金容成のブログに引用されたお父様のみ言から読み解く”真実” (雪風)
18 2008年9月~11月 国進様の暴挙 お母様に対するお父様の叫び
9月 国進様の暴挙
4日、國進様はアメリカの指導者たちを集め、総会長はお父様が任命した顯進様ではなく、世界会長である亨進様が任命した仁進様であると強弁した。國進様のこの暴挙は、教権勢力がお父様の権威と位相を軽んじたことを証明するものである。
顯進様はこれ以上見過ごすことができず、暴挙の10日後お父様を訪ねたが、理事会委員は顯進様が交代させたと誤解され、その場で顯進様を叱責された。これは教権勢力がお父様に真実を語らず、顯進様がお父様に反逆したという偽りの報告をしなければあり得ないことではないのか。
アメリカは総会長が二人になった。指導者たちは、お父様が任命した顯進様に従うべきか、世界会長が任命した仁進様に従うべきか、という状況に陥ってしまった。この時ほとんどの指導者たちは、人事権を掌握した教権勢力によって、韓国教会長たちのように良心を捨てて、反乱に沈黙し強権勢力に同調するという姿を見せた。
この時お父様は、國進様と亨進様といった兄弟から謀略を受け、そして教権勢力から陰湿な攻撃を受け、血の涙を流すしかなかった顯進様の事情を全く知らずにいた。お母様は、亨進様と國進様そして仁進様の非人間的な蛮行を知りながらもサポートし、亨進様を世界会長として任命され、父子協助時代を破壊することを進めた。教権勢力は、亨進様が総会長職を剥奪したことは間違っていないという立場であった。お父様による亨進様の祝祷文の内容を踏まえ、世界会長として当然の権限を行使したという主張であった。
この暴挙の3日後お父様は、金孝南訓母と金孝律氏に、お母様の危険な状況を告知された。お父様は、真の家庭に対し重大な責任を負うべき立場であったので、彼らにお母様の歩みについて懸念を示されたのではないかと思われる。お父様がお母様を懸念される時、金孝南訓母と金孝律氏も共に言及された。
反摂理的な歩みを知ったお父様は、お母様を公的な場で懸念された。それから二日後にも、お母様に対する警告のみ言を語られた。
統一教会が内外共にひとつになれていません。オモニひとりをどうにかして、残念には思いません。それではいけません。オモニ自身が、今、何、先生に対して少女の時から何も知らないものを捕まえて、利用して、食べたと考えているのです。そのような考えをまだ持っています。言えば、目がこのように高く吊り上ります。自分の目が上がろうとしています。
お父様は9月9日、平素お母様から堪えがたい侮辱を受けていることを告白されながら、自身の境遇と心情を吐露された。み言の内容は、お母様が幼い頃、お父様がお母様を連れてきて利用し、食べたと思って生きて来られたというのである。この時が聖婚されてから50年目の時であった。このみ言が実際の状況であればお母様は、お父様を詐欺師程度にしか見ておらず、胸の内を二重三重に隠して50年の間、暮らしてこられたということになる。
懸念のみ言は、お母様の基本姿勢に関する言及であり、食口として到底受け入れることのできないものであった。1960年に聖婚されてから50年の間、お父様に対しどのような心情で接して来られたのかを明らかにされたのである。お父様は2006年から、お母様の反摂理的な歩みをみ言を通して明らかにしたが、お父様を冷遇し無視したという具体的な証言は衝撃的である。お母様のアイデンティティに対する基本的な疑問を提起したからである。
このような証言は、み言の権威がお母様には届かなかったということであり、お父様を信頼することが全くない状態で生きて来られたということと同じである。このみ言が実際の状況であれば、2013年1月7日にお母様が証言されたように「お父様に教育を受けたことがない」という言葉は正しいと見なければならない。お母様に千の言葉、万の言葉を語られたとしても、それを認めなければ、どうして血となり肉となるだろうか。お父様がみ言を語られる時、お母様が目を吊り上げられるというみ言は、聞くほどに心痛く当惑する。
11月 お母様に対するお父様の叫び
先生は今でも背を丸くして寝ています。オモニが知っています。いつも「こっちを向きなさい」という小言を聞きながら、オモニの傍にくっついて過ごす悲しい事情を誰も知りません。それを一つの法のように、一つの道理のように考えては亡びてしまいます。逝く前に蕩減期間が必要であれば残して、その期間における遺書を書いて、私はいなくならなければならない立場に立ったのです。それがどういう意味か分かりますか?
資料:み言選集 602巻17ページ 2008.11.11 <大転換期の躍動的な活動>
それから2ヶ月後にもお父様は、お母様に対しての悲しみを語られた。公式動画やカレンダーの写真で見る、お父様とお母様の慕わしい中睦まじい姿は、教権勢力が食口を欺瞞する為に演出された作品であったというのだろうか。
自宅で休まれる時でも、お母様の顔色を見なければならないほどであるならば、もうこれ以上何も言えない。本当にあきれた事は、お父様がそのような待遇を受けられたことを「一つの法のように、一つの道理のようになれば全て滅びる」と語れたことである。お父様のこの訴えは、お母様と教権勢力が数十年間、お父様を無視してきたという告白であった。このみ言が実際の状況であれば、お母様を中心とした教権勢力は、お父様をメシア、人類の真の父母として侍った人は一人もなかった、ということであり、今まで彼らが、絶対服従の道理を語ってきたことは、食口を欺瞞する為の偽善的な演出であったということを否定することはできない。
下記のみ言では、食口全員を処分して、純潔な人々を再び集め、新たに摂理を経綸しなければなければならないと語られた。「全員、とって処分した」かったのは、長子である顯進様を統一家の摂理現場から排除しようとしたお母様、亨進様、國進様、そして教権勢力を示していると見なければならない。この叫びを根拠とすれば、教権勢力から一方的にお父様が騙されていたということではない。ならばお父様はなぜ、知らないふりをされたのだろうか。私達はそれを明らかにしなければならない。それが統一家の混乱の核心である。これが分からなければ、統一家の混乱は日常茶飯事に起こり得るだろう。
皆さんの名前をそのまま持って、統一教会の名簿を持って、私は天国に行けません。全て処分して、山の頂上から新しい統一教会です。岩の上に、本物の純潔な人々を中心とした家族の形で、新たに道の道を開拓しなければなりません。ですから天国に行けず、地上でその仕事をしなければなりません。そんなことは知らないでしょう?大変、深刻だというのです。
資料:み言選集 602巻18ページ 2008.11.11<大転換期の躍動的な活動>
このような惨状をなぜ一般の食口は知らなかったのだろうか。それは、逸脱した真の家庭の一部と30人余りの教権勢力が、密かに進めた反乱であったからである。このような状況を見ても、お父様がお母様と教権勢力に一方的に騙されたと言ったり、お母様の執拗な強権の前にどうしようもなかったと主張するならば、摂理をあまりにも分かっていない。世間一般の雜事に関しては、お父様も騙されるかもしれない。しかし摂理の原則の前では、お粗末な詐欺師たちに一方的に騙されるようなお父様ではない。

