「乍恐奉申上返答口上覚控え」第六頁、上の七~八行目
解読 右者、串本浦幸右衛門方所持之古證文ニ
有田領奥地ヶ谷之奥、霞ヶ谷之口と
読み 右は、串本浦幸右衛門方所持の古証文に
有田領奥地ヶ谷の奥、霞ヶ谷の口と
解説 「右者」・・・右は。右に述べた事は。 「幸右衛門方所持之」・・・『こうえもん』方。「方」には意味がありません。幸え門さんが所有の。人名でよく出る「右衛門」の崩し方に慣れましょう。 「古證文」・・・昔の証書。「證」は旧字体です。 「有田領奥地ヶ谷」・・・「有」と「奥」の崩し方に注意。これだけ回数が多いと自ずから頭に入ります。 「奥」が続けて出ますが、あとの字は崩していません。