金容成のブログに引用されたお父様のみ言から読み解く”真実” Ⅱ
束草偽霊界メッセージ事件
4 梁昌植会長による釈明-①
雪風コメント
梁昌植会長の釈明はある程度評価できます。それは「真の子女の使命に関する内容」は霊界メッセージではないと語ったからです。これが事件の真実を解明するための突破口になったのではないでしょうか。
金容成ブログや他の資料を読んでいくうちに「教権勢力」は一つにまとまっていた存在ではなく、真の家庭内の葛藤に巻き込まれ、右往左往するなかで、指導者一人一人が、自らの生き残りを賭けて行動していた存在のように見えてきました。コメント終わり。
2月24日の反逆が実際の状況であるならば、UCの中心はお父様ではなく、彼らであった。亨進様が世界会長に登極された後、神様の摂理とみ旨を破壊しようとする彼らが主導権を握り、お父様に気遣いもせず日常的に反逆を実行してきたことを否定することはできない。彼らの反逆により顯進様は、総会長職を遂行できなくなったが、本当に悲惨なことは、反逆の被害者であるお父様が、その顛末を全くご存知なかったということである。お父様が「顯進が総会長であり、仁進が祝司長である」と指示されたみ言は、彼らによってたったの二日で無かったものとなってしまい、194カ国世界平和巡回も難関にぶつかってしまった。私はこの事態を二次反逆事件と規定したい。
2月24日以降のアメリカ指導者たちの混乱
2008年4月以降、最も当惑したのはアメリカの指導者たちであった。お父様が任命された顯進様に侍るべきか、亨進様が任命した仁進様に侍るべきか、血が凍るような葛藤をアメリカの指導者たちは体験したのではないかと思われる。人事権を掌握した國進様の顔色を見るしかなかった。顯進様を捨てて、仁進様に侍ってきた指導者たちではあったが、良心の痛みは大きかったのではないだろうか。
2月24日に2008年と同じ状況が再現された。またしてもお父様のみ言を守るべきか、亨進様と國進様の指示に従うべきか、そのどちらかを選択しなければならない立場に立たされたのである。この当惑した場に耐え切れず、金ビョンファ会長はお父様に手紙を送った。この手紙がお父様に届いたのかどうかは確認することができないが、彼らの反逆がその後も止まることなく続いていたことから、教権勢力の間で共有されただけで、お父様には報告されていないのではないだろうか。
孝進様が訓母に送ったとされる「偽霊界メッセージ」が法制化されると、顯進様は合法的に追放された。また國進様の監査権乱用により、顯進様の歩みは極めて難しいものとなった。 お父様が顯進様を不信しておられることを亨進様と國進様は知っていたので、顯進様に対する統制は事も無かっただろう。もちろん父子協助時代の根幹も全て廃棄された。お父様は、偽造されたメッセージを実際の事のように信用された。み言選集609巻3月9日のみ言によれば、顯進様はお父様の前では反逆者であった。
お父様は教権勢力の報告を信じて、天地が崩れるような苦痛を感じた。そして顯進様への絶対的信頼が一瞬にして、絶対的な不信に変わった。顯進様が米国理事会理事長、天宙平和連合の役職を遂行しながら、亨進様の指示を無視して反逆をすることを恐れたのだろう。
お父様は偽霊界メッセージ発表の日、五時の敬礼式の後400人の指導者たちとお母様・亨進様・國進様・梁昌植氏等が見つめる中で顯進様を叱責し、全ての公職をその場で罷免された。その後梁昌植氏は11年11月20日「束草霊界メッセージ事件の真実」という釈明書を発表したが、これは教権勢力がお父様をどのように欺瞞し無視したのかを明らかにする具体的な資料となった。
「束草霊界メッセージ事件の真実」によると、訓母から渡された文書は二つの内容に大別される。その内容は「孝進様からの霊界メッセージ」と「真の子女の使命に関する内容」であった。この二つの文書の中で「孝進様からの霊界メッセージ」については、会長は全く知るところがないと主張した。
