアクセス者の記録です。。。トップの赤枠で囲んだ箇所に注目して欲しい。



あらっ。。。5月14日の午前3時2分にGOOGLEで検索して 箱根の思い出 を読んだネット市民がいたのですわねぇ~。。。

そうです。。。実は、台湾の斗六(Douliu)市に住んでいる王林杏 (ワン・リンシン)さんが読んだのです。。。

 


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ワン・リンシンさんは、斗六(とろく)市で何をしているのですか?



地元にある國立雲林科技大學(National Yunlin University of Science and Technology)の人文科学学院で日本文化、日本史と日本語を勉強しているのです。。。

 


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つまり、日本語の読み書きは問題なくできるのですか?



そうです。。。

。。。で、どのように検索して記事を見つけたのですか?

次のように検索したのですよ。。。

 


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『拡大する』

『現時点での検索結果』

『箱根の思い出』


 



台湾のGOOGLEで 箱根 富士屋ホテル 佐分利貞雄 徒然 と入れて検索したのですわねぇ〜。。。



そうです。。。すると、トップに箱根の思い出 が出てくるのですよ。。。

ワン・リンシンさんは、「徒然ブログ」の常連さんなのですかァ〜?

そうです。。。

。。。で、ワン・リンシンさんは、何を調べようとしたのですか?

彼女は、昭和初期の日本史の謎とされている佐分利貞雄公使怪死事件を調べようとしたのですよ。。。

大学の講義で、そういう課題が出てワン・リンシンさんは、レポートを書いたのですか?

そういうことです。。。佐分利貞雄公使は自殺したのではなく、誰かに殺されたと思ったのですよ。。。

それで、ワン・リンシンさんは、犯人を付きとめたのですか?

突き止めました。。。小百合さんも、ちょっとその関連箇所を読んでみてください。。。

 


佐分利貞男

 



 

1879年(明治12年)1月20日 - 1929年(昭和4年)11月29日
大正・昭和初期の外交官。広島県出身。妻は小村寿太郎の娘・文子。

佐分利家は備後福山藩士で佐分利流槍術を営む家柄であった。
貞男は、1879年(明治12年)1月20日、父好直、母八代の五男として出生した。
1905年(明治38年)7月、東京帝國大学仏法科を卒業、10月、外交官試験に合格した。
外交官補として清国、ロシア、フランス在勤などを経て、外務省参事官、大使館参事官、通商局長、条約局長等を歴任。

1929年(昭和4年)8月、浜口雄幸内閣の外相幣原喜重郎に乞われて、駐支那公使に就任。張作霖爆殺事件後に悪化した対支外交の打開を期待されていたが、一時帰国中の同年11月29日、箱根宮ノ下の富士屋ホテルにおいて変死体で発見され、自殺とされた。

佐分利公使怪死事件

1929年(昭和4年)11月29日の朝、佐分利は前日から宿泊していた常宿の箱根宮ノ下富士屋ホテルにおいて死体で発見された。死因はピストルで頭部を打ち抜いたことで、即死状態だった。

警察当局は、佐分利が右手にピストルを握っており、外部からの侵入者の形跡もないため、自殺と断定した。

佐分利は大変な愛妻家として知られていたが、1925年(大正14年)に妻を亡くしており子もおらず、亡妻を慕うあまりの後追い自殺であろうと推測された。
また、対支外交の将来を悲観しての自殺とも囁かれた。
しかし遺族からは自殺には疑問が呈されていた。

他殺疑惑

死体は右手にピストルを握っていたが、佐分利は左利きであった。
遺書もなかった。
また、佐分利は日頃から護身用に小型のピストルを所持していたが、使用された拳銃は銃身六インチもある出所不明の三十八口径大型コルト八連発拳銃であり、ホルスターも見つからなかった。

また、身綺麗な外交官に相応しくない寝間着姿での自殺は不自然であり、翌日の行動予定もあった。犯人は大陸浪人説、中国国民党工作員説などがあるが真相は不明である。

名誉毀損訴訟

佐分利は広田弘毅と帝大の同期であり、入省年次は一期先輩であった。
城山三郎の小説『落日燃ゆ』では広田のライバルとして描かれているが、佐分利の名誉を毀損する描写があったとして佐分利家側が城山を相手取り訴訟を起こし、死者に対する名誉毀損が不法行為として民法上の損害賠償の対象となりうるかどうかが注目された。




出典: 「佐分利貞男」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 





デンマンさんは、自殺ではないと見ているのですか?



もちろんですよう。 自殺にしては不自然すぎます。 だいたい、佐分利氏の立場なら富士屋ホテルなどで自殺しませんよう。

どうしてですか?

