デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

バンコクのファンタジー PART 1

2008-02-08 19:21:03 | 恋愛・失恋・不倫・性の悩み・セクハラ

 
バンコクのファンタジー
 





エマニエル夫人

あらすじ




秋の日のある朝。パリのアパルトマンの一室で眼を覚ましたエマニエル(シルビア・クリステル)は薄いガウンを羽織ったまま寝室からキッチンへ降りる。
朝の陽ざしがカーテンを通してふりそそいでいる。
エマニエルは今日、タイのバンコクへ旅立つことになっている。
外交官である夫のジャン(ダニエル・サーキイ)は一足先にバンコクへ赴任していてあとからエマニエルが行くことになっていたのだ。
飛行場へは彼が出迎えにきていた。久びさの邂逅、二人は蚊帳の中で激しく愛し合う。
バンコクは乾いた空気が肌に心地よいエキゾチックな町である。
エマニエルが加わることになったフランス人の集まりは、とりわけサロン的ムードが濃く男も女も自由に交際している。

ある日の昼下がり、バンコクの庭園でパーティが催される。
ここに集うのは気ままな独身の男女、外交官、芸術家といった人たちである。
エマニエルは、ここでさまざまな男女と出会い、やがて彼らによって大きく変わっていくことになる。



ロッカールームでのエマニエルとマリー(右)

マリー・ルイズ(ジャンヌ・コレティン)は、カモシカのような肢体を持つ奔放な少女で、彼女はパーティのあとエマニエルの屋敷を訪ねてくる。
性への好奇心が旺盛で、エマニエルにあけすけな質問をして顔を赤らめさせる。
しかも、驚いた事にマリーはエマニエルの前でオナニーを始める。

アリアンヌ夫人(クリスティーヌ・ボワソン)は性的に充たされない有閉マダムでレズ趣味がある。
エマニエルをスマッシュに誘ったとき、彼女を抱きしめ、それから時々更衣室で彼女を誘惑するようになった。
ビー(マリカ・グリーン)は、たくみなフランス語を話すアメリカ人の美女で、エマニエルは姉を慕うように魅かれ、やがて深く愛するようになってゆく。

さらにエマニエルは老紳士マリオ(アラン・キュニー)とめぐり逢う。
彼は社交界でも特異な存在である。
それはひとえに彼のもっている不思議な性の哲学のため。
女は誰でも彼の哲学の洗礼を受けることになっていた。
まさに、英語の man about town です。
社交界の有閑紳士、通人、遊び人、粋な人、と言ったところ。。。




“文明人の性というのは複数セックスでなければならない。
単数のセックスではなく二人以上と肉体関係を持ちたい。
それも時や場所を選ばずに。
それを私は反文明のセックスと呼び、
そうした性の中にこそ真の喜悦を発見していくべきである。"


これが彼の性哲学です。
エマニエルはマリオにとってそうした哲学を実践するにまたとない素材なのです。



ある一夜、エマニエルはマリオとデートすることになります。
食事のあと、彼はエマニエルに己れの主張を説きながら、さまざまな場所でさまざまな男たちと性関係を持たせる。
アヘンの巣窟で輪姦させ、キック・ボクシングの勝者に彼女の肉体を提供した。
こうした一夜の、恥辱としかいいようのない体験のあと、エマニエルの表情は不思議にさわやかだった。
マリオのいう性の自由の世界に魅せられつつあったのかも知れない。




レビュー by デンマン




『エマニエル夫人』は間違いなく1970年代を象徴する画期的な映画ですよね。
1970年代に青春を過ごした人ならば、おそらく、男女を問わずにこの映画の洗礼を受けているのではないか?
この映画を見なかった人も、この映画の批評や評判や噂を聞いて、この映画の題名を知っているはずです。
それ程、この映画は当時話題になったものです。

また、この映画の主題歌が有名になりましたよね。
どこへ行ってもテレビやラジオから聞こえてきたものです。
喫茶店に入っても、ショッピングセンターに行ってもバックグラウンドミュージックとして流れていたものです。
あの曲を少しだけ聴いただけでも、すぐに『エマニエル夫人』のテーマソングだと言うのが分かるのですよね。
そんな特徴のある曲です。

1970年代には「まったり」と言う言葉は全国的には知られていなかったけれど、正に、愛人同士が“まったり”と愛撫し合っているような、どことなく物憂い、甘ったるい、ちょっぴり退廃的なモノを感じさせるメロディーですよね。

