クレオパトラと塩野七生(PART 3 OF 3)

なるほどォ~。。。、つまり、アントニウスを毒殺して彼の首をオクタヴィアヌスに差し出せば、クレオパトラは自分の命が助かるばかりかオクタヴィアヌスとローマ帝国を自分のものにできるかもしれない。 クレオパトラは、そう考えたこともあったのね。

その通りですよ。
でも、クレオパトラは、そうしなかった。
そうです。 クレオパトラはアントニウスを毒殺しなかった。
要するに、クレオパトラにとってオクタヴィアヌスは彼女が愛することができるような人物ではないと見極(きわ)めていたのね。。。デンマンさんは、そう言いたいのォ?
小百合さんにも分かりますか? つまりねぇ、クレオパトラは塩野さんが考えているような「浅薄な女」でも「バカな女」でもなかったのですよ。
でも、それはデンマンさんの考えでしょう?
もちろん、僕の人生経験とこれまで歴史を学んできたその結果に基づいてクレオパトラという人物を僕は理解しようとしたのですよ。
でも、それでも、デンマンさんの考え方はあくまでも個人的な見解でしょう?
その通りですよ。 僕は自分の考えを他人に押し付けようとしているのではないのです。 ただねぇ、塩野さんがクレオパトラを「浅薄な女」で「バカな女」だと決め付ければ、いや。。。そのように決め付けるのは塩野さんの「人となり」で判断しているだけのことですよ。 つまり、“文は人なり”と言いたいだけのことです。
【卑弥子の独り言】

ですってぇ~。。。
そうですよね。
クレオパトラを理解しようとすれば、当然、その人の人生経験やそれまでの歴史の知識などが影響してきますよね。
塩野七生さんは、彼女の人生経験と40年近く歴史を書いてきた経験によってクレオパトラを理解したのです。
その結果が次のようなものでした。
クレオパトラは、世界史上の有名人である。 当代きっての権力者二人までも、モノにした女であるということで。 そのうえ、強大なローマ帝国に刃向かったということでも。
だが私には、勝負に打って出るという度胸に対してならば共感しても、それ以外では浅薄な女にしか見えなかった。
感性も知性も十人十色です。
クレオパトラをどのように見るのか?
その見方は違っていて当たり前だと思うのでござ~♪~ますわ。
ただし、日本に住んでいるとユニークな意見を持ち続けることはとても難しいと思いますう。
「長いものには巻かれろ」
「出る釘は打たれる」
このような諺もござ~♪~ますわ。
どうしても、周(まわ)りの見方考え方が気になるのですわ。
そのような雰囲気の中で塩野さんがユニークな感性で文章を書けば、当然、文学の方面からも歴史学の方面からも叩かれるかもしれません。
あなたは、どう思いますか?
とにかく、次回も、ますます面白くなりそうですわ。
あなたも、どうか、また読みに戻ってきてくださいましね。
じゃあねぇ。


ィ~ハァ~♪~!
メチャ面白い、
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こんにちは。小百合です。
わたしがデンマンさんにお逢いしたのは
2010年の11月でしたわ。
デンマンさんはお酒が飲めないので
葡萄酒ではなくてアイリッシュコーヒーを
いただいたのですけれど、
キザにも薔薇の一輪挿しを持ってきて
テーブルに置いたのですわ。

私をロマンチックな気分にさせようとしたのかしら?
なんだか底が見え透いているようでしたけれど、
あえて薔薇の一輪挿しを持って来たという
“常識はずれ”が、滑稽でもあり、また可笑しくもあり
でも、笑って済ませるのは失礼になると思って
黙っていたのですわ。
だからと言って、無視するわけにもゆかないので、
次にお逢いした時に、
ローズティーを入れてあげたのでした。

けっこう、私も演技できるようになりました。
うふふふふ。。。
それにしても私と逢う3ヶ月ほど前に
アレキサンドリアでデンマンさんはマジで
クレオパトラさんに会ったのでしょうか?
一糸まとわぬ姿で現れたなんて、
ちょっと信じることができませんわ。
私なら、少なくともおばさんパンツを穿いて
登場したと思うのですわ。

うふふふふふ。。。
ところで、ジューンさんが
英語の面白いお話を集めました。
時間があったら、ぜひ覗いてくださいね。
■『あなたのための楽しい英語』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。


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