道徳
妻子ある人の子供を産みたい
でも、意識された道徳が
ますます私をダメにする
自分の中身をダメにする
汲んでも汲んでもこぼれる水
by レンゲ
そんな事をしようものなら、レンゲさんの人生はますます“自分の中身をダメにする”ことになりますよ。
デンマンさんは、あたしの詩をそのように解釈するのですか?
そうですよ。レンゲさんが夜一人きりになって机に向かって詩を書く。そういう時のレンゲさんは精神年齢が32才の熟女になることが出来るんですよ。だから、上のような詩が書ける。反省しているレンゲさんが居るんですよ。レンゲさんは理想化している僕のことを本当に愛しているのかも知れませんよ。でも、冷静なレンゲさんのオツムの中では分かっているんですよ。“汲んでも汲んでもこぼれる水” つまり、そのように理想化した相手を、たとえレンゲさんがどんなに愛したところで、その“愛の水”はザルの中に注ぎ込む水のように無駄に流れ出てしまうだけですよ。妻子ある人の子供を産むほど愛したって、重婚が犯罪である社会では、どうにもならないですよ。。。そうでしょう?レンゲさんは分かっているんですよ。上の詩はそういう時に書いたものですよね?
ちがいますわ。。。デンマンさんがご自分の都合の良いように解釈しているだけですわ。
では、一体どういうつもりで上の詩を書いたと言うのですか?
それは。。。
ホラねぇ。。。言えないでしょう? 僕が言ったとおりだからですよ。レンゲさんが詩の中で言おうとしていることが分かるほど、僕とレンゲさんは心と心が結び合っている。レンゲさんだって認めていることですよね。
一緒に暮らしてみて、洋ちゃんとあたしは水と油だと言う事が分かったのです。
しかし、これまでにレンゲさんは両手の指では数えきれないほどの恋愛をしているんですよ。残念ながら、これまでに家庭を持つところまでにはいたらなかった。つまり、どの相手もレンゲさんとは水と油だった。そう言う事ですよね?
そうですわ。
だったら、男と女は、結局、水と油だと言う事がもう分かっても良い頃でしょう?
あたしも、多分そうではないかと思い始めていました。
男と女は水と油だと言う事がレンゲさんにも分かり始めていたわけですか?
そうですわ。
でも、今では、そうではないと思い直しているのですか?
そうです。
どうしてですか?
だって、心と心が結び合えると言う事もあるものだと思うようになりました。
もしかして、その相手が僕だと言うのではないでしょうね?
そうやって、デンマンさんは、また先回りしてあたしに意地悪するのですかぁ~? デンマンさんがあたしの事を先に“心の恋人”として愛してくださったのですわぁ~。
『不倫したいわけじゃないの』より
心と心が結び合っている。。。そう思えることもありますよ。
デンマンさんとあたしは結び合っていますよね?
だから、詩の世界で僕とレンゲさんは比翼連理ですよ。だからこそ、僕はレンゲさんが書いた詩には異常なほどの興味が湧いて、レンゲさんの心の中を覗きこむようなワクワクした気分になれる。それは精神の高揚。。。精神的な恍惚感とまで言えるものですよ。
デンマンさんはあたしを、それほどまでに愛してくださっているのですね?
もちろんですよ。今更言うまでのこともないですよ。うへへへへ。。。
でも、デンマンさんがあたしを愛してくださっている以上に、あたしはデンマンさんをそれ以上に愛しています。だから。。。
あのねぇ、レンゲさん。。。、僕とレンゲさんが、愛していますわ、愛していますよ。。。と言い合ったところで、これを読んでいる人には面白くもなんとも無いんですよ。むしろ、馬鹿馬鹿しくなりますよ。
どうしてですの?
どうしてですのって。。。現実の世界では、レンゲさんと僕のように愛し合うことなんて、とても考えられないからですよ。そのようなことはまずありえないことですよ。
だって、あたしとデンマンさんは。。。
そうですよ。僕とレンゲさんは分かっている。でもね、このようなことを、ここでクドクド書いたって、現実の世界でこの記事を読んでいる人には信じることが出来ないんですよ。
どうしてですの?