『エマニエル夫人』は、現在でもソフトコアな官能映画の代表作として色あせない魅力があります。
「エマニエル」という言葉には、「官能」や「背徳」といった意味すら含められるようになっています。
様々な映画やその手のフィルムに「エマニエル」という言葉が含まれる作品がありますが、本家本元の「エマニエル夫人」シリーズには詩的イメージも含めて、かなう作品はなかなか存在しません。

夫を愛し貞淑な夫人として処女のように性に対して潔癖なエマニエル夫人。
やがて、社交界で紹介されたマリオという老紳士により、夫以外の男性との様々な交わりを体験します。
初めは殻に閉じこもっていたエマニエル夫人ですが、社交界のマダム達による女性同士の性の手ほどきを受け、さらに、マリオに導かれてタイの現地の男達とも体験を重ねてゆきます。
その過程で、固さを持った「未熟な女性」から、柔らかく魅力的で妖艶な「熟女」に変貌していくエマニエル夫人。



一流ファッション誌から抜け出てきたような女優の美しさ。
ちなみにシルビア・クリステルはモデル出身です。
ロマンチックでエキゾチックな風景。
そのような魅惑的な情景をバックに繰り広げられる優雅な女優の動きが過激なシーンを上手く和らげている感じがします。
でも、その柔らかさと美しさが逆に濃厚なラブシーンをかもし出しているのかもしれません。

まだ『エマニエル夫人』を見たことがない人は次のYouTubeの動画を見てください。
映画のオープニングとエンディングがミックスされたものです。
日本でも大ヒットを記録したソフトコア・ポルノ映画のサウンドトラックも聞くことができます。
3分45秒ですが、ブロードバンドでないと初めて視聴する時には、20分ぐらいかかってダウンロードしなければなりません。
静止画像と動画の間で曲がブツ切れに聞こえてきます。
ひとたびダウンロードすれば、REPLAYボタンをクリックして平常の画像とサウンドトラックを楽しめます。

by デンマン



『エマニエル夫人』より



デンマンさんに尋ねてみようと思いました。



昔、エマニエル夫人の映画で、すごく年の離れてる男性と
シルビアクリステルが最後Hする時
あなたの趣味にまだ加えてもらえないの?
って、覚えがあって。。。
私が中学ぐらいで記憶が定かでないの。。。



誰かに聞いてみようとずーっと・・。  
やらP-ので 自分からレンタルビデオに
いけないし、この言葉が意味がいろいろとれるのです。
もちろん、誘ってるというのはわかりますが。

小百合より




『エマニエル夫人と山の家 (2008年2月6日)』より




今日も、デンマンさんはエマニエル夫人の事を書くのでござ~♪~ますわね?



うしししし。。。いけませんか?小百合さんは書いていますよね。“この言葉は意味がいろいろとれるのです” と。。。

ええ。。。そう書いていますわ。

実際、エマニエル夫人の言った言葉は、いろいろに解釈できますよ。

でも、おとといデンマンさんは次のように書いていましたわ。




私はあなたによって

実にいろいろな経験をさせてもらいました。

あなたにお会いした頃の私は「未熟な女」でしたが、

今の私はいかがでしょうか?

私はあなたの哲学を充分に理解して、

魅力的で妖艶な「熟女」になったでしょうか?


これが正解なのでござ~♪~ますでしょう?

上の「あらすじ」を読めば、このように解釈するのが最もふさわしいと僕は思ったのですよ。

これ以外にも解釈の仕方があるのでござ~♪~ますか?

もちろんですよ。おそらく『エマニエル夫人』を観た人によって、それぞれ、さまざまな解釈の仕方ができると思いますよ。これだ!という正解は無いでしょうね。

そう言うものなのでござ~♪~ますか?

そうですよ。ところでねぇ、ついさっき小百合さんからメールをもらったのですよ。この記事とも関係があるのでここに書きますね。





Subj:2月8日 たまには音楽

Date: 07/02/2008 5:20:32 PM Pacific Standard Time
 (日本時間: 2月8日午前10時20分)
From: fuji@adagio.ocn.ne.jp
To: barclay1720@aol.com


http://jp.youtube.com/watch?v=SZk7VtbgE7A

子供のミスではないですよ

あと2週間待ちましょう。 

たまには音楽 送信

小百合より






件名:たまには、こういう曲もいいですよね。

\(^Д^)/ギャハハハハ。。。


日付: Fri, 08 Feb 2008 11:36:55 (日本時間)
差出人: barclay1720@aol.com
宛先: fuji@adagio.ocn.ne.jp



http://jp.youtube.com/watch?v=SZk7VtbgE7A

> 子供のミスではないですよ
> あと2週間待ちましょう。 
> たまには音楽 送信


うん、うん、うん。。。
たまには、こういうミュージックもいいですよね。
初めて聞きましたよ。
スガシカオ 。。。 初めて聞く名前です。
「春夏秋冬」 。。。 初めて聞く歌です。