富士屋ホテルには外国人がたくさん泊まっている。 海外からやって来た特派員などもかなりいたはずです。 そんなところで自殺すれば、世界の耳目を必要以上に集めてしまう。

でも、自殺する人は、そのような事まで考えるでしょうか?

 

“飛ぶ鳥跡を濁さず”

 

僕が佐分利氏の立場で自殺するならば、富士山の麓(ふもと)の原生林で人知れず、口の中に銃口を入れて玉をぶっ放して自殺しますよ。

でも、どうして自殺じゃないとデンマンさんは思うのですか?

まずねぇ、佐分利氏は日頃から護身用に小型のピストルを所持していたのですよ。 つまり、殺されるかもしれないことを覚悟していた

。。。で、いったい誰が佐分利氏を殺したのですか?

もちろん、80年以上も前の事件です。 犯人を挙(あ)げるなんてとても無理だけれど、どういう人物が殺害したかは比較的すぐに分かりました。

マジで。。。? いったい、どういう人物が佐分利氏を殺害したのですか?

たまたま夕べ、日本史の本を読んでいたのですよう。 昭和のところで次のようなことが書いてあった。

 


軍縮と軍人の反発

 

日露戦争後、軍人の人気が高かった時代に職業軍人への道を志した少年たちが、やがて将校として一人前になるころ、軍縮の時代がやってきた。兵力の削減がすすむにつれ、軍人は出世の道をせばめられ、失業の不安にさらされるようになった。世間の目はきびしくなり、軍人の社会的地位は低下した。とりわけ都会では、軍人が軍服姿で街のなかを歩くことが、はばかられるような雰囲気がひろがったという。

ある師団長は先輩への手紙のなかで、結婚がきまっていた部下の将校で、軍縮がはじまったため婚約者の女性から破談を申しわたされた例もあるとして、軍縮により若い将校たちが動揺し、師団内の士気が低下していることをなげいている。

こうした世間の風潮に対する軍部側の反発が、やがて政府の手で推進された協調外交や軍縮政策に不満をいだき、テロやクーデタでそれを打破しようとする急進派軍人たちをうみだす背景になったと考えられる。

中国情勢の変化

1920年代の後半になると、中国の情勢に大きな変動があった。すなわち、1924年に孫文が国共合作の方針を打ち出し、そのあとをついだ中国国民党の蒋介石が、広東を勢力基盤に1926年から全国統一をめざし、国民革命軍をひきいて北伐を開始した。翌1927年、その勢力は長江流域におよんだ。

そのころから日本では、軍部の急進派、野党の立憲政友会、国家主義団体、中国に利権を持つ実業家などのあいだから、憲政会の若槻礼次郎内閣(幣原外相)の対中国不干渉政策は、日本の中国における権益をまもれない“軟弱外交”であるとして非難する声が高まった

ロンドン条約問題

外交の面では、浜口内閣の下で幣原外交が復活したが、中国側の反日民族運動がはげしくなり、対外危機はしだいにふかまった。 1930(昭和5)年イギリスの提唱によって、ロンドン海軍軍縮会議がひらかれると、浜口内閣は元首相・若槻礼次郎らを全権としておくり、ロンドン海軍軍縮条約に調印して、日・米・英3国間で海軍の補助艦保有量の制限をとりきめた。

しかし、海軍の強硬派は強い不満を示し、内閣が海軍軍令部の反対をおしきって条約をむすんだのは、天皇大権の一つである統帥権の干犯であると攻撃した。
国家主義団体や野党の立憲政友会もこれに同調し、同年、浜口首相は右翼の青年に狙撃され、これがもとで翌年に死亡した

こうして協調外交路線はゆきづまっていった




280、288-289、293-294ページ
『もういちど読む山川日本史』
2009年12月15日 1版6刷発行
発行所: 山川出版社


 



ウィキペディアに書かれている事実と上の歴史の流れを見ると、どのような人物が佐分利氏を暗殺したかが分かるのですよ。



デンマンさんは推理小説にもハマッっているのですか?

いや。。。僕は推理小説はめったに読みません。半年ほど前にアガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』を読んだけれど、最初の10ページも読まないうちに投げ出してしまいましたよう。

どうして。。。?

あの小説はテレビができる前に書かれたのです。最初の10ページまでに読者の興味を湧き起こすか。。。どうして。。。?というミステリアスな気持ちを起こさせない限り読者はテレビの方が面白いので本を投げ出してしまうのですよう。

でも、デンマンさんはテレビを持ってないでしょう?