だから、上でも僕は言っているでしょう?これまでにレンゲさんは両手の指では数えきれないほどの恋愛をしている。両手両足の指でも数え切れないほどですよね。それにもかかわらず、レンゲさんは家庭を持つ所までにいたらなかった。つまり、どの相手もレンゲさんとは水と油だった。要するに、現実の世界では、男と女は水と油なんですよ。男と女ばかりではない。突き詰めて言えば、人間同士、一人一人は水と油なんですよ。決して100%お互いに理解し合うという事は無い。
でも、あたしとデンマンさんは。。。
そうですよ。。。そうですよ。。。99.99%ぐらいお互いを理解しあっていますよ。でも、それも詩の世界のことですよ。現実社会では僕もレンゲさんも良くて70%ぐらいしか理解できませんよ。
でも。。。あたしとデンマンさんは愛し合っていますわ。
レンゲさん!。。。んも~~。。。あなたはしつこいですよ! 上の7つ目の項目を読んでくださいよ。
“慢性的な空虚感、退屈さがある。” ですか?
そうですよ。
これが、どうしたとおっしゃるのですか?
レンゲさんにとって慢性的な空虚感は耐えられない事なんですよ。退屈な生活はレンゲさんにとって死ぬほどつらいことなんですよ。それもレンゲさんの生い立ちをたどって行けば、お母さんから見捨てられたという強迫観念があるからですよ。愛されていたい。その愛を得るためにも愛したい。レンゲさんには、このような無意識の衝動が潜(ひそ)んでいる。
あたしはその衝動に突き動かされているとおっしゃるのですか?
そうですよ。だからこそレンゲさんは面と向かって僕に“デンマンさんの赤ちゃんなら産んでも良いと思っています”なんてことが恥ずかしげも無く言えるんですよ。映画とかメロドラマでも、こういう台詞はめったに無いですよ。
どうしてでしょうか?
現実離れしているからですよ。レンゲさんは愛の言葉として最上だと思っていようだけれど、そのような言葉がこれからベッドで愛し合おうとしている不倫の男女の間で交わされたら、男の熱は冷めてしまいますよ。
どうしてですのォ~?
だってね、子供が生まれたら、養育費だとか教育費だとか、さらに離婚、裁判があって、弁護士費用かあああ。。。慰謝料かあああ。。。大変だなああああ。。。妻子を持つ男なら、こう思ってしまいますよ。僕だって、もしレンゲさんにベッドの中でそう言われたら、レンゲさんとエッチするつもりになっていても、すっかり萎(な)えてしまいますよ。
あたしは、そこまでは考えられませんでしたわ。
抑鬱がひどいのですが、
お礼をさせていただきます。
2004-8-1 15:39
わたしのような、
ネットの何たるか、
ネチケットとは何か、
そういったことをわきまえず、
まして精神的落伍者の
垂れ流し文章を、
熟読していただいたことを、
心から感謝いたします。
わたしはいつも、
自分に欠落している部分を、
何かで埋めておかないと、
転落の一途をたどるような
弱い人間です。
そのせいで、デンマンさんが
名付けてくださった
「小説的人生」を
送って来ざるを
得なかったのかもしれません。
デンマンさんに、
わたしの内面を
見ていただいて、
最初の印象を
払拭していただいたと
信じています。
ありがとうございます。
by レンゲ
『心の恋人リスト』より
分かるでしょう、レンゲさん。。。? 空虚な部分を。。。欠落している部分を何かで埋めておきたいという欲求がレンゲさんにはあるんですよ。“慢性的な空虚感、退屈さ”がレンゲさんは死ぬほどイヤなんですよ。だから、普通の女性では考えられないほどの恋愛を経験してきた。
でも、あたしはこれまでに本当に家庭を持ちたいと思う人に出会っていないんです。
レンゲさん。。。、いつまでも“青い鳥”を探していても仕方が無いことですよ。理想の人なんて居ないのだから。。。だから、たいていの女性が、理想の相手を探していても、この程度だろうなぁ~。。。そう思って、諦めて結婚して子供を生んで家庭を持つんですよ。
でも、この人の赤ちゃんを産んでも良いと思う人が現れたなら、あたしはその人と一緒に暮らしたいと思いますわ。
だから、普通ならば、諦めて結婚した時点で、女性はそのような気持ちになるんですよ。レンゲさんのように青い鳥を探し続ける人は居ないんですよ。たとえ居たとしても、レンゲさんのような恋愛経験を積めば、青い鳥は結局、“絵に描いたモチ”だという事が分かるんですよ。それでたいていの女性が、なかば諦めて、この程度だろうと相手を見極めて結婚するんですよ。そうして子供が出来て家庭を築いてゆく。だから、いつまでも青い鳥を探さないで清水君と仲直りをして家庭を持ったらどうですか?