僕はブロードバンドでネットをやっていないのですよ。
相変わらずモデムを使っています。
ダウンロードに時間がすっご~♪~くかかるのですよね。
とにかく、30分ぐらい時間がかかって、やっと最後まで聞きました。
2度目からは普通どおりに聴けます。

小百合さんは、このような曲を聴いて癒されているのかああぁ~
そう思いながら聞きましたよ。
うしししし

ヽ(´ー`)ノ

上の歌を聴いて、なぜか、あのPROJECT Xの主題歌を思い出しました。
中島みゆきでしたか。。。?
あの主題歌は実に良かったですよねぇ~。
番組も素晴しかったですけれどね。。。

僕は、ああいうのが好きですよ。
何かに向かって。。。意欲が湧きあがるような。。。
生きる事を応援するような。。。
そんな風に僕は聴いていたものです。
いいですよねぇ。。。

ところで、今日の『小百合物語』は、おとといの続きですよ。
エマニエル夫人です。



実は、昨日もレンゲさんと『愛と性のファンタジー』の中で
エマニエル夫人について語り合いました。
うへへへへ。。。
\(^-^)/

僕は知らなかったのですが、原作を書いたエマニエル・アルサンはフランス人の女性ではないのですよね。
驚きましたよ。
僕は、アルサン女史がフランス人だとばっかり思い込んでいました。

写真を見たら、中国系のタイ人ですよう!
日本人だと言っても通用する表情をしています。
20歳の頃の女史のビキニ姿などは素晴しいですよう。

そう言う訳で改めて、このアルサン女史に興味を持ちました。
今日は、その事について書こうと思っているのです。

小百合さんも時間があったら、ぜひ読んでくださいね。
じゃあね。

by デンマン


それで、今日はアルサン女史のことを書くのでござ~♪~ますか?

そうですよ。小百合さんにも上のメールの中で、そう言ってしまいましたからね。うへへへへ。。。

あたくしも、タイ人の女性が『エマニエル夫人』を書いたとは思いませんでしたわ。

そうでしょう?あのポスターを見たら、誰だって原作者がフランス人だと思ってしまうでしょうね。主演のシルビア・クリステルがオランダ人だから、中にはオランダ人だと思っている人が居るかもしれません。でもねぇ、東洋人が、あの原作を書いたとは、多分ほとんどの人が気づいていないと思いますよ。それで、僕はアルサン女史の事について書こうと思い立ったのですよ。


エマニエル・アルサン

(Emmanuelle Arsan)


1940年に生まれる。
フランスの女性作家。
生まれはタイのバンコクでタイ人女性のペンネームである。
元々は映画の脚本家。
16歳でフランスの外交官と結婚。
1968年ロバート・ワイズ監督で、スティーブ・マックイーン、リチャード・アッテンボローらが出演した映画「砲艦サンパブロ」に、マラヤット・アンドリアンヌ(Marayat Andriane)の名で出演し、メイリーの役を演じている。
その後、執筆活動に転じ、『エマニエル夫人』(原題は、単に「エマニエル」)で、一躍有名作家の仲間入りを果たした。
レズビアンや露出、自分の恋人を他の男性に抱かせたりといった、通常の男女の愛情表現としての性行為から外れた新しい愛のかたちを描いて、女性たちにも読まれた。

作品は、オランダ出身の女優、シルビア・クリステルの主演で映画化(「エマニエル夫人」)され、シリーズとして3作品作られ、その後数多くのリメイクが作られた。
アルサン自身も、『エマニエル夫人』の続編を執筆している。

その後の作品でも一貫して、男女の愛のかたちのさまざまを追求している。
女性の性意識に大きなインパクトを与えた作家であるが、その影響ほどには作品は日本では読まれていない。




出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


このウィキペディアの経歴も、注意して読まないとアルサン女史がタイ人であることを読み飛ばしてしまいますよ。

でも、それだけアルサン女史がフランス人化していた、と言うことでござ~♪~ますわね。

そうですよ。確かにその通りなんですよ。アルサン女史はフランス人の外交官と16歳で結婚していますからね。しかもフランス人コミュニティのサロンにも参加していた。フランス文化にどっぷりとつかっていたようですよ。

フランスの文学作品にも親しんでいたのでしょうね?

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