<梁昌植会長の釈明➀ 2011 11.20>
孝進様は霊界にいらっしゃる方であるため、霊界メッセージであると言うべきである。この「孝進様からのメッセージ」が作成された過程は、私は全く知るところがないが、孝進様が生きておられるなら、そのように語られはしないだろうか?前述したが、私は昔も今も、このメッセージの根源については全く知らない。その時、私はお父様の指示によって読んだだけである。
資料:http://cafe.daum.net/tongilgyoyeouidoSJ/mRnK/653
「束草霊界メッセージ事件」の真実、2011年11月20日。
梁昌植会長の釈明書からの抜粋
会長のこの主張は事実なのだろうか?明らかに嘘である。お父様はみ言選集609巻94ページで「会長は全世界の祝福家庭に嘘をついた」と語っておられる。お父様は孝進様の霊界メッセージを「7日の午前、直接訓母から報告を受けた」(束草事件の前日)と語っておられた。その場には梁昌植会長、黃善祚氏らも共にいたと(609巻97ページ)している。したがって会長は、メッセージの根源については何も知らないのではなく「7日午前に訓母からお父様に直接報告された文書である」ことを知っていた指導者である(言選集609巻)また会長は訓母がお父様に報告する日祈祷した、とみ言選集(609巻93ページ)に書かれている。以下は会長が同席した中で「訓母がお父様に孝進様の手紙を読んで差しあげる」と語った内容である。
「私が昨日孝進様からメッセージを一つ簡単に受けましたが、読みましょうか? (訓母)」うん、そう!そのようなことは全て繋げなければなりません。霊界も、先生の計画とプログラムとして、自分たちが漠然としていたことを認識させ、いくつかの段階を切らなければなりません。そうしなくては、自分たちが本当に困るというのです。(訓母、孝進様のメッセージを奉読)
資料:み言選集609巻94ページ2009.3.7 天正苑この現場に梁昌植会長同席
したがって会長の「メッセージの根源について知るところがない」という証言は、神様とお父様を騙し、祝福家庭を欺瞞したのであり、梁昌植本人の良心を騙したのである。
雪風コメント
会長の釈明書を読んでの疑問点
第一の疑問点
訓母は、私が昨日孝進様からメッセージを一つ簡単に受けましたが、読みましょうか?
と「一つ」と言っているので前日、お父様に報告したのは「孝進様からのメッセージ」だけだったのか。それとも、もう一つの「真の子女の使命に関する内容」も読んだのか。ネットで見つけた「摂理的葛藤」の原文の釈明書を読んでもそれは書いていない。
会長が言った「孝進様からのメッセージ」は二つの手紙のうちのどちらなのか?それとも二つを指しているのかは文章を読んだだけでは分からない。もし訓母が報告したのが一つだけだったのなら、もう一つは誰が、何時封筒の中に入れたのか(会長の釈明を信じれば)
第二の疑問点
会長は「真の子女様の使命に関する内容」は、会長がお父様から指示されたことを文書にして、お父様に報告した「報告書」であると主張した。会長はその「報告書」が、当日の朝訓読した「偽霊界メッセージ」が入っていた封筒の中に入っていた、と証言した。では、会長は何時、誰にその「報告書」を渡したのか。そしてそれは、お父様まで届いたのか。そして、会長が訓読したのは、会長が書いたそのままの「報告書」だったのか、それとも改ざんされたものだったのか。その「報告書」を誰が、何時封筒の中に入れたのか
最大の疑問点は、お父様は何時「真の子女様の使命に関する内容」を読んだのかです。文脈からみれば、当日のようですが。
当日訓読した「真の子女様の使命に関する内容」は、会長の「報告書」と内容が似ていたのでお父様は、これも「孝進様からのメッセージ」だと信じたのか。疑問点は次から次へと出てきます。コメント終わり