だから、僕は『オリエント急行殺人事件』を読むのを止めてブログの記事を書き始めたのですよ。

つまり、佐分利氏が自殺したという事件を富士屋ホテルの「沿革」に見た時には、デンマンさんは『オリエント急行殺人事件』を読む以上の興味が湧き起こってきたのですか?

そうです。。。。実は、もう10年ほど前に、僕は男装の麗人・川島芳子のことでドキュドラマを書いたのですよう。

 




 



マジで。。。? 英語でですか?



そうです。うしししし。。。

ぜひ読みたいですわ。

あのねぇ、そのうち抜粋をアップロードしますよう。 そのとき、僕は大正から昭和にかけての歴史を川島女史をオツムに浮かべながら調べたことがあったのですよう。

じゃあ、以前からデンマンさんは佐分利氏の自殺には疑問を持っていたのですか?

そうなのですよ。。。ウィキペディアに書いてあるとおり自殺現場を検証すると不自然なことが多すぎるのです。

それで、デンマンさんは犯人を割り出そうと決めたのですか?

いや。。。もう80年以上が経過していますからね。 犯人を特定することは不可能ですよう。 でもねぇ、この記事を書き始めた時に『もういちど読む山川日本史』を読んでいた。 ちょうど昭和史を読み終えようとしていたのですよ。

つまり、いろいろと偶然が重なったわけですわね?

その通りですよう。 小百合さんが元旦に箱根へ行かなかったら、佐分利氏の謎の自殺は、僕のオツムには登場しなかったのですよ。『もういちど読む山川日本史』には佐分利氏の名前は出てこなかった。 小百合さんが富士屋ホテルに泊まったと聞いて、不意に佐分利氏の謎の自殺が記憶の底からよみがえったのですよ。

。。。で、どのような人物が佐分利氏を殺害したのですか?

急進派の軍人、スパイ、極右翼のファナティスト(fanatist)...そのような人物ですよ。 でもねぇ、もし、僕が佐分利氏の謎の自殺を基にして推理小説を書くならば、軍縮のために婚約が破談になってしまった将校を犯人にしますね。 読者の納得を促す充分な動機になりますからね。




『箱根の思い出』より
(2011年1月4日)


 



つまり、ワン・リンシンさんも、軍縮のために婚約が破談になってしまった将校が犯人だと思ったのですか?



そうです。。。幣原外交は軍縮に積極的でしたからねぇ〜。。。佐分利貞雄は幣原喜重郎のブレインですよ。。。だから、軍人の恨みの標的でもある。。。婚約が破談になった軍人が、その恨みから殺害におよんだということは、充分に読者の納得がゆく動機になるのですよ。。。だから、ワン・リンシンさんも、そう思ったのです。。。

でも、そう断定する事はできないと思いますわァ〜。。。

あのねぇ〜、今から、90年以上も前の事件ですよ。。。もう犯人を確定することなんてほぼ不可能です。。。だから、状況証拠で犯人を推定するしかないのですよ。。。そうであるならば、軍縮のために婚約が破談になってしまった将校が犯人だということが、女性の心に訴えるのです。。。小百合さんだって、内心では、そう思っているでしょう?

いいえ。。。

無理に僕の言うことに反対しないでください。。。信じてねぇ〜。。。「信じる者は救われる!」と昔の人は言いましたから。。。



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【卑弥子の独り言】


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ですってぇ~。。。

貴方も、デンマンさんの理屈は信じられませんかァ〜?

ええっ。。。「そんなことは どうでもいいから、もっと楽しい話をしろ!」

貴方は、そのような命令口調で あたくしにご命令なさるのでござ〜ますかァ〜!?

分かりましたわァ。。。

あたくしは菓子パンが大好きなのですわァ〜。。。

京都でもあたくしのお気に入りの店は「まるき製パン所」でござ〜ますわァ〜。。。

 



 

人気のパンはすぐに売れきれてしまいます。。。

あなたも京都にやって来るときには、是非試してくださいませぇ〜。。。

ええっ。。。 「そんなことは どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」

あなたは、さらに そのような強い口調で あたくしに ご命令なさるのでござ~♬~ますかァ?

いけ好かないお方。。。

わかりましたわ。。。

では、デンマンさんが暮らしているバンクーバーに一度も行ったことがない人のためにバンクーバーを紹介するクリップを貼り出しますわ。

ジックリとご覧になってくださいませぇ~♬~。

 


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世界で最も住みやすい街バンクーバー






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ビデオを見ても、なんだかワクワクしてくるでしょう?

とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。

だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。

じゃあねぇ~~。

 


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