デンマンさんは、どうしてもあたしと洋ちゃんを結婚させたいのですわね?
レンゲさんだって、これまで清水君と幸せに愛し合っていたではありませんかぁ。。。清水君はレンゲさんと生い立ちも似ているし、お互いに不幸な境遇から抜け出そうと頑張って来た。そうして二人が廻り会った。僕の目から見ても、決して不釣合いなカップルではありませんよ。
でも、あたしには洋ちゃんと家庭を持って、やってゆく自信が無いんです。
レンゲさん、もう一度あなたが書いた次の手記を思い出してくださいよね。
レンゲなら、
こういう下着で勝負しますよ
ずばり!Dを選びます!
意外ですか?
思ったとおりですか?
それはそうと、
上記の会話には
なかなかリアリティが
あると思いました。
かわす言葉もそうですが、
わたしは、
寂しがりやのくせに、
束縛やしがらみを
死ぬほど嫌っています。
一匹狼ですよね?
野心家というのも、
大当たりです。
ひとたび、野心が芽生えたら、
自分を満足させるために、
異常なほどの努力をします。
なので、これまでの
仕事上での評価は、
おおむね高かったと、
感じています。
今は、何もかもが過ぎ去って、
廃人のような生活をしていますが。
結局何事においても、
極端から極端へ走ってしまうんです。
グレーゾーンのない人間なのです。
by レンゲ
『不倫の苦悩にもめげずに頑張ろうとしているレンゲさん』より
2年前にはレンゲさんは、確かに廃人のような生活を送っていたんですよ。でも、やる気が芽生えてレンゲさんは社会に復帰したんですよ。現在では、ブティック・フェニックスの熊谷店長なんですよ。
分かるでしょう、レンゲさん。。。。? あなたにはね、野心家の一面があるんですよ。だから、こうだと思えばレンゲさんはあるところまではやり遂げることが出来る人なんですよ。
つまり、同じような気持ちを持って洋ちゃんと仲直りしたらどうかとおっしゃるのですか?
そうですよ。その気持ちで仲直りするんですよ。
でも。。。
デモも機動隊も居ませんよ。現在レンゲさんは15店中で売り上げがトップの座を維持しているんですよ。2年前の頃のやる気の無かった頃のレンゲさんと現在の自分を比べてみてくださいよ。その事を考えれば、清水君と仲直りすることぐらい、難しいことではないでしょう?
でも。。。
【ここだけの話しですけれどね、レンゲさんはやる気になるとすごい努力を見せるのですよ。でも、それまでが大変なんですよね。こうして、煮え切らないところを見せてグズルんですよ。あなただって読んでいて、じれったくなる時があるでしょう?僕だって、そうですよ。。。とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますからね。あなたも、どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。
■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』
■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。
■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』
■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』
■ 『不倫の悦びと苦悩』
■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』
レンゲさんの写真を見たい人は。。。
■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